ハワイ日記2004年2月
2月3日
貿易風が吹くと気持ちが良いが、雨季特有の湿度の高さがある。
車に乗って信号待ちをしていると、開け放った窓から差し込む日差しが腕に痛い。
数年前にJALのCMの撮影の仕事を一緒にした日本のチームがまたハワイにやってきた。
今年でJALはホノルル就航50周年だそうで、その記念の作品作りの為だ。
今回は私に仕事の話は回ってこなかったが、打ち上げに呼ばれた。
久しぶりに仲間と再会して嬉しかった。
月が明るい。
2月4日
今日のマカプウは拍子抜けするくらい人が少なかった。
週末とのギャップがありすぎる。
天気は良く、海も穏やかで、クジラ観察にはもってこいなのだが、イリマの黄色い花が咲き乱れるトレイルには、往復でも10数名の人しかいなかった。
今日はそれほど近くにいた訳ではないし、それほど沢山いたわけでは無いが、子クジラの潮吹きやジャンプも観察する事が出来た。
今日のお客さんは、最初は大手ツアー会社でこのマカプウへのハイクを申し込もうとしていたらしいのだが、昨年末から中止になってしまったそうだ。
大手ツアー会社のグループには会った事は無いが、これからがイイ時期なのに・・・。
2月5日
天気は概ね良いが、雲は多かった。
島を回ると、時々シャワーに当たった。
しかし車を降りると何故か止み、鳥の声が聞こえた。
クアロアのコーラルツリーが美しかった。
夜にはまん丸の月が眩しいほどだった。
2月6日
お天気が心配だったがナイトドライブツアーに行った。
ワイキキを出るときには降っていなかったが、タンタラスの丘に上がるとぽつぽつと来た。
ルックアウトに観光客は少なかった。
パールシティを目指してH-1フリーウェイを走る。
モアナルアガーデン辺りでザーッと降ってきたが、レッドヒルを越えると止み、パールハーバーの美しい夜景が目の前に飛び込んできた。
いつもの公園に着くと、月が顔を出し、穏やかな風が気持ちよかった。
2月7日
明日はアロハ・スタジアムで恒例のプロ・ボウルが開かれる。
ワイキキはアメリカ人旅行者で溢れている。
土曜なのにフリーウェイが混雑していたが、これはプナホウスクールのカーニバルに行く人の流れのようだった。
2月9日
お昼前からのチャーターで島を回った。
朝のホノルルは雲が垂れ込め、今にも降り出しそうだった。
カラニアナオレ・ハイウェイを東に走ると、少し雲が切れてきた。
サンディービーチにはほんの1フィートほどの波しかなかく、すぐ沖ではダイバーが潜っていた。
マカプウ岬を回ると、東側のお天気は良かった。
穏やかなマカプウビーチを見下ろすと、いくつもの背びれが見えた。
背びれ?
そう、イルカの群れが現れたのだ。
こんな所でイルカを見たのは初めてで、お客さんだけで無く私も興奮した。
10数頭の群れは、岸からほんの50メートル位の所まで近づいていた。
遥か遠くの沖には、クジラの潮吹きがかすかに見えた。
朝吹いていた貿易風が止み、南西の風が吹き始めたが、ずっと天気は良かった。
カフクのシュリンプファーム横でランチの後、ノースショアに出ると海はやはり多少荒れていたが、それでもサンセットで6フィートほど。
ビーチには観光客も多かった。
ラニアケアにカメを見に行くと、ビーチに3匹、すぐそこの海にも3匹集まっていた。
ハレイワでもアリイビーチでカメを見た。
水は濁っていて、沖には多くのサーファーもいるのにお構い無しの様子だった。
ハレイワ・タウンで自由時間の後、夕陽を見にサンセットビーチに戻った。
随分人が多いと思ったら、沖の波が8フィート以上に上がっていて、波乗りの見物人達だった。
帰りのフリーウェイは空いていて、夜景が綺麗だった。
2月12日
歯医者の帰りにアラモアナビーチに行った。
南風が吹き、コオラウ山脈には雲が架かっていたが、ビーチはよく晴れていた。
マジックアイランドのコーラルツリーの赤い花が見える。
そしてそのずっと先には、すっかり青くなったダイアモンドヘッドが午後の陽射しを浴びていた。
干潮に当たり、澄んだ海の中を正面の岩場まで泳いでいくと、小さな小魚が群れていた。
岩場に座って休んでいると、近くの岩から魚が顔を出した。
白地に黒と黄色の模様で、丸い目をして口を少し開いている。
小さなウツボだった。
すぐ先でポチャンと音がして、ウツボは引っ込んでしまった。
音を出したのは海亀だった。
2月14日
昨日の早朝、H-1フリーウェイで4人の死者が出る事故があった。
亡くなった一人は、朝のジップレーンのためにコーンを置いている作業員だった。
残りの3名はフリーウェイでカーレースをしていたらしい。
レースをしていた2台が作業車に突っ込んだのだ。
最近のフリーウェイでは、昼間でも複数のスポーツ車が車の間を縫いながら、かなりの速度で走り抜けていくのを見る。
元々ハワイのフリーウェイは全体的に速度が遅い。
お年寄りのドライバーが多いのが理由らしいが、狭い島の中でスピードを出すのは野暮なのだ。
事故を起こし、死亡したのはワヒアワに駐留する米軍の人間だった。
時々レンタカーもスピードを出しているのを見るが、止めて欲しい。
窓を開けて走ると、風が入ってくる。
少しスピードを上げただけで、風の音も大きくなる。
逆に窓を閉め切っていると、静かなのでスピード感が無い。
ハワイのフリーウェイで無謀な速度で走っている車は窓をみんな閉めている。
のんびり走っている車は窓が開いているのだ。
風を感じながらのんびり走りましょう。
2月17日
今日もまた事故の話し。
これは日本でもテレビで報じられたようだが、昨日の夜ハワイ島コナの北で交通事故が発生した。
現場は見通しの良いほぼ一直線の道路だが、私の知る限り街灯は無い。
溶岩と山裾に挟まれた何にも無い場所だ。
日本人のレンタカーとローカルのトラックが正面衝突し、日本人一人とローカル二人が死亡した。
日本人ツーリストは新婚旅行で、男性が死亡、女性は重態との事だ。
悲劇としか言いようが無いが、警察によると、レンタカーがスピードを出し過ぎ、センターラインを超えたらしい。
ハワイは今年、交通死亡事故が多発しているそうだ。
とにかく安全運転でお願いします。
2月18日
今日は2組の新婚さんと午後からのチャーター。
ワイキキを出てまず最初はモアナルアガーデンに向かう。
H-1は既に渋滞が始まっていて、フリーウェイに入るまでも大変だった。
いざモアナルアガーデンに到着すると、大型バスが5台も止まっていて、公園内には団体さんがいた。
聞いてみると群馬からの修学旅行だそうで、この5台とは別に後7台が違う場所に行っているそうだ。
この木何の木の後は、H-2に乗りドール・プランテーションに寄ってからハレイワへ。
アリイビーチパークは2フィートほどの波に子供のサーファーが多かった。
ハレイワタウンでしばらく自由時間の後、最近はほぼ毎日カメの出没するラニアケアに寄り、ワイメアのルックアウトでクジラの潮吹き見てからサンセットビーチに向かった。
ここも今日は4フィートほどの波しかなかった。
ビーチにラグを引いて日没を待つ。
水平線の近くに雲があったが、今日は見事なサンセットを見ることが出来た。(写真UP)
お客さんも大喜びだった。
その後ハレイワに戻り「ハレイワ・ジョーズ」でディナー。
しばらく待たされたが、中は満員と言うほどではなかった。
食事の後、真っ暗なパイナップル畑の中を抜けて、南に戻る。
パールシティの公園で再びラグを広げ、転がって星空を見ていただいた。
お客さんは流れ星を見つけた。
最後にタンタラスの丘に登りワイキキの夜景を見た。
お客さんは皆初ハワイと言う事だったので、ある程度お任せのチャーターだったが、皆さんすっかりハワイを好きになっていただけた様だった。
2月19日
今日はサークルアイランド。
朝から天気は良かったが、風が弱く、ちょっと蒸していた。
何故か大渋滞のハナウマ湾の入り口を過ぎると、サンディービーチはほとんど波が無く、人も少なかった。
マカプウも穏やかで、透き通った水がとても綺麗だった。
ベロウズビーチに行くと緩やかな貿易風が吹いてきた。
東海岸線はどこも鮮やかな色を出していた。
ノースショアに回ると今日は随分波が大きかった。
朝見てきた波の予想では5フィートほどと言う事だったが、実際には10フィートを越えていた。
ただチョッピーで、波を捕まえているサーファーの数は少なかった。
ラニアケアでは海亀が3匹もビーチで甲羅干しをしていた。
ハレイワに入り、アリイビーチパークでのランチタイムでは、南西よりの風が吹き出した。
夜になってまた北よりの風が吹き始め、過ごしやすかった。
2月20日
今日はマカプウ・コンボ。
風は弱いが一応トレードが吹いていた。
天気は良く、相変わらずワイキキのビーチは人で一杯だった。
ハナウマ湾の入り口で「Parking Lot Full」の看板を横目に見て、モロカイ・ルックアウトが見えてきた途端、目の前に大きなクジラがジャンプした。
ザトウクジラの体が水面上にはっきりと見えたのだ。
最初から運が良いと思ったが、今日はこんな物ではなかった。
サボテンの光るマカプウ岬の斜面を見上げ、山歩きを始める。
ペレの椅子と呼ばれる岩の上を曲がると、あちこちで潮吹きが見える。
頂上近くで、マカプウ灯台の赤い屋根が見えると、少し先を歩いていたアメリカ人が歓声を上げた。
我々もその場に行くと、眼下には親子のクジラのジャンプが見えた。
母クジラに教わったジャンプを試すように、子クジラのジャンプは何度も見れた。
しばらくその場にいると今度はペックスラッピングと言って、体を回転させながらひれを水面に叩きつける行動を観察する事も出来た。
なんだか見ている私たちに挨拶をしているようで嬉しかった。
気持ちの良い風の吹き上げる頂上の展望台で、透き通ったマカプウの海を見下ろしてから下山。
海が視界に入っている間は、どこかで潮吹きが見えた。
気持ちの良い汗をかき、車に戻って冷えたグアヴァジュースを一気に飲んでから、ワイマナロに移動。
ケネケスでサバ弁当を買ってベロウズビーチに行った。
白い砂のビーチにラグを引いて弁当を食べ、人のいないエメラルドグリーンの海で泳いだり、波遊びをしたり、またビーチで神殿を作ったりして午後を過ごした。
首の後ろが陽に焼けてちょっと痛い。
2月22日
昨日の朝、ワイマナロにザトウクジラの死体が打ち上げられた。
サメに襲われたようで、傷だらけだったそうだ。
付近ではサメの目撃情報もあり、カイルアからワイマナロにかけてのビーチはクローズされた。
サメは2メートル以上のものもいたそうだ。
2月25日
昨日までの天気と変わって、今日は朝からどんよりと空が曇った。
ホノルルエアポートに、日本から戻ってきた友人を迎えに行った。
日中何度か風が吹いたが雲は切れなかった。
2月26日
今日も朝から曇り。
昼前から激しいスコールが何度も降った。
ホノルルには洪水注意報が出ている。
2月29日
ワイキキはようやく朝から晴れた。
H-1フリーウェイを西へ向かうと、ワイアナエ山脈の上には厚い雲が架かっていた。
H−2に乗り北を目指す。
ドールの畑を下っていくと、青い水平線が見えてきた。
ノースショアは全体的に晴れ渡っていた。
サンセットでは10フィート以上の波が上がっていたが、南からの風にあおられてコンディションは今ひとつ。
沖に出ているサーファーたちもなかなか波を捉えられない。
ワイメアも奥の右側にある岩場のポイントに波が立ち、サーファーがいた。
ラニアケアは赤いテープが張られていてビーチ・クローズ。
ウミガメはビーチには上がっていなかったが、2匹が水辺を泳いでいた。
ハレイワは赤土で真っ赤な海にローカルの子供や日本人サーファーがいた。
午後はハレイワも何度か雨が降ったが、帰りにはH−2から虹が見えた。