ハワイ日記2003年1月
1月1日
朝、目が覚めるとスラッキーが初日の出の写真をテーブルの上に並べていた。
どうやらKTとスラッキーは既に初日の出見物から戻ってきていたらしい。
「起こしたけど全然起きなかった」と言われた。
これからKT達も一眠りすると言うので、私も再びカウチで横になった。
ちゃんと起きたのはもう昼過ぎ。
私は家に戻り、シャワーなど浴びていると、3時頃には兄貴達がビールを持ってもうやって来た。
だらだらとした、お正月らしいお正月を過ごした。
途中KIKUテレビでお正月特番の「紅白歌合戦」を見たりしてのんびりと過ごし、10時過ぎまで宴が続いた。
1月2日
新年最初の仕事は「KTファンツアーSP Part2」。
12月30日より若干人数が多かったが、準備を済ませ、ホテルの前で荷物をドロップし、私は車をガラージに入れて戻った。
時間になるとミニバスがやって来た。
リクエストしていたのだが、前回と同じドライバーさん。
改めてコースの打ち合わせなどする必要は無いので、とても楽だった。
お客さんが集まり始める。
今日もダイアモンドヘッドクラブのリピーターさんが多く、朝から和気あいあいのムード。
二つのホテルを回って出発。
前回はスラッキーがゲストで参加してくれたが、今日はKTのマネージャーのI氏とE氏が同行の予定だった。
ところが直前になって仕事の調整が付かずにキャンセル。
残念。
さて、今日もお天気は良く、雨の予報は無かった。
カイマナ、サンスーシー、カハラを抜けてカラニアナオレ・ハイウェイ。
アイナハイナ、ニウ・バレー、ハワイカイを通ってハナウマ湾を横目に見て海沿いの道へ。
サンディービーチは朝から人が多かった。
マカプウで最初の休憩。
マカプウビーチは透明な波が静かに寄せていたが、その先のウィンドワードの空は少し雲がかかっていた。
次のベロウズビーチに到着したときにKTとスラッキーから電話があり、東側の天気を聞かれた。
今日はこちら側で撮影の予定だったのだが、私が雲が多い事を伝えると、作戦を検討しているようだった。
しかし東側を北上するに連れ、お天気はどんどんよくなっていった。
だが風が弱くちょっと蒸し暑い。
今日はゲストが無いので私が「質問コーナー」に答えた。
やはり「カウントダウン・ライブ」の後の話が皆さん気になるようで、昨日の新年会の話などを少し披露すると、とても喜んでくれた。
クアロアパークでトイレ休憩の後、カハナ、プナルウ、ハウウラと過ぎて、ライエのフキラウビーチで休憩。
さすがに今日はカイトサーファーはいなかった。
タートルベイを回ってノースショアに入る。
サンセットビーチは6フィートほどに波が上がり、海もビーチも人が多かった。
ワイメア、ラニアケアもサーファーがいて、KTサウンドを聞きながらの海岸線のドライブにぴったりだった。
予定した時間調度にハレイワ・アリイビーチパークに到着。
ところが敷物や飲み物を配ってもなかなかランチが到着しない。
風が弱く、じっと待っていると汗が出てきたが、ロイヤル・ポインシアナの木陰で場を繋いだ。
やっとスタン・マツモトの黒い車が到着。
お弁当を配るが、皆、これが「ハワイタイム」という様子で全くリラックスした感じだった。
今日もビーチではサーフィンの大会が開かれていたが、何よりも巨大な海亀がそのビーチに上がっていて、甲羅干ししていたのが印象的だった。
お客さんの中には「ハワイ日記」の読者も多い様だった。
その後ハレイワ・タウンに移動して一時解散。
タウンの中は日本人観光客がとても多かったが、最後のドール・プランテーションは何故かアメリカ人観光客ばかりだった。
ワイキキまでのドライブは、KTの新しい曲をBGMで流し、わいわいと和やかな雰囲気だった。
皆さんとても喜んでくださったようだった。
これで11月末から始めたスペシャルツアーのプロジェクトが終わった。
夕方から気持ちの良い風が吹いてきた。
1月3日
朝ハワイカイにKTとスラッキーを迎えに行き、撮影の仕事をした。
最初にラニカイに行った。
天気も良く順調に進んだ。
私にとってはランチだったが、兄貴達にはブランチを、カイルアのジッピーズに行って食べた。
午後はハナウマ湾方面に戻り、モロカイ・ルックアウトで撮影。
3時前には終了すると、そのまま3人でハワイカイのコスコに行った。
スラッキーも、近くに住んでいるKTもコスコに入るのは初めてと言うことで、一つ一つに色々驚いていた。
実は今日はKTのスタッフを集めてバーベキューをしようという事になっていて、コスコに来たのは買い出しでもあったのだ。
広い店内を3周ほどして、まとめて買えるものを購入。
その後KTとスラッキーをドロップして、私は家に戻った。
家でコスコで買った食材の下ごしらえをして、BBQセットを持って、カピオラニ公園に向かった。
大きなバニヤンツリーの下のピクニックテーブルが二つある場所に陣取り、準備を開始した。
程なくKTとスタッフが集まってきて、なんとなく宴が始まった。
20人と言っていたが、実際は20人以上いたと思う。
私は肉や野菜をずっと焼いていたが、皆さん喜んでくれたようなので良かった。
早めの時間に始めたが、最後は随分暗くなってしまった。
ほとんどのスタッフが明日日本に帰ってしまうそうだ。
今回はバンドのメンバーとも随分仲良くなれたし、スタッフも昨年に続いての方が多く、名残惜しい。
サックスのG氏は私がBBQを焼いているすぐ横でずっとおしゃべりしてくれたし、ギターのW氏は猫好きで「Photos」のネコの写真を自分のパソコンに落として見てくれているのだそうだ。
緩い夜風が吹いていて、冬のBBQにしては最高のコンディションだった。
1月4日
今日は今年初の山登り。
マキキ・ループトレイルへのトレッキングツアーが入った。
今の時期、雨季にはマカプウ以外の山に入るのは決断が要る。
前の日だけではなく前々日にまとまって降っても、道が川になって歩けなくなってしまうのだ。
ところがこの1週間ほどはほとんどシャワーも無く、日中はお天気が続いている為に、山のコンディションは心配なかった。
お客さんは60代後半のご夫婦だったが、とても元気なご様子で、普段と変わらないペースで進んでいった。
日本でも年に数回山登りをしているそうだが、人の少ない、自然に溢れたこのトレイルを気に入ってくださったようだった。
実は今日はトレードウィンドではなく、南西の風が入ってきていていたが、湿度はそれほど無かった為、気持ちよく登れた。
今の時期、花はほとんど無いが、森林浴は気持ち良かった。
途中何度かシェイマが出てきて我々を観察していった。
1時間半でおよそ30人の人とすれ違ったが、このトレイルで今月マラソン大会が行われると言う看板を見た。
確かに時々走っている人を見たが、世の中にはタフな人がいる物だと感心した。
夕方になると湿度が上がり、夜には激しいシャワーが降った。
1月5日
朝一番でワイキキにKTのマネジャー、Dスケこと、E氏を迎に行き、その後一昨日と同じように、ハワイカイにKTとスラッキーを迎に行き、撮影の仕事。
ハロナ・ブローホール付近で最初の撮影の後、東海岸線を北上していった。
プナルウで次の撮影となっていたが、皆お腹が空いて、手前のレストランで早めのランチにした。
前は「AHI」と言う名前のレストランだったが、「Punaluu Restaurant」に変わっていた。
食後撮影を済ませて、更に北上しノースショアへ。
実は途中で買った新聞に、今日はノースに大きな波が上がっていると言う情報があったので、皆それを見たくて仕方が無かった。
タートルベイを過ぎると空気が白く濁ってきた。
しかしサンセットビーチに到着すると、ビーチはクローズしていた。
確かに15フィート以上はある波が沖に出ていたが、ぐちゃぐちゃのコンディションでサーファーはおらず、まるで日本海のような荒波を多くの観光客が見守っていた。
エフカイに行ってパイプラインの様子も見たが同様。
ワイメアはそれでも少しは形がよく、サーファーの姿があったが、ここの路上展望台を先頭にハレイワ方面の車線が激しく渋滞していた。
我々は逆周りだったのでスムーズだったが、反対車線は結局ハレイワまで繋がっていた。
ハレイワではマツモト・シェイブアイスに行った。
KTがお土産にTシャツを買う為だったが、スタンが現れて、結局皆で色々物色してしまった。
私もキャップをもらってしまった。(Big Mahalo!)
その後、どこかで一泳ぎしたいと言う話になったのだが、あの大渋滞に戻るのは嫌なので、ワヒアワまで出てH-2、H-1、そしてH-3を通ってラニカイまで来た。
午後になると東側は雲が多くなり日陰が増えてしまうのだが、今日は雲も少なく、海もとっても綺麗だった。
しかし風がまだ西よりで強く、海に飛び込んだは良いが、出ると寒くて、なんだかいつまでも海の中にいた。
泳ぎ疲れてビーチに上がり、タオルで水気をふき取っても寒い物は寒く、男4人でビーチで震えていても仕方ないので、帰る事にした。
途中ビールを買ってKTの家で寛いだ。
今日撮ったポラ写真なども見て、夕方のひと時を過ごした。
夜は私の家に移動して、賑やかにお食事会をした。
Dスケにダイアモンドヘッドクラブのタンクトップとボーンネックレスをプレゼントしたら、まるでローカルの様になってしまった。
1月6日
今日はダイアモンドヘッドクラブのリピーターさんを連れて、マキキ・ループトレイルに登った。
一昨日の夜の雨の後はとても乾いた状態が続いていて、今日は朝から貿易風も調子良く吹いていたので、催行した。
山の奥ではまだ若干道路が濡れている所があったが、トレッキングには全く支障はなかった。
それよりも、もうすっかり時期を過ぎているグアヴァの実を見つけ、味わう事が出来た。
ベストの味からは遠かったが、ほんのりとした甘酸っぱさは確認できた。
途中すれ違ったのは一昨日とほぼ同じ30名ほどで、木々の様子は変わる事は無いのだが、風向きが全く違っていて、スナック休憩の時などは肌寒いほどのトレードウィンドがコオラウ山脈から吹き降ろしていた。
家に戻ってカハラに向かった。
カハラ・アヴェニューでKTとスラッキーと待ち合わせ、カハラビーチでシュノーケルをした。
水は綺麗だったが魚は少なかった。
その後、KTは一度私用で空港に行ったが、我々はワイキキでDスケをピックアップして、「魚卓」に食事をしに行った。
スラッキーも魚卓の雰囲気が気に入ったようだ。
そして、うちで家飲みをする為にタイムスに行くと、空港から戻ってきたKTと会い、一緒に我が家で賑やかに飲んだ。
細い月が浮かんでいた。
1月7日
朝、今日帰国するスラッキーを見送りにホノルル・エアポートに行った。
チェックインの列はテロ直後の時のように大混雑だった。
新しい法律が施行され、チェックンの際の荷物検査が厳しくなった為のようだ。
家に戻ると、私は昼寝。
夕方KTがやって来て、今日は「佐野屋」の五目焼き蕎麦をトゥーゴーして食べた。
当然その後は飲み会。
今年になってから一体どのくらいの酒が家で消費されたのだろう?
1月8日
ラニカイに行った。
天気もよく、人も多かったが、ゆっくりする事が出来た。
夕方家に戻って、夜はクニアの知り合いの家に食事に呼ばれた。
遅くまでお邪魔してしまったのだが、帰りにそのままワイキキ行き、ハイアットホテルで行われたKTのラジオの生放送に遊びに行った。
今回はマイクが回ってくる事は無かったが、夜中なのでやっぱり眠かった。
1月9日
昼頃まで寝ていたが、夕方ワイキキに一人でKTのラジオの仕事を見に行った。
終わるとKT、Dスケと沖縄料理の「かりゆし」に行った。
その後はやはりうちで飲み会。
風が少し冷たい。
1月10日
モアナルアガーデン近くのH-1フリーウェイ沿いのアフリカンチューリップの花が見事だ。
ハワイに来て最初の数年は、この花は冬にしか咲かないと勘違いしていたのだが、実は一年中どこかで咲いている。
冬場は花の種類が少ないので、特に目立つのかもしれないが、冬の方がやはりアフリカン・チューリップは多いと思う。
ハワイ生活も10年目になったが、いまだにこのように季節を勘違いしている花がある。
ゴールドツリーはまっ黄色の花を咲かせるが、4月頃、ハワイでも春のような時期に咲く物だと思っていたのに、最近時々見かける。
気が付いていなかっただけなのかもしれない。
しかし、一昨年の夏には真っ赤な花を木一面に咲かせたハレイワのロイヤル・ポインシアナは、昨年は全く咲かなかった。
プルメリアも冬場に花と葉を全部落としてしまう木があるが、これも年によってのようだ。
まだまだハワイの自然は奥が深い。
1月11日
昼間車を洗いに行くと料金が50セントほど上がっていた。
今日は3つもスタンプをくれたので、まあいいか。
夜はナイトドライブツアーが入っていた。
お客さんは新婚さんで、ご主人が2度目、奥さんはハワイ初めての方だった。
最初にタンタラスの丘に行くと、きらびやかなワイキキの夜景にお二人とも感激されていた。
リムジンやバンだけでなく、バスも観光客を連れて来ていて、さらにはローカルも多く、なんだかとても賑やかだった。
その後はH-1フリーウェイに乗ってパールハーバー方面へ向かう。
フリーウェイはとてもスムーズに流れていた。
住宅街を上がって、公園に入ろうとすると、入り口にチェーンがかかっていた。
しかし先の出口にはチェーンも無く、ここから公園に入った。
公園は誰もおらず、チェーンがかかっていた理由もわからなかったが、貸切の公園にラグを引いてしばらく寛いでいただいた。
ま、普段も貸し切りだし、ほとんど変わらない。
風は弱かったが、薄雲が出ていて星は見れなかった。
やはりこの公園での寛ぎタイムは、新婚さんにはちょうどいい気がする。
家に戻ると、一昨日サングラスを忘れていったKTがそれを取りに来て、そのまま寛いでいった。
今日はHINANOを持ってきてくれた。
1月12日
年末に買ったDVDプレーヤーをようやく設置する事にした。
やはり昨年購入したアンプなどと繋げる為に、ケーブルが少し必要な事が判明して、買いに行く事にした。
最初に行ったのはアラモアナの白木屋。
ここならすぐに見つかると思っていたのだが、結局売っていなかった。
勿論普通の接続ケーブル類は売っているのだが、DVDとアンプの音声をオプティカルで繋げる為に、光ケーブルが欲しかったのだ。
売っていそうな場所を考えると、思い付くのは「サーキットシティ」。
そこでケーブルを求めてパールリッジまで車を走らせた。
平日と言う事で空いているかと思いきや、駐車スペースを見つけるだけでも大変だった。
結局ケーブル2本で100ドル以上もかかってしまったのだが、帰宅してすぐ取り付けを開始した。
出てきた画像は同じテレビに写っているとは思えないほど鮮明で、もっと大型のモニターが欲しくなった。
そして音は、ん〜、イイ音。
音楽CDも聴く事が出来るが、光ケーブルを使った事により、奥行きが全然広がった。
サラウンドスピーカーも欲しい!
暖かな一日だった。
1月13日
今日はKTファンツアーにダイアモンドヘッドクラブのリピーターのご夫妻をお連れした。
前にハワイにいらした時にはまだこのツアーは企画段階で、実現したら是非参加したいとおっしゃってくださっていたのだ。
先日のKTファンツアーSPの時の資料の他に、これまでで随分溜まったKTのコンサートパンフなども持参した。
朝からお天気は良く、KTミュージックもギンギンに出発した。
カイマナビーチで最初の停車。
既にワイキキは人で溢れていたが、ここはまだ朝のゆったりとした雰囲気が残っている。
サンスーシー、ダイアモンドヘッド、カハラを抜ける。
ワイアラエ・カントリークラブでは、今日からSONYオープンが始まっている。
本戦は16日からだが、ピンクのハイビスカスの垣根越しには、何かのイベントがちらっと見えた。
カラニアナオレ・ハイウェイを東に走り、ココヘッドを登る。
火曜の定休日を前にハナウマ湾の入り口は混み合っていると思ったら、ガードマンさえ立っていなかった。
そして目の前に広がる海。
波は無く、クジラが潮を吹けばすぐにわかるコンディションだったが、まだちょっと早いのかな?
サンディービーチも穏やかだったが、遊泳禁止の赤旗はしっかり並んでいた。
マカプウの断崖のパーキングエリアで次の停車。
吹き上げる貿易風は左程強くなかったが、ウィンドワードサイドの天気も概ね良さそうだった。
ワイマナロに入り、ベロウズビーチでジュース休憩。
アメリカ人ツアーの観光客が数名、ほとんど無い波の中でブギボーを持ってはしゃいでいたが、ビーチは静かそのものだった。
エメラルドグリーンの海は穏やかに深く広がっていた。
オロマナ、カネオヘ、ヘエイア、カハルウ、ワイアホレ、ワイカネと走り、クアロアを抜けて再び海沿いに出る。
カーアヴァ、カハナ、プナルウ、ハウウラと海の色は見ているだけで溜息が出そうなほど綺麗だった。
ライエに入りポリネシアン・カルチャーセンターの横を通って、フキラウビーチで休憩。
パーキングからビーチに向かって歩いていくとすぐにアメリカ人の家族連れを1組見つけたが、他にビーチで日光浴をしている人が一人いるだけで、後は他に誰もいなかった。
カフクに入ってシュリンプ屋台のガーリックの匂いをぷんと嗅いで、バナナ畑、海老の養殖場、ティーの木畑を過ぎ、タートルベイ・カントリークラブの真っ赤なハイビスカスの垣根の横を走り、そのままタートルベイ・リゾートに入っていく。
フキラウビーチにはトイレが無い為にここで休憩するのだが、ホテルロビーの大きなガラス越しに見える海は、今まで走ってきた島の東側とは大きく様子が異なっていた。
このツアーオリジナルの撮影ポイントで停車の後、サンセットビーチでビーチを歩く。
8フィートほどに上がった波に、次々とテイクオフするサーファー達が眩しかった。
柔らかい砂の上を15分ほど歩くと、うっすら汗をかく。
水を一口飲んで息を整えて再び出発。
ワイメアビーチの上の路肩に車を止め、飛び込み岩を説明しようとすると、目印の黄色い看板が真中から二つに折れていた。
実はノースには先週末にも高波警報が出ていたので、これでやられてしまったのかもしれない。
サンセットほどでは無いが、ノースショアのビーチはどこも綺麗な波が上がり、サーファーが多かった。
ハレイワに入ってアリイビーチパークに向かうと、海から上がってきたブギーボーダーが歩いていた。
よく見るとマツモト・シェイブアイスのスタン。
手を振るとニッコリ笑っていた。
ビーチはサーファーやギャラリーで少し賑わっていたが、我々は誰もいない広々とした公園でランチタイム。
風は弱いが、このところ雨が無く湿度が低いので、とてもさわやか。
ハレイワタウンでの一時解散の時、先にノースショアMPで待っていると、新しい事に気付いた。
ここのちょうど真中にあったサーフショップ「ストロング・カレント」がなくなっていたのだ。
街のメインストリート沿いに支店が出来ていたのだが、そこに全て移ってしまったようだ。
今までストロング・カレントがあった所は、隣のメキシカン・レストラン「チョロス」が壁を抜いて拡張していた。
しかし先週まではまだレンタカーも多く、賑わっていたノースショアMPも、がらがらで閑散としていた。
パイナップル畑の真中で記念撮影をした後、ホノルルに戻る。
H-1フリーウェイの空港近くで渋滞に入った。
月曜日は比較的混雑する日だが、今日のは酷かった。
事故だろうと予測していたが、パリ・ハイウェイの入り口で前がぺちゃんこに潰れた車がいて、警察車両も数台いた。
さて、夜はワイキキの鍋会に出た。
年末年始は忙しく、久し振りに会った地元の連中が多かったが、日本からスキューバダイビングをしにきている方もいて賑やかだった。
しかも今日採れたてのタコがあり、タコポキにタコのカルパッチョなど堪能した。
月が大分膨らんできた。
1月14日
予定されていた今日のツアーが、お客さんの体調不良でキャンセルになり、昼頃まで惰眠をむさぼった。
しかし風と雨の音で眼を覚ました。
空にはグレーの雲がかかり、風は音を立て、街は雨で濡れていた。
しかも雲が海から山に向けて動いていく。
南風だがうっすらと肌寒い。
夜、ハイアットリージェンシーのスタジオ・リムに行った。
今日はKTのラジオを見るためではなく、仕事の話。
スタジオ・リムのスタッフから、ラジオ出演の話を前から何度も受けていたのだが、初めてちゃんとミーティングをする事になったのだ。
歩いて数分のトレードセンタービルにある「めちゃんこ亭」に移動して、食事をしながらいろいろと話をした。
スタジオ・リムのI氏はハワイ在住3年ながら、過去のハワイ渡航暦が60回を超えると言う超リピーターで、ニイハウ島を含めてハワイ諸島にはほとんど足を運んでいると言う。
スタジオ・リムでは3つのラジオ番組を制作しているらしいのだが、今回の話はその番組への出演よりも、番組内で企画するツアーへの参加要請だった。
過去にもサークルアイランドツアーなどを企画してきたそうだが、先日のKTファンツアーSPでの私の企画を評価してくれたらしく、今度はスタジオ・リムのツアー企画にも参加する事になるかもしれない。
で、もしかしたら今月末辺りにラジオにも出ちゃうかもしれない。
これは先日KTのラジオ番組にギャラリーとして少し出てしまった時の渋い(?)声が評価された訳ではないらしい・・・。
スタジオ・リムで作成しているラジオ番組は全て日本向けだが、主に大都市圏での放送だそうで、どこで聞けてどこが聞けないのかはちょっと不明。
いづれにせよなんだか面白そうである。
1月15日
今日も引き続き南よりの強風が吹き荒れ、雨も断続的に降った。
そんな中私はマノアの奥、ハワイ大学ライアン樹木園に行った。
意外とここは晴れていて驚いた。
今日はツアーではなく、仕事の話。
10分ほどで話が終わるとカヘカの会計士のオフィスによって、ダウンタウンの役所に行った。
夕方KTがビールを持って遊びに来た。
今は音楽ではなく、文書を考えているのだそうだが、どうもなかなかアイデアが浮かばないと言っていた。
しかし、KTファンツアーの資料でもあり、KTの落書き帖でもあるスケッチブックを渡すと、スラスラと何やら書き始めた。
出来上がったのはスラッキーと私の似顔絵。
これが実によく特徴を捉えている。
実は随分練習していたらしい・・・。
アーチストの世界は奥が深い・・・。
1月16日
昨日まで吹いた南西の風が止みトレードが緩く戻ってきた。
今日はマカプウ岬へのトレッキングツアー。
ワイキキで3組のお客さんをピックアップすると、いきなりお土産を頂いてしまった。(Big Mahalo!)
ダイアモンドヘッドの海側を抜けてカハラに入る。
海はとても穏やかで、クジラ発見への期待が膨らむ。
実は月曜の鍋会で、ハナウマ湾の沖でクジラを見たという情報を得ていたので、今年も既にオアフ島までやって来ていると言う事は確かなのである。
ワイアラエ・カントリークラブでは今日からSONYオープンの本戦が始まると言う事で、ハイビスカスの垣根の向こうは賑やかだった。
ココヘッドを越えてハナウマ湾の入り口を過ぎる。
溶岩道を走りながら横目でクジラを探すが、発見できず、サンディービーチパークに入ってトイレ休憩。
雲はほとんど無く、じっとしていると寒い位の冷たいトレードウィンドが吹いていた。
マカプウ岬の路肩に車を止め、トレイルに入っていった。
普段のこの時期ならもう少し野草などの花が多いのだが、今年は雨が少なかったので所々草が枯れている所もあった。
簡単な坂道だが登っていると体が暖かくなり、風が気持ちよくなってきた。
最初のコーナーを曲がって海を見下ろす。
沖に大きな帆船が見えた。
岩の突き出たポイントで最初の休憩。
と、早速子クジラが小さく潮を吹き、背中がチラッと見えた。
お客さんたちも歓声を上げる。
ところがクジラはその後潜ってしまったのか姿が見えない。
再び歩き始め、クジラの展望台へ。
相変わらず双眼鏡は壊れたままだった。
ここでも遠くに潮吹きがチラッと見えただけ。
じっと海を見ていると、風が眼に刺さって涙が出る。
右下に広がる海を注意しながら頂上を目指す。
頂上の最初の展望台でラビットアイランドを見下ろし、記念撮影。
ここからははるか眼下に海亀が見えた。
先の展望台で灯台をバックに写真を撮ってから、スナック休憩。
今日は往復で30人ほどの人とすれ違ったが、日本人は全くおらずほとんどがローカルだった。
犬の散歩は勿論、今日も乳母車を力強く押し上げて登っていくお母さんの姿を見ることが出来た。
さて、スパム結びでのスナック休憩の後、またクジラの姿を探しながら下山。
何度か潮吹きや背中をチラッと見ることは出来たが、いずれも子クジラの物で、お母さんの豪快な潮吹きは残念ながら見れなかった。
それでも気持ちよく山を歩いた後にサンディービーチでグアヴァジュースで喉を潤し、お客さんも喜んでくださった。
帰りの道すがら、ハナウマ湾沖でもう一度潮吹きを見ることが出来た。
夜は友達の大ちゃんの家にお呼ばれした。
新しく買ったと言うソファーが羨ましかった。
一緒に食事をして楽しい夜を過ごしたが、アッパーマキキはタンタラスの吹き降ろしが更に寒かった。
皆普段と違って上着を着たり、長袖を着たりしてしのいでいたが、コタツが欲しいとか鍋が食べたいだとか話して、日本人の習性が出ていた。
月が明るかった。
1月17日
今日はまた風が南に変わってしまった。
時より強く吹くが昨日ほど寒くは無かった。
溜まっていたメールの返事なども少しづつ片付き、平常の生活に戻ってきた。
気が付けば既に1月も半ば。
近所のコウの街路樹はオレンジ色の花と白い実をたくさんつけている。
カイムキでは早くも夏に向けて緑色のマンゴーの実がぶら下がっているのを見た。
夕方ハワイカイに行った。
シティ・ミルとコスコで買い物をしてからKTと待ち合わせてバレでヌードルを食べた。
デザートをトゥーゴーしてビールを買ってKTの部屋に移動して飲んだ。
月が大きい。
1月18日
今日も南風。
正確には南西の風が強く吹いている。
仕事で空港に行った。
ダウンタウンの辺りで飛行機が着陸態勢に入ってくるのが見える。
帰りのH-1からはコオラウ山脈の稜線がはっきりと見えた。
コーラルツリーが赤い花を付け始めた。
1月19日
風が弱くなった。
だがまだ雲は山に向かって動いている。
昼間散歩した。
今日はアラモアナのタワーレコードまで歩いた。
DVDを2枚買った。
IZとU2。
どちらもセール中だった。
帰りにダイエーに寄って食材の買い物。
家に帰ってDVDを見た。
夜は風がまた強くなった。
1月20日
今日はKTファンツアー。
デビュー以来の長いファンの方と初ハワイのお母さんがお客さん。
お酒を頂いてしまった。(Big Mahalo!)
風はまだ南西から吹いているが、晴れ間は多かった。
ワイキキからカイマナで最初の停車の後、ダイアモンドヘッドのルックアウトで海の様子を車内から観察していると、クジラの潮吹きが見えた。
朝から幸先がよい。
しかし今日はこの一度きりで、マカプウやワイメアなどクジラ観察に向いている場所では出て来なかった。
風のせいかとても穏やかなサンディービーチを横目で見て、マカプウ岬を回る。
ここも今日は静かだった。
そしてワイマナロのベロウズビーチ。
子供達の自然教室が行われていた。
海はエメラルドグリーンで、波もほとんど無かった。
ここからはしばらくドライブ。
ウィンドワードサイドだが、風は山側から吹いている。
KTに付いて色々おしゃべりしたり、お母さんにはハワイの自然に付いて説明をしたりした。
雲が出てきて時々雨粒が飛んでくる。
ライエのフキラウビーチに到着すると、シャワーが降ってきた。
折りたたみ傘を出して、ご案内。
タートルベイリゾートホテルに入っていく頃には、すっかり止んだ。
赤と白のコーラルツリーの花が見事だった。
最近はいつもフルーツスタンドが立つようになった、KTとスラッキーの車がスタックした場所で、車を止めてさっと記念撮影。
スタンドで果物を物色していたアメリカ人観光客も、我々が何故こんな所で写真をとっているのかさっぱりわからない様子だった。
サンセットビーチは波が大分荒れていた。
大きさは10フィート以上あったが、皆崩れていてサーファーの姿は無かった。
ビーチの砂も随分えぐれていたが、ここはしっかりと歩いた。
ノースは風が強かった。
カエナ岬を回ってくる西風が強い。
ハレイワでは雨の降る様子は無かったので、アリイビーチパークでランチを食べたが、飛ばされそうだった・・・。
ハレイワ・タウンでの自由行動。
今日は月曜だが、アメリカの祝日で、3連休を利用して遊びに来ているアメリカ人観光客が多かった。
カフェ・ハレイワの前で記念撮影後、パイナップル畑でも写真を撮って、ホノルルへ戻る。
フリーウェイの渋滞は無かったが、ワイキキ近くで少し詰まった。
夜はワイキキのダニヤンの所の鍋会に出かけた。
以前ハワイにいた友人Tとここで合う約束だったのだが一向に現れず、一時は10人近くいた面々も次々と岐路についていった。
我々も諦めて帰ろうとした時に、日本酒とおつまみを持って友人Tが現れた。
で、ここから飲み直し。
夜風は肌寒いほどだった。
1月21日
今日も南西の風が吹いている。
シャワーも何度か降った。
夕方ワイキキで仕事の後、「山源」で海老天丼をトゥーゴーして、間もなく日本に一時戻るKTのコンドに行った。
そう言えば「山源」の外の席の上に屋根が付いた。
前はテントのようなシートが被せてあるだけだったのだが、今度は一応屋根がある。
昨年末に作ったそうだ。
KTは、このところ寒いので海に入れないと嘆いていたが、テレビに繋げるだけのバス・フィッシングのゲームとイラスト描きに嵌っていた。
最近飲むことが多いが、兄貴にご馳走になってばかりでは悪いので、この所お客さんにお酒やおつまみ系を頂く事が多く、とても助かっている。
夜風も強い。
1月22日
朝、KTをホノルル・エアポートに送って行った。
西風が強く、日本までのフライトは時間がかかりそう。
そのまま空港で今度は友人のお母さんと古くからのお友達をピックアップ。
大量のお土産を頂いた。(Big Mahalo!)
明後日まではスケジュールがびっしり。
ワイキキでホテルにチェックインの後、一度家に戻って、夕方再びワイキキへ。
今晩はまず皆でポリネシア文化センター。
ワイキキからのバスツアーを予約したので、車をワイキキに止めてからバスを待った。
ライエまでの1時間半の間、迎えに来たミニバスの中では、BYUの日本人留学生がガイドをしてくれた。
コースはH-1フリーウェイからリケリケ・ハイウェイを通って、カメハメハ・ハイウェイを北上する。
あまり他人のガイドを聞く機会は無いので興味があった。
ハワイ歴1年ちょっとと言う若いガイドさんの話は、季節ネタは少なかったが、歴史物などが多く、私も勉強になった。
到着すると早速ディナー。
アンバサダーのバッフェでは随分食べた。
食後はギフトショップなどを覗いてから夜のショー「ホライゾン」の会場に入る。
ハワイで一番大きなショーで、ポリネシアの国々のダンスや歌を見る事が出来る。
ミニバスはほぼ満員だったが、会場は両端にかなり空席があった。
我々は中央の前から5番目位でなかなか良い席。
そしてショーが始まる。
私は3年程前に来て以来2度目だが、ショー自体は全然変わっていなかった。
中休みの時にフルーツの入ったアイスクリームが出る。
私の隣に座ったアメリカ人が、「パイナップルがすっぱい」と文句を言っていた。
後半は最後にファイヤーダンスのショーがあり、これがいわゆる目玉。
ショーが終わるとまたミニバスに乗り込み、ワイキキに戻る。
夜のウィンドワードサイドを走るのだが、驚いた事にプナルウの工事現場では夜も作業が続けられていて、10分ほど止められた。
まだ綺麗に片付いてはいなかったが、とりあえず工事は終わったのかと思っていたら、夜にやっていたのだ。
星がよく見えるかと思ったら、雲が多くてあまり出ていなかった。
1月23日
今日は友人達とサークルアイランドツアー。
風は南西から吹いているがお天気は良かった。
ダイアモンドヘッド沖では白波が多く立っていて、クジラの観察は難しそうだった。
カラニアナオレ・ハイウェイを走り、ハナウマ湾を過ぎる。
サンディービーチはほとんど波が無く、サーファーの姿もほとんど無かったが、遊泳禁止の赤い旗はいくつもはためいていた。
マカプウのルックアウトでは少し東寄りの風を感じたが、雲の動きは西からだった。
ワイマナロでジュース休憩をしていると突然シャワーにあった。
トレードウィンドが吹いていれば、海から雨雲がやって来るのがすぐにわかるのだが、コオラウ山脈の後ろから不意を突かれた。
急いで車に乗り込み「スモウ・コネクション」へ向かう。
久し振りに行くと、また少し店内の模様替えをしていて、色々と配置が変わっていた。
アンティー・ジェンは元気そうで、また私に仕事の話をしてくれた。
その後はシャワーにも会うことなくウィンドワード・サイドを北に進む。
クアロアパークで、木の実や鳥を説明。
映画「ジュラシックパーク」のロケで使われた、後ろのコオラウ山脈も、南西の風を受けて稜線がはっきりとしていた。
その後は晴れたり曇ったりだったが、カーアヴァ、プナルウ、ハウウラの海は今日も綺麗な色を出していた。
プナルウの工事はまた昼間もやっていて、20分以上待たされた。
サンセットビーチには8フィートほどの波が上がっていたが、荒れていてサーファーはいなかった。
ワイメア、ラニアケアもコンディションが悪く、サーファー達はどこにいるのかと思ったら、ハレイワにいた。
アリイビーチパークには車が多かったが、ここの波はそれほど大きくはなっていなかった。
モンキーポッドツリーの下でランチタイム。
その後はハレイワ・タウンに出てマツモト・シェイブアイスへ。
ドール・プランテーションは時間が少し遅かったので日本人観光客の時間が終わり、韓国人観光客ばかりだった。
H-1フリーウェイを途中で降りて、モアナルアガーデンに寄った。
バード・オブ・パラダイスが綺麗に咲いていた。
一度ワイキキにドロップしてから家でシャワーを浴び、夜はまたお迎えに行ってマイランにお連れした。
8分ほどの入りだったがほとんど日本人で、相変わらず繁盛しているようだった。
最後に出てきたデザートは、ランブータンと言うライチの仲間と、ミルクフルーツ。
どちらも初めてだったようで喜んでくださった。
帰りにダイエーによって買い物をしていると、外は一時大雨が降った。
明日はハワイ大学樹木園へのトレッキングの予定だったが、マカプウに変更した。
風が生暖かい。
1月24日
マカプウ岬へのトレッキング。
早朝にもシャワーが降り、コオラウ山脈の上には薄黒い雲がかかっていたが、東方面はすっきりと晴れていた。
今はクジラの季節なので、見つかればいいなぁと思って出発した。
サンディービーチで休憩の後、マカプウ岬の路肩に車を止めて登頂開始。
風は西から吹いているので山の陰でもそれほど暑くは無かった。
最初の、大きな岩のある休憩場所で、まず目を凝らす。
今日は白波が多く立っていて、なかなか見つけにくい。
次のクジラの展望台に移動。
他のハイカー達も双眼鏡など使って探していたが、見つからなかった。
ここからは右手に海を見下ろしながら進むが、私はずっとクジラを探しつづけていた。
結局行きは全く見えないまま頂上に到着。
展望台からの眺めは今日も見事だった。
マカプウビーチの波が、西風によって外に押し出されるように見えた。
スパム結びを食べているとカージナルの夫婦がやってきた。
今日も往復で30名ほどの人とすれ違ったが、頂上でスナックを食べる人は少ないので、カージナルはとてもフレンドリーだった。
さて下り。
ちょっとコースを外れて、灯台の近くの元資材置き場まで行くと、再び目を凝らす。
するとすぐ近くに大きな水しぶきが!
子クジラがジャンプを繰り返した。
可愛い潮吹きも見せてくれた。
感激!
親のクジラはどこにいるのか見えなかったが、子クジラの連続ジャンプは良かった。
その後の下りではクジラを見ることは無く、結局あの1度だけだった。
それでも見えたことに変わりは無く、皆とても喜んだ。
下りてからのグアヴァジュースも好評だった。
ワイキキに戻って皆を一度ドロップオフ。
夕方再び合流して、今日はレストラン・ロウの「Sansei」に食事をしに行った。
ここは日系3世のオーナーが経営するレストランで、地元では賞を取っている評判の店だ。
金曜と言う事と、夕方一時激しく降ったシャワーのせいで道路は渋滞していたが、レストラン・ロウのパーキングはそれほど混んではいなかった。
店内はやはり日系人を中心に、ローカルやアメリカ人観光客の姿が目立ち、日本人は見えなかった。
店内の装飾もメニューも、日本を意識したオリエンタルな物で、つい日本食を想像してしまったが、実際は日本食風の創作料理だった。
味付けはやはりローカル風にやや甘く、濃かった。
食後はタンタラスの丘に夜景を見に行った。
9時を過ぎていたので人は少なかった。
雨は止み風も弱くなっていた。
1月25日
朝、空港へ友達をお見送り。
風は依然南西から吹いている。
夕方ワイキキに仕事で出た。
一度戻って夜再びワイキキに行き、「めんちゃんこ亭」でミーティング。
家に戻ってからビデオを見た。
昨年秋にBSで放送された「巨人の星 特別編」。
S−VHSが再生出来ず見れなかったのだが、ついに我が家にもS-VHS対応のデッキが来た。
花形の根性に涙が出た。
1月26日
今日は凄い漢字の刺青を見た。
ハワイに住むローカルかもしれないが、恐らくアメリカ人観光客だろう。
白人の女性で、右腕に「雌犬」と彫ってあった。
大柄の女性で、平和そうなお顔をしていらしたが、くさび形のデザインは目を引いた。
一体どんな意味で、どんな意味だと思って彫ったのか、意味不明である。
1月27日
今日はノースショアツアー。
風は弱く、南からのコナウィンド気味。
じっとしていると蒸し暑く感じるが、車の窓を大きく開けて走ると気持ちが良かった。
H-1、H-2、カム・ハイウェイを通って一気にサンセットビーチへ。
8フィートほどに上がった波はやや崩れ気味だが、サーフィンの大会が開かれていた。
路肩のパーキングは一杯で、山側の駐車場に止める。
ラグを引いてグアヴァジュースをサーヴして、お客さんには座って少しゆっくりと見物していただいた。
その後ワイメアの路肩にも寄せるが、ここはあまり波が無く、ローカル達が海に入って遊んでいた。
日本人サーファーも多かったが、初心者向けのハレイワ・アリイビーチのサーフィンを見てもらってから、タウンで解散。
私はL&Lでランチを済ませて、ノースショアMPで読書。
随分閑散としていた。
帰りにドール・プランテーションに寄ってからワイキキへ戻った。
夜はワイキキの鍋会に出た。
ハワイ島から来たシェフがいて、いきなり生鮭の寿司が出てきた。
空芯菜のサラダに続いて、メインの鍋は牡蠣など入った豪華版でとても美味しかった。
風が巻いている。
1月28日
新婚さんをサークルアイランドツアーにお連れした。
「ハワイの歩き方」掲示板を見てダイアモンドヘッドクラブにアクセスしてくださったそうだが、この所『「ハワイの歩き方」を見て』という方が多い。
実は私は最近はあまり書き込んでいないのだが、この掲示板は検索機能がついていて、「オプショナル」や「ツアー」などのキーワードで検索すると、私が以前に書き込んだ内容やお客さんが推薦してくださった内容が出てくる。
実にありがたい。
さて、今日もトレードウィンドはまだ戻ってきていないが、ワイキキのお天気は良かった。
クヒオビーチの沖にはサーファーが波を待っているが、海は穏やかそのものだった。
ダイアモンドヘッドのルックアウトまで来ると、2〜3フィートの波があった。
ローカルの車が路肩にはたくさん止まっていた。
定休日のハナウマ湾の横を過ぎて、溶岩道を走る。
南東の海上には雲が多く、モロカイ島はまったく見えなかった。
海は穏やかなのでクジラの出没を期待したが、これも今日は駄目だった。
人の少ないサンディービーチで最初の休憩の後、マカプウ岬を回る。
ルックアウトから見下ろすマカプウビーチも波はほとんど無く、静かだった。
ベロウズビーチでジュース休憩。
先週私が説明に使った木の実が残っていた。
新しい「マイ・ストーン」もちゃんとあった。
「スモウ・コネクション」に入ると、奥から「ジュニーさん!」と声をかけられた。
お顔に見覚えが無かったので誰だろうと思っていたら、インターネットの某掲示板で何度も書き込みをしてくださっている方だったのだ。
初対面だが、私の写真はインターネット上や雑誌に出たので、すぐにわかったらしい。
ご主人とお友達と島を観光している最中だったそうで、一緒に記念写真をとった。
それを見ていたアンティー・ジェンが、「あなた有名なのねぇ」と言っていた。
クアロアに向けて走り出すと、ワイアホレで工事をしていた。
ワイアホレ・ビーチパークの横で20分近く足止めされてしまったが、クアロアパークの休憩の後、プナルウでも15分ほど止められた。
そう言えば最近あちこちで工事をしている。
しかし、南風の影響か、プナルウもハウウラもお天気は良く、海はとても綺麗な色だった。
タートルベイを回ると雲が出てきた。
ゴルフ場の紅白のコーラルツリーの花が見事だった。
サンセットビーチでは今日もサーフィンの大会が行われていたが、昨日より波は小さい物の形が良く、左側のロッキーポイントにもサーファーが多かった。
チャンズ・リーフもラニアケアも形の良い波が上がっていたが、潮風で空気が薄く白く濁っていた。
ハレイワのアリイビーチは日本人サーファーの姿が目立った。
ここも薄曇だったが、緩やかな風の中ランチタイム。
食後はハレイワ・タウンで一時解散。
閑散としたノースショアMPでは、モンキーポッドの葉っぱが小雪のように散っていた。
パイナップル畑で写真をとって、ドール・プランテーションへ。
ここでは風が少し肌寒いほどだった。
ワヒアワで小雨がぱらついた。
帰りのフリーウェイではモアナルア・ガーデンの手前から渋滞に巻き込まれた。
夜になっても風は弱く、蒸し暑かった。
1月29日
風が巻き、曇りがち。
昼間ワイキキに行くとシャワーにあった。
夕方になって少し陽が差してきて、明るくなった。
そしてアパートの裏のセントラル・ユニオン・チャーチに行った。
今日はオアフ島の大先輩のKENさんと、マウイ島の友達のNOBUさんの合同結婚式。
一番近くに住む我々が教会に行ったのは式の直前で、中には顔見知りが既にたくさん座っていた。
厳かに二組の式が執り行われると、中庭に出て写真撮影会。
オアフ島、ネイバーアイランド、メインランド、そして日本各地からの列席者で賑わった。
式の後、夜は2次会があるのだが、ワイキキに戻って着替えなどをしてから行く人の為に時間に余裕があった。
我々はまたすぐ近くの我が家に戻ってゆっくりと準備。
1週間ほどの日本での仕事を終えて、今朝ハワイに戻ってきたKTと電話で話した。
今度も少し長くハワイにいられるようだが、色々忙しいらしい。
さて夜の2次会は「とっくり亭」。
KENさんは「とっくり亭」のチーフのKAZUさんとは30年来の友人で、今日は貸切。
寿司や刺身などを中心にご馳走が出た。
お腹一杯。
1月30日
今日は家で仕事をしていたのだが、マキキの空は晴れたり曇ったりと言う感じで、雨の様子は無かった。
始めにスキューバダイビングのダニヤンから電話があった。
マカプウのマカイ・ピアで潜っていたらしいが、マカプウからワイマナロ方面は凄い雨で、道もドロドロだと教えてくれた。
その後KTからも電話があり、ハワイカイは凄い雨だと・・・。
どうやらオアフ島の東部に局地的な大雨が降っているらしい。
夕方KTとアイナハイナの日本食「K」で待ち合わせた。
確かにカラニ・ハイウェイを東に進むに連れて天気が悪くなっていった。
食事の後ハワイカイのKTの家に行くと、時々凄い音を立ててシャワーが降り、風が窓を揺らしていた。
しかし風向きは北東からで、どうやらトレードが戻ってきたようだ。
少し肌寒い。
1月31日
雲は多く、シャワーも何度か降ったが、晴れている時間が長くなった気がした。
トレードウィンドは完全に戻ってきた。
夜、お客さんをワイキキでピックアップ。
ワイキキはお正月のような人出で驚いたが、日曜に行われるNFL(フットボール)のオールスター戦「プロ・ボウル」の観戦の為にメインランドから来た旅行者ばかりのようだった。
「魚卓」で食事をした。
金曜日に行ったのは初めてだったのかもしれないが、ほぼ満席で賑わっていた。
食後はタンタラスの丘に夜景を見にお連れした。
お酒を頂いてしまった。(Big Mahalo!)
星が綺麗だった。