昨晩の天気予報では、午後から雷雨になるとの事だった。
しかし朝起きるとすでに空はどんよりとして、パラパラと雨も降り始め、家を出るころには雷が何度も聞こえていた。
観光の「サークルアイランドツアー」だったら多分中止。
ワイキキを出てマノアに向かうと、コオラウ山脈の稜線には雨雲が架かっていて、「パラダイスパーク」のパーキングも今日はガラガラだった。
雨が酷ければ、車で行ける所までからの車内見学にするが、新しいバージョンの初日だけにちゃんと回りたいという気持ちがあり、その気持ちが通じたかのように雨は小降りになった。
早速傘を差して歩き始める。
パラパラと雨が木の葉を叩く音の中に混ざって、鳥の鳴き声が森に響いていた。
アイフアラマ川も濁流が音を立てていた。
「パラダイスパーク」の園内に入って、濡れた草木を分け入り「オーキッドステーション」を見て、
「ハイドラステーション」を見学して、ぬかるみに足を取られながら「テンプル」を見学。
朝から靴下まですっかりびしょびしょになった。
ハワイ大学の横を抜けてワイアラエAve.に出る。
ジャック達が最後に旅立った教会の「セークレッド・ハーツ・アカデミー」の前を通り、カハラに出る。
この頃にはすっかり雨は止み、雷も聞こえなくなったが、空はまだどんよりとしていた。
高級住宅街を抜けてカラニアナオレ・ハイウェイに出る。
ラナイ・ルックアウトに向かうと空には少し青みが出てきた。
沖にはうっすらとモロカイ島が見えた。
しかしマカプウ岬を回ると、東海岸の空はまたすっかり雲に覆われていた。
ベロウズビーチは誰もいなかったが、雨も降っていなかった。
カネオヘに入って「ウィンドワード・コミュニティ・カレッジ」を抜けると、またポツポツと降ってきた。
しかしワイアホレ・ビーチパークに到着すると、ピタリと止んだ。
ジャックが新ジェイコブになった川の説明などをして、クアロア公園に向かうと、モリイ・ポンドの辺りではまた激しく降った。
誰もいないクアロア公園で車を降りるとまた止み、オフレフレ山などの説明の後ジュースを渡して休憩時間に入ると、また少し降り始めたので少し早めに切り上げて移動開始。
その後も断続的に降ったり止んだりが続き、ノースショアに回ると、所々雲が割れてきた。
海は赤土色の所が多かった。
パパイロアビーチではお客さんに一応また傘を渡して歩き始めた。
湿った砂が足に絡み付いて、普段と違った歩き難さだった。
風が弱く汗をかいた。
今日はロシアから来たというロスティーに遭遇した。
私が説明しているのを見て話しかけてきたので、少し紙芝居を見せてあげたが、英語があまり通じなかったのでどこまで伝わったか・・・。
ハレイワに出てランチタイムの後、ノースショア・マーケットプレイスで休憩。
「ポリネシアン・トレジャーズ」のYukoちゃんが「今朝は大変だった」と言うので聞いてみると、落雷で火事が発生してカメハメハ・ハイウェイの一部が通行止めになり、動きが取れなかったそうだ。
我々が通った時には既にそんな気配もなかった。
島の西に向かい、モクレイアビーチに到着すると、ここも今日はほとんど誰もいなかった。
続いて「キャンプ・アードマン」に移動。
ここでの説明は資料を大幅に増やしたので、ちょっとぎこちなかったかも。
カエナ岬の行き止まりまで行って折り返すと、ハレイワ方面に雨雲が現れた。
一瞬ドッと降ったが、すぐに小降りになり、ホノルルへの帰り道はやはり断続的だった。
ホノルル・エアポートの先でフリーウェイを降り、ディリンハム・ブルバードからキング・ストリートに入ってチャイナタウン、ダウンタウンを抜ける。
新ヴァージョンではデズモンドのいた修道院や、オックスフォード大学として使われた「セント・アンドリュー教会」に立ち寄る。
ワイキキに戻るまで、今日は一日中道路は濡れていたが、傘を使ったのは朝のマノアだけだった。
ホノルルはほぼ一日中降っていたようだし、夕方には不審物騒ぎでカラカウア・アヴェニューが閉鎖されるなんていう事件もあったようだが、ツアーは無事に終了した。