ハワイ日記2002年5月



5月1日

気持ちの良い貿易風が吹いていた。

今日は初ハワイの方の多いグループを、チャーターで市内観光にご案内した。

空港からホテルに着いて、荷物を預けてからお電話を頂き、出動。

最初はヌアヌ・パリの展望台。

なんだか私も久しぶりだった。

カネオヘ方面は晴れ渡り、チャイナマンズ・ハットもよく見えた。

最近ワイキキで見かけなかったオウムのオヤジが2組もいた。

ここはアメリカ人も初ハワイの観光客が多く、すっかり捕まっちゃってる人もいた。

少し涼んだのも束の間、H-1フリーウェイに戻り次はモアナルア・ガーデンに行った。

「この木なんの木」は花が少なかったが、他のモンキーポッドはピンクの花が満開だった。

この辺りはピンク・プルメリアやゴールドツリー、ピンクシャワーにバード・オブ・パラダイスも見れた。

しかし知り合いのツアー・ドライバーが何人かいたのだが、皆口を揃えて「暇だ」と言っていた。

実際ゴールデンウィークにアメリカ方面に旅行する日本人は、昨年に比べて8割ほどなのだそうだ。

私は忙しいので次に移動。

今度はダウンタウン。

カメハメハ大王像の前で記念写真を撮って、イオラニ宮殿の敷地内をぐるっと回ってもらって、カワイアハオ教会も見に行った。

次にタンタラスに行こうと思っていたのだが、どうも皆さん機内での朝ご飯から既に随分時間が経って、お腹が空いたご様子なので、臨機応変に先にランチにする事にした。

キング・ストリートを東に走り、カパフルのジッピーズでジップパックをピックアップして、カピオラニ公園に向かった。

ダイアモンドヘッドを後ろに、大きなバニヤン・ツリーの下で風を浴びながらのランチタイム。

食後も公園でゆっくり休憩すると、ダイアモンドヘッド・クレーターに行った。

数日前まで駐車場の工事で中に入れないと言う事だったが、今日は工事はまだやっていた物の、クレーター内を見学する事は出来た。

続いてダイアモンドヘッド・ビーチのルックアウトから海を眺めていただいた。

サーファーよりもウィンドサーフィンの方が多かったが、色取り取りのセールが、緑色の海の上に白い線を引いていく様子は美しかった。

アラワイ・ブルバードを通ってタンタラスに向かう。

路肩のルックアウトも、先の展望台も日本人は全くおらず、ここは市内観光と言うよりも既にダイアモンドヘッドクラブのオリジナルだった。

ここから最後はアラモアナ・ビーチパークを抜けてワイキキに戻ってきた。

明日は皆さんをサークルアイランドにお連れする。

5月2日

トレードウィンドも吹き、気持ち良く晴れた。

今日はサークルアイランド。

カピオラニ公園沿いのレインボーシャワーも花が増え、ダイアモンドヘッド・ロードに入るとプルメリアの香が漂っていた。

ブーゲンビリアも目に眩しい。

昨日はウィンドサーフィンが多かったダイアモンドヘッドの沖は、今日は4フィートほどの波が上がりサーファーばかりだった。

カハラの住宅街を抜け、ワイアラエ・ゴルフコースのピンクのハイビスカスの垣根の横を走り、カラニアナオレ・ハイウェイに入る。

この辺りのレインボーシャワーはまだだが、所々でマンゴーの実がぶらさがっているのが見える。

ココヘッドを登っていくとハナウマ湾の入り口で渋滞。

やっと工事が終わり今日から再開されたので、朝から混み合っている様子だった。

サンディービーチに到着すると、お客さん達は既に盛り上がっていた。

続いてマカプウのルックアウト、ワイマナロのビーチ。

どこも素晴らしい色が出ていて、とても綺麗だった。

曙のお母さんのお店では、購入されたTシャツやバッグなどにサインをしてもらって、記念撮影。

オロマナでは、芝刈りをしている後をシラサギが追いかけているのが見えた。

キャッスル・ホスピタルの前を曲がって、カラニ・ハイウェイが72番から61番に変わると、赤いアフリカン・チューリップがまだ目立っていた。

ゴールドツリーのまっ黄色の花も美しい。

クアロアに着くと風が少し弱くなっていた。

お客さん達は、ビーチに降りてカニと遊んだりして楽しそうだった。

小学生のグループがいて騒いでいたのだが、先生が何か説明をすると、それぞれ袋を持ってごみ拾いを始めた。

ボランティアの時間だったようだ。

カハナでは工事の為に10分近く動けなくなったが、プナルウ、ハウウラと快調なドライブ中は、海の色もエメラルド・グリーンに輝き素晴らしかった。

ノースショアにはほとんど波は無かったが、サンセットビーチでは観光サーファーが沖でボードに乗ってずっと波待ちしているいるのが見えた。

今日のノースはワイメアだろう。

カメハメハ・ハイウェイ沿いにはいつの間にかガードレールが出来、車を停めにくくなっていたのだが、ここは今まで何も無かったのを不思議に思っていた。

停めにくいが、何とか寄せて、飛び込み岩を見る。

期待に応えて何人もがジャンプを見せてくれた。

お昼はハレイワ・アリイビーチパークでのプレートランチ。

広い公園はほぼ貸切だった。

ハレイワ・タウンの散策の時間、マツモト・シェイブアイスのパーキングでいつものようにお客さんをドロップすると、スタンとN子さんが現れた。

パーキングの裏手の雑木林の草刈をしていて、その様子を見に来たのだ。

本当はここにベンチなどを置けばお客さんへのサービスになるとは考えているそうだが、そのベンチが夜には町の酔っ払いの溜まり場になる事が心配なのだそうだ。

さて、マツモトシェイブアイスやポリネシアン・トレジャーズのお土産袋をたくさん抱えたお客さん達が戻ってくると、ドール・プランテーションに移動。

我々が到着した時にはガラガラだったのだが、その後次々と大型バスが到着して、日本人の団体と韓国人の団体がやってきた。

今日はGWの真中と言う事もあり、恐らく1000人ほどの観光客がオアフ島を一周していたに違いない。

しかしハレイワの街では日本人を見かけたものの、それ以外の場所では観光客もほとんどいなかった。

大分スローペースのツアーだったが、帰りのフリーウェイの混雑はさほど酷くはなかった。

今日は初ハワイだけではなく、初海外の方もいらしたようだが、楽しんでもらえただろうか?

5月3日

今日は二組のご家族をマカプウ岬へのトレッキングにご案内した。

高い雲が出ていたが、風はあり、山登りにはちょうど良い感じだった。

GW中ということで、どちらもお子さん連れのご家族で、10歳、9歳が二人、4歳、2歳と皆男の子ばかりで賑やかだった。

どちらもご両親がいらっしゃるので当然「太郎」だけでは乗り切れず、一組はレンタカーでのご参加だったのだ。

ゆっくりのペースで登り、休憩も多くした。

トレイルには他の人は少なかったが、クジラの展望台を過ぎるともうカージナルが現れた。

つい先日クジラが見えたので、今日も期待しながら登ったが、頂上までの行きには出てこなかった。

展望台での記念撮影の後、スナックタイム。

海を見下ろしながらスパム結びを食べていると、さっきのカージナルやブルブル、マイナバードなどがやって来ては愛嬌を振りまいていた。

と、その時潮吹きが見えた。

帰り道でも何度か潮吹きを見ることが出来、お客さんも大喜びだった。

今年は例年よりもクジラの数が少ないと言う事だったが、ハワイにいる期間は長いようだ。

今日はまたマウイの雑景をUPした。

5月4日

雲は少し残ったが、トレードは吹いていた。

今日はツアーは無く、家で仕事をしていたが、どうもお疲れモード。

この夏に会社のホームページをリニューアルしようと思っているのだが、そこでフラッシュ5を使った表紙を考えている。

これを使うと簡単なアニメなどがホームページ上で動かせる。

5月5日

雲が多く、朝はシャワーが降った。

今日はノースショアツアー。

ワヒアワを過ぎるとノースには少し晴れ間が覗いていた。

最初にハレイワ・アリイビーチに行き、海を見る。

波はほとんど無かったが、ビーチサイドのベンチに座ってジュース休憩。

すると後ろから声をかけられ、振り返るとスタン・マツモトがいた。

彼も海の様子をチェックしに来たようだが、時々1フットのセットが現れるだけで、スキューバダイバーの方が目立っていた。

その後ハレイワタウンで解散。

サンセットの方面は雨雲が見えたが、風が弱かったのでハレイワまで来るのには時間がかかりそうだった。

ところがお客さんは集合時間よりも随分早く戻ってきたので、先にドール・プランテーションに移動した。

ゆっくり時間を取ったので、マウイダイバース・ジュエリーやキルト・コーナーの顔見知りたちと駄弁っていると、外はいつの間にか土砂降りになっていた。

少し小降りになったところでホノルルへ出発。

時間が早かったので、タンタラスの丘に登った。

夜景は見た事があるというお客さんも、昼間のダイアモンドヘッドや空港の景色には喜ばれていた。

さて今日は子供の日。

ハワイでも「Boy's Day」と言う。

メキシコでは「シンコ・デ・マイヨ(5月5日)」と言うお祭りがある。

どんな日なのかはよくわからないが、LAにいた頃はメキシコ移民たちが酔っ払って騒いでた。

と言うわけでここ数日、テレビでコロナ・ビールの宣伝をよくやっていた。

夜はホノルルもまた大分降っていた。

5月6日

雨は朝になっても止まず、今日予定されていたマキキ・トレイルへのトレッキングツアーは中止になった。

一日中降ったり止んだりが続いた。

さて、崖崩れの為に2月から閉鎖されていたマノア・フォールズトレイルが近く再開される事になった。

まだ調査も始まっていないと思っていたのだが、夏を目指して工事が進んでいたらしい。

それが予定より早く終わりそうなのだが、これには裏話があるそうだ。

マノアのトレイルを含め、オアフ島の各地でブルース・ウィリス主演の映画、Hostile Rescueをハリウッドの映画会社が撮影中だそうで、このプロデューサーがヘリなどの機材を復旧工事の為に提供してくれたらしい。

私も以前落石を目撃した事のあるマノアの滝は、前は泳いでいるローカルもいたのだが、工事によって滝を少し離れたところから見る展望台が出来るそうだ。

来週には私も行ってみたい。

5月7日

曇りがちで南よりの風が吹いていた。

先日ドール・プランテーションで買ってきた「アロハ・せんべい」と言うのを食べてみた。

パッケージはともかく、中身にはお世辞にもデザイン性は感じられず、お土産用のジョーク・グッズだろうと高をくくっていた。

ところがココナッツ&パイナップル味のこのスナック菓子はなかなかイケル。

これからお客さんにも勧めてみたい。

5月8日

風が弱く曇りがち。

まるで雨季のはじまりの、10月11月のような感じがする。

ビーチに泳ぎに行きたいのだが、そんなお天気ではない。

しかし嬉しい事があった。

日本の母から小包が届いた。

食べ物が中心。

感激したのが「たたみいわし」。

ビデオも入っていて、「雷波少年」の最終回が見れたのは良かった。

それとどこのチャンネルだかわからないが、朝っぱらから放送している、昔のドラマ「パパと呼ばないで」が入っていたのにはぶっ飛んだ。

時々「サザエさん」なんか入っていて、笑わしてくれるのだが、今回もやられました。

さすが母殿。

5月9日

空は雲に覆われて真っ白。

東京だったら真っ暗と言う感じなのだろうけど、ハワイはとりあえず真っ白だった。

ジメっとして蒸し暑い。

フロリダに住む友人で、プロ・スカイダイバーのヨシが「スカイダイビングYoshi」と言うホームページを作ったと連絡があった。

シンプルで、中々良く出来ているのでリンクに入れた。

それとハワイでのスカイダイビングの事と、ノースショアの事情に詳しい「ハワイのうらがわ」も追加しました。

夜はお客さんと「ピエトロ」にパスタを食べに行った。

5月10日

今日は雑誌の取材でマキキのトレッキングの予定だった。

しかし朝から山には雨雲がかかっていた。

風も弱く、すぐには晴れそうも無い。

日本から来たスタッフと待ち合わせをして、とりあえずトレイルの入り口まで行くが、やっぱり雨。

どうするかの打ち合わせを車内でしていると雨は上がったが、トレイルはまだ川になっているので、とりあえず今日は中止になった。

5月にこんなに雨が降るなんて・・・。

で、家に戻ってダウンタウンのK-マートに買い物に行った。

玩具のコーナーには早くもStar WarsUのフィギュアなどが並んでいて、色々見てしまったのだが、大好きなR2−D2のは無かった・・・。

映画は5月16日の公開予定だが、少し空いてから平日にでも見に行きたい。

さてイギリスのケニーから電話があった。

一緒に小学校を卒業してから今年で25周年と言う事で、私の7月の帰国時にはクラス会が開かれる予定なのだが、ケニーも上手くスケジュールを調整して帰国してくれるそうだ。

しかもどこかで一緒にバスケやろうという話もある。

7月3日から10日までの一週間の予定なのだが、そのほとんどは既に埋まってしまった。

5月11日

今日も曇りがちで、時々シャワーも降った。

風が少し出てきたのが救い。

今日は日本は「母の日」で、今年は母親にカーネーションを贈った。

ちゃんと届いたようで、電話をもらった。

離れていても、母親はありがたい。

Happy Mother's Day!

5月12日

今日はサークルアイランドツアー。

低い雲は減ったが、高いところには雲がぎっしりで、コオラウ山脈には雨雲も架かっていた。

お客さんは友人とそのご家族。

友人以外は初ハワイ。

今日は海の色は出そうも無いので、花や鳥などを中心に説明していった。

カピオラニ公園から既にレインボーシャワーが目立ち始めていたが、この時期はノースのカフクが一番早咲きしている。
そろそろニウ・バレーが咲く頃だ。

陽は出ていなかったが、ワイアラエ・カントリークラブの垣根のピンクのハイビスカスは朝から既に開いていた。

この辺りにはピンクシャワーの木も多く、淡い桃色が曇り空にも映えていた。

カラニアナオレ・ハイウェイは白、黄、ピンクなどのプルメリアがどんどん花を咲かせている。

ココヘッドのブーゲンビリアはいつものように鮮やか。

南の海は荒れ気味で、3〜4フィートほどに上がったサンディービーチでも、波はスープが多く人は少なかった。

マカプウビーチは3フィートほどだったが、ここの方がブギーボーダーが多かった。

ワイマナロのベロウズビーチでは、韓国系の教会の集まりの準備をしていて、聞いてみるとこれから150人も来るのだそうだが、日曜にもかかわらず他のローカルは少なかった。

今日は母の日と言う事で、カネオヘのハワイアン・メモリアルパークの周辺をはじめ、あちこちで花の路上販売が目立った。

ジンジャーやプロテア、ヘリコニアなどが一束2ドルほどで売られていたが、これでも普段より少し高かった。

クアロアパークも奥のキャンプ場はテントがいくつか見えたが、全体的に人は少なかった。

人の数よりゴミ箱の数のほうが多く、更に鳥の数のほうが多かった。

シラサギ、カージナル、マイナバードが我が物顔で飛び回っていた。

ノースにも今日は少し波があった。

サンセットは3フィートほどで、サーファーも何人かいたが、すぐ近くではスキューバダイバーの赤い旗が浮いていて、不思議な光景だった。

ププケア辺りで少しシャワーに遭ったが、ハレイワには低い雲は無く、スカイダイビングの飛行機の音も聞こえた。

やはり何組かのローカルはいたが、ピクニックテーブルを確保してプレートランチを食べた。

お客さんには好評だった。

ハレイワ・タウンは観光客が少なかった。

大型バスが一台、日本人を乗せていたが、他には見かけなかった。

帰りのフリーウェイはスムーズで無事終了。

天気は今ひとつだったが、雨には当たらずに良かった。

夜には激しい雷雨がホノルルを襲った。

風が止まって蒸し暑い。

5月13日

朝はまた激しい雨が降った。

しかしお昼頃から陽が差してきて、夕方にはすっかり雲がなくなっていた。

昼間ハワイ州の自然管理局から電話があった。

マノア・トレイルの復旧工事も終わり、これからは多くの人出が予想され、従って今後は小さな規模でも商業ベースのツアーは禁止すると言うものだった。

レンタカーでもあまり不便に思わないアメリカ人観光客には人気のあるスポットで、他のトレイルに比べると確かに人出は多い。

しかしレンタカーをしない人はバスでマノアの住宅街から歩くしかなく、ガイドがいなければ当然何の説明も無い。

せっかく「るるぶ」にも紹介していただいたのだが、日本人観光客にとっては少し遠のいてしまった場所になった。

ハワイ大学の樹木園へは今まで通り入れるのだが、他のトレイルも含めてダイアモンドヘッドクラブとしては検討しなければならない。

さて、夜はナイトドライブツアーがあった。

最初に行ったタンタラスでは、天気が回復したので人も多かった。

パールシティーの公園にも穏やかな貿易風が吹いていて気持ちが良かった。

星もたくさん輝いていた。

5月14日

今日はサークルアイランドツアー。

ホノルルは晴天に恵まれ、夏らしい乾いた風が吹いていた。

今日のお客さんは社員旅行のグループの一部で、終日自由行動なのだそうだ。

お申し込みいただいたのはKTファンの方で、「太郎」のダッシュボードに乗っているシーサーを見つけて驚かれていた。

どうも写真のイメージだとかなり大きく見えるらしいのだが、実物はとても小さく可愛い。

久しぶりの朝からの好天に、カピオラニ公園のレインボーシャワーや、ワイアラエ・ゴルフ場のピンクのハイビスカスも一気にたくさん咲いているように見えた。

ワイキキやダイアモンドヘッドでは3フィートほどの波が上がっていたが、ハナウマ湾を過ぎると海はとても穏やかだった。

サンディービーチは砂が少し湿っていたが、人はほとんどいなかった。

マカプウに回ると貿易風が随分湿っていた。

コオラウ山脈の上にも雨雲が目立ち、東海岸のドライブは天気の予想がつかなかった。

ワイマナロビーチでの休憩時は気持ち良く晴れ、久しぶりにアメリカ人のツアー客がいた。

スモウ・コネクションでは「プリクラ」に人気があった。

カネオヘの住宅街を抜けるとシャワーに捕まった。

時より激しくなったが、クアロアパークに到着するとすっかり止み、ゆっくりとチャイナマンズ・ハットを見ていただいた。

その後のドライブでもやはり降ったり止んだりが続いたが、サンセットビーチに着くとまた上手いタイミングで晴れ、目の粗い砂の感触を味わっていただいた。

ワイメアの飛び込み岩では数人のジャンプを見ることが出来たが、岩の周りの水は赤土が流れ出て少し濁っていた。

ハレイワ・アリイビーチパークは今日もほぼ貸切だった。

プレートランチはKTも絶賛した「シュリンプ・カレー」に人気があった。

ハレイワ・タウンでの解散前に、一応傘をお貸しした。

私がノースショア・マーケットプレイスに車を停めて読書をしていると、やはりまた降ってきた。

「マツモト・シェイブアイス」や「ポリネシアン・トレジャーズ」の袋を下げてお客さんが戻ってくると、ドール・プランテーションに移動。

するとまたシャワーは止んだ。

途中パイナップル畑で写真を撮る事も出来た。

ドール・プランテーションでは皆さん「アロハ・せんべい」を購入されていた。

さて今日はオプションのリクエストがあった。

最初はモアナルア・ガーデンに寄った。

赤や白のハイビスカスが咲き乱れ綺麗だったが、他に観光客の姿は見えなかった。

雨上がりで渋滞するフリーウェイを抜け、最後にタンタラスの丘に登った。

やはりここから見るダイアモンドヘッドは素晴らしい。

ワイキキに戻りお客さんをドロップして、ガス・ステーションでガスを入れて洗車、家に戻ってシャワーを浴びて食事をして、再びワイキキへ。

今晩もナイトドライブ、タンタラス付き。

昨日に増してタンタラスの人は多く、ローカルも混ざって賑やかだった。

説明を終えて写真を撮ると、オリジナルのコースに出発。

夕方あれほど混雑したフリーウェイもスムース。

パールシティの公園は、今日は公民館も使っておらずひっそりとしていた。

トレードウィンドが少し強くなってきたが、寒くは無かった。

芝生の匂いが気持ち良かった。

5月15日

今日も晴れたが、週末からはまた雲が多くなる予報が出ている。

午後、ワイキキに用事で来ていたあっちゃんが遊びに来た。

S美ちゃんが家で待っているというあっちゃんがノースに帰ると、私はワイキキの飲み会に向かった。

スキューバのインストラクターやワイキキのショップの店員、コンピュータ・エンジニアなどハワイ在住の友人を中心に10人ほどが集まって、皆でおでんを食べた。

とても美味しかった。

5月16日

風は弱かったが今日も晴れた。

ダイアモンドヘッドクラブのホームページのリニューアル作業を進めている。

今回も構成とHTMLファイルの作成は(今のところ)すべて一人でやっている。

そして、先日スラッキーに、カッコイイ会社の新ロゴを作って頂いたのだが、もう一つ小さいヴァージョンのロゴまで頂いてしまった。

これがまた何とも渋い。

これらを活かす為にも頑張らなくては。

5月17日

小さなお子さんを含むご家族連れをサークルアイランドツアーにご案内した。

早朝少し曇っていた空も、ワイキキを出発する頃には晴れてきた。

カラカウア・アヴェニューの一番ダイアモンドヘッド寄りにあるゴールデン・シャワーツリーは既にほとんど散ってしまったが、カハラのワイアラエ・カントリークラブ裏のピンク・シャワーツリーは日増しにうす桃色の花を増やしている。

カラニアナオレ・ハイウェイの色とりどりのプルメリアも、随分と目立ってきた。

ニウ・ヴァレーにはまっ黄色のゴールドツリーが目に鮮やか。

見上げるとコオラウ山脈にはずっしりとした雨雲がかかっている。

風はそれほど強くないので、雨粒は飛んでこない。

ココ・クレーターを回りこんでサンディービーチに着くと、空が明るくなってきた。

マカプウ岬もこの季節にしてはまだ緑が多く、トレッキング日和という感じだったが、路肩に止まっている車は少なかった。

ベロウズビーチにはスクールバスが2台止まっていて、中学生のグループが遊びに来ていた。

スモウ・コネクションに行った後、今日はリクエストでカネオヘのハワイアン・メモリアル霊園に寄った。

お客さんのご親戚で、こちらに眠られている方が居るそうなのだが、初めてのお参りでお墓の場所がわからないとの事。

私が事務所に行って聞いてみると、窓口の人が、今日はコンピュータがダウンしていると言って分厚い台帳を持ってきて調べてくれた。

係りの人の案内でお墓まで行き、お参りをすることが出来た。

平日の朝にもかかわらず多くの参拝者が居た。

辺りにはお線香の匂いではなく、ジンジャーの香りがしていた。

クアロアパークではハウの黄色い花が増えている。

カハナ・ベイでは道路工事が全く終わる気配がなく、通るたびにガタガタになっている気がする。

プナルウ、ハウウラのドライブでは海がエメラルドブルーに輝いていた。

サンセットビーチに着くと、遠くの雲から雨が飛んできた。

波はほとんどない。

ワイメアの飛び込み岩には一人だけ乗っている女性が居たのだが、我々の到着を待っていたかのようにジャンプを見せてくれた。

ハレイワ・アリイビーチパークには、平日にしては珍しく数組のローカルがいたが、それでもモンキーポッドの木陰のピクニックテーブルを一つ確保して、プレートランチ。

ハレイワ・タウンに移動する時に、公園の出口で知り合いとすれ違い、車の中からお互い挨拶すると、お客さんから「今の方はお知り合いですか?」と尋ねられた。

「マツモト・シェイブアイスのスタン・マツモト氏ですよ」と言うと、さすがご存知のようだった。

ドール・プランテーションでは、お客さんから『「アロハ・せんべい」はどこですか?』と聞かれたので、売り場にご案内すると、先日は山積みになっていたのに全然無い。

クラークに尋ねてみると、奥から段ボール箱を一つ持ってきてくれた。

最近急に売れてきたのかな?

金曜日と言うことで帰りのフリーウェイは渋滞したが、H-1沿いには多くのマンゴーの木があり、それがどこもたくさん実をつけているのが見えた。

夜は風が上がってきた。

5月18日

今週4回目のサークルアイランドツアー。

朝のワイキキは少し雲があったが、貿易風が強く、雲は早く動いていた。

Wホテル前のレインボーシャワーは日増しに花を増やしている。

ダイアモンドヘッド・ロードのピンク・プルメリアも増えてきた。

ライトハウスを過ぎて下を見下ろしても、今日は土曜なのにサーファーが少ないなぁと思っていたら、その先にテントが並んでいて、大会中のようだった。

ハナウマ湾の入り口を過ぎると、久しぶりにモロカイ島が見えた。

サンディービーチの波は3フィートほどだったが、マカプウではもう少し大きく、砂を巻き上げた波でローカル達が遊んでいた。

マカプウでは少しゆるく巻いているように感じたトレードウィンドだったが、ベロウズビーチに出ると北東側から真正面に強くなってきた。

日曜日にビーチで見つけた小さな椰子の実と少し根の出てきたマングローブの実があって、これはお客さんに説明をした後に近くのアイアンツリーの木の下に放り投げておくと、ちゃんと次の日もそこにあるので、今日もそれを使った。

椰子の実にはジュースが入っていて、振ると水の音がする。

ククイの実は、お客さんにグアヴァジュースを渡した後に、ビーチに出て探すのだが、説明の後は記念として持って帰られるお客さんが多いので、毎回集めている。

スモウ・コネクションはなんだかとても混んでいた。

アンティー・ジャンもサインを書いたり、記念撮影のためににっこり笑ってシャカ出したり、忙しそうだった。

ヘエイアケアの港は雨で流された赤土で随分と赤くなっていた。

ウィンドワード・サイドのドライブは何度かシャワーにあった。

雨に洗われたジャングルの匂いが気持ち良かった。

クアロアはコオラウ湾の北端に位置し、地形的に雨が降りにくいようで今日もここだけはドライだった。

ノースに回ると日差しが強くなり、気温も上がってきた。

逆に貿易風は少し収まったが、気持ちよく吹く風を浴びながらの、公園でのプレートランチはとても美味しかった。

L&Lドライブインに仕込みに行った時、スキューバのインストラクターのダニヤンがお客さんと食事中だったが、他にも店の中は日本人で一杯だった。

こういうのも珍しい。

ハレイワではハレイワビーチの方でカヌーの大会が開かれていて、大勢の人で賑わっていた。

その為アリイビーチパーク側は土曜なのにそれほどローカルも多くなく、鳥の声だけが聞こえていた。

お客さんがハレイワ・タウンを散策中に待っているノースショア・マーケットプレイス内のOIG(オーシャンズ・イン・グラス)と言うガラス細工の店は、工場を外側にオープンにしているのだが、最近そこに見習いの若い職人が入って、一生懸命作っているのが見える。

ここのオーナーの女性が上手に作っているのと比べるとやはりぎこちなく、外側には「見習い修行中(Apprentice in training)」の張り紙がしてあった。

そういえば、前に修行をしていて、仲良くなったキースは結構上手くなった頃にメインランドに行ってしまった。

この店はクラークも女性がいつも2〜3名いるのだが、やはり長続きする人が無く、半年も続く人がいない。

ノースショア・マーケットプレイスには何人も知り合いはいるのだが、この店の人と親しくなることは少ない。

何が問題なんだろう?

さてドール・プランテーションでは奥にいくつもテントが並び何かのバザーをやっていて、パーキングは一杯だった。

先にお客さんを降ろして、何とか一台分のスペースを見つけて止めると、ここのパーキングのセキュリティがやってきた。

「表の通りに止めろ!」なんて言われたのだが、顔見知りのサモアンで、勿論冗談。

なんだかやたらご機嫌だった。

今日はモアナルア・ガーデンのオプショナルのリクエストだったのだが、もう一つ、昨日に続いてお墓参りをしたいと言うご希望があった。

しかし今日は、墓地の場所が不明で生前に住んでおられた住所しかわからないと言う事で、ツアー中に住所を地図で探したところ、モアナルアガーデンの近くだったので行ってみる事にした。

閑静な住宅街をしばらく走ると、番地の住所を見つけた。

持っていらした30年前の家の外観の写真と同じ家があった。

大きく成長している木に時間を感じた。

今はどなたが住んでいるのかわからないが、尋ねてみると、通りの向かいの家に大家さんが住んでいるので、聞いてみてはどうかと提案された。

早速呼び鈴を押してみるが反応は無く、お留守のようだった。

駄目元で今度はお隣の家を訪ねてみると、今度はおばあちゃんが出てきて故人を覚えていると言う。

しかし亡くなった後、今は家族がどこにいるのかや、お墓の場所もわからないと言うことだった。

結局このおばあちゃんも、大家さんを訪ねてみたらわかるかもしれないと言ってくれたが、留守では仕方ない。

今日は最後までお力になれずに残念。

モアナルアガーデンを散策していただいた後、週末で空いているH-1フリーウェイをワイキキに戻った。

風は夜になっても気持ちよく吹き続けた。

5月19日

風は気持ちよく吹いたが、ほぼ一日中家にいた。

なぜだかインターネットに接続できなくなってしまった。

色々と設定をいじってみるが駄目。

う〜ん。何でつながらないんだろ?

5月20日

風が止まって蒸し暑い。

今日もパソコンと格闘するがネットにはつながらない。

何となくどこが悪いのかは判って来たが、解決法が見つからない。

煮詰まってきたので、気分転換にアラモアナビーチに出かけた。

途中から曇ってきて、水の中にいた方が暖かく、ずっと泳いでいた。

夜は、ちょうど半分の月が黄色く光っていた。

5月21日

今日も貿易風はとても弱く、晴れたり曇ったりでシャワーも何度か降り、蒸し暑かった。

そんな中でも、今日はツアーが無いので、家で自分のパソコンをインターネットにつなげようと必死だった。

電話回線なら問題は無いのだが、ISPのAOLとはLAN/ケーブルの契約をしている為、電話で繋げると時間で追加料金が発生してしまうのだ。

そして何より、ケーブルの速度に慣れてしまったら、電話回線の速度ではいらいらしてしまう。

それでも、お客さんからのメールは、モデムの音を懐かしく聞きながら送受信している。

だがこれからホームページをリニューアルするに当たって、大量のファイルをアップロードするのに、やはりケーブル回線は必要。

勿論お金ももったいない。

私も元コンピュータ・エンジニアとして、簡単には諦めたくない。

でも、今夜はナ・ホク・ハノハノ。

5月22日

午前中は雲が多かった。

風は弱い。

昨晩のナ・ホク・ハノハノアワード(ハワイアンミュージックのグラミー賞)ではマナオ・カンパニーがベストシングルやベスト・コンテンポラリアルバム賞など5部門を取った。

他にもリム・ファミリーやエミィ・ハナイアリイ・ギリアムなどベテランが頑張った。

IZの「Alone in IZ World」もハワイアン・アルバム賞を取った。

詳しくは、

http://www.mele.com/v3/info/hoku02.htm

さて、今日は午後からのツアーがあった。

ノースショアツアーとサンセットをご希望だったが、今日が到着日で、朝からのツアーは無理。

常連さんのお知り合いということで、午後からの催行にしたのだが、H-1フリーウェイに乗るとぽつぽつとシャワーが降ってきて、すぐに渋滞した。

途中何度かスコールにも遭いながら、のろのろとフリーウェイを進んだが、H-2に入ると渋滞もなくなり、さらにワヒアワに近づくと天気も回復してきた。

最初にドール・プランテーションに寄ると、すっかり青空が広がっていて、貝細工売り場のルビーに町の雨と渋滞の事を話すと驚いていた。

今日も「アロハせんべい」の人気があった。

ハレイワに入って、先にアリイビーチを覗く。

ほんの1フットの小さな波で、ロコの親子(お母さんと小さな娘さん)がサーフィンのレッスンをしていた。

ハレイワ・タウンに戻って一時解散。

いつもより時間が遅いので、町は大分静かだった。

ハレイワも天気は良く、鳥の声があちこちで元気に聞こえた。

スナックにL&Lドライブインでテリ・サイミンを食べ、ノースショア・マーケットプレイスのモンキーポッドの木陰で読書。

ちょうど季節なので、窓を開けていると時々、散って薄茶色になった花がひらひらと入ってくる。

そして種の入った房も時々音を立てて落ちてくる。

ポリトレが一番面白かったと、大きな袋を提げてお客さんが戻ってくると、サンセットビーチに移動。

日本人観光客の姿を何組か見た。

ビーチにラグを引いてグアヴァジュースをサービス。

上空にはほとんど雲は無かったが、水平線のぎりぎりに塊があった。

その雲の中に太陽が沈むと、素晴らしい夕焼けが見えた。

ピンク色から紫色に変化していく、筋のような雲にお客さんも喜んでくださった。

帰りのH−1フリーウェイは渋滞も終わり、スムーズに流れ、夜景も綺麗だった。

ホノルルもすっかり雨は上がっていた。

5月23日

今日もアパートの前のロイヤル・パームツリーの葉は、だらりと垂れ下がったままだった。

湿度も高く蒸し暑い。

先日お墓参りが出来なかったお客さんから電話があり、その後親戚の人と会う事が出来て、お墓参りにも行く事が出来たのだそうだ。

わざわざお知らせくださって、嬉しかった。

夕方から友達の大ちゃんと奥さんのKちゃんが遊びに来た。

先週誕生日だった大ちゃんのバースデーパーティーも兼ねてパーティー。

私はタワーレコードに行って、先日ナ・ホクを取ったマナオ・カンパニーのCDと、次にダイエーの近くのダ・フイのショップでステッカーをプレゼントに買った。

彼とは18年前にLAで出会ってからの長い付き合いになるのだが、誕生日がちょうど一ヶ月違いということで、毎年何かプレゼントを交換し合っている。

勿論今までLA、ハワイ、日本とばらばらだった時もあり、そんな年はお互い知らん振りなのだが、近所に住んでいる時は男同士のプレゼント交換が続いているのだ。

今年も大いに盛り上がった。

5月24日

朝からとても良いお天気だった。

上空の雲は動いているが、地上付近にはまだ風は無かった。

マキキ・ループ・トレイルへのトレッキング。

お客さんは、やはり「るるぶ」をご覧になって、最初はマノアのコースをご希望だったのだが、事情を説明すると、「山の中を歩きたい」という事なので、マキキの方へお連れするにした。

トレイルの入り口でピンク・プルメリアやアフリカンチューリップが迎えてくれたが、最初の登りはきつかった。

今日は本当に暑くて、だらだらと汗をかきながら最初の休憩ベンチに到着。

シェイマが励ますように時々出てきては、歌声を聞かせてくれた。

木に下がっている実は減ったが、トレイルに敷き詰められたククイの実が、所々黒く光っていた。

眼下に遠くダウンタウンや空港が見えてくると、風が感じられるようになった。

今日は一種類、真っ赤な花が目立っていたのだが、落ちた後に、糸のような細い花びらが散り、絨毯のように広がっていて綺麗だった。

帰って調べてみると、これはマウンテンアップルの花のようだ。



ボンバックスという花にも似ているのだが、どうもちょっと違うらしい。

ここにも季節によってはこんな花が咲くのだということを知り、感激した。

マキキ・バレートレイルとマウナラハ・トレイルの交差する場所のベンチでスナックタイム。

コオラウ山脈を越えてくる貿易風が気持ちよく、木のざわめきと鳥の声が清々しかった。

今日の花の写真は私のPCが復旧次第UPします。

5月25日

今日も風が気持ちよかった。

依然ネットにつながらないPCを色々調べていたら、ケーブルのロードランナーのインストレーション用のCDが無い事がわかった。

ロードランナーを導入した時に、マニュアルなどと一緒にもらったと思っていたのだが、セットの箱を開けてみたら入っていなかった。

ロードランナーがおかしいとは思えないのだが、なんだか気になり、電話をしてみると、アラモアナのカスタマー・センターに行けばもらえるらしいので出かけた。

月曜日のメモリアルデーを入れての3連休で、アラモアナSCはすごい人ごみだった。

なるべく人の少ないところばかりを選んで歩いたつもりだったが疲れた。

家に戻って再びPCに挑むが、まだ駄目・・・。

月が明るい。

5月26日

NBAのプレーオフはカンファレンス・ファイナル(地区優勝決定戦)が行われている。

私の応援するロスアンゼルス・レイカースは、3連覇を目指して頑張っている。

7ゲームのうち最初に4戦取った方が最後のNBAファイナルに進出するのだが、レイカースは1勝2敗で劣勢の中、今日は4ゲーム目が行われた。

アメリカでの週末の大きなゲームは、早い時間に開始することが多い。

LAで午後2時半から始まる今日の試合は、東海岸では既に5時半なのだが、ハワイだと午前11時半。

ちゃんと調べておかないと、見逃してしまうのだ。

で、今日のゲーム。

1クオーター12分、合計48分の試合中、残り0.1秒まで負けていたレイカースが最後の最後に逆転勝ちした。

興奮して大騒ぎしてしまったが、今日はもうこの試合に尽きる。

今日は調子よくトレードウィンドも吹き、夜は満月がとても明るかった。

5月27日

初ハワイの新婚さんを一組サークルアイランドツアーにお連れした。

トレードは少し弱いものの、すっきりした晴天に恵まれた。

初めて見るハワイの景色に、カハラの高級住宅街ややカラニアナオレ・ハイウェイ沿いのニウ・バレーやハワイカイの住宅地も、とても新鮮なご様子だった。

ココ・ヘッドを登っていくと、ハナウマ湾に行く為に歩いている人たちがたくさんいた。

パーキングは一杯で、近くの路上に止めている車も多かった。

今日は南の隣島もお天気が良いようで、モロカイ・ラナイ・マウイ・ハワイとすっきりと見通すことが出来た。

サンディービーチには3フィートほどの形の良い波が上がっていて、連休最終日のため朝から凄い人出だった。

ナウパカがたくさん咲いていた。

マカプウに回ると風が弱くなった。

ちょっと蒸し暑いと感じたのだが、お客さんは、日本に比べたら全然からっとしている、とおっしゃっていた。

ワイマナロのベロウズビーチも人が多かった。

スモウ・コネクションに行くと、アンティー・ジェンが綺麗にお化粧していたので、聞いてみると、後でご主人のお墓参りに行くのだそうだ。

メモリアルデーの為、カネオヘのハワイアン・メモリアル霊園付近では、多くの路上花屋がカラフルな花束を売っていて、霊園の入り口は渋滞していた。

お客さんとおしゃべりしながらカネオヘの住宅街を抜ける。

ヘエイアケアの港は赤土で濁っていたが、サンドバーには釣り人がたくさん見えた。

クアロアパークは普段使っているパーキングが一杯で、奥のセクションに初めて止めた。

キャンパーのテントも随分並んでいた。

東海岸にはこの半年ほどで町の名前を書いた看板が次々と出来ている。

私がこのツアーを始めた時にはそう言った目印は全く無かったので、小さな路地の名前を頼りに地図でエリアを調べたものだ。

北の方から、カフク、ハウウラ、プナルウ、カハナ、カアアヴァと同じ形で緑色の看板が出来ていて、この辺りに慣れない人でもすぐにわかるのだろう。

でも今日はそんな看板も目に入らないほど、海が綺麗だった。

しかしどこも人が多かった。

普段ほとんど人のいないカハナバレー・ビーチパークでさえ車があふれていた。

PCC(ポリネシア文化センター)のパーキングも大型バスが何台も止まっていた。

サンセットビーチも冬場のサーフィンシーズンのように人が多く、駐車スペースを見つけるのに苦労した。

ショアは観光客で賑やかだったが、沖には2フィートほどの波があり、ローカル達が波乗りしていた。

ワイメアも同様で、カメハメハ・ハイウェイ沿いの路肩も車が一杯で、新しいガードレールの為に、寄せて停まる事も出来なかったが、飛び込み岩の上には人がたくさん乗っていたのは見えた。

ハレイワは町中車があふれているようだった。

アリイ・ビーチパークも駐車スペースは見つからず、ピクニック・テーブルは全て埋まっていたが、今日はプレートランチは無いので、見学だけして移動した。

L&Lドライブインに行くと、今日はココだけ空いていた。

たまには違うものを食べようと、コールド・ジンジャー・チキンを一つ頼むと、「今日は一つだけ?」と聞かれた。

ノースショア・マーケットプレイスもアメリカ人観光客のレンタカーが多かったが、いつものモンキーポッドの下のスペースに「太郎」を止め、しばらく読書。

フロントガラスに、散った花がいくつも落ちてきた。

お客さんが戻ってくるとドール・プランテーションに移動。

途中の元サトウキビ畑で、まだ転作していない空き地には、雑草のシュガーケインがすかっり生え揃い、風に揺れていた。

ドール・プランテーションはレンタカーが多く、しかし大型バスは少なかったので、店内はそれほど混雑していなかった。

しかし民芸品売り場のルビーの話では、今日は朝から大型バスが8台もまとめて来て大変だったそうだ。

何でもパールハーバーが凄い混雑で、入場規制を敷き、入れなくなったバスがまとめてやって来たのだそうだ。

ハナウマ湾もパーキングだけではなく、人の入場規制があったという話も聞いた。

お客さんが「アロハ・せんべい」を買って出てくると、ログ・ブックにサインをして頂き、ホノルルに戻る。

今日はテンポ良く回ったのと、帰りのフリーウェイがとても空いていたので、ワイキキに入る前にダイアモンドヘッド・クレーターにご案内した。

パーキングの工事はすっかり終わり綺麗になっていたが、7月から駐車料金も取ると言う話で、こんな風にちょっとクレーターの内部を見てもらうことも出来なくなるのかもしれない。

夜になって風が止まり、羽蟻が飛んでいた。

5月28日

朝からとても天気が良く、貿易風も調子良く吹いていたので出かけた。

パリ・ハイウェイを通ってカネオヘが見えてくると、東側にも雲はほとんど無く、グリーンの海がまぶしく光っていた。

オロマナを回ってワイマナロに入ると、道路工事なのか、迂回路に回された。

初めて通る裏道だったが、コオラウ山脈に近く、なんだかオアフ島ではないような道だった。

今日はスモウ・コネクションのアンティー・ジェンに会いに行ったのだ。

企画しているツアーがあり、その相談。

リニューアルするホームページ用に、私と一緒の写真も撮ってもらった。

同じワイマナロ・ショッピングセンター内の「KimoZ」レストランでタロ・バーガーとフライド・ズッキーニをトゥゴーして、ベロウズビーチに行く。



昨日ほどでは全然無いが、平日にしては人が多かった。

しかし何しろ天気が良く、サークルアイランドツアー中はいつも見学だけだったエメラルドグリーンの海に、早速飛び込む。

今日はちょうどアイアンツリーの剪定をしていて、時々チェーンソーの音が聞こえたが、ちゃんと枝落しをやってるんだなぁと、まじまじと木々を見上げてしまった。



3時を過ぎてもコオラウ山脈には雲が無く、ビーチの日差しも強かった。

ハワイ州の剪定ワーカー達が帰ってしまうと、ビーチパークには鳥達の声と波の音だけになった。



4時を過ぎた頃、一組のツアーグループがやって来た。

アメリカ人を6人ほど連れた小さなツアーがビーチを見学していたが、こんな時間にここに来るツアーがあるなんて知らなかった。

ローカルの家族が現れ、早めのディナーを食べ始めた頃、我々はマカプウ回りでマキキに戻った。

5月29日

風は少し穏やかだが、良く晴れた。

GWにご家族でマカプウ・トレッキングに参加頂いたお客さんの、小学生のお子さんから手紙が来た。

最近はEメールが中心で、お客さんだけでなく友人や家族ともインターネットを使ったコミュニケーションばかりだったので、楽しかったツアーの思い出や美味しかったグアヴァジュースの事などが書かれた、少年からの手紙はとても嬉しかった。(Big Mahalo!)

夕方友人のクロちゃんが遊びに来た。

彼女は瞑想の先生というのが本職なのだが、撮影やイベントのコーディネーターもしていて、これまでに何度も一緒に仕事をしている。

瞑想のワークショップをLAに持っているので、最近はハワイにいるよりLAの方が多い。

赤ワインを持ってクロちゃんがやってくると、まずはお互いの近況報告。

叔父のニックともよく仕事をしているので、私よりもニックの近況に詳しかったりする。

その他随分色々なネタを教えてもらいながら、食事をした。

瞑想の話から、マントラの理論など、面白い話を聞かせてもらった。

実はクロちゃんからの影響で、私も5年ほど毎朝瞑想の時間をとっている。

もう少し時間を長くした方が良いと言われるのだが、朝の集中力はまだまだ乏しい。

瞑想をしていると年を取らないとも言われたが、確かにクロちゃんは実際の年齢に比べて遥かに若いルックスを持っている。

以前マウイに住んでいたこともあるクロちゃんに、先日の旅行の時の写真を見せてあげたら、とても懐かしがっていた。

夜風が気持ちよかった。

5月30日

トレードウィンドが上がってきて、雲も少なく、夏らしいからっとした晴天だった。

パソコンの方は、今度はついに電話回線でも繋がらなくなってしまった。

元エンジニアなんていうちょっとした自信があるので、墓穴を掘ってしまった様だ。

今日はギヴアップして、Star Warsを見に行った。

公開から2週間経ち、そろそろ空いているかなぁと期待して、調べてみるとワードの新しい映画館だけでも一日に10回もやっている。

いくつスクリーンを使っているのかわからないが、平日の昼間なら混む事は無いだろうと、昼過ぎに出かける。

夕方からは8ドル50セントなのだが、早割りで5ドル25セント。

上映予定時間の5分前に入ったが、観客は30人ほど。

キャパシティーは300人くらいだから、がらがらだった。

時間を10分過ぎても何も始まらず、客の一人の女性が文句を言いながら一度出て行き、戻ってくるとようやくコマーシャルが始まった。

一応眼鏡を持って行ったのだが、スクリーンが大きくて不要だった。

さてStar Wars。

私には、アメリカの映画館のイメージは、喜怒哀楽の感情を声に出して表現する騒がしい所なのだが、この2時間半は30人と言えども静かだった。

観客の中には私たちの様な世代もいれば、学校をサボってきてる中学生のようなグループもいたが、あっという間の時間だった。

すっかり思春期モードのアナキンもなかなか良かったが、ヨーダの活躍は凄かった。

今までの作品とつながるストーリーも多く、でもやっぱり一番気になるところはエピソードVを待たなければならないのだろう。

いや〜、待ち遠しい!

5月31日

今日も良いお天気。

風も気持ちがいい。

しかしハワイ州から手紙が来て、トレッキングのツアーにいろいろと注文が付いた。

現在私の会社ではPUCと言うツアーのライセンスを持っていて、これを取るのに保険に入っている。

これは勿論お客さんの為なのだが、トレッキングをツアーで行うに当たって、ハワイ州に対しても保険に入れと言う通達だった。

しかもその額1億円。

例えば山の中で遭難して、レスキュー隊が出動したり、ヘリコプターを飛ばしたりするのに必要と言うことなのだろう。

「るるぶ」で紹介されたマノアはツアーでは入れず、マカプウはトレイルではないので関係ない。

今やっているマキキとクリオウオウだけの為にこの保険に入るとなると、相当の数をこなさなければ、意味がなくなる。

すでに入っているPUCの保険代だけでも、普通の自動車保険の4倍はしているが、これに1億円の保険を加えると、6倍以上になる。

せっかく人の少ないハワイのトレイルで、日本の方に森林浴や山の雰囲気を味わってもらおうと思っていたのだが、このままではこのツアーを取りやめざるを得ない。

夕方、トレーニング中のM君と話し合いをした。

彼は他にも色々とやろうと思っている事があり、私からの仕事だけを当てにしていた訳ではないのだが、やっぱり残念そうだった。

保険に入るとなると、ツアー代を随分値上げするしかなくなるし、結局大手のように大量にお客さんを確保できるところでないと営業として成り立たない。

しかし一日3グループまで、最高36人までしかツアーでは山に入るなとも書いてあり、大手でも難しいだろう。

まさに3歩進んで2歩下がる。


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