ハワイ日記2006年4月




2006年04月02日

洪水

昨日は朝から豪雨になり、道路は川のようになってどこも渋滞が酷かった。

ところが昼頃に雨が止んで、雲が切れ、久しぶりに太陽が顔を出した。

マキキのアパートの半地下の駐車場では、くるぶしまで水が溜まってマネージャーなどが排水溝の掃除をしていた。

しかしこれは全然良いほうで、ダイエーのあるカヘカの辺りでは一般道路の冠水も、「川のよう」なんていうレベルではなく、完全に「洪水」状態。

この辺りでは半地下の駐車場は腰の高さを超えてエンジンも水に浸かっていて、恐らく多くの車が駄目になったと思われる。

夕方までに太陽は道路を乾かしていったが、後に残るのは流木や泥。

ワイキキは金曜の夜にしては信じられないほど車が少なく、街中が埃っぽくて窓を開けられなかった。

夜には再び雨になったが、今日は朝から晴れている。

しかし依然としてトレードウィンドは無く、今日もこれから雷雨の予報が出ている。

火曜位まではこんな感じで続き、水曜以降は朝晩以外の雨は収まると言う予報を出しているところが多い。



2006年04月03日

サークルアイランド

一昨日の豪雨による被害はカハラ地区でも酷かったようで、カハラモールが浸水して火曜まで閉鎖だそうだ。

マッカリーなどでも浸水した一軒家が多く、家の中から泥をかき出す住民の様子をテレビで見た。

しかし結局昨日は一日中晴れて、ダイアモンドヘッドクレーターで30年ぶりに行われたコンサートは無事に開催されたそうだ。

今日も天気予報では雨のマークが大半を占めていたが、綺麗な朝焼けで始まった。

裏オアフの様子はわからないが、久しぶりにサークルアイランドツアーに出た。

コオラウ山脈には濃い雲が留まったままで、風向きを心配したが、ほとんど無風状態。

ダイアモンドヘッド・ロードにはジョギングをする人が目立っていたが、やはり運動不足気味の人が多いのだろう。

サウスは3〜4フィートほどの波が上がっていて、ダイアモンドヘッド沖のポイントは日曜と言う事もあって混み合っていた。

ハワイカイの海水は茶色く濁っていて、パラセイリングの姿も見えなかった。

ハナウマ湾の入り口に警備員の姿は無かったが、海は穏やかで、濁っているようには見えなかった。

サンディービーチもマカプウも海は比較的綺麗で、ローカルが大勢繰り出していた。

しかしワイマナロに入ると赤土交じりの海がエメラルドカラーを消していた。

ベロウズビーチも日曜だと言うのに貸し切り状態。

こんなサインを見て引き返す人も多かった。

ちゃんと日本語版もあるのが凄い。

遊泳禁止

だが海から時折吹き付ける風はやさしかった。

オロマナ辺りは何ヶ所も崩れている崖を見た。

エンチャンテッド・レイクのカエレプル池も真っ赤っか。

HPU付近で雨が降り出したが、激しくは無かった。

雨よりも道路に開いたポットホールと、対向車の水しぶきを気にしながらカネオヘを抜ける。

カネオヘベイが赤いのはいつもの事だが、ワイアホレは洪水で農作物にも相当の被害が出たらしい。

道路脇には、かき出された泥があちこちに溜まっていた。

クアロアパークに到着すると雨はピタリと止んだが、水は全然引いていなかった。

クアロアパーク

岩場の遠浅のクアロアビーチの水は、他の場所に比べると澄んでいた。

一通り説明をしてパーキングに戻ると、山の上で雷鳴が聞こえた。

それを合図に、パーティー中だったローカルの団体が一斉に引き上げ始めた。

カアアヴァ、カハナ、プナルウ、ハウウラとやはり海は赤く、ビーチには流木が多かったが、空は次第に明るくなってきた。

タートルベイを回ってノースショアに入ると陽も差してきたが、どこのビーチも人は少なかった。

サンセットビーチは3フィートほどの波で、サーファーが数名入っていた。

お客さんに説明をしていると、近くにいたアメリカ人観光客が「あれは何?」と沖のほうを指差して私に聞いてきた。

なんとクジラがジャンプしていた。

最近はクジラの目撃情報が少なく、汚染されたり赤土で汚れた沿岸部には近づいていないのかと思ったら、何度もジャンプを繰り返すクジラが見れてラッキー。

ワイメアでも潮を吹いているのを観察する事が出来た。

ワイメアリバーから吐き出される赤い水が帯状に海に広がっていたが、飛び込み岩ではローカルがジャンプしていた。

ラニアケアのウミガメは、正直言ってあまり期待していなかったが、大きなオスのカメが一匹ビーチに上がっていた。

またポツポツと降り始めた雨が心配だったが、ハレイワに入って、ほぼ貸切のアリイビーチパークではちゃんとピクニックランチが出来た。

散策時間中もドッと降られる事は無かったが、ドール・プランテーションに移動するとサーっと降り始めて、雷の音と光りが時々空を駆け抜けた。

この雨もH-2フリーウェイを南下するに従って止み、スムーズにワイキキまで帰ってこれた。

上手い具合に雨を避けながら島を回る事が出来て満足。

でもお客さんにはやっぱり青い海と青い空を見て欲しかった。



2006年04月04日

Trade is back!

今日は朝から良く晴れて、待望の貿易風が戻ってきた。

コオラウ山脈の上には雨雲が見えたが、山の稜線がぼやけた感じはまさにトレードが吹いている姿。

これで雨季が明けてくれた感じもするが、今週一杯は持ちそうな予報でも来週はまた雨のマークが続いている。

まあ元々当たらない天気予報だが、今のうちに貿易風に頑張ってもらいたい。

カヘカやカピオラニの辺りでもまだ泥が山になって道路脇に積もっている場所はあるが、他の場所は小石以外の埃は既に吹き飛ばされていた。

貿易風の力は凄いなと思ったが、結局雨で削られたハワイの土地が太平洋に飛ばされただけの事なのだと思う。

空を見る限りいつものハワイが戻ってきた感じはするが、海はまだ汚染状態が続き、道路に開いたポットホールが埋まるまでは夏は迎えられない気がする。

今日は「太郎」を洗ってきたが、長蛇の列で、皆考える事は一緒だった。

夕方ヤンキースの開幕戦を見たが、いきなり松井のホームランで気分は既に夏モード。

夜は鍋会で盛り上がった。



2006年04月06日

天気

昨日は午後から雲が出て、コオラウ山脈の上には雨雲があったが、トレードウィンドは順調に吹き続け、ほんのシャワー程度以外の雨はホノルルには降らなかった。

今日も少し雲はあるものの、清々しいトレードが木々を揺らしている。

週末にはまた崩れるといっていた天気予報も、次々とリヴァイズされて当分は晴天が続きそう。

しかし海洋汚染はまだ収まらず、遊泳禁止になったままのところが多い。

道路もまだ穴だらけで、泥や流木の溜まったままの場所もあり、さらにはがけ崩れの補修が追いついていないところもある。

タンタラスの丘に通じるラウンドトップ・ドライブも通行止めになっているところがあるようだ。

夜景のツアーはマキキハイツ・ドライブから上がった臨時の場所で行われている。

ハワイの州兵が出て復旧に当たっているところもあるそうだが、しばらくは落石や地盤沈下、がけ崩れなどの危険があるらしい。

ワイキキは、日本の春休みも終わりになるに連れて家族連れが減ってきて、少し静かになった。



2006年04月07日

お花見

昨晩はシャワーがあったが、今日も調子良く貿易風が吹いて、青空が広がった。

ダイアモンドヘッドやワイマナロでは、大雨で緩くなった地盤でがけ崩れが発生したり、その対処のために通行止めになっている場所がまだある。

道路に開いたポットホールの応急修理も進んでいるが、まだ数週間はかかるそうで、本格的舗装はさらにその後の見込み。

ワイキキのビーチは遊泳禁止が解除されたところも増えてきているようだが、その一方でアラワイヨットハーバーに落ちた男性が、傷口からバクテリアに感染して片足を切断し、なお重態との事。

カイルアなどでもまだ遊泳禁止状態で、仮に海に入っている人がいてもサインに気を付け、傷があったり皮膚の弱い人は当分は控えたほうが良いらしい。


さて、日本はサクラのシーズンで、毎日沢山の写真が届いている。

送ってくれた方々へのお礼も込めて、今日は散歩中に見かけた花の写真を撮って来た。

まあ、ハワイ流のお花見である。

まずはアパートの前の街路樹のコウ。

この木が植えられた時はまだ私の背よりも低かったが、既に3メートルを超えて、いつもオレンジ色の花をつけている。

コウ

そして隣のお寺のマンゴー。

花も早かったが実も既に大きくなっている。

マンゴー

すぐ横に咲く真っ白なプルメリア。

ホワイトプルメリア

その隣の教会の垣根はグローリー(ヒルガオ)。

グローリー

ヤングストリートを進んでカラカウアを渡るとコンドミニアムの塀に沿ってレッドジンジャーが揺れている。

レッドジンジャー

さらにガーデニアのブッシュ。

ガーデニア

ケアモクを越えるとイグゾラの垣根が多い。

イグゾラ

アカデミー・アートセンターのパーキングにはスパイダー・リリーがひっそりと咲いていた。

スパイダー・リリー

トーマス・スクエアをぐるっと回って、帰りは同じヤングストリートの反対側の歩道を歩く。

ジャカランダが既に紫色の花を少しつけていた。

ジャカランダ

すぐ横ではゴールドツリーが黄色い花をぶら下げている。

ゴールドツリー

ピンクテコマはサクラを思い出させる。

ピンクテコマ

ハイビスカスは少なめだった。

レッドハイビスカス

それでもあちこちの垣根にひっそりと咲いている花はあった。

ホワイトハイビスカス

ピイコイを渡ってジッピーズのパーキングのオーキッドツリー。

オーキッドツリー

真っ赤なジャトロファの花はあちこちで目立っていた。

ジャトロファ

ピンクジンジャーが小さな白い花をつけていた。

ピンクジンジャー

これはシュリンプ・プラント。
別名ロリポップ・プラント(ペロペロキャンディーの花)。

シュリンプ・プラント

民家の庭に咲いていたイエロー・ドワーフ・ポインシアナ。

イエロー・ドワーフ・ポインシアナ

ピンクプルメリアも青空に向かって咲いていた。

ピンクプルメリア

タンポポかと思ってよく見ると、イリマも咲いていた。

イリマ


雨の後なのであちこちで芝生をはじめ、雑草も元気よく伸びていて、芝刈りをする人も目立った。



2006年04月10日

ガソリン

朝晩などに時々シャワーはあるが、雨季は明けたと言っても良いと思う。

清々しい貿易風が島を吹きぬけ、薄いピンクの花を付け始めた、裏のセントラル・ユニオン・チャーチのモンキーポッドも揺れている。

モイリイリのオールド・スタジアム・パークまで散歩に行くと、大勢のローカルが思い思いに楽しんでいた。


さて、一時は2ドル60セント台まで下がったハワイのガソリンの値段が、またじわじわと上昇している。

先週はホノルルでは2ドル80セント台になっていたが、これから3ドル台に再突入するらしい。

世界で一番の車社会の国でありながら、燃料費は高いし道路は穴ぼこだらけ・・・。

何とかしてくれー!



2006年04月11日

ハワイ大学ライアン樹木園

今日は久しぶりにネイチャーウォークのツアーで、マノアの奥にあるハワイ大学ライアン樹木園に行って来た。

朝のホノルルは薄曇だったが週末はほとんど雨が降らなかったので出発した。

コオラウ山脈の上にも雲があったが、マノアには降っていないように見えた。

お客さんをピックアップしてマノアの住宅街を走っていると、風に乗ってポツポツと雨粒が流れてきたが、酷くなる様子は無かったのでオフィスでチェックインして樹木園に入っていった。

静かなジャングルに鳥の声だけが響く。

何度もシェイマが出てきてこちらの様子を伺いながら、美しい声を聞かせてくれた。

時より吹く風に木がざわめく。

今日はヘリコニアの花が多かった。

ヘリコニア1

ヘリコニア2

こんな産毛が生えているのもある。

ヘリコニア3

久しぶりのトレイルは大雨の跡も見られず、以前より整備されていたが、人は少なかった。

アイフアラマの滝へと通じるパスも歩きやすくなっていて、こんなサインも立てられていた。

滝へのサイン

それでもジャングルの奥は鬱蒼としている。

ジャングルのトレイル

夏にはショボイ滝も、雨季の明けたばかりの今は水量も多くて、マイナスイオンたっぷりと言う感じ。

アイフアラマの滝

丁度レインシェルターの近くにいる時シャワーが強くなったので、一時雨宿りをしていると、またシェイマがやってきてしばらく鳴いていた。

有名なインスピレーション・ポイントからの景色。

インスピレーション・ポイント

パーキングに戻って、ストロベリーグアヴァの木をチェックすると、小さな白い花が咲いていた。

ストロベリー・グアヴァの花

まだ実は早いかと思ったが、探してみるといくつか既に実っていたので、皆でひとつずつ試食。

まだ甘さは弱く、甘酸っぱい感じだった。

ストロベリー・グアヴァの実

ボンバックスもまだピンク色の花が少し残っていた。

ボンバックス

六角堂で休憩して、ワイキキへ戻った。



2006年04月12日

ダイエー → ドンキホーテ

4月になったらダイエーがドンキホーテになると、内部の情報を得ていたのだが、表看板もそのままで変わった様子は無かった。

ダイエー

久しぶりに買い物に行くと、従業員のユニフォームも名札についているロゴもダイエーのまま。

ショッピングカートもそのままで、商品の陳列も変わりは無かった。

しかし、レジに並ぶと
「ダイエーはドンキホーテになりました。チェック(小切手)でお支払いの方は、支払い先に『ドンキホーテ』と書いて下さい。」
と言うサインがあった。

おお!微妙に変化が出始めたんだな!と思ったが、店名は「ドンキホーテ」なのだろうか?

レジを出てレシートを見ると、ここにも「ドンキホーテ」の名前があった。

ドンキホーテ

「ドンキホーテ」とは、17世紀のセルバンテスの小説に出てくる空想的理想主義者のこと。

痩せ馬ロシナンテにまたがり、従者サンチョ・パンサを伴って旅に出かけ、数々の滑稽な冒険を演じた。

これって日本の(ちょっと変わった)ディスカウントストアの名前ならわかるのだが、生鮮食料品、日用雑貨などを扱うちゃんとしたスーパーの名前としては、物凄く変な気がするのは私だけだろうか?



2006年04月13日

日本ビデオ

昨日の夕方からトレードが強くなってシャワーが断続的に降った。

今日も昼間から何度も小雨になり、マノアバレーは真っ白に見えていた。

今日と明日のマノアフォールズへのネイチャーウォークツアーがキャンセルになった。

雨季は明けたのにガッカリ。

しかし先週までの雨とは違って、トレードに乗った細かい雨がレースのカーテンのようにホノルルの街を濡らして行き、夕方には大きな虹も出た。


さて雨の続いていた先月、暇な時間が出来た時に日本人の友人がビデオを貸してくれた。

アメリカのテレビドラマシリーズ「24(Twentyfour)」。

日本でも流行っているようで、日本語の字幕の付いたビデオが最初から4シーズン分(1シーズン=24話)まとめて回ってきたのだ。

日本のものでも普段ドラマはほとんど見ないのだが、スケールのでかいアクションストーリーに惹きつけられてどんどん見ていってしまった。

なにやら英語では難しい単語ばかりだし、ぼそぼそしゃべる場面が多くて、英語だけだったら見ていないと思うし、現在アメリカで放映されているシーズン5も見ようとは思わない。

ところがシーズン4の残り3話と言う所でビデオの中身が消えていた。

友人に問い合わせると、間違ってそこだけ消してしまったとの事で、残りはビデオ屋で借りて欲しいと。

勿論ワイキキ以外にも日系のレンタルビデオ店が幾つもあることは知っているが、私は10年以上会員になっていなかった。

かなり前にマッカリーショッピングセンターにあったビデオ店の会員に一時なっていた事があったし、ローカルのレンタル店の会員にはなっているが、日本のビデオは日本から送ってもらったり、持ってきてもらったり、友人達から回ってくるのがほとんどだったので、必要が無かったのだ。

しかし今回はどうしても続きが気になって、カヘカの「日本ビデオ」に行って来た。

ダイエー(ドンキ)の裏手にあり、私がハワイに来た12年前から看板が目立っていた。

カマアイナには「ポンビ」と呼ばれ、一時は「喫茶:ポンビ」なるお茶所も営業していた。

現在は本屋、文具屋と一緒にレンタルビデオもやっていると言う感じ。

早速「『24』はありますか?」と尋ねると目立つところに並んでいた。

そして書類を書いて、入会完了。

日本ビデオ

まあ実際は「マルカイ」の会員にならないのと一緒で、あまりにも日本が手近かにあると通ってしまう可能性があるために、今までビデオ屋の会員にもならなかったのかもしれない。

気を付けなくては。



2006年04月14日

コカ・コーラ『ブラック』

今日は朝から良く晴れた。

しかし引き続き春の嵐のようなトレードが吹き続けている。

散歩がてら、昨日借りた「24」のDVDを歩いて返しに行って、家の近くまで戻ったところで、ちょっとのどが渇いたので「セブン・イレブン」に寄った。

前から発売のニュースは聞いていたが、コカ・コーラの新製品「ブラック」がとうとう店頭に並んだので、早速買って来た。

コカ・コーラ ブラック1

237ミリリットル入りと日本の小瓶ほどのサイズで、値段は1ドル36セントとちょっと高め。

他のサイズは見かけなかったが、ガラス瓶入りでプラスチックのカバーがかかっている。

グラスに入れると、色は普通のコーラの色。

コカ・コーラ ブラック2

コーヒー入りと言う事で、僅かに香りがする。

味は、普通のコーラにちょっとだけコーヒーを入れた感じ。

元々コーラにもカフェインは入っているので、それ程大きな違いは無いと思う。

塩分も控えめと言う事だが、もっと期待していただけになんだかガッカリ。

試しに買ってみる人は多いと思うが、この味でこの値段ではもう1本買う気にならないかな。



2006年04月15日

満月

すっかり順調に戻ってきた貿易風だが、この数日ちょっと強い。

無ければ早く吹いて欲しいと思うのに、吹けば強すぎなんて贅沢かもしれないが、窓から入ってくる風は音を立てるし朝晩は少し涼しい。

昨晩は綺麗な満月が上がった。

次から次へと雲が移動して、光りを散らす。

満月

月見にはやはりまだ涼しかった。


ダイアモンドヘッドクラブのHPで「スタッフ紹介」を更新した。



2006年04月16日

ワイキキの汚染

先月の大雨の後、一時遊泳禁止措置がとられていたワイキキのビーチ。

依然高濃度のバクテリアで汚染され、死者も出たアラワイ運河からそう遠く無い場所なのに、もう大丈夫なの?

こんなご質問も幾つか頂いている。

今ワイキキで海に入ってるのはローカルではサーファーと、旅行者では日本人と韓国人ばかりのようだ。

アラワイ運河に落ちた男性が亡くなったニュースはCNNなどで全米に放映されていたので、アメリカ人の方が警戒している。

観光地のイメージの問題で日本などではあまりニュースにしていないし、ハワイの観光局もワイキキのビーチが遊泳禁止では痛いのかもしれない。

だがビーチ沿いのホテルでは、「もう遊泳禁止のサインは無いが、まだ入らないほうが良いですよ。」と宿泊客に教えているところもあるようだ。

私の周りでも最近海に入った人で、耳の調子が悪いとか、お腹が下ったなんていう話を度々耳にしている。

医療機関から回ってきた話では、やはり、海に行って具合が悪くなったと言う人がとても多いそうだ。

しかも実際には海水には入っておらず、ビーチを裸足で歩いただけなんていう人も少なく無いらしい。

ノースショアも赤土色は大分少なくなってきたが、まだ少しにごりがあるようだ。

空はすっかりいつものハワイを取り戻しているが、海のほうはもう少し時間がかかるかもしれない。



2006年04月17日

Young Street

まだトレードがちょっときついが、良く晴れた。

私の家の前の通り、Young Street(ヤング・ストリート)は、サウスキング・ストリートとサウスベレタニア・ストリートと言う2本の大きな通りに挟まれた裏道。

私のレギュラーの散歩コースでもあり、今まで道路沿いで見つけた花などは写真に撮って来たが、今日は道路の雑景を撮って来た。

午後の日差しが西に傾いていたので、一番西のトーマス・スクエアから戻る時に写真を撮った。

まずはトーマススクエアの巨大なバニアンツリー。

バニアンツリー

日曜にしては人が少なく、のんびりとした公園を出るとすぐにジャカランダの木がある。

先週より少し花が増えていた。

ジャカランダ

その向かい側にはアカデミー・アートセンター

アカデミー・アートセンター

ペンサコラのカイザー病院の裏には、「グッドウィル」のドライブスルー・ドネーションがある。

ドライブスルー・ドーネイション

ご存知リサイクルショップの「グッドウィル」で、ベレタニア側に店舗がある。

ここはペンサコラの交差点。

ペンサコラ

ピイコイの手前にはこんなグラフィティ(落書き)もある。

グラフィティ

そしてピイコイの交差点。

ピイコイ

海側を見ると、巨大なコンドが建設中。

ピイコイのコンド

ケアモクとの間には日系のクリスチャン教会がある。

日系の協会

そして併設の柔道場「しゅんようかん(春陽館?)」がある。

しゅんようかん

ケアモクとの角にはハワイ州の農務局がある。
大きな木のある庭。

農務局1

アラモアナ方向。

農務局2

ケアモクとカラカウアの間にある「パワア・ネイバーフッドパーク」。
ちなみにこの辺りから私のアパートの辺りまではマキキの中でも「パワア」という地域名で呼ばれる。

パワア・ネイバーフッドパーク1

パワア・ネイバーフッドパーク2

「セブン・イレブン」のあるカラカウアとヤングの交差点。

カラカウアの交差点

そしてプナホウとヤングの交差点。
中央に見えるピンクの建物が私の住処。

プナホウの交差点

建物のすぐ手前に見える大きなマンゴーの木。
徐々に大きくなっていく実が気になる。

マンゴー

ゆっくり往復で約1時間のコースである。



2006年04月19日

カップ麺

私の世代の日本人にとって、カップ麺は中学高校時代に発達して、おやつや軽食として欠かせないものだった。

元祖カップ麺の「日清カップヌードル」はカリフォルニアに工場があって、私が20歳でLAに渡った時、「おお!日本のカップ麺が売っている!」と喜んだのだが「これはすぐ近くの工場で作っているんだよ」と仕事場でアメリカ人に言われ、驚いたことがあった。

その後日本の文化の一つにまでなったカップ麺は、ハワイでも「ダイエー(ドンキ)」や「マルカイ」などで当然売られているのだが、やはり日本製のものは割高で、私は最近すっかり食べることが無かった。

過去に韓国製のものは買って食べてみた事があったが、お国柄か、辛いものばっかりで私には合わなかった。

先週ワードに買い物に行った時、ベトナム製のカップ麺を売っていたので試しに買ってみた。

カップ麺1

左の二つはヤキソバでそれぞれ99セント。
右のはフォーで二つで99セントだった。

まずはヤキソバ。

カップ麺2

外装には「日本のテクノロジーによって作られた」と書いてあり、容器は日本のヤキソバと同じ。

中を開けると、ちゃんと袋に入った麺と、乾燥具、スープ、オイルにスパイス、さらにプラスチック製のフォークが入っていた。

カップ麺3

麺と乾燥具をカップに入れて、お湯を注いで3分待つのは一緒。

カップ麺4

その後お湯を捨てるのだが、日本製のような「お湯切り穴」は無い。

カップ麺5

スープとオイルを混ぜて出来上がり。

カップ麺6

「ベジタブル&シーフードフレーバー」の味は日本のヤキソバとあまり変わらなかった。

「トマトソース&ポークフレーバー」の方は、ちょっと変わった味。
しかしこちらの方が好きと言う人もいるかもしれない。

続いてフォー(ライスヌードル)。

カップ麺7

これは再利用が出来そうなプラチック製のカップと蓋。

中を開けると、こちらも袋に入った麺と、乾燥具、粉末スープにオイル、スパイス。
こちらは折りたたみ式のプラスティックフォークが入っていた。

カップ麺8

これもお湯を入れて3分と書いてあったが、もう少し長めに待った方が麺がほぐれた。

カップ麺9

これは日本のものと比較は出来ないが、結構美味しかった。

マ○ドナルドのサイミンよりは良いかな?



メリーモナーク・フラフェスティバル

いよいよ今年もメリーモナークの季節がやってきた。

今週の木曜(4月20日)に「ミス・アロハフラ」のイベントがあり、21、22日が団体戦。
21日はフラ・カヒコ(古典フラ)、22日はフラ・アウアナ(モダンフラ)がハワイ島のヒロで行われる。

オアフ島でもKITV-4チャンネルで生放送があるが、以下のサイトからインターネット中継で日本でも見れる。

http://www.thehawaiichannel.com/merriemonarch/index.html

日本時間ではそれぞれ翌日の午後1時からになるが、週末の午後をフラで楽しんではいかがだろうか。



2006年04月20日

ダイエー → ドンキホーテ 2

毎週オアフ島の各家庭に届けられるフリーペーパー「Mid-Week」には、近所のスーパーのちらしが入っているのだが、「ダイエー」は相変わらず「ダイエー」のまま。

これは先週のチラシ。

ダイエーのチラシ1

先週はイースターのセールでした。

そしてこれが今週。

ダイエーのチラシ2

まあ、スプリングセールって言うところですかね?

しかし、よ〜く見ると!

ダイエーのチラシ3

これってドンキホーテの(名前は知らないけど)キャラでは?

こんなのあり?




オアフ島東部

チャーターで島を半周した。

良く晴れて青い空が広がったが、貿易風が強かった。

ワイキキの海は普段と変わり無い色に戻ってきたが、まだ泳いでいる人は少なかった。
しかしパシフィックビーチ・ホテル前の防波堤の内側では子供連れも遊んでいた。

日本人は少なくアメリカ人観光客が目立っていた。

さてカピオラニ公園のレインボーシャワーは花が増えていた。

レインボーシャワー

このほかカラカウアのサンスーシーにあるゴールデンシャワーやカハラのピンクシャワーも既に花が咲いていた。

雨季の後のダイアモンドヘッドは青々としている。

ダイアモンドヘッド

ダイアモンドヘッドロード沿いのルックアウトから下を見下ろすと、1〜2フィートほどしか無い波だったが、ここでもローカルサーファーが遊んでいた。

ダイアモンドヘッド沖

カラニアナオレ・ハイウェイを走ると、コオラウ山脈の上には雲。

コオラウ山脈

中央分離帯のホワイト&イエローシャワーも花が付き始めていた。

ハワイカイの海の色も元に戻りつつあるが、ジェットスキーやパラセイリングは既に戻っている。

ハワイカイ

サンディービーチは汚染が無かったので人は多かったが、ここは簡単に入れる場所ではない。

入っているのはコンテストに出るクラスのローカルばかり。

サンディービーチ

マカプウビーチもとても綺麗だったが、あまり人は多くなかった。
波があるので小さなお子さん連れには適していないが、今ワイキキから一番近くて一番綺麗なのはここかもしれない。

マカプウ1

透明な水の中で波を待つローカル。

マカプウ2

ベロウズビーチも先日の「汚染警告」サインは無く、砂は真っ白で綺麗に見えたが、

ベロウズ1

海はこんな薄茶色で、とても入る気にはならない・・・。

ベロウズ2

「SUMOコネクション」は何故か日本人が多くて忙しそうだった。

カイルアビーチにも特にサインは出ていなかったが、見た目は綺麗だった。

カイルア1

ここでは既に泳いでいるローカルもいたが、ここに注ぎ込むカエレプル川はまだ濁った茶色だった。

カイルア2

ワイキキビーチを散歩していて、風に舞った砂が目に入った人が、翌日から目が開かないほどの目やにに悩まされ、結局病院で抗生物質をもらって直したという話も聞いた。

徐々に雨季のダメージから回復しつつあるハワイではあるが、もうちょっと我慢が必要かもしれない。

ゴールデンウィークには間に合って欲しい。



2006年04月23日

SPORTS!

ハワイは夏らしい清々しい天気が続いている。

強すぎに感じた貿易風も落ち着いたが、朝晩はまだ少し涼しく感じることもある。

先週末に、前回直さなかった奥歯が痛み始め、今週は歯医者に通い始めたが、食事がしづらくお酒が飲めない。

痛み止めで少しボーっとしながらも、一昨日からフラの大会を見ていたが、今週末からはNBAのプレイオフも始まった。

我がLAレイカースは何とかプレイオフに残ったが、強敵ばかりで、どこまで行けるかは予断を許さない。

開幕した野球は、今年は巨人がスタートから飛ばしているようで楽しい。

監督が変わってチームの雰囲気も随分変わったように感じる。

大リーグでも日本人選手が活躍し始め、初の日本人キャッチャーの城島選手が頑張っている様子。

来週末からはGWも始まる。

私もいよいよ忙しくなってきそうだ。



2006年04月24日

Young Street2

仕事の後、夕方散歩に出た。

今日は前回と逆方向にヤング・ストリートを歩いた。
前回好評だったので、また写真を撮ってきた。

ヤングストリート2

タイムスやアメリカン・セービングスバンクを過ぎると、歩道がこんなに狭くなるところもある。

歩道

駐車場の入り口にこんな看板。
これはキングストリートに面した「まきの茶屋」のパーキングのサイン。

まきの茶屋P

マッカリー・ストリートとの交差点。

マッカリーの交差点

山側を見ればタンタラス。

タンタラスの丘

交差点を渡ると「SUSHI-COMPANY(寿司カンパニー)」。

SUSHI-COMPANY

その先は歩道と車道の区別が無くなり、小さなアパート中心の住宅街。

ヤングストリート3

それでも小さな店がところどころにある。

これは床屋。

床屋

こちらは酒屋。
ちなみに隣に花屋もある。

酒屋

ロングスドラッグの裏側。
左端は駐車場の出口。

ロングスの裏側

そしてハワイアンプレートの「ヤマス」。

ヤマス

その先はもうアイゼンバーグ・ストリートでヤング・ストリートの東端。

モイリイリ公園がある。

モイリイリ公園

このコースだと往復で30分ほど。

今日も天気は良かったが、高い雲が薄く延び、空の青さは今ひとつだった。

イエロー・ハイビスカスが、風に揺れていた。

イエロー・ハイビスカス



2006年04月25日

デラックス・マスク

今日も清々しい貿易風がハワイを吹きぬけている。


さて、作業用に使っていたマスクがボロボロになったので、新しいのを買ってきた。

マスク1

パッケージを開けると、すぐにゴム紐が外れた。

マスク2

何とか元通りにはめようと試みるが、基本的に短すぎて頭に回らない。

すると靴下の輪切りのような、クッション部も外れた。

マスク3

マスク自体も形がいびつで、どちらを上にしても口と鼻をカバーできない。

そして、パッケージのタグをよーく見ると。

マスク4

デラックス・マスクって、このオジサンもマスクを使って無いじゃん!!

さすが99セント・・・。



2006年04月28日

GW

ゴールデンウィークに入り、ハワイにも日本人旅行者が増えている。

既にツアーもボチボチ入っているが、この時期に来る友人なども多く、しばらくは忙しい。

昨日は歯の治療のために朝からカピオラニの「牛角」の上にある医院に行った。

ちなみに今回はドクター・ヨシダ〜ドクター・コヤナギ〜ドクター・ミウラと言う日系人の先生ばかりの連携だった。

(10年前に通っていたヨシダ先生のところに行ったら旅行中で、代わりに診てもらったのがコヤナギ先生。しかし専門外と言う事で歯根治療のミウラ先生に回された。)

麻酔が引いてきて、痛み止めで少しボ〜ッとしながら、夕方からは、先週ハワイにやって来た日本人留学生のパソコンの面倒を見た。

夜はビデオ録画していたレイカースの試合。

急に風が弱くなって、昨晩は蒸し暑かった。



2006年04月29日

GW2

良いお天気が続いている。

ワイキキの日本人旅行者はまた増えたようだ。

昨日は夕方から近所に住むKENちゃんと、日本から遊びに来ているMASA君が遊びに来て、久しぶりに(約1週間ぶり)酒を飲んだ。

NGN3で45年位前の東映の時代劇映画など見ながら、あーだーこーだと盛り上がった。


今日はナイトドライブツアーだけだった。

夕方パラパラとシャワーがあったが夜には止んだ。

先月の大雨による崖崩れで、タンタラスのいつもの展望台に行けない状態が続いていて、マキキハイツ・ドライブで夜景の良く見える場所を探しているが、どこもあまり条件は良くない。

車が止められる場所が少ないし、止められてもワイキキの見える範囲が狭かったり。

まあダイアモンドヘッドクラブの夜景ツアーはタンタラスよりパールハーバーの方がメインなので、早々に移動してH-1フリーウェイに乗り、パールシティの公園でのんびりと寛いでいただいた。

星も綺麗だった。



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