ハワイ日記2002年11月



11月1日

マカプウで工事が始まる事になった。

先月、落石により一度サークルアイランドツアーがコース変更を余儀なくされた場所だが、ここを本格的に補修するらしい。

確かに随分前から危険性を指摘されていて、時々小石が道路まで転がってきているのを見ることがあり、大きな石が直撃するような事があれば事故に繋がるだろうと私も思っていた。

と言っても今回は10年ほどの耐久性のあるネットを張るだけらしい。

しかし来週6日から始められるこの工事に伴い、早朝から夕方までこの区間は通行禁止になるらしい。

しかも予定では3週間。

と言う事で来週からサークルアイランドツアーのコース変更を行う事にした。

具体的には、サンディービーチ、マカプウ・ルックアウト、ベロウズビーチ、スモウコネクションに寄らず、ワイキキ出発後はパリ・ハイウェイを通ってウィンドワードに出て、最初にカイルアビーチに行く。

ここでジュース休憩。

写真を撮ったり散歩をしてもらったり、カメが出てくればいいなぁ。

カイルアからカネオヘ・ドライブを抜けてカメハメハ・ハイウェイに出、クアロアパークの後、ライエでフキラウビーチに寄る。

KTファンツアーでは必ず寄るスポットだが、綺麗だし人も少なく、歴史的にも有名なローカルビーチを見てもらうことにした。

その後は通常のコース通りだが、最後にワイキキに戻る前にタンタラスの丘にも登る。

通常は別料金で登っている昼間のタンタラスだが、マカプウの工事期間中はレギュラーにしたい。

ところでネットショッピングは、完成間近のところでスラッキーから色々ご意見を伺い、デザインなど変更する事にした。

ただ、お待ちいただいているお客さんにはこれ以上迷惑がかからない様、とりあえずTシャツとマヒオレの販売を始めたい。

結局クレジットカードの取り扱いも先送りになり、私の持つ日本の銀行口座に振り込んでいただく形になるが、これが今の所最も手数料など少なくて済む方法なので、振込みの手間はあるが近日中にはオープンしたい。

夜風が気持ち良い。

11月2日

家の前のピンクテコマの花が満開である。

ここに花が咲いているからと言って、町中のピンクテコマに花が付いているとは限らないのだが、近所のカラカウア通り沿いの木も見事に花が咲いていた。

夕方ハワイカイに向かい、バレでハウススペシャルヌードルとタピオカのデザートをトゥーゴーしてKTのコンドに行った。

いよいよ明日日本に行ってしまうKTの送別会である。

今回もKTとは色々な話をした。

日本全国を回るライブの話は面白かった。

私も日本中のお客さんから色々とお土産など頂く事が多く、随分と各地の名産を食べた事があるが、KTは実際にその土地に行って美味しい物をたくさん食べている。

出会う人たちの話も色々だ。

とにかく色々な人との出会いがある。

一年くらいKTと一緒に旅をしたらきっと面白いなぁと思った。

11月3日

朝はKTをホノルルエアポートに送りに行った。

オーバーブッキングで便が変更になり、チェックイン後に少し時間が出来たので、先日見つけたコーヒーショップに行こうと思ったのだが、なぜか今日はお休み。

結局一度空港を出て、すぐ近くのコーヒーショップ、バイロンズに行った。

1時間ほどお茶して、再び空港に戻ってKTをドロップオフした。

家に戻ってニュースを見ると物騒な事件が目に入った。

昨日ワイキキで、女性の日本人留学生が交際中の男性に殺されると言う事件が起きた。

交際中といっても相手男性には妻子があり、事情は複雑なようだ。

先日のハロウィンの日にも日本人がバス停で通り魔に切られるという事件があった。

この日は一般人が仮装して平気で街を歩いているので、怪しい人との区別がつかなくなる。

仮装したままの銀行強盗もあったそうだ。

実はこの手の事件はアメリカでは毎年ハロウィンの日には多く、銀行内では仮装していてもマスクなどは外す様に指示が出されるが、顔をペイントしていたり、防犯カメラに写っていても犯人が特定しにくい。

日本からハワイに遊びに来ると、つい気を緩めがちだが、ここはアメリカ。

安全に楽しいハワイステイをエンジョイしてもらいたい。

さて、夜はモーティー夫妻が遊びに来た。

先月彼は音楽関係の仕事でLAに行っていたのだが、その時の話などを聞かせてもらった。

やっぱりハワイは田舎だと言う事を実感してきたらしい。

11月4日

溜まった仕事を片付けた。

夜は久し振りにナイトドライブツアーが入った。

初めてのお客さんだったが、お土産を頂いてしまった。(Big Mahalo!)

この日記をご愛読してくださっていたそうだ。

ベテラン・ハワイリピーターと初ハワイのお友達同士で、最初はタンタラスに登った。

風が弱く暖かい夜だった。

フリーウェイでパールシティに移動。

いつもの公園では、公民館で大人が集まり、何か会議をしていた。

芝生のエリアはやっぱり今日も貸し切り。

星が綺麗だった。

帰り間際に、公園にある子供用のジャングルジムを説明していると、大きな流れ星が見えた。

残念ながらちゃんと見れたのは私だけ・・・。

ハワイアンミュージック・ファンのお客さん達と、ワイキキまで話が弾んだ。

11月5日

今日もナイトドライブが入った。

お客さん達は2度目のハワイで、「ハワイの歩き方」ホームページで「夜景」を検索してダイアモンドヘッドクラブを見つけてくださった。

昨日と同じくタンタラス付きで、最初に登っていくと、今日は少し風があり、シャワーが流れてきた。

続いてオリジナルのコースに向かって、H-1フリーウェイに乗る。

この時間だと渋滞は無く、スムースに走っていたら、どうやら事故があったらしく、突然混雑した。

78号線の分岐近くだったので、道路が封鎖されていて、そのまま空港方面に出されてしまった。

普段のコースからずれてしまったので、元に戻そうと頭の中で地図を広げたが、昼間と違って景色から判断できず、一度パールハーバーの軍の基地の入り口に迷い込んでしまったが、程なく復帰、公園に到着。

今日は公民館は静かだった。

パールシティーも気持ちの良い貿易風が吹いていたが、雨は無く、今日も星が綺麗だった。

そして今日はお客さん達が流れ星を見つけた。

帰りは、行きに見れなかったレッドヒルからの夜景を、車内から振り返って見ていただき、ツアーは楽しんでいただけた様だった。

11月6日

お天気もとても良い。

先日KTがハワイから生放送して、私も飛び入りで出演してしまったラジオ番組を、KTファンの方が日本で録音していて、それをダビングしてわざわざハワイまで送ってくださった。(海人さん Big Mahalo!)

早速聞いてみると、やっぱり酔っ払っているような私の声・・・。

「渋い」なんて言うご感想も頂いていたが、それはチューニングがずれていたのかも?

さて、今日は夕方からのツアーだった。

スタッフのモアナMINAちゃんのお兄さんが日本からハワイに遊びに来ていて、ご案内。

ハワイは2度目だそうだが、今回はマウイ島がメインで、オアフは今日一日だけ。

しかも午後の便でオアフ島に移動なので、ホテルチェックイン後、4時過ぎからのスタートとなった。

元々この話が出た時には、マカプウから東回りで島を半周しようと思っていたのだが、今日から通行規制が始まり断念。

とりあえず日没に間に合うようにサンセットビーチを目指した。

予想通りフリーウェイは大渋滞で、H-2に乗るまでが大変だった。

ワヒアワを過ぎてパイナップル畑の中を走っている時に、日本のMINAちゃんから電話がかかってきて、皆と一時おしゃべり。

ノースの天気も良く、雲は少ない。

綺麗な夕陽が見れることを期待したが、日没の時間との競争。

ハレイワの街は通らずバイパスを抜ける。

ワイメア辺りで陽が既に水平線に近づいていた。

サンセットビーチに到着した時、ちょうど日没だった。



夕焼けに染まるサンセットビーチをバックに記念撮影の後、ビーチで少し寛いだ。

風が少し冷たくなってきてからハレイワ・タウンに移動。

ハレイワ・ジョーズで食事をした。

お客さんは白人のローカルが中心だったが、日本人が意外に多く驚いた。

食後は真っ暗なパイナップル畑の中を戻り、フリーウェイからパールハーバーの夜景を見ていただき、最後にタンタラスの丘に上がった。

今日も星が多かった。

11月7日

昼間、用事があってワード・ウェアハウスとアラモアナSCに行った。

ワードは人が少なく閑散としていたが、アラモアナは相変わらず大賑わいだった。

それにしても新婚さんが多い。

11月は6月に次ぐ新婚旅行シーズンなのだ。

さて、一昨日の選挙でハワイ州の新しい知事が決まった。

ハワイは民主党の強い地盤だったが、今度は共和党のリンダ・リングルと言う女性知事が誕生した。

今回は合衆国上下両院議員のハワイ州選出議員なども決まったが、街中では当選した人やその支持者達が「MAHALO」と言う大きな看板を出して道行く人に挨拶をしていた。

当選したらそれっきりの日本の選挙とは大分違う。

今日も一日良いお天気だった。

11月8日

サークルアイランドツアー。

雨季が近いとは思えないほどの快晴で、雲もほとんど無かった。

マカプウの工事が始まったのでしばらくは臨時のコース。

ワイキキを出るとH-1フリーウェイに乗り、すぐにパリハイウェイに乗り換えてコオラウ山脈を越える。

ウィンドワードサイドも晴れ渡っていた。

最初はカイルアビーチ。

今日はいつものモンキーポッドの下を取られていたので、ビーチの中ほどに日陰を見つけてラグを引いた。

観光客の姿はほとんど見なかったが、地元の幼稚園のグループが今日も来ていた。

お客さん達がビーチを散策している間、亀が出てこないかと海に目を凝らすが、満潮に近い海は少し濁りがあり、見つけることは出来なかった。

ゆっくり休憩した後、カイルアの住宅街を抜け、カネオヘを通り、東海岸を北上。

ハワイアンミュージック・ファンのお客さん達と音楽の話が弾んだ。

クアロアパークに到着。

アジア系の団体観光客がいたが、韓国人らしかった。

マカダミアナッツ、チャイニーズ・ファンパーム、ミロ、ハラなどの木々と、シラザギ、マイナバード、カージナル、スティルトなどの鳥達を説明。

風が少し弱く、気温が上がってきて真夏の様。

しかし雲がほとんど無い為、海の色は限りなく深く綺麗だった。

プナルウの工事は先に進んでいるような気配は無く、今日も15分ほど足止めされた。

ライエでポリネシア・文化センターを過ぎた所のフキラウビーチに寄る。

今日もローカルがほんの数人遊んでいるだけ。

残りわずかになったビーチナウパカの花が白く咲いていた。

タートルベイを回ってノースショアに出る。

サンセットビーチは6フィートほどの波が上がっていた。

波乗り見物のアメリカ人観光客の姿が目立った。

ワイメアもショアブレイクが音を立てていた。

ラニアケアが一般人には最も乗り易いサイズの様で、サーファーは一番多かった。

ハレイワ・アリイビーチパークでランチタイム。

弱かった貿易風が少し上がり、気持ちの良い風の中でのランチだった。

散策の後はドール・プランテーションに移動。

正面で記念撮影の後、裏のバラエティーガーデンに回ろうとすると、汽笛が聞こえてきた。

パイナップル・エキスプレスがとうとう始まったらしい。



駅の周りはまだ資材などが放り出されていて、グランド・オープンはまだ先のようなのだが、一応営業を開始していた。

チケットブースを覗いて見ると、大人が$7.50、子供が$5.50と、決して安くは無い。

しかしアメリカ人観光客を中心に、賑わっていた。



私もまず一度乗ってみたい。

金曜日と言う事でホノルルに戻るフリーウェイはかなり渋滞したが、プナホウのエグジットで降りるとタンタラスの丘を目指す。

プウ・ウアラカア公園の展望台は今日も静かで、日本人の姿は一切無かった。

夜は見れないダイアモンドヘッドから、ワイキキ、アラモアナ、そしてダウンタウンやホノルル空港まで見渡す。

お客さんからは、次回はサンセット付きのCIコンボに参加してみたいと言うお言葉を頂いた。

夜は少し雲が出てきた。

11月9日

今年のダウンタウンのクリスマスイルミネーション点灯式は12月7日に行われる事になった。

今まではダウンタウンだけだったが、今年からはイルミネーションをチャイナタウン方面にまで広げるそうだ。

普段は夜には近づかない方が宜しいダウンタウンだが、この時期だけは賑やかになり、私もナイトドライブの最後に必ずご案内してきた。

しかし、チャイナタウンまで夜も賑やかになるのかどうかは疑問。

ホームレスや怪しげなバーも多いこの地域を、夜も安全なイメージに変えようと言う試みなのだろうか?

ちなみに点灯式の7日はアメリカのパールハーバー・ディ。

日本人の大騒ぎはよく考えて。

11月10日

フロリダのYoshiから電話があった。

7月にハワイを発って、アメリカ50州スカイダイビングの旅へと出かけたY夫妻、あっちゃんとS美ちゃんがフロリダにやって来たのだそうだ。

久し振りに話したあっちゃんはとても元気そうだった。

実は、彼等はこのスカイダイビングの旅をちゃんとホームページにしている。

アドレスは、

http://www.skydive50states.com/

私は時々見ていて、ニューヨークに行ったんだなぁとか、ナイアガラの滝を見に行ったんだなぁとか、羨ましくも感心しながら日記を読ませてもらっていた。

あっちゃん達はハワイのスカイダイビングの様子が気になるらしく、私は色々聞かれたが、最近はモクレイアに行く事はあってもスカイダイビングにお客さんをお連れする事は少なく、あまり情報は無かった。

冬の間はなるべく暖かな南の州を回り、夏になったら北の州に行くと言っていた。

来年一杯はアメリカ本土を旅すると簡単に言うが、凄い事だと思う。

リンクにも加えたい。

風が弱く雲がなかなか動かない。

ちょうど半分の月がおぼろげに浮かんでいた。

11月11日

朝からお天気が良くない。

虹が顔を出したが、降ったり止んだり。

今日はサークルアイランドツアー。

お客さんをワイキキにお迎えに行く時、エッグスン・シングスの前にものすごい人だかりがあった。

ようやくリオープンしたらしい。

さて、これから晴れてくる事を祈って出発。

H-1フリーウェイからパリ・ハイウェイに乗り換え、北上。

目の前のコオラウ山脈には厚い雲がかかり、頂上は見えない。

それでもパリ・トンネルを抜けるとカネオヘが見渡せた。

カイルアビーチに到着すると風が強く、ラグを引くのに苦労した。

雨は降っていなかったが、人は少ない。

カイルア、カネオヘを越えウィンドワードを北に進む。

ワイアホレ辺りでは雲間に青空も見えたのだが、クアロア・パークについた途端にシャワーに遭った。

お客さんに傘を配る。

ここで傘を使ったのはとても久し振り。

それでも雨の中、マカダミアナッツやハラ、更にクアロア・ビーチに降りて、流れ着いたマングローブの実やククイを説明した。

今日はベテランズ・デー(退役軍人の日)の祝日で、プナルウの工事はお休み。

この辺りも雲っていたが、それでも海は優しいグリーンをしていた。

フキラウビーチに新しく出来た看板の前で記念撮影。

ここのナウパカはまだ少し花が残っている。

北に回って、サンセットビーチは5〜6フィートの波があったがサーファーはいなかった。

ワイメアビーチはショアブレイクだけ。

ハレイワに着くとサーフィンの大会の本部があった。

しかし3フィートほどの波で乗っているのは子供が多く、大会中という雰囲気ではなかった。

ノースではほとんどシャワーは無かったが、ランチタイムの一時解散では、お客さんに一応傘を持って行ってもらった。

私はL&Lでさっと食事を済ませてノースショアMPで読書。

その後ドール・プランテーションに移動。

アメリカは3連休の為、アメリカ人観光客ばかりが目に付いた。

ホノルルに戻るフリーウェイは空いていた。

途中から綺麗な虹が出た。

こう言う天気ならせめて虹位は拝みたい。

やがてダブルレインボーとなり、タンタラスの丘に登っている間もずっとすぐ近くに見えた。

展望台ではマノアヴァレーにかかる虹が大きくなり、お客さん達も喜んでくださった。

ついでにマングースも見れた。

ワイキキに戻っても虹は出続け、今日はきっと多くの人がこの虹を見ることが出来たに違いない。

これから雨季に入るが、虹を見る機会は増えるだろう。

11月12日

今日はCIコンボ。

朝のワイキキのお天気はまずますだった。

お客さんは初ハワイのご家族と常連のLauraちゃん。

ワイキキを出発すると早速虹が見れた。

ご家族のお母さんが大相撲のファンだと言う事で、スモウ・コネクションで曙のお母さんに会えるのを楽しみにしていたそうだ。

残念ながらマカプウの工事でワイマナロはコースから外れてしまったが、Lauraちゃんの承諾を取って、コースを変更し、ワイマナロまで回る事にした。

パリ・ハイウェイから既にシャワーが降り始め、トンネルを抜けても雲が厚くてカネオヘが見えなかった。

それでもオロマナ辺りまで降りると雨は止み、カラニ・ハイウェイを東へ、ワイマナロSCまで戻った。

果たして店が空いているのか、お母さんが店に出ているのかもわからなかったが、店の前には大型バスが止まっていて、日本人の団体がいた。

ちょうど出発する所だったバスの団体と入れ違いに店に入ると、お母さんがドンと座っていた。

お客さんはとても喜んでくださった。

マカプウが通行止めになって、お客さんは全然いなくなったかと思ったら、シーライフパークに来るグループなどが立ち寄り、暇ながらも毎日営業しているらしい。

オロマナの住宅街を抜けてカイルアに出て、カイルアビーチで休憩。

今日は昨日ほど風は強くなかったが、ウィンドサーフィンやカイトサーフィンを見ることが出来た。

その後のウィンドワードサイドは降ったり止んだりが続いた。

クアロアパークでは傘無しで見学する事が出来た。

プナルウの工事は今日ものんびりムードだったが、曇り空にもかかわらず海の色は綺麗だった。

タートルベイを過ぎてノースショアに入ると空が明るくなった。

サンセットビーチには今日も6フィートほどの波があったが、人は少なかった。

またパラパラとシャワーが降ってきたので移動。

ワイメアでは雨のために車から降りる事は出来なかった。

公園でのランチは諦めていたが、ハレイワに着くとまた止んだ。

アリイビーチパークにはサーファーが多かったが、今日開催される予定だった大会は、波のサイズが小さくて順延されたようだった。

風上にはしばらく雨はなさそうだったので、急いでランチを仕込み、公園のピクニックテーブルをセッティングして、ランチタイムにした。

天に感謝。

食後はまずドール・プランテーションに移動。

途中低い虹が出た。

ドール・プランテーションでは、ゆっくりとお買い物や見学をしてもらった。

ここで知り合いの大手旅行会社のツアーのバスドライバーに会った。

マカプウの工事が始まってから、大手のCIはどのようにコースが変更されたのか聞いてみると、日本で扱っているツアーが変更出来ない為、同じ場所を回っているのだそうだ。

つまり、朝はカラニ・ハイウェイを東へ向かってハナウマ湾、潮吹き岩を見学した後、逆戻りでH−1、パリ・ハイウェイを通って東に出て、ワイマナロまで戻ってわざわざお土産屋さんに立ち寄り、そこから通常のコースを回るのだそうだ。

当然時間は大幅に延び、ランチタイムがかなり遅くなるらしいが、融通の利かない大手のやることに、彼もあきれ果てていた。

さて我々はハレイワ・タウンに戻って一時解散。

一応傘をお渡ししたが、2〜3度パラッと降っただけだった。

今日の日没は5時51分と言う事で、5時15分を集合時間にしたが、その頃にはノースショアMPはすっかり人がいなくなっていた。

雲は厚く、またいつ振り出してもおかしくないが、とりあえずサンセットビーチに向かった。

するとここは雲も薄く、水平線には沈み行く夕陽が光を覗かせていた。

これでちゃんとサンセットがみれればラッキーである。

少し腰を据えて観察する事にした。

すぐ近くに日本人の女性のグループがいて、ローカルと写真を撮っていたので、シャッターを押してあげた。

すると「『るるぶ』に載っている方ですよね?」と尋ねられた。

なんだか有名人になった気分だった。

さて、日没の時間が近づくに連れ、水平線には雲が張り出し、空が暗くなってしまった。

仕方なく諦め、ホノルルに引き返した。

帰りのH-2、H-1は時々激しく降り、夜景どころではなかったが、プナホウのエグジットを降りてタンタラスに向かった。

サンセットは見れなかったがせめて夜景だけはと思ったが、ここも少し降っていた。

写真屋さんのバンが止まっているだけで、他に観光の車は無かったが、傘をさして雨に煙るワイキキの夜景を観賞して頂いた。

今度は是非良いお天気のときのオアフ島を見ていただきたいと思った。

11月13日

雲は残ったが、少なくともホノルルのお天気は回復した。

先日のハロウィンの日に、カヘカのダイエー近くのバス停で日本人女性が通り魔に切られた事件が、いつのまにかダイエーで日本人女性が殺されたと言う話になっているらしい。

確かに日本人が絡む犯罪に関しては、その後の観光客数への影響を懸念して報道が控えられたり、抑えられる事があるが、ダイエーの中で殺人事件があれば大きく報道されるはずだ。

実際そんな報道は無く、通り魔事件に尾ひれが付いて出来た噂だと思う。

だが、安心するのは早い。

私もハワイは全米の中でもかなり安全な州だと思っていたが、最近のFBIの発表によると、ハワイ州は2年連続で軽犯罪の発生率が一番だったらしい。

これには空き巣、万引き、窃盗の他、強盗も含まれる。

殺人などの凶悪犯罪については9番目だったが、全体としては昨年の6位から3位にまで上がったそうだ。

比較的景気の良い米本土と比べて、まだまだ不況の続くハワイ州経済がもたらした不幸な結果のようだ。

さて、夕方、ハワイカイのコスコの前でLauraちゃんと待ち合わせ、一緒に中を覗いて、我々はツアー用の備品などを買い込み、その後バレで食事をした。

今回Lauraちゃんは、15日にハワイシアターで行われるカラパナのコンサートの応援の為にハワイにやってきた。

ボランティアではあるが、カラパナの専属カメラマンでもある彼女の撮った写真と名前は、昨年出たアルバムにも載っていて、今回は自宅でコンサート用のチラシも作ってきたのだそうだ。

我々にも色々とお土産を頂いてしまった。(Big Mahalo!)

雲間から月が時々顔を出していたが、コオラウ山脈にかかる雨雲から貿易風が時より雨粒を撒いていた。

11月14日

昼間は晴れ間も覗いたが、夕方からまた曇ってきて、夜には降り始めた。

H-1とH-2のフリーウェイに新しく名前がつくそうだ。

H-1フリーウェイはルナリロ・フリーウェイと言う名前がついていたが、これは東側の部分で78番、モアナルア・フリーウェイとの分岐までらしい。

そこで西側部分をクイーン・リリウオカラニ・フリーウェイと言う名前にするのだそうだ。

H-2フリーウェイは全線ベテランズ・メモリアル・フリーウェイ(退役軍人記念道路)と言う名称になるそうだ。

クイーン・リリウオカラニはハワイ王朝最後の女王、またベテランズは国の為に命をささげた退役軍人で、ともに敬意を表すものになるのだが、これらは任期最後を迎えたベン・カエタノ州知事の最後の仕事の一つなのだそうだ。

さて、夕方ダイエーに行くと、工事中だった鮮魚のコーナーの改装が終わり、全体的にレイアウトも変わって広くなっていた。

夜は先日近所に越してきたモーティーのおうちにお邪魔した。

ようやく部屋が片付いたと言うので、ディナーに招待してくれたのだ。

引越しを手伝った時には荷物が溢れて手狭に感じた部屋も、すっかり綺麗に片付き広く見えた。

家に帰ると、我が家にはなんと物が多いのだろうと感じた。

11月15日

朝から激しく雨が降っていた。

ハワイは雨雲も色が白いのでたくさん降っているように見えないが、雨足は速かった。

今日はサークルアイランドツアーの予約が入っている。

今週月曜と火曜のツアーの時は、少なくとも朝はワイキキに雨は無かったが、今日は朝から島の南もウェット。

つまりウィンドワード・サイドは車から降りれないだけでなく、雨で景色もろくに見れない状態の可能性が高い。

しかし突然雨が止み空が晴れ渡る事も一応考えて、支度をしていた。

だがツアー1時間前になっても天候は回復せず、お客さんに電話を入れた。

ウェザー・キャンセルである。

年間にこう言うことは何度もあるわけではないが、やはりなるべく良い状態のオアフ島を見ていただきたいので、今日は止めにした。

以前には、「晴れている時のオアフ島は回った事があるが、雨の日は無いので是非」と言うことで、雨の日に島を回った事がある。

勿論お客さんが希望すれば出発するのだが、傘をさしてビーチを歩くのも大変だし、景色も見えないのでは雨の中をドライブしているのと同じ。

とうとうハワイは雨季に入ったようだ。

一日中断続的に振り続け、夜のナイトドライブツアーも中止になった。

風が巻いている。

11月16日

今日も雨は降り続けた。

風が強くなり、窓を全開にしていると家の中のプラントや額縁が音を立てて揺れる。

そして何より寒い。

家の中では肩の出たタンクトップではなく、T-シャツを着ていた。

でも短パンに裸足。

あー寒い・・・。

11月17日

ようやく晴れ間が広がった。

貿易風も15マイルほどで雲が流れている。

雨はしばらくお休みかな?と思っていたら、夕方シャワーが来た。

今夜のナイトドライブが心配になる。

シャワーは長く続かず、月が顔を出した。

お客さんをワイキキに迎えに行く。

初ハワイのお客さんたちは、ようやく晴れた今日の天気を喜んでいたが、タンタラスの丘からの夜景にも感激してくださった。

タンタラスは風が無く、この時期にしては暖かい位だった。

それにしても相変わらず人は多かった。

続いてH-1フリーウェイに乗りパールシティーを目指す。

レッドヒルの上からの、パールハーバーの夜景は今晩もきらきらと輝いていた。

いつもの公園では、公民館でソシアル・ダンス教室が開かれていた。

湿った芝生の上にまずはブルーシートを引いて、その上にラグを被せた。

月明かりが眩しいくらいだった。

しばらくゆっくりとおしゃべりなどしていると、ぽつぽつと降ってきたので、車に避難。

車内でサイン帖を書いてもらうとちょうど時間となり、出発。

ワイキキは降った形跡は無かった。

11月18日

貿易風は少し弱いがよく晴れた。

不在配達通知が来ていたので郵便局に取りに行った。

小包の中に、私への巨人優勝記念グッズが入っていた。

今年は他にも色々な方から優勝記念タオル、マグカップ、ステッカー、ビデオなど送っていただき、ハワイの巨人ファン冥利に尽きている。(皆さん Big Mahalo!)

野球が終わって始まったNBAは、3連覇中の我がレイカースが主軸を欠いていて苦戦している。

NBAナンバーワン・センターのシャキール・オニールがシーズン開始前に足のつま先の手術をして、参戦が遅れているのだ。

早く安心できる試合を見たい。

さて夜はモーティーも誘ってワイキキの鍋会に行った。

久々のスキヤキ。

今日は8年越しでアメリカ永住権の抽選に当たり、ハワイに引っ越してきて間もないと言うご夫婦がいた。

日本を出る事に関しては大きな問題は無かったようなのだが、まだ仕事は見つからず、これからが一苦労のようだった。

私も最初にアメリカに来た時の事を思い出した。

様々な条件は違うが、異文化での生活を始める不安と期待が錯綜する状況で、色々な事を考えたり、また開き直ったりした物だった。

しかし結局は自分自身がどう動くか、何をするかであって、それは日本にいても変わりは無い。

ただ、「日本だったら」とか、「日本では」という常識が通用しなくなる。

臨機応変に生きることも要求されるのだ。

11月19日

ダイアモンドヘッドクラブのホームページでネットショップを開店する準備をしてきた。

7月に日本に帰った時には、プロモーションの意味も含めて新しいTシャツを作り、配ったりもした。

当初はこの勢いで8月末にはオープンを予定していたが、なんだかんだと遅れに遅れ、ようやく開店させる事が出来た。

結局クレジットカードの取り扱いには至らず、日本の銀行口座に振り込んでいただき、ネットバンキングのシステムを使って入金を確認するという苦肉の策となった。

ページ作成ウィザードを途中で変えたり、兄貴から意見を聞いて、予定していた商品を止めたり、それはそれは困難なオープニングだった。

しかしようやく開店させた今、これからはお客様にハワイの風を直にお届けできるように、心を配りたい。

とりあえずはオリジナルのTシャツとマヒオレだけだが、少しづつ商品を増やしていきたい。

どうぞ皆さまネットショップもよろしくお願いいたします。

さて、今日は実はクリオウオウへのトレッキングが久し振りに入っていた。

昨日までの天候では、雨季にもかかわらず行けると思っていたのだが、今朝になってシャワーが降りキャンセルになった。

結局昼前にはワイキキはすっかり快晴になったのだが、山には雨雲が残り残念だった。

マカプウでは工事が長引きそうと言う情報が出ているし、しばらくは山には行けない状況が続きそうだ。

11月20日

今朝もコオラウ山脈には厚い雲がかかっていたが、ワイキキの空はよく晴れていた。

今日はサークルアイランド。

パリ・トンネルを抜けて、ウィンドワード・サイドの天気を見るまでは安心できなかったが、こちらも概ね晴天だった。

カイルアビーチではラニカイ寄りで砂を均す作業をしていた。

人は少なく、とてものんびりしたムード。

海亀も顔を出してくれた。

カイルアの住宅街を抜けてカネオヘに入り、ウィンドワード・モールの横を通ってカネオヘの住宅街に入る。

キング中学校から海を見て、再び大きくなってきたピンクのハイビスカスの垣根の横を通って、サンド・バーをチラッと見てカハルウに入っていく。

カネオヘ湾の水は大分赤く濁っていたが、今日は雨は心配なさそうだった。

クアロアパークにはJTBの「ハワイ再発見ツアー」のバスが止まっていたが、乗ってる人は少なかった。

マカダミアナッツやチャイニーズ・ファンパームなどを説明しながら、相変わらず広々とした公園を横切り、今度はビーチでマングローブやククイの実などの説明。

海からの貿易風が気持ち良い。

プナルウの工事はなんだか範囲を広げているような気もするが、今日は10分ほどで通過できた。

ハウウラの海も鮮やかな色を見せてくれた。

フキラウビーチでは、アメリカ人観光客らしいグループがきらきらと輝く海で遊んでいた。

タートルベイを回ると、空気に薄い靄がかかってきた。

激しく砕かれた波によって潮が空中に舞い、それを風が運んで靄になるのだ。

予想通り、ワイアレエの農業試験場を過ぎると路上駐車が増え、ヴェルジィランドの大波が見えた。

サンセットビーチも8〜10フィートに上がり、上級サーファー達が果敢に挑んでいた。

ギャラリーも多く、大きなカメラを構えている人も見受けられた。

ワイメアは、カム・ハイウェイ沿いのシュガーケインの雑草が伸びてきて、飛び込み岩が見えなくなってきたが、ショアブレイクが轟音を立てているのは聞こえた。

この辺りではまた映画でも撮影しているらしく、大型トレーラーの機材車両を見かけた。

ラニアケアには全く人がいなかったが、ハレイワで大会中だったのだ。

アリイ・ビーチパークは駐車場が満車で、お客さんたちを降ろすとすぐにランチの買出しに行った。

戻ってきても、パークの外の一番端の路上しか空いておらず、そこからランチセットを持って公園の中を歩いた。

駐車場は一杯だが、ピクニックテーブルはどこもオープンで、いつもの場所にセッティングをした。

セッティングを終えてお客さん達がテーブルに着き、私は手を洗いに行くついでにサーフィンの大会を覗いて見た。

するとスタン・マツモトにばったり会った。

彼はカメラをぶら下げていたが、朝8時からずっとビーチにいるそうで、「そろそろ疲れたよ」と言っていた。

食後はハレイワで一時解散。

ノースショアMPではそれほど多くの観光客は見なかったが、その後ドール・プランテーションに行くと、大型バスが続々と現れ、日本人の団体がなだれ込んで来た。

フリーウェイも少し渋滞したが、タンタラスの丘に登ると展望台には誰もおらず、少し涼しい風がまた気持ち良かった。

一通り説明をしてからプウ・ウアラカア公園に上がり、南オアフを一望していただいた。

今日は一日良いお天気が続いてくれた。

11月21日

ようやくネットショップもオープンできたので、久し振りに映画に行った。

日本でも今週末から公開される「ハリー・ポッター」。

実は私は前作も見ていないし、正直「魔法使いの映画」位の知識しかなかった。

ドール・キャナリーの映画館はパーキングも空いていて、チケットブースも閑散としていた。

開始5分前に入っても中には3人しかおらず、直前に駆け込んできた中学生のグループなどを入れても20人ほどだった。

特撮には感心したが、ブリティッシュ・イングリッシュは難しかった。

11月22日

レイカースの主軸、シャキール・オニールがようやく戻ってきた。

手術した足の具合が心配だったが、彼がコートの中にいるだけでその存在感はとても大きい。

久し振りに叩き付けるようなダンクシュートを見せてもらい、感激した。

彼がいない間にディビジョンで最下位にまで落ちてしまった王者レイカースが、これからどう巻き返して行くのかが見ものである。

夜、雲間に光る月が怪しかった。

11月23日

今日も良いお天気だった。

おととい「ハリー・ポッター」を見に行った事を友人に話して、今日知った話なのだが、ワイキキの映画館がクローズしてしまったのだそうだ。

ワイキキ1,2,3の映画館は、入場者の不振で赤字になり、おとといの「ハリー・ポッター」を最後に閉館したらしい。

ワード・ビクトリアセンターに16ものスクリーンを持つ大型映画館が出来たし、人の多いワイキキで、夜には怪しい連中が多いエリアで映画を見ようというローカルがいなくなったのかもしれない。

しかしワイキキのホテルに滞在して、ワイキキで日本未公開の映画を見ようと思っていた人には残念な話かもしれない。

私がハワイに来た時にはクヒオ・シアターもあったし、私の住むアパートのすぐ近所にはシネラマがあった。

シネラマは今は自動車用品店になっている。

でもワードよりドール・キャナリーの方が音が良いので、どうせワイキキを出るなら足を延ばして下さい。

11月24日

ネットショップを開店して1週間ほど経ったが、早速ご注文やお問い合わせが来ている。

今のところオリジナルのTシャツより、マヒオレの方が売れ行きが良いのが複雑な心境だが、中でも白とブルーの「トレードウィンド」の人気が高い。

サッカーのワールドカップでは日本代表のカラーとなっていたので、あの時期に売り出せば良かったなぁと思っていたが、今でもその人気のせいなのかも知れない。

実はあのKTも、スラッキーも同じカラーを持っている。

そして「太郎」にぶら下がっているのも「トレードウィンド」。

早速追加発注を出しておいた。

在庫が切れた場合は、しばらくお待ち下さい。

風が止まった。

11月25日

今日はノースショアツアー。

ワイキキには薄雲が広がり、コオラウ山脈にもグレーの雨雲が目立ったが、雨の予報はどこにも出ていなかった。

お客さんは寒い北海道からのリピーターで、日本を出発した日の朝にも雪かきをしてきたのだそうだ。

私は風が無く蒸し暑いと感じていたが、暖かいハワイに喜んでいられた。

ワヒアワを過ぎると空が明るくなってきた。

そしてパイナップル畑から見下ろすノースの海には、幾筋もの波が白い線を描き、靄を作っていた。

ハレイワの町を抜け、レインボーブリッジを渡ると、アリイビーチ方面に大波が渦を巻いているのが見えた。

6〜8フィートは楽にあるようだった。

わくわくしながらカム・ハイウェイを北に進む。

ラニアケアも6フィートはあったが、ほとんど人はいなかった。

その先のチャンズ・リーフも轟音を立てている。

ワイメアはやはり路上駐車が多く、右車線からははっきり見えなかったが、帰りのお楽しみと言う事でサンセットビーチを目指す。

大会の本部小屋が見えたので、コンテスト中かと思ったが、沖にサーファーの姿は見えない。

しかし波の大きさは10〜12フィートはあっただろうか。

実はトリプル・クラウンの一つで「 The Rip Curl Cup 」が開催されていたのだが、朝一番ですぐに延期になったそうだ。

確かに波は大きかったが、荒れ気味でコンディションは良くない。

しかしその大波に見とれるギャラリーの数は多かった。

少し休憩してカム・ハイウェイを戻る。

ワイメアビーチでは上手い具合にスペースを見つけ、車を滑り込ませる。

ここも今日は10フィート以上出ていたと思う。

ワイメアは「 Big Wednesday 」などのサーフィン映画のロケ地にもなっているところで、40フィートなんて言う化け物が来る事もあるそうだが、最近見た中では今日が一番大きく形も良かった。

腕に自身のあるサーファーが10人ほど入っていたが、ワイプアウトすると、人事ながら心配してしまう。

最後にハレイワ・アリイビーチを見に行った。

「アヴァランチ(雪崩)」と呼ばれる左側のポイントは8フィートほどにもなって水煙を出していたが、正面は5〜6フィートで、サーフィンも安して見る事が出来た。

岸まで波が来ていたが、そんな中でも海亀が顔を出してくれた。

その後はハレイワタウンで一時解散。

午後から風が出てきたが、カエナ岬の方向から生暖かいのが吹いていた。

ドール・プランテーションは今日も混んでいるように見えたが、貝細工のコーナーのルビーは「店は暇よ・・・」と言っていた。

結局ほとんどシャワーには会わず、ワイキキに戻ってきた。

とても喜んでくださったお客さんは、「また次回のハワイの為に働きたいです」と言って下さった。

明日はノースに20〜30フィートの波がやってくる予報が出ている。

11月26日

さわやかな風が吹いたが、トレードウィンドではない。

上空の雲は止まったままの様にも見えるが、わずかに南に動いている。

地上付近では西から強い風が吹いたり、東からそよ風が入ってきたり、巻いている。

南からのコナウィンドが吹けば一気に蒸し暑くなるのだが、幸いそこまで湿度は上がっていない。

雲が切れれば、日中は強い陽が肌を射した。

近所のガスステーションに行くと、そのすぐ横のバス・ストップの上に、散るのを忘れたレインボーシャワーの花が一塊ぶら下がっていた。

アパートの入り口のライトの後ろに隠れているゲッコーのお腹が白く大きくなっている。

卵を抱えているようだ。

よくハワイで見る頭の赤いカージナルとは違って、全身が赤いカージナルがいる。

頭だけ赤いのは南米産で、ブラジリアン・カージナルとも呼ばれ、一方全身が赤いのは北米産で、レッド・カージナルとも呼ばれている。

レッド・カージナルはハワイでは数が少ないが、鳴き声が大きく、すぐ目立つ。

メジャー野球のセントルイス・カージナルスのマスコットになっているのはこちらの方だ。

うちの近所にも時々遊びにくるのがいる。

どうやら近くの家の人が飼っている籠の鳥が気になって、やってくるらしい。

黒い電線に真っ赤な鳥が止まっているのは、アパートの窓からもよく見える。

トレードが戻ってくるのは週末になるらしい。

11月27日

マキキ郵便局に行き商品の発送をして、フィッシャーハワイに行き梱包材を買い、ダイエーに行って日用品の買い物をした。

今日は南西方向から風が吹いている。

薄雲が敷き詰まった空を見た数時間後にはすっかり晴れ渡ったり、窓際のポトスの鉢を大きく揺らすような風が吹いたかと思ったらドアを開けても全く風を感じなかったりと、天気が激しく変わっていったが、夕方には筋雲が出て、綺麗な夕焼けが見れた。

夜は久し振りに「元気寿司」に行った。

随分大勢の人が順番待ちしていたが、10分ほどで中に入れた。

帰りにビデオ屋さんに寄って、映画をレンタルしてきた。

借りてきたのは「ハリーポッター」の前作。

やはりブリティッシュ・イングリッシュが難しかったが、これでようやく全体のストーリーが見えてきた。

もう一つ借りたのは「Star Wars (Episode W『New Hope』):Special Edition」。

オリジナルは過去に何度も見たが、このスペシャル・エディションはハワイの映画館で見て以来。

ところでアメリカでは既に「Episode U『Attack of the clones』」のDVDが発売されているが、私は12月に発売される日本版の予約をしている。

DVDは日本とアメリカで規格が違うので、日本のDVDを見る場合は日本のデッキが必要になる。

PCなどを使えばどちらでも見れるのだが、最近ではユニコード(規格にとらわれない)デッキも発売されているそうで、これも入手しなければ・・・。

レンタル・ビデオ屋にも、多くのレンタルDVDが並んでいたが、時代は移りつつある。

11月28日

アメリカはサンクスギビング・デー(感謝祭)の休日。

明日も休んで4連休にする人も多く、街中はとても静かだった。

午後から、ワイアラエ・イキに住む友人のTaizoさんの家で開かれたパーティーに参加した。

カハラの山側の高級住宅街にあるこのお宅は、私には長年のドリームハウスでもある。

Taizoさんはスキューバダイブの会社を経営され、私もかつては何度かお手伝いをした事があり、前はよく遊びに行ったのだがこのところご無沙汰してしまっていた。

奥さんはハワイ大学で建築関係の学部を卒業され、素的なインテリアだけでなく、増築の際には設計など腕を振るわれたそうだ。

ワイアラエ・カントリークラブやカハラ・マンダリンホテルが見下ろせる気持ちの良い広いラナイで、Taizoさんのお仕事仲間など8人ほどが集まってのパーティーだった。

毎朝3時半には起きてランニングをしているTaizoさんは、今年もホノルル・マラソンが近づいてきて張り切っているようだった。

風はまだ弱い。

11月29日

今日はサークルアイランドツアー。

朝は雨の音で目が覚めた。

コオラウ山脈には薄黒い雨雲がかかっていて、ウィンドワード・サイドの天気が心配されたが、ワイキキ方面は次第に晴れてきて、ツアー出発の時には緩やかながら貿易風が吹いてきた。

マカプウの落石防止工事は、27日に第一期が終了して、このサンクスギビングのウィークエンドは終日オープンになっている。

しかし先日、夜間にここを通った車に石が直撃する事故が起きていて、来月の第2期工事が終了する13日までは変則のコースを続けるつもりだ。

と言う事でH-1フリーウェイからパリ・ハイウェイに入るが、目の前の山は雲の中。

トンネルを抜けると案の定、雨模様の裏オアフが広がっていた。

それでもカイルアビーチに着くと雨は止んだが、ラグを広げて休憩と言う雰囲気ではなく、人のいないビーチを見ていただいた。

カネオヘからカフルウと、雨は降ったり止んだりの状態だったが、クアロアに着くと空が少し明るくなってきた。

濡れた緑が鮮やかだった。

プナルウの工事は今日はお休みだったが、このあたりは全体的に走っている車も少なく静かだった。

しかし海は満潮に近く、うねりがあったので、時より道路まで飛沫が上がってきていた。

ライエのフキラウビーチにはローカルの子供達が多く、ブギーボードなど楽しんでいた。

タートルベイを回ると雲が切れて青空も見えてきた。

サンセットビーチに到着すると、すっかり晴れてきた。

波は10フィート以上に上がっていたが、荒れ気味で、今日の大会もキャンセルされていた。

ワイメア、ラニアケアと今日のノースはどこもコンディションが悪く、時より見かけるサーファーの数は少なかった。

出発した時には今日は外でのランチは無理だろうと思っていたが、アリイビーチパークでは青空の下、気持ちの良い貿易風を浴びながらプレートランチを食べる事が出来た。

ハレイワ・タウンで休憩の後、ドール・プランテーションに向かう。

ここは今日も人が多かったが、風に揺れるユーカリの枝の音が涼しげだった。

帰りの道路はスムーズだったが、空港からの合流付近から少し詰まった。

最後のタンタラスの丘には珍しくツアーバスが数台来ていた。

中国の会社がほとんどだったが、日本の大手のミニバスが一台いた。

ところがお客さんはカップル一組だけ。

今はどこも暇らしい。

クリスマスベリーが赤い実をたくさん付けていた。

さて夜はクロちゃんが遊びに来た。

これからホノルルマラソンの仕事を控えていて、私もこのままだとお手伝いする事になりそうだ。

夜寝る前に個人HPを開くと、とうとうカウンターが10万を越えていた。

素直に嬉しい。

10万HIT記念写真館も作らなくては・・・。

11月30日

お客さんからビデオが届いた。(Big Mahalo!)

ツアーに参加された時に撮影していたビデオで、お客さんの視線で私のツアーを見ることが出来た。

普段ツアー中に一緒に撮った写真を送っていただくことは多いが、ビデオは珍しい。

自分で自分が仕事をしているのを見るのはなんだか恥ずかしい気持ちだったが、ある程度客観的に見ることが出来て、いい勉強になった。

今日は少し雲があったが、概ね良いお天気だった。

貿易風も気持ちが良かった。


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