ハワイ日記2003年9月
9月1日
台風が近づいている。
基本的にハワイは台風の通り道にはないのだが、コースを外れたりすると近づくことがある。
ハリケーン・ヒメナと名付けられたこの台風は、南側からハワイに接近して、現在はハワイ島付近にいる。
勢力は徐々に弱まってきていると言うが、オアフ島にも昨晩から強い風が吹き、マリンスポーツはパラセーリングが全面中止になった。
スカイダイビングも私の提携しているPISCは飛行を見合わせたが、事故の多いS社は飛ばしていたようだ・・・。
雲も多く、断続的に小雨が降っていた。
さて、ダイアモンドヘッドクラブのホームページにはアクセス解析機能と言うのがついていて、訪問者の情報をある程度収集する事が出来る。
検索エンジンから来た場合は、どのエンジンか、どんなキーワードで検索したかがわかるのだが、他にも日本国内の都道府県別、また世界中の国別にもアクセスがわかるようになっている。
日本国内の都道府県は、人口比率にほぼ応じて、東京、大阪、神奈川、愛知、北海道、福岡、埼玉、千葉、広島と並んでいるのだが、世界中多くの地域からもアクセスがあるのには驚く。
実際にはインターネット・サーバーがーあるだけで、アクセスしている人がどこにいるかわからないケースもあるが、ダントツの日本に続いて、アメリカの後、3位以降はアンドラ、バルバドス、アルバニア、コロンビア、アンギラ島、ケイマン諸島、オーストリア、英領インド洋植民地、ブルンジ、中央アフリカ共和国、米領サモア、ココス (キーリング) 諸島、エチオピアと続く・・・。
一体どこにあるのかさえわからない国が多いが、税制上有利だったり、会社を立ち上げやすいなどの理由からサーバーを置いている国々なのだろう。
しかし22位のアクセス先に「南極大陸」と言うのがあり、果たしてここにサーバーがあるのかと大分疑問。
しかし本当に南極からアクセスしてくださった方がいたら、それは感激!
もしこれをお読みになったらご一報頂きたい。
もちろんアンギラ島とか、ブルンジなんて言うところからのアクセスもお知らせ頂けたら嬉しいです!
夜はワイキキの鍋会。
ダイアモンドヘッドクラブの2年ほど前からのお客さんで、先月からハワイに留学に来た方をお連れした。
水炊きで盛り上がった。
9月2日
結局ハリケーンは熱帯低気圧に変わり、昨日ほどの風も無くなり、天気は比較的良かった。
ただ、時より大きな音を立てて強い風が吹いていた。
新聞によると、アメリカの空港では2001年の9.11テロ事件以来、飛行機への持ち込み禁止品が増え、セキュリティ・ゲートでは相変わらず長蛇の列が続いている。
しかしホノルル空港では毎日数百件の禁止品が押収されているそうだ。
押収品ははさみ、釘、ネジ回し、ナイフ、野球のバット、ダンベル、コルク開け、釣り針、じゃがいもの皮むき、フォーク、コンパス、まつげのビューラーなど。
ナイフやフォーク、コルク開け位まではわかるが、考えてみるとなんでも凶器になる可能性があるのだなぁと感じる。
そのうちメガネやペンも持ち込めなくなるのではないだろうか。
テロは悪い事だ。
しかしここまでテロに対して警戒しなければならないのは、テロリストに狙われる可能性があるからだ。
そこには理由があるはずで、アメリカ人はそれについては語ろうとしない。
戦争が一応終わったはずのイラクでは、相変わらず毎日アメリカ人が殺されている。
アメリカはそろそろ自分たちがやっている事に対して、考え直す時が来ているのではないだろうか?
さて、久しぶりにダウンタウンの役所に行った。
バスがまだ走っていないので、歩いている人も少なく感じた。
家に戻ってからハワイカイのコスコに買出しに行った。
カラニアナオレ・ハイウェイのレインボーシャワーもそろそろ花が少なくなってきたが、ワイアラエ・イキのプレイグラウンドのは今が盛りで美しい。
買出しの後、ホットドックを食べた。
ご存知の方も多いと思うが、コスコのホットドックは、飲み物付きで$1.50。
しかも飲み物はお替り自由。
午後の陽射しが眩しかった。
9月3日
ネットショップでは売れ行き好調のノニだが、肌荒れが無くなって化粧の乗りが良くなったとか、血圧が安定したとか、二日酔いが無くなった、生理痛が無くなったなど、様々な声を頂いている。
食べ方も人それぞれ工夫されているようで、私のようにそのままむしゃむしゃ食べる人から、小さく千切って朝晩に分けて飲んでいる方、スープに入れて飲んでいる方など、摂取の仕方も様々だ。
今月から今までの1オンスだけではなく、倍の2オンス入りのレギュラー・ノニの販売を開始した。
製造元のカウアイ島の会社からも大分信頼されてきたようで、一度に仕入れられる量が増え、仕入れ値も下がったので、販売価格も当然安くした。
さて、ノニに続いて近々ハワイアン・ジュエリーの販売も始めるのだが、D.H.C.ネットショップのリピーターさんも増えてきた事で、新しい企画を考えた。
その名も「D.H.C.ネットショップ・ポイント」。
今までお買い上げの商品金額100円に対して1ポイントが獲得出来、ポイント総数が溜まるとプレゼントがもらえると言う企画。
素敵なハワイアン・グッズをプレゼントさせて頂きたいと思っている。
更に考えたのは、「PAPER KINE:ハワイ生活ペーパー・おまけ」。
これは、ハワイで生活している私達の身の回りにある紙媒体を、商品の発送時におまけとして一緒に送ると言う企画だ。
以前ハワイに遊びに来ていた日本の友人が、帰国後しばらくしてから、ワイキキでもらったチラシをスーツケースの隅で見つけて、ハワイのことを大変懐かしく思い出したと言う話から思いついた。
ハワイ関連の商品を扱っているネットショップは多いが、実際にハワイから直接商品を送っている我々としては、ハワイの空気だけではなく、もう少しだけでもハワイを感じる事が出来る物を一緒に送れたらと思っていた。
最初はホノルル・アドバタイザーなどの新聞紙を梱包材として使用する案もあったが、商品が汚れるのは困るので、別のチラシやクーポン、チケットなどを一緒に贈らせて頂きたい。
送料が高くなる様では意味が無いので、フリーペーパー1冊なんて言うのは送らないが、本のしおりとしてでも使っていただければ嬉しい。
ところで、このサイトで公表している私の個人Eメールアドレスに、ここ数日「着信拒否通知」なるものが何通か届いている。
「ウィルスに感染したメールが届いたので、これを拒否しました」と言う内容で、メール・サーバーから届いているのだが、送信先のアドレスは見覚えの無い物ばかりで、私が送ったメールではない。
心配になってウィルス・チェックもかけてみたが、何も発見されなかった。
これとは別に「添付ファイルをご覧下さい(See the attached file)」と言う内容だけの怪しいメールがいくつか届いている。
勿論こんな怪しい添付ファイルなど開けるはずは無いのだが、どうも変なウィルスがまだ蔓延しているようだ。
ウェブサイトにメールアドレスを載せているので、ウィルスに感染しているPCがこのサイトを読み込むと、そのアドレスを勝手に使ってメールを送ったりするらしい。
OSのアップデートは勿論だが、ウィルス対策も、皆さんお忘れなく。
9月4日
ハリケーン・ヒメナがいなくなってから、ハワイはすっかり良いお天気が続いている。
昨日まではちょっと強い感があった風も、丁度良い貿易風が戻ってきた。
午後からアラモアナビーチに泳ぎに行った。
7月8月と、仕事では何度もビーチに行っているのに、全然泳いでいなかった。
サークルアイランドでは泳ぐ時間は無いが、ビーチピクニックやノースショアツアーでは、お客さんにシュノーケルをレッスンしたり、一緒に泳いで欲しいなんていうリクエストが入る事もあるし、あんまり暑くて一泳ぎしてしまう事もある。
ところがこの夏は荷物番専門だった。
久しぶりに気合を入れて泳いだ。
50メートルほど沖のサンゴ礁まで行くと、今日は亀は出てこなかったが、カニがたくさんいた。
ダイアモンドヘッドの上に半分になった月が白く浮かんでいた。
9月5日
バスのストライキはまだ終わらない。
日本だったら労使が徹夜で交渉して、何とか社会に対する被害を最小限にしようとするものだが、朝始めた交渉が昼前にはお開きになってしまったり、週末はお休みだったりして、目処が立たない。
ローカルの中には3ヶ月くらいストが続くかもしれないと言う者もいる。
日本だったら経済活動が麻痺してしまいそうだが、朝晩の渋滞が少し酷くなっただけで、既に皆もう慣れっこになっているようだ。
そう言えばワイキキではキックスクーターが復活している。
一番困っているのは長期滞在している学生や観光客などで、ダイエーなどに買い物に行くのに足が無くなったため、オレンジ色のカートがワイキキにまで乗り捨ててあった。
さて夜はハワイに遊びに来ている友人と食事に行った。
最初は「ピエトロ」に行こうと思っていたが、「エミリオス」に行って大正解。
前よりは混んでいたが、すぐに座れた。
「ピエトロ」だったらかなり待たされただろう。
しかもピザもとても喜んでもらえた。
サラダも美味しかった。
月が明るい。
9月6日
朝から大きなダブルレインボーが西の空に架かっていた。
今日はサークルアイランドツアー。
今日は初めてのお客さんだったが、この日記をご愛読いただいているそうで、いきなりお土産を頂戴してしまった。(Big Mahalo!)
さてお天気は良く、風も気持ちが良い。
ワイキキを出てダイアモンドヘッド・ロードに入ると、灯台の先は路上駐車の車が多かった。
土曜なのでローカルのサーファーが繰り出しているのだ。
しかし眼下の波はちょっと崩れ気味で、2フィートくらい。
あまりコンディションは良くなかった。
カハラを抜けカラニアナオレ・ハイウェイに入る。
東の空も明るい。
ハナウマ湾の入り口は、珍しくまだ「パーキングロット・オープン」の看板が出ていた。
モロカイ・ルックアウトからは隣のモロカイ島とマウイ島のハレアカラ山が見えた。
海はうねりがあったが、サンディービーチのショアブレイクは2フィートほどで、小さな子供も入っていた。
と言っても、私はここでは入る気がしない大きさ。
すぐ目の前で、ボードを使わずに波に溶け込むボディーサーファーの姿に、お客さん達は驚いていた。
ビーチの裏の公園では、小学生のアメリカン・フットボールの大会が行われていた。
ユニフォームも色とりどりで、かわいらしかった。
マカプウのルックアウトでは、太平洋を渡ってきた少し湿った貿易風が、肌に気持ちよかった。
ウィンドワードサイドは少し雲があったが、雨の心配はなさそう。
ベロウズビーチには、アメリカ人ツアーのグループはいたが、土曜にしてはローカルは少なかった。
ジュース休憩の後は「スモウ・コネクション」。
アンティー・ジェンは今日も機嫌が良く、色々話しかけてきた。
だがアンティーが計画しているビーチツアーの話は、色々問題が出てきたそうだ。
記念写真を撮ってから出発。
オロマナのキャッスル・ホスピタルを曲がって、少し行くと「工事中につき、カネオヘ方面は迂回」と言う看板が出てきた。
カラニアナオレ・ハイウェイをHPUまで行かず、手前の採石所やごみ処理場があるカパアア・ロードで右折して、モカプに出る。
H−3の下をくぐって、モカプがカネオヘ・ベイ・ドライブに変わり、カネオヘ湾を望む。
そのまま進んでカメハメハ・ハイウェイに出る。
ウィンドワード・モールを過ぎて住宅街に入ると、キング中学校でもフットボールの大会が開かれていた。
こちらは中学生らしく、チアリーダーもいた。
カハルウ、ワイアホレを抜ける。
カネオヘ・ベイの水は赤く濁っていた。
クアロア・パークに到着。
今日は中国も韓国のツアーもいなかった。
満潮に近くビーチはほとんど無く、カニの穴は見えなかった。
その後の東海岸のドライブは、時々道路にまで上がってくる波しぶきを見ながら北上。
カフクを過ぎると、今まで少し曇りがちだった天気が一気に晴れ渡り、海の色が濃くなった。
サンセットビーチは観光客で一杯。
泳いだり、潜ったり、海の中も多かった。
ワイメアの飛び込み岩も大勢上がっていた。
ハレイワのアリイビーチに着くと、お客さんを降ろし、「亀が出て来るかも知れないですよ」と伝えてからランチの仕込みに行った。
L&Lでは今日も待っている間にコーラを出してくれた。
ツアー業では、仕事中に立ち寄る店がガイドやドライバーに飲み物をサービスしてくれる事は珍しくは無いのだが、ここは何年も通っていて、最近になって突然サービスしてくれるようになったので、なんだかまだこっちも遠慮がち。
ビーチパークに戻ると、お客さんはビーチで亀を見れたとおっしゃっていた。
モンキーポッドの木陰でランチタイム。
デートパームの上でマイナバードが鳴いていた。
食後は散策の時間。
9月に入ってハレイワの観光客は少し減ったようだ。
パイナップル畑の道路沿いには、株を植えたばかりの畑や、これから植える畑はあるのだが、実が生っている畑は見えない。
少し奥には収穫用のトラックが見えるが、さすがにこの時間は作業はしていなかった。
ドール・プランテーションに行くと、「久しぶりだね!」と数人から声を掛けられた。
2週間振りだったが、自分としてはそんな気がしていなかった。
ユーカリの木が風に揺れ、午後のパーキングにササッーという音が響いていた。
H−2からH−1に入り、レッドヒルを越えて、リクエストでモアナルア・ガーデンに行った。
ここのパーキングはガラガラで、広い公園内もなんだかほぼ貸し切り状態だった。
バード・オブ・パラダイスやホワイト・ハイビスカスも綺麗だった。
ダウンタウンの手前で少し渋滞したが、ワイキキにはスムースに入れた。
夜風も気持ちが良かった。
9月7日
今日は午後からのチャーター。
3年前にツアーに参加してくださったお客さんが、今回はウェスト・オアフの蘭園を訪ねたいと言う事だった。
実は今日マウイ島から移動してきたお客さんを、アロハタワーMPでピックアップ。
ニミッツ・ハイウェイを走り、H−1に乗り、一気に西に向かう。
コオリナを過ぎると海が見えてくる。
綺麗なビーチが続くが、観光客の姿はまず無い。
武蔵丸の出身地ワイアナエのショッピングセンターを過ぎて、右折し内陸に入ると、私も今までほとんど見た事が無い場所だった。
かなり乾燥しているこの地域では、大きな木があまり無いのだが、所々に畑があり、野菜などを栽培している。
しかし荒れたままの土地も多く、民家もお世辞にも綺麗とは言えない様な家が多かった。
しばらく行くと「コダマ・オーキッド・ナーサリー」に到着した。
子犬が数匹飛び出てきた。
訪問者は他に誰もいなかったが、朝私が電話をしておいたので、日系人のコダマさんが迎えてくれた。
日本の田舎にいそうなおじいちゃんだったが、「442部隊、Go for Broke」のキャップがカッコ良かった。
片言の日本語を話すコダマさんの案内で園内を見せてもらい、私も勉強になった。
聞いてみると、この辺りには蘭の栽培農家が多いそうで、二つほど紹介してもらった。
次に行ったのは「オーキッド・センター」と言う所で、ここもオーナーで日系人のタカフジさんが案内してくれた。
コダマさんのところも大きいと思った(1.5エーカー[1800坪])が、ここは更に大きく(3エーカー[3600坪])驚いた。
タカフジさんは日本語があまり出来ないので私が通訳しながら歩いたのだが、とってもイイおじさんで、ぐるりと回った後我々をお茶に誘って下さった。
お茶と言っても出てきたのはグアヴァジュースなのだが、お茶請けにどら焼きが出てきたのにはびっくりした。
お茶の後はタカフジさんの趣味の「フクロウ・グッズのコレクション」を見せていただき、最後には「オーキッド・センター」の帽子まで下さった。
なんだか本当に日本の田舎に来た気がした。
最後は「レイク・ビュー・オーキッズ」と言う蘭園に行った。
ここは中国系のウーさんがオーナーで、ニコニコと出てきてくれたが、「忙しいので勝手に見て行って下さい」と言う事で、自分達で中を歩いた。
どこも最近は日本の景気が悪くて売れ行きが良くないが、アメリカ本土向けが出ていると言う事だった。
日曜と言う事で帰りのフリーウェイはとてもスムースだった。
月が大きくなってきた。
火星もまだまだ大きい。
9月8日
サークルアイランドツアー。
今日も朝から良いお天気。
気温も上昇する中、ダイアモンドヘッド・ロードではジョギングする人達が暑そう。
ダイアモンドヘッド沖は2フィート程の波で、ローカル・サーファー達が遊んでいた。
カラニアナオレ・ハイウェイを進み、茶色く陽に焼けたココ・クレーターが見えてくる。
この辺りでは最近藪火事が多いらしい。
冬場は青々とした山も、この時期はすっかり乾燥して、燃えやすくなっている。
この辺りだけでなく、ミリラニやウェスト・オアフでも藪火事が多く発生して問題になっている。
サンディービーチで休憩の後、マカプウに向かう途中も黒く焼けた草原が広がっている。
マカプウのルックアウトから下を見下ろすと、透き通った海で遊ぶローカルの姿が見える。
海から吹きつける貿易風も気持ちが良い。
ワイマナロのベロウズ・ビーチでジュース休憩。
今日もアメリカ人ツアーの他には人がほとんど無く、広い砂浜は、ここがワイキキと同じ島である事さえ忘れさせる。
「スモウ・コネクション」でお客さんがお土産を見ている間、アンティー・ジェンとおしゃべり。
アンティーも英語のウェブサイトを持っているが、そろそろ日本語のサイトを作って、日本の検索エンジンにも載せたいと話していた。
オロマナを過ぎると「迂回」のサインが今日も出ている。
回り道をして、カネオヘ湾を見下ろしながらカメハメハ・ハイウェイに出る。
キング中学校を過ぎると、ピンクのハイビスカスが風に揺れて笑っていた。
マングローブの森を横に見て、ヘエイア・ケアの港を過ぎ、サンド・バーを見下ろしてカハルウに入る。
やはりこの辺りの海は少し濁っていた。
ワイアホレのブーゲンビリア・ナーサリーを過ぎると、チャイナマンズ・ハットが大分大きく見えてくる。
クアロア・パークに入る。
今日もツアーは我々だけだった。
ビーチの幅は狭かったがカニは見えた。
ココ・パームの小さな白い花が落ちていた。
カージナルが親子で水飲み場に来ていた。
カーアヴァ、プナルウの海も、満潮に近くうねりがあった。
カフクのシュリンプ・ファームを過ぎ、ティーの畑が見える。
ベルジーランドの造成地は道路が出来てきた。
今日もノースの太陽は陽射しが強かった。
サンセットビーチは白い砂が眩しかったが、観光客は週末に比べてぐっと少なくなっていた。
ワイメアのローカルもやはり少なくなっていた。
飛び込み岩の上も人口密度が減っていた。
ハレイワに入ってアリイビーチパークでランチタイム。
我々の他に公園には人はいなかった。
パーキングの横にあるデートパームの実が、オレンジ色になって落ちていた。
プレートランチはお客さんに大好評だった。
ハレイワ・タウンは日本人観光客の姿が目に付いた。
ワイキキの日本人は減ったのに、ここが増えていると言う事は、リピーター率が上がったと言う事なのだろう。
ポリネシアン・トレジャーズのクーポンが無くなってきたので、もらいに行った。
ここの店ではダイアモンドヘッドクラブのお客さんが買った物を、日本人カスタマーの傾向として、統計として記録している。
ダイアモンドヘッドクラブのお客さんがクーポンを出すと5%の割引が受けられるのだが、私も時々その統計を教えてもらっている。
本当はネットショップの商品アイデアとして知りたかったのだが、その購入内容は実に多岐に渡っているようで、アイデアの参考にはならなかった。
しかし、意外な事に、ボーンネックレスの売れ行きはそれほど良く無いと言う。
私自身が最近しているので説明する事が多いのと、KTファンにはよく出ているのかと思ったが、どうやらどれを買って良いのか決めかねている様なのだ。
店員の話によると、ボーンネックレスの入っているショーケースは日本人観光客が熱心に覗き込んでいる事が多いそうだが、結局それは買わない事が多いらしい。
確かに多くの種類を置いていて、値段もバラバラで、わかりにくいのだろう。
ここで思い付いたのは、D.H.C.ネットショップでボーンネックレスを特選販売すると言う事。
趣味は人それぞれだが、やはり私がかっこいいと思えるもので、値段のバランスの良い物を、今度仕入れて紹介したい。
さて、集合後はドール・プランテーション。
ここも週末に比べて人が少なくなった。
パイナップル・エキスプレスも空席があった。
お客さんを待っている間、外のテーブルにいると、友人のノリちゃんにばったり会った。
久しぶりのノリちゃんは、今日はツアーで回っていると言う事だったが、今はあまり観光の仕事はしていないらしい。
何でもカリフォルニアで出来た「フローズン・スシ」という冷凍寿司のビジネスが上手く行っているらしく、これからも大きくしたいらしい。
お客さんが出てきて、デルモンテの畑で写真を撮った後、H−2、H−1でホノルルに戻る。
空港付近からやはりかなり渋滞した。
フリーウェイを降りてからもワイキキ周辺を初め、あちこちで道路が混んでいた。
夜はワイキキの鍋会に行った。
おでんだった。
月と火星が仲良く空に浮かんでいた。
9月9日
「ブルーハワイ」を見た。
そう、エルヴィス・プレスリーの映画である。
随分昔に見たと言う記憶はあるのだが、すっかり忘れていた。
ハワイに来てからは初めてである。
時代は1961年。
兵役から戻ったエルヴィス扮するチャドがホノルル・エアポートに戻ってくる。
ラグーンドライブらしき道路を走って迎えに行く恋人のマイリ。
空港には建物らしいものは無く、まるでコナの空港の様。
マイリの勤める旅行会社はワイキキのインターナショナル・マーケット・プレイスのまん前で、カラカウアはまだ一歩通行ではない。
ドライブに出る二人の背景は、ダイアモンドヘッドをはじめ、タンタラスやラビットアイランドなど、すぐにわかった。
道路沿いのガードレールは全て木製で、新しい。
二人が住んでいるのは何とハナウマ湾。
誰もおらず美しい。
ハワイアンと言いながらタヒチアン・ダンスが出てきたり、サモアンが出てきたりはご愛嬌だが、一番驚いたのは、エルヴィスがツアーガイドになる為に面接を受けるシーン。
「お客さんが月下美人を見たいと言ったらどうする?」の質問に、「プナホウ・スクールにお連れします!」
40年の時間の流れを感じさせなかった。
さてその更に10年ほど前の50年前に出来たのがインターナショナル・マーケット・プレイス。
ワイキキに行った事がある人なら、誰でも一度は訪れた事があると思うが、ここが遂にリニューアルされる事になった。
3階建ての、パーキング付きのモールになるそうだ。
2005年から工事が始まり、2007年には完成(予定)と言う事だ。
夜になって満月が上がった。
まだまだ明るい火星と段々近づき、ランデブー。
写真を撮った。

風が弱くなった。
9月10日
マキキヴァレーへのトレッキング。
お客さんはKTファンのリピーターさんご姉妹。
お菓子のお土産を頂いてしまった。(Big Mahalo!)
朝から風が弱く、コオラウ山脈の上には雨雲が架かっていた。
ちょっと心配しながらお迎えに行くと、ワイキキは晴れていた。
状況を説明しながらマキキの山の麓まで行くと、やはりぱらぱらと降っていたが、山の稜線が明るくなってきた。
マカプウに変更も考えたが、KTも登ったコースを歩きたいと言う事で、雨合羽を最初に渡して出発した。
トレイルに入るとすぐにシェイマが出てきて、目の前で地面をつついていたが、一声あげて飛び去ると、なんだか雨が上がった。
時々風が吹くと木が揺れ、雨しずくが落ちてくるが、合羽を着ていると蒸し暑いので脱いだ。
カネアロレ・トレイルの登りでは汗をかいた。
しかし所々に黄色く熟れたグアヴァの実が落ちていて、今日は収穫できる予感がした。
マキキヴァレー・トレイルに入ると早速木に生った黄色いグアヴァを発見。
試食した。
まだ少し酸っぱいが、ビタミン豊富で元気が出る。
ストロベリー・グアヴァも赤い実がいくつもトレイルに落ちていた。
これも木に付いているのを収穫して試食。
南の方角にワードのニール・ブレイズデル・センターやケワロ湾が見えてくる頃には風が調子よく吹いてきた。
さすがにマウンテン・アップルは食べられなかったが、木の上の方には、忘れ去られたような小さな実が一つ付いていた。
峠の休憩所では、スパムを食べる前に、KTとスラッキーが写真を撮った看板の前で記念撮影。
静かな森の中でゆっくり休憩してから下り。
小さなアヴォガドの実が落ちていた。
今日は朝方雨だった事もあり、途中すれ違ったのは僅かに7人だった。
しかしその後雨は無かった。
パーキングに戻ってグアヴァジュース。
まさにグアヴァ尽くしだった。
ワイキキは雨など降った形跡も無く、暑かった。
9月11日
朝からホノルルはどんよりとした雲に覆われていて、風が無い。
道路も濡れていて、また今にも降り出しそう。
昨日と同じお客さんを、今日はビーチピクニックにお連れした。
ブギーボードのレッスンをして欲しいと言う事でベロウズビーチに向かったが、まずお天気が心配。
ダイアモンドヘッド・ロードから右下の海を見下ろすと、ここには2フィートほどの波があった。
ハナウマ湾を過ぎるとうねりは無くなり、海は穏やか。
これで波も無ければ最悪だなぁと思いながらマカプウ岬を回ると、マカプウビーチには2〜3フィートの厚い波が寄せていた。
それだけではなく、ウィンドワードはすっかり晴れていた。
ワイマナロに入り「ケネケス」でサバ弁当を調達。
ベロウズビーチのパーキングに到着すると、いつものようにアメリカ人ツアーのミニバスが泊まっている他は、ローカルの車が3台ほどパーキングにあるだけだった。
エメラルドグリーンに光る海は美しかった。
レッスンの為に私も海に入るので、ラグを水際近くに引き、準備運動をして早速飛び込む。
1〜2フィートのショアブレイクで、初心者レッスンには丁度良い。
ライフガードタワー寄りではアメリカ人の団体が大はしゃぎしている。
他には波遊びをしているローカルが数人いるだけだった。
普段はもう少し風の強い場所だが、ワイキキに全く風の無い今日は、ここは丁度良い。
後ろの山の上には雲が出来ていたが、ワイマナロのビーチはずっと晴れていた。
お昼前にアメリカ人ツアー客たちが引き上げると、ローカルの高校生が数名遊びに来た。
我々もビーチでランチタイム。
少し休憩してから再びレッスン。
高校生が引き上げると、別のローカル達が数名ビーチに来て、ごろごろしたり海に入ったりしていた。
今日は随分陽に焼けた。
帰りもマカプウを回ってきたが、ハナウマ湾を過ぎるとホノルルの空はまだ曇ったままだった。
ダイアモンドヘッドの向こうにはシャワーも見える。
こちら側は一日天気が良くなかったようだ。
ワイキキの近くで渋滞した。
ダウンタウン付近で信号が故障し、これが渋滞の元になっているようだ。
お客さんをワイキキでドロップして、家まで5分から10分の道のりが1時間もかかった。
バスのストも影響しているのだろう。
夜になって少し風が出てきた。
9月12日
昨日のワイマナロでの日焼けで背中が痛い。
ホノルルのお天気は雲が多い。
ダイアモンドヘッドクラブの日本スタッフのモアナminaちゃんから、早くも来月のイベント情報が来た。
いつも色々詳しい情報を、まとめて送ってくれるのだが、今回は久しぶりに「お役立ち情報」も新しいのが来た。
実は先週の6日にminaちゃんが長女を出産した。(Hauoli la Hanau!)
妊娠中はイベント情報だけをお願いしていたが、2度目のお産も軽かったと言う事で、早速仕事に復帰してくれたのだ。
しかしこれからの方が本当は忙しいのでは?と言う疑問もあるが、「オアフ島情報」はダイアモンドヘッドクラブのサイトでもアクセスの多いページなので、子育て同様頑張ってもらいたい。
「お役立ち情報」は今まではおまけの情報のようなカテゴリーだったが、ツーリストにとっては本当に役に立つ情報なので、食・物・イベントに次いだ独立した4番目のカテゴリーにした。
リクエストなどもあったら受け付けたい。
9月13日
サークルアイランドツアー。
お客さんのグループの中に、今日日本から到着する方がいらっしゃると言う事で、いつもより1時間遅いスタートだった。
しかし今日はアロハ・フェスティバルの一つの山でもある「フローラル・パレード」が行われる。
ワイキキのパレードはしょっちゅうだが、その中でも今日のは特に大きい。
カラカウアを始め、ワイキキでは閉鎖されている道路が多く、ホテルまでの道のりを考えながらいつもより30分以上時間を取って家を出た。
アラワイ運河を越えてワイキキに入るまでは順調だったが、ホテルのすぐ近くで丁度パレードが通過するタイミングにぶつかり、車の流れは完全に止まってしまった。
それでもパレードの列の隙間を見て、警察官が少しずつトラフィックを流す。
すぐ先を馬に乗ったパレードが通る。
沿道は見物客で一杯だった。
ホテルに着いたのは集合時間の5分前だった。
お客さんをピックアップして再びパレードを横切り、クヒオに出る。
ホノルル・ズーの後ろを回ってダイアモンドヘッド・ロードに出ると、ワイキキのパレードとは全く関係なく、いつものように静かだった。
さてワイキキは晴れていたが、コオラウ山脈には今日も厚い雲が架かっていた。
今日も裏オアフは晴れている事を願ってカラニアナオレ・ハイウェイに入る。
ハナウマ湾の入り口は「パーキングロット・オープン」。
観光客はワイキキでパレードを見ている人が多いのだろう。
サンディービーチの波は比較的穏やかだった。
水平線にモロカイ島とマウイ島が見える。
マカプウビーチは人が少なかった。
ウィンドワードのお天気はまずまず。
ベロウズビーチも土曜にしては人が少なく、ここ最近で私が集めた木の実や「新マイ・ストーン」もちゃんとアイアンツリーの木の下にあった。
グアヴァジュースをサーブしながら、ミニ・自然教室を開く。
寛いだ後は「スモウ・コネクション」へ。
アンティー・ジェンは今日も元気だった。
そういえば今晩は曙が相撲中継の解説だ。
海からの貿易風を車内に入れながら東海岸を北上する。
今日はパリ・ハイウェイの入り口の工事はお休みで、カラニアナオレ・ハイウェイからHPUのところでカメハメハ・ハイウェイに入った。
カネオヘの住宅街に入ると、サンドバーには何艘ものヨットが出ているのが見えた。
クアロア公園は奥にテントが多かったが、観光客はほとんどいなかった。
最近ここはまたシギが多くなってきた。
どうやらシギは渡り鳥だそうで、冬場にハワイに来るらしい。
まだ知らない事はたくさんある。
カーアヴァでクラウチング・ライオンを見上げ、プナルウに入る。
ハウウラでは路上でレイを売るローカルがいた。
ケンタッキー・フライドチキンだった場所は、エビの店になった様だ。
ハウウラ・ショッピングセンターは相変わらず閑散としていた。
大きなティキの像が3体出てきたら、ライエである。
PCC(ポリネシア・文化センター)の前を通り、フキラウビーチの前を抜けると、大きな牧場が出てくる。
牛がのんびりと草を食んでいた。
カフクを過ぎ、タートルベイを回って、太陽の角度が変わってくるとノースショア。
ノースはとても良い天気。
白い砂の眩しいサンセットビーチはさすがに人が多かった。
ワイメアもローカルで一杯で、路上駐車の車も溢れていた。
ハレイワに入り、タウンを抜けて、まずランチのリクエストの「ジョバンニ」にご案内した。
私はいつものようにL&Lでランチの後、人のほとんどいない店内で読書タイム。
マツモト・シェイブアイスのパーキングで集合してから、アリイビーチに向かった。
人のいないビーチで記念写真を撮っていると、海亀が出てきた。
デートパームの実を説明して、再びタウンを抜けてドール・プランテーションへ。
パイナップル畑では甘い匂いが漂っていた。
我々が到着した時にはまだ大型バスが止まっていたが、今日は時間が遅いのでツアー客もそろそろ最後で、外のテーブルも空いていた。
デルモンテの畑の前で記念写真を撮っていると、後ろに虹が出た。
H−2に入ってもしばらく虹は顔を出していたが、パールハーバーが見えてくると消えていった。
渋滞もほとんど無くフリーウェイを降り、ワイキキも車は流れていた。
ホノルルは雲が多かった。
9月14日
食品などへの被害は無かったものの、植木鉢の土をほじくり返されたり、台所に新しい穴を開けようとしていたり、段々大胆に振舞うようになってきたねずみの「ちゅ〜吉」。
粘着タイプの仕掛けに、大家にアドヴァイスされたエビや魚のえさを置いても、全く捕まる様子は無かった。
駄目元で、先日「マルカイ99セント・ショップ」でクラシックなバネ式の仕掛けを買ってきた。
指を挟まないようにチーズを載せて、家の中2ヶ所にそっと仕掛けておいたのだ。
仕掛けてから3日目。
とうとう「ちゅ〜吉」が罠にかかった。
人間の勝ち。
なんだか嬉しい。
9月15日
昼間カハラモールにお買い物。
タワーレコードでCDを購入した。
ダイアモンドヘッドクラブのネットショップで、ノニについで今の所人気があるのがハワイアンCD。
ケアモクの、アラモアナSC前のタワーレコードに行く事もあるが、ここはパーキングが狭い。
カハラは広いので、少し遠くても足を伸ばしてしまう。
午後は歯医者。
夜は鍋会。
日本から来ているスキューバダイバーが多かった。
「阪神タイガース」のロゴの入ったスナック菓子があったので、もうハワイでも優勝記念セールをやっているのかと思ったら、数週間前からダイエーで「タイガース・コーナー」が出来ているのだそうだ。
夜風が気持ちよい。
9月16日
今日は昼からサンセットビーチ・ツアー。
お客さんはダイアモンドヘッドクラブの常連さん。
お酒と甘いお菓子のお土産を頂いてしまった。(いつもいつも Big Mahalo!)
ワイキキは強い陽射しに気温が上がっていた。
PCCのナイトショーを見る為の観光客を乗せた大型バスが、フリーウェイに入っていく。
我々もH−1フリーウェイからH−2に入って、ノースを目指す。
ワヒアワから、今日はスネークロードを通ってワイアルアを抜け、ハレイワに入る。
最初に「クアアイナ」に寄って、アヴォガド・バーガーを買ってアリイビーチに行き、ビーチにラグを引いてランチタイム。
海亀を探していたがなかなか現れず、大きなハンバーガーをようやく食べ終えた頃に、1匹少しだけ姿を見せてくれた。
この後一度ワヒアワに戻りドール・プランテーション。
パイナップル・エキスプレスに乗ってみたいと言うリクエストで、時間をたっぷり取った。
私は貝細工のコーナーのルビーと立ち話。
ねずみの話をしたら、ドールにもやっぱり出るのだそうだ。
再びハレイワに行って、今度はタウンの散策タイム。
観光客も少なくなってきた頃、もう一度アリイビーチに行って、亀を探す。
今度は2匹が時々顔を出してくれたが、少し波が出てきて水が濁り、探すのが大変になった。
そこでラニアケアに移動。
ここはもっと亀が出る場所として有名なのだが、早い時間は観光バスやレンタカーが多く、混み合っていて亀どころではない。
前に行った時はシュノーケリングのローカルなどもいて、1匹の亀を大勢で取り囲んで、なんだか可哀そうな気がした。
この時間ならと思ったが、やはりビーチにはまだ十数人の人がいた。
ローカルが数人いて、海の中に入り、リム(海草)を持っている。
海亀にえさを与えているのだ。
しかし今日は亀が多かった。
えさに釣られて浜の手前まで来ている亀が3匹に、その少し後ろを泳いでいるのが2匹。
そしてしばらく気が付かなかったのだが、ビーチで1匹お休み中だった。(写真UP)

お客さん達にゆっくり亀を見て頂いた。
日没に合わせてサンセットビーチに移動すると、水平線は澄んでいて、夕陽も期待できそう。
いつもよりこの時間まで残っている観光客の姿が多かったようだが、綺麗な夕陽が沈み始めると、ビーチは静けさに包まれた。
時より打ち寄せる波の音と椰子の木のざわめき。
背後の山の上からシャワー・クラウドが出てきて、ほんの一瞬ビーチを濡らす。
砂の上に均等に雨粒の跡が残る。
沖には2フィートほどの波が上がっていたが、ディナータイムの前にやってきたローカル・サーファー達も、この瞬間は海の上で西の空を眺めていた。
帰りはパールシティ、ホノルルシティの夜景を見ながらスムーズに戻ってきた。
まだまだ大きな火星が輝いていた。
9月17日
朝起きると、いきなりターキーと目が合った。
そっと入ってきて、ベッドルームにやってきたのだ。
目を擦りながら「おはよう」と言うと、また黙って出て行った。
天気もよく、風も調子よく吹いている。
町のほとんどのレインボーシャワーは花が残り少なくなってきたが、まだまだ道路脇には散った花びらが踊っている。
ベレタニアのガス・ステーションの雨どいの上に島バトが巣を作っている。
夕方は小さな虹が見えた。
例年に比べるとやはりまだ少し湿度が高いようだ。
9月18日
マキキヴァレーループ・トレイルへのトレッキング。
新婚旅行のカップルをご案内した。
天気は良かったが、パーキングの車は少なかった。
森の奥で鳥達の声がする。
カネアロレ川の流れの音は涼しげだが、風が弱くて随分汗をかいた。
ハウの藪を見ながら登っていく。
トレイルには所々グアヴァが落ちている。
マキキヴァレー・トレイルに入って、イエロージンジャーの匂いをかいでから、黄色く実ったグアヴァを収穫して試食。
アイアンツリーとティーの林を抜けて、今度はストロベリー・グアヴァを食べる。
今日も栄養補給はばっちり。
突然後ろの山に雨雲が現れ降り始めた。
急いで雨合羽を出して着る。
時々出会う、アメリカ人向けのトレッキングツアーとすれ違った。
彼らは雨具が無くずぶ濡れだった。
峠の休憩所に着く頃にはシャワーも上がった。
ゆっくりとスナックタイム。
後ろのアヴォガドの木にはまだたくさん実が付いていた。
マウナラハ・トレイルのユーカリの林を下る。
尾根では気持ちの良い風が流れてきた。
アラモアナ方面が見え、海も綺麗な色だった。
ワイキキはやはり暑かった。
9月19日
今日はハワイ大ライアン樹木園へのトレッキング。
お客さんはお正月にいらしたダイアモンドヘッドクラブのリピータさん。
お菓子をお土産に頂いてしまった。(Big Mahalo!)
風は弱いが朝からよく晴れていた。
閑静なマノアの住宅街を抜け、パラダイス・パークの跡地の前を通り、マノアフォールズ・トレイルの入り口を左に入ると、樹木園の入り口。
入ってすぐの所に小さな小屋が出来ていて、中から人が出てきた。
ここを通る人や車両をチェックしているようだ。
今までは寄付と言う形で入場料を取っていたが、今度からちゃんとした入場料の体系が出来、ここでチェックをするそうだ。
勿論私はツアーの契約をしているのでそのまま進み、パーキングに車を止める。
小さなスクールバスが止まっていたので、子供が遠足にでも来ているのかと思ったら、お年寄りのグループだった。
チェックインを済ませ、オフィスの裏手に出来た新しいルートを通って樹木園内に入った。
大きなハラの木がたくさん葉を落としていた。
ジャングルに入り、ジンジャーやハレコニアなど説明しながら進む。
最初に見つけたグアヴァの木の下で、黄色くなった実を食べたが、これはまだちょっと酸っぱかった。
少し進んでもう少し熟れたのを見つけて、甘酸っぱい実を堪能した。
シュガーケインのブッシュから奥に進むと、最近手入れをしていないのか、雑草が深く茂っていた。
アイフアラマの滝に到着すると先客が一人いた。
ここまで誰にも会わなかったのでびっくりしたが、写真を撮っていたようで、先に下りて行った。
我々も滝をバックに記念撮影をして、トレイルを戻る。
レイン・シェルターでスパム結びのスナックタイムを取っていると、ローカルのフィリピン人が後ろの仏像にお参りに来た。
子供の一行も通り過ぎて行ったが、お年寄りのグループは結局園内では会わなかった。
インスピレーション・ポイントを見て、丘を下り、パーキング横のストロベリー・グアヴァを試食してから、六角道でグアヴァジュース。
池の水の音が涼しげだった。
やっぱりワイキキは暑かった。
夜は先日のヒロちゃんの仕事の打ち上げで、「ソラボル」に行った。
お腹一杯焼肉を食べた。
9月20日
サークルアイランドツアー。
社員旅行でハワイにお越しのお客さんは、初めてのダイアモンドヘッドクラブのご利用だったが、この日記を見ていただいているそうで、お菓子のお土産を頂いてしまった。(Big Mahalo!)
お天気はまずまずだったが、風は緩やかで少し西より。
ダイアモンドヘッド沖には2フィートほどの波が立っていた。
カラニアナオレ・ハイウェイを進み、サンディービーチで最初の休憩。
砂が光っている。
マカプウを回ると、シャワーが降りそうな気配は無いが、ウィンドワードも薄雲が広がっていた。
しかし今日もワイマナロの海は美しかった。
新しいマイ・ストーンの他に、最近集めたククイの実やマングローブの実がアイアンツリーの下にそのまま残っていた。
「スモウ・コネクション」で少し涼んだ後、カメハメハ・ハイウェイを北に進む。
ワイアホレのパパイア畑は随分実が増えたようだ。
クアロアパークはローカルが多かった。
子供のバースディ・パーティーをしていたようだ。
カーアヴァの海は今日も深い色を出していた。
カハナベイのビーチパークは珍しく人が多かった。
ノースショアに出ると雲が少なくなった。
サンセットビーチは観光客で賑わっていた。
ワイメアもローカルで一杯で、飛び込み岩も人が多かった。
ラニアケアで車を寄せると、亀が一匹見えた。
ハレイワに入り、アリイビーチパークもローカルのパーティーがいくつか開かれていた。
ロイヤル・ポインシアナの木陰でランチタイム。
フェールス・カマニの赤い葉が落ちている。
ハレイワ・タウンで一時解散の後は、ノースショアMPで読書。
アメリカ人観光客の姿が目に付いた。
パイナップル畑の中を抜け、ドール・プランテーションへ。
ここは随分混んでいた。
リクエストでモアナルア・ガーデンに寄る。
ローカル・サモアンの結婚式の集団がいた。
ホワイト・ハイビスカスがたくさん咲いていた。
最後にタンタラスの丘に登った。
この時間にしては珍しく人が多かったが、ホノルルを一望しながら記念撮影。
夕陽に染まるダイアモンドヘッドが綺麗だった。
さて夜は再びワイキキに出てパーティー。
ダニヤンをはじめ、日本からいらしたスキューバダイバーたちと、昨年に続いてのマツタケパーティー。
今日も一杯食べた。
9月21日
今日はダイアモンドヘッドクラブのお得意さんのご紹介でチャーター。
昨日に続き社員旅行のグループ。
目指すはハレイワ。
今日も風は西よりで、弱かった。
アリイビーチ・パークはローカルのパーティーが多く、ピクニックテーブルは半数以上が既に埋まっていた。
左側のシュノーケル・ポイントのビーチに陣取る。
ここは誰もいない。
満潮に近く、手前の水は少し濁っていたが、奥のポイントにはスキューバダイバーのフラッグが見えた。
パーキングで荷物を出し入れしていると、スキューバダイバーのタイゾーさんに会った。
お客さんを連れていた。
シュノーケルを始める前に右側のビーチに海亀を見に行った。
大きな亀が漂っていて、お客さん達は大喜びだった。
お客さんがシュノーケルを始めたり、ビーチで寛ぎ始めた頃、モーティーから連絡が入った。
今日はBBQを頼まれていたのだが、私の車に道具や材料が乗り切らなかったので、モーティーに出動をお願いしていたのだ。
ハレイワ・ロード側のピクニック・テーブルをセッティングして、お昼過ぎに海から上がったお客さん達にビーチから公園を横切っていただき、ランチタイム。
モーティーにも手伝ってもらい、今日もBBQは好評だった。
特に、最近BBQっで使っている「YOSHIDAブランド」のソースが人気だった。
食後は公園の芝生の上で遊んだり、木陰でお昼寝をしたり、皆さん寛いでいらした。
その後ハレイワ・タウンを散策していただき、ドール・プランテーションに移動して、パイナップルも堪能していただいた。
日曜と言う事で帰りのフリーウェイはスムースだった。
ワイキキでお客さん達を一度ドロップして、家に戻り、シャワーを浴びて着替えてから再びワイキキに向かった。
お客さん達もすっかり着替え、さっぱりした様子。
皆でカパフルの中華料理「ヒーヒン」に行った。
夜になってすっかり風が止まってしまった。
蒸し暑くなってきた。
9月22日
今日はサークルアイランド。
風は緩く大分西向き。
ワイキキはどんよりとした雲が垂れ込めていた。
お客さんはダイアモンドヘッドクラブのリピーターさん。
お土産を頂いてしまった。(Big Mahalo!)
カラニアナオレ・ハイウェイを東に走ると、次第に空が明るくなってきた。
月曜にしては珍しく、ハナウマ湾の入り口に看板は立っていなかった。
モロカイ・ルックアウトからモロカイ、マウイが見える。
サンディービーチは2フィートほどのショアブレイク。
マカプウビーチ上のルックアウトに立つと、僅かに東からの風が感じられた。
ワイマナロに入りベロウズ。
アメリカ人ツアー以外にほとんど人は無く、波の音だけが聞こえる。
小さな白いカニが歩いていた。
「スモウ・コネクション」に行くと、アンティー・ジェンが、最近これが売れていると言って、マンゴーのお菓子を試食させられた。
なかなか美味。
今度行ったらよく見せてもらおう。
さてオロマナを過ぎると今日も工事中のサインが出ていて、採石場の抜け道を回る。
街灯も無く、夜は真っ暗になりそうな裏道だが、ハウの藪が広がり、時々黄色の小さな花が目立つ。
カネオヘ湾を見下ろしながら、カメハメハ・ハイウェイに戻る。
ウィンドワード・モールを過ぎ、住宅街に入ってすぐ、レインボーシャワーの花びらが歩道に敷き詰まっている。
キング中学校、ヘエイア・ケア、サンド・バー、を右に見て、左には巨大なポトスの葉が野生化して、住宅地の道路脇に茂っている。
カハルウでは何ヶ所かで芝刈りをしていて、シラサギが数羽ずつ集まっていた。
その為クアロア・パークは大分少な目だった。
パークの奥のキャンプ場にはテントがいくつかあったが、クアロアビーチには誰もいなかった。
カーアヴァの海は雲を映して淡い色を出していたが、プナルウで一度天気は良くなった。
しかし、そのまま北上を続けるとライエ付近でシャワーに捕まった。
車を路肩に寄せ、窓を少し閉める。
一時ざーっと強く降ったが、ノースショアに入るとすっかり止み、青空も出てきた。
サンセットの人は少なかったが、ワイメアはビーチに人が多いようだった。
ハレイワに入ってアリイビーチでは、ランチの仕込みの前に、ビーチに一緒に行って海亀を見つけた。
3日連続で、このアリイビーチパークでランチだが、今日は月曜と言う事もあってほとんど人は無く、マイナバードの鳴き声だけが響いていた。
自由時間はいつものように車で読書をしていたが、今日は風が無いので暑くなって外にいた。
木陰に使っているモンキーポッドの木は随分枝が伸びて垂れてきた。
そろそろ剪定かな?
ドール・プランテーションに移動すると、お客さんはユーカリの葉の匂いや、サイドウォーク・モールで最近売り始めたククイ・オイルに興味を示されていた。
最近はずっとアメリカ人観光客が多く、これもやはりパイナップル・エキスプレスのせいなのだろう。
帰りは渋滞を心配したが、不思議な事に意外とスムーズで、拍子抜けした。
とうとう風は南西になった。
9月23日
朝から歯医者。
今日も映画を2本見た。
上手くしゃべれない・・・。
9月24日
=============お知らせ============
都合により、しばらくの間、「ハワイ日記」はお休みさせていただきます。
ダイアモンドヘッドクラブは勿論通常通り営業いたしますし、会社のホームページは更新いたします。
掲示板はそのままご利用下さい。
日記休載の件以外でしたら、お返事いたします。
Eメールもお受けいたします。
また、ダイアモンドヘッドクラブのネットショップにて、一部商品のお取り扱いを一時停止させていただきます。
今まで「ハワイ日記」をご愛読していただいていた皆様には、大変ご心配をおかけいたしますが、なるべく近い将来に復活したいと考えています。
これからもよろしくお願いいたします。
ALOHA JUN