ハワイの常識?非常識?
私の29年に渡るアメリカ生活の中で見てきた物や実際に経験した事、
アメリカ人の友人などから見聞きしたマナーなどをまとめてみました。
「郷に入らば郷に従え」とは言いますが、マナーの出来ている人は現地でもさらに歓迎されます。
ご意見ご質問などございましたら、どしどしお寄せ下さい




・チップ
日本には無い習慣で、ハワイ旅行でもこれに悩む方が多いようです。
人に物を頼んだらお礼の意味で渡すものですが、旅行の際に必要になるのは大きく以下の3つです。

1、荷物・・・ホテルのポーターや、タクシーやバスのドライバーに荷物を運んでもらったら、一つ当たり$1

2、レストラン・・・料金の15〜20%。 
サービスが気に入らないと言ってチップを減らすのは、条件があります。
気に入らなかった内容(サービス)について、ウェイター本人かマネジャーに伝えた場合のみ。
料理の味はサービスの内容ではなく、店を選んだ人の責任です。
あくまでもウェイターのサービスに対して、不満がある時に、どこが不満だったのか伝える必要があります。
勝手に減らすと、単なる常識の無い客に思われてお終いです。
ウェイターはチップが大きな収入ですので、チップが少ないと店の外まで説明を聞きに来る場合もあります。

逆にとても気に入って、今後も行く予定の場合などは「パワーチップ」と言って、多めにあげることで、次回からのサービスがアップすることがあります。
入店の際に案内の係りに少し渡すと、席の場所が良くなったりする事もありますが、渡す相手やタイミングなど、少し高等な技術です。


ファストフードなどのお店では基本的に不要ですが、席を汚してしまったなど、店員の手を煩わす場合には$1ほど、またカウンターのお店でも置きましょう。


3、ピロー・チップ(枕銭)・・・一人毎日$1。
毎日ホテルのお部屋を綺麗にしてくれるハウス・キーパーに対するお礼です。
枕の上に置く必要はありませんが、テーブルなどの上ですとチップかどうか判らない場合もあります。
ハレクラニ、モアナサーフライダー、カハラなど高級ホテルの場合は$5くらい。
また、日本人の得意な折鶴などをメッセージと一緒に添えておくと、驚くほどサービス内容が上がることもありますよ。
(^o^)

4、ツアー
ダイアモンドヘッドクラブのオリジナルツアーは全てチップ込みですが、特別なご要望があった場合などはお受けしています。またチャーターツアーなど事前の準備が必要な場合もお受けします。
その他オプショナルツアーでは、会社によって対応が違いますが、大手のツアーでは「チップ込み」と書いてあっても現場オペレーターやインストラクターには回ってこない場合が多いです。
ツアーデスクのチップになってお終いと言う事も多く、現場にはチップ用の箱などが置いてあることがありますが、楽しかったら$1でも入れていくと気持ちが良いです。
また、忘れ物を届けてもらった、時間を延長してもらったなどの場合も、「ありがとう」+チップです。

5、その他
ホテルではルームサービスなどを頼んだ場合に、運んでくれた人に$5ほど。




タバコ
2006年の11月にハワイでは喫煙に関する条例が出来、公共の建物内が全て禁煙となりました。
屋外でも、建物の入り口から6メートル以内では吸う事が出来ません。
ワイキキ内のホテルではほとんどタバコが吸えなくなりました。
 (一部のホテルではラナイまたは、専用ルームでの喫煙が認められているようです)
これを受けて、日本の旅行会社では「ハワイではどこもタバコが吸えない」と言うような極端な情報を流しているようですが、ワイキキの街角には大きな灰皿があります。

また、2014年からはオアフ島全てのビーチ、公園、バス停でも喫煙が不可能になりましたが、駐車場などは例外です。
ただし吸殻のポイ捨てはいけません。
時には罰金を取られる事もありますので、スモーカーは携帯の灰皿などをお忘れなく。
また、タバコを吸うときのマナーにも気をつけてください。
風向きを考えて、すぐ近くの風下に誰かいる場合や、小さな子供が近くにいる時は吸わない。
歩きタバコは危険ですからNGです。

     2016年より、ハワイ州の喫煙可能年齢が21歳からに引き上げられました。日本では可能な20歳でも、ハワイでは違法になります。
これには電子タバコも含まれます。



・お酒
ハワイ州での飲酒可能年齢は21歳からです。
日本では既に飲める20歳でも、ハワイでは飲むことが出来ません。
レストランでお酒を頼んだり、ストアでお酒を買う場合、30歳以下に見える場合はID(身分証明書)の提示を求められる事があります。
東洋人は西欧人種に比べて若く見られますので、30歳以上の方でもIDの提示を求められる事がありますが、これは店側の決まりですので、パスポートを持参して購入してください。
パスポートを持ち歩くのに不安がある方は、コピー(写真と生年月日が書いてあるページ)を持っていると良いですが、実は店によってはコピーでは受け付けてくれない所もあります。




クラゲ
ハワイの海は暖かいので基本的に一年中泳ぐことが出来ます。
勿論波の大きい時や、場所によっては注意が必要ですが、もう一つクラゲに対する注意が要ります。
ボックス・ジェリーフィッシュと言うクラゲは、満月の晩に沖で産卵をして、1週間から10日後に岸に戻ってくる習性があります。
特に南側の海岸が要注意になります。(ワイキキ、アラモアナ、ハナウマ湾など)
これは毎月一緒の事ですので、ハワイ旅行を計画したら満月の日を調べて、その10日後前後は海には入らないようにしましょう。

以下のサイトなどで満月の日を調べる場合、ユニバーサルタイムから10時間引いたのがハワイの月齢になります。
      http://aa.usno.navy.mil/data/docs/MoonPhase.html




走るな!
日本人(アジア人?)はよくどこでも走りますが、ハワイの様なリゾートで走る事は、見てる者に不快感を与えます。
これは他のリゾート地グアムのホテルや、国内の沖縄のホテル等でも一緒ですよね。
渡っていた信号が急に変わったとか、待ち合わせの時間に間に合わないなどの急用の場合以外は、走らないように。
勿論早朝などのジョギングは別ですよ。

「ハワイで走るのは犬と子供だけ」と言う言葉があるのですが、もう一つ、「ワイキキで走るのは泥棒と日本人だけ」と言うのもあります。
のんびり行きましょう!




プリーズと
エクスキューズミー:
アメリカ人は小さな子供の頃からこの二つを「PとQ」と言う風に覚えます。
人に物を頼むときは「プリーズ」、人に迷惑をかけたら「エクスキューズミー」。
日本語でも同じですが、これを使えるか使えないかで、相手の印象が変わります。
ワイキキでは片言の英語や、日本語でも買い物などは出来てしまいますが、コミュニケーションをとるには必須の言葉です。




・レディー
ファースト:
西洋文化の象徴的なものですが、日本ではやらないからという理由で、これを気にしないと、回りから見られ方や扱いまで変わってしまいます。
車に乗る時、建物のへの出入り、エレベーターやエスカレーターなど、基本的に女性が先。
ただしエスコートと言う概念も忘れずに。危険があるかもしれない場合、男性が先。
エスカレーターでは男性が下です。
レストランでは自分で勝手に席に付くときは男性が先、案内係がいる時は、女性が先が基本です。

椅子に座る時も女性が先。男性は女性の椅子を引いてあげたり、座らせてあげる事もあります。
よくワイキキなどのレストランで日本人だけ固めて隅に追いやられたなどと言う話を聞きますが、レストランの話では、基本的なマナーが出来ていない人をアメリカ人の近くに着席させると、後でアメリカ人からクレームが来たりするのだそうです。




・ドア
日本には無い習慣で、アメリカで常識的なものに、ドアを次の人の為に押さえて置くと言うのがあります。
最近の日本では自動ドアが多く、家以外では自分でドアを開けることさえ少なくなって来ているようですが、基本的に男性と女性が一緒にいたら、ドアを開けるのは男性で、女性が先に中に入ります。
ドアを開けた人は、後ろに人がいないか必ず確認して、すぐ後ろでなくても、ドアに近づいている人がいたらドアを開けたまま保持し、次の人がドアを手にかけるまで待ちます。
これは女性でも次の人の為に保持します。

保持してもらったら「Thank you」は忘れずに。




・レストラン:
日本人があまり気にしないのが食べるときの音。
ラーメンや蕎麦のように音を立てて食べるのが当たり前のものもありますが、西洋文化では基本的に食事中のノイズはタブー。

ワイキキのラーメン屋さんなどでは構わないと思いますが、他の場所では食器とフォーク・ナイフのぶつかる音にも気を付けて下さい。
店内でも道路でも、人前で爪楊枝でシーハーするなんて言うのは最低に見られますので、要注意。




・サンダル
ハワイに来て、普段は履かないビーチサンダルやツッカケを履く方が多いですが、サイズが合わなかったり慣れないとどうもずるずると音を出して引きずってしまいます。
これもハワイではかっこ悪い事です。
多少パタパタと音がしてしまうのは仕方ないですが、ズルズル引きずるのはNG。




子供
アメリカでは子供は小さい頃から自分の部屋を与えられて、自立心を養っていますが、公共の場所での態度に対する躾はとても厳しく行われます。
レストランなどでちゃんと静かに座っているアメリカ人の子供に感心する事もありますが、全て親(または保護者)の責任なのです。
どこでも大声で騒ぎ、走り回る日本人の子供連れの親に対する目は厳しいです。

また、アメリカでは子供を子供だけで部屋に残す事は、児童虐待とみなされたりするほど、法的にも子供の管理には厳しい場所ですが、緊急時以外は子供を公共の場所で大声で呼ぶのもマナー違反です。
子供が騒がない事も、親が大声を出さない事も一緒です。




「あ、そう」は気を付けて:
日本人同士の会話でしばしば使われる言葉ですが、これは英語圏の人には全然違った意味に聞こえてしまいます。
「あ、そう」は「Ass Hole」に聞こえてしまうのですが、Assは「お尻」の俗語で、Holeは「穴」。
もうお分かりだと思いますが、大変下品な言葉で、近くに英語が分かる人がいたらびっくりするはずです。お気をつけ下さい・・・。



ウミガメ ハワイでは保護政策が功を奏して、ウミガメの数が増えています。

実はワイキキの海でも泳いでいることがありますが、東海岸、ノースショアなどではビーチに上がって
甲羅干しをする姿を見る事もあります。
ウミガメがビーチに上がるのは、紫外線によって甲羅の殺菌をしたり、体温を上げたり、色々な意味がありますが、
上がっているカメの2メートル以内に近づく事は条例で禁止されています。当然触る事は出来ません。

触った場合は5000ドルの罰金を取られることがあります。
水中でもカメに近づいていく事は出来ません。(カメから近寄ってきた場合を除く)

残念ながら、ツアーガイドでさえ、これを無視してカメに触ったり、お客さんに触らせたりする人がいますが、
住民に目撃されて大きな問題になったりすることが増えています。

また特に女性に多いのが、カメを見て大声を出す方。「キャー!ウミガメがいた〜!」とか「こっちこっち〜!」とか。
カメは寝ていますので、大声を出さないように注意しましょう。




旅行に行った記念として、現地の石を持って帰ると言う方がいますが、ハワイではNG行為になります。

日本と同じで、八百万の神を信仰するハワイアンにとっては、石にも神様がいます。

ハワイの石はハワイから出してはいけない決まりがあります。

ハワイの石を持って帰ったために、帰国後に病気になったり怪我をしたりと言う話は、実は少なくありません。
マウイ島のハレアカラ山には、毎年世界中から、持って帰ってしまった石を送り返してくる方が5000人もいるそうです。

乾燥した木の実は構いませんが、サンゴも持ち帰らない方が良いようです。




ヘイアウ
ハワイアンの遺跡の事ですが、最近は「パワースポット」と称してツアーを行っている会社もあります。
中には王族が子供を出産する場所として使われたり、豊漁の祈りをささげたりした場所などもありますが、
実は生贄の場所だったり、王朝が変わった時に悪い気を閉じ込めた場所などもあるそうです。

基本的にはどこも岩を積み上げたり、並べたりしただけのもので、日本だったらかなり古い時代の遺跡に
感じるかも知れませんが、ハワイではほんの数百年から百年ほど前までの遺跡で、
今も直系の子孫たちが大切に守っている場所がたくさんあります。

こういう場所に行かれる場合には、それぞれの意味を調べてください。
軽い気持ちで行くのは、失礼に当たるだけでなく、危険でもあります。

かつては影を踏む事さえ許されなかった岩に触ったり、意味も知らずに登ってしまう観光客がいます。
最近では見かねたハワイアン達が、観光客の排斥運動を行っているような場所もありますが、残念なことに、
大手旅行会社のガイドでさえ、詳しい意味を知らないでお客さんを案内している人がいます。

またレイを持っていく人もいますが、これはゴミになるので、NGです。

基本的にハワイアンのヘイアウは利害関係を排除しています。つまり「パワー」をあげたり、もらったりする場所ではないのです。
      「パワースポット」では無く、祈りを捧げる場所だと言う事を忘れずに。


編集 Junny-K
ホームに戻る D.H.C. ホーム