さて震災後のゴールデンウィークが始まる。
自粛ムードは良くないと言う風潮が浸透してきたのか、ハワイの日本人旅行者も少し増えてきているように感じる。
昨年より2割ほど少ないが、臨時便も日本各地から飛ぶそうで、ハナウマとカイルアのツアーをやってる大ちゃんは予約が一杯だそうだ。
ダイアモンドヘッドクラブは「LOST」ファンツアーの予約が新たに入ってきた。
以前の経験でもマニアツアーは景気や天災などにあまり影響されなかったが、今回もまた救ってくれそうだ。
しかしガソリン代がとうとう1ガロン=$4.50の過去最高記録に届きそうで、これにはまた頭を痛めている。
ガス代の高騰は日本の震災とはあまり関係が無いが、リビアなどの北アフリカ情勢と、先物取引のシステムが原因だと思う。
だが、震災と同時に起きた原発問題は、世界中のエネルギー問題に大きな一石も投げた訳だ。
先日の孫正義・ソフトバンク社長の「自然エネルギー財団」設立のニュースは、日本から世界の未来を変えていく決意が感じられた。
しかし民主党だろうと自民党だろうと「電力族」と言う族議員がいて、どこかが利権で儲からないと、許可が降りなかったり規制が取れなかったりするようだ。
以下のリンクから孫さんの記者会見が見れます。
http://www.ustream.tv/user/SoftBankCorp
世界中が日本を応援する事で一つになっているのに、日本では政治家が結局私利私欲を捨てきれずにまとまっていない。
政治家だから元々一つにはまとまらないのかも知れない。
菅総理が落ち目だったのは震災前からの状態だったが、誰であろうと未曾有の大震災が起きた時の国の首相を中心に復興を目指すしかないのではないだろうか?
東京都知事に再選した石原慎太郎は民主党は未熟な人が多いと言っていたが、今自分たちの国が、仲間が窮地に陥っている時に全力で助けるどころか、仲間を下ろそうとしている事が如実に物語っている。
では自民党はどうかと言えば、助けを求められても条件ばかりで、結局自分たちが一番の政党になる事しか考えていない。
自民党が炊き出しをやったなんて言う話は聞いたことも無い。
大体今の原子力発電のシステムを、エネルギー政策を、作ってきたのは全て自民党でしょ?
日本国民だけじゃなくて、世界中だって、今日本の首相が突然変わって、原子力発電は安全だと言い始めた政党が返り咲くなんて思ってもいないでしょ?
国会中継も「辞めろ辞めろ」ばかりでうんざり。
もっと建設的な事が出来ないのかな?
実際誰が総理大臣でもあんな大震災と原発事故に同時に対応したら、やる事は大きく変わらなかったと思う。
小沢一郎も一兵卒とか言っておきながら、結果論だけで自分の党の党首を下ろそうなんて、やはりおかしい。
もし小沢一郎が総理大臣だったら、国民は総理自身が地震や津波の原因と思うかも知れない・・・。
ドラマ「LOST」ではこんな名台詞があります。
「If we can't live together, we'er gonna die alone.」
皆で助け合えなければ、一人で死ぬだけだ。
飛行機事故で無人島(と思っていた)に生き残った者達が、生き延びるためにリーダーを決めて助け合います。
この大震災が歴史に残る以上、その時の首相も歴史に残るのは間違いは無い訳で、それを邪魔していた勢力として残るか、共に助け合った仲間として残るかも歴史になる事になる。
アメリカだったら戒厳令が敷かれる様な状況でも、我慢に我慢を重ねて震災以降に不便な生活を送っている多くの日本人がまだいる。
行方不明者の捜索、遺体の搬出などの作業を、瓦礫の中で続ける自衛隊、警察や消防の姿も世界中に報じられている。
国のために原発で大量被曝の危険性と隣り合わせで働く作業員もいる。
日本の政治家が本当に国の事を思って、超党派的に復興に取り組めば、孫正義の「自然エネルギー財団」のような所が原点となって日本の、また世界のエネルギー事情さえ変えてしまうかも知れない。
まあ東電の社長も菅総理も避難所に行くのが遅かったかも知れない。
時間が経てばストレスも増すし、怒りの矛先になりかねない。
「原発持って帰れ!」と言った避難民の気持ちはわかる。
東京電力なんだから都内に原発作れば良かったんだ。
安全と言うならば。
節電も大事な事だと思うけど、一般家庭の売電のシステムを拡充したり、自然エネルギーの開発は既にコストの問題でもなくなってきている。
ハワイでもソーラーパネルなどは電力会社が推奨して、政府の補助金も出る。
狭い島なので、電気自動車が普及するのも早い気がする。
日本では温泉よりも地熱発電ブームがやってくるのではないだろうか。
官僚との折り合いが悪い市民派の総理大臣だが、もうちょっと応援する様な報道が無いのかなと思う。
まず今他に総理になる人がいない訳だし、一度でも民主主義で選んだリーダーなんだから従う覚悟は出来ないのかな?
アメリカやイギリスのミュージシャン達が日本の震災復興のために作ったアルバム「Songs for Japan」も全額寄付になると言うのでダウンロードした。
アマゾンのリンク
凄いメンバーが一緒になっているし、2011年と言う年代も感じる事が出来た。
がんばろう日本!