ハワイ日記2002年3月



3月1日

朝から良く晴れていた。

風は緩やか。

サークルアイランド。

今日のお客さんは、社内研修のプログラムでハワイに来ているグループのうちお二人。

ハワイ滞在中はずっとフリーだとか。

買い物や離島観光に出掛けた方もいる様なのだが、ハワイ初めてのお二人はインターネットで調べて、ダイアモンドヘッドクラブに参加してくださった。

昨日ハワイに到着されて、ワイキキの中を少し歩いただけだったが、日本人ばかりという印象を持たれた様だった。

カラカウア通りを、ホノルル・ズーの先に進んで、カピオラニ・パークとカピオラニ・ビーチが見えてきただけで、
「もう、違う!」
という感想を頂いた。

天気も良いし、今日はお二人に本物のハワイをお見せし様と、わくわくしてきた。

ダイアモンドヘッド沖の波を説明して、カハラの住宅街、ワイアラエ・カントリークラブのハイビスカス、カラニアナオレ・ハイウェイと裕次郎の別荘、ハワイカイのココヘッドと梅ぼし山。

今までに何百回も説明したここまでの台詞は、一年中ほぼ変わる事は無い。

しかしハナウマ湾を過ぎてからは、まずココ・クレーターの溶岩道を注意深く運転しながら、モロカイ島やマウイ島が見えるか、海の様子はどうかやクジラの塩吹きが見えないかなどを観察して、同時にお客さんに解説をする。

ハロナ・ブローホールのパーキングでは何か工事をしていて、大型バスが何台も立ち往生していたが我々は素通りし、朝の光がまぶしいサンディービーチに入って行った。

普段の平日の朝は、私がいつも車を停めるエリアには人はほとんど誰もいないのだが、今日は2組で、6人もいた。

しかし、まだワイキキしか見ていないお客さんにとっては、この状態のサンディービーチでも、誰もいないに等しい。

興奮状態で早速写真撮影会をして、私はチラッとクジラ・チェックをしたが、発見できず。

2〜3フィートの波が左側のハーフポイントに出ていて、ちょうど入って行くローカルがいた。

このままここで一日波乗りを眺めていても楽しいのだが、最近はサンディービーチにビーチピクニックという仕事は何故かない。

サークルアイランドは一日が濃いので長居せずに移動。

マカプウ岬の横には今日も何台か車が止まっていて、ローカルがトレッキングを楽しんでいるようだ。

風は少し涼しいくらいだが、緑が美しい。

「海の色が違いますよ」と言って、マカプウビーチのルックアウトに停める。

ミントのゼリーの様に透き通るマカプウの波では、3〜4人のローカルが遊んでいた。

「ここで遊んだら、ワイキキには入れないですよ」と説明したら、物凄く納得されていた。

そして今度はエメラルド・グリーンのワイマナロ。

ベロウズビーチには黄色いスクールバスが一台止まっていて、小学生の理科の授業が来ていた。

6組ほどのグループに分かれて、それぞれの先生が一通り説明をした後、ビーチに小さな旗を立てて1メートル四方ほどのエリアを区切り、そこを少しずつ掘って埋まっているものを採集していた。

見ていてとっても面白そうだったので、私もそちらに入って行きたくなったが、目の前に広がる真っ白な砂のビーチに静かな青い海を見つめ、グアヴァジュースでのどを潤しているお客さん達には私が先生にならなければいけないので早速ビーチで木の実拾い。

今日もココ椰子、ククイ、マングローブなどの実が見つかった。

このペースで説明していくと「日記」ではなくなってしまうので、ペースを上げる。

スモウ・コネクションではアンティー・ジェンが元気そうだった。

クアロア・パークのコーラルツリーの花はそろそろシーズンも終わりだが、気持ちの良い風の中で多くの鳥達が遊んでいた。

東海岸のドライブも、先日作ったMDのハワイアン・ミュージックが好評で、私も楽しく運転した。

サンセットビーチの波はほとんど無く、高く上がった太陽の光を受けてショアラインが輝いていた。

ワイメアのルックアウトからはクジラの潮吹きも見る事が出来た。

ハレイワ・アリイビーチパークは、道路側の半分でスプリンクラーが水を撒いていて、これからランチのお客さんはこちら側もはじめるのではないかと心配されていたが、私が普段使っている海側のベンチ付近は既に少し湿っていたので、こちら側はもう大丈夫と言う事で準備をはじめた。

そういえばランチタイムに突然近くのスプリンクラーが動き出したと言う事は無い。

どこで操作しているのか知らないが、公園管理局の人もそれほど無粋ではないようだ。

季節はずれのピンクの花が幾つか咲いているモンキーポッドの木の下で、ハワイ名物のプレートランチを食べていただいた。

ハレイワの散策後、ドール・プランテーションでは、裏のバラエティー・ガーデンの説明をしようと迷路の横を抜けていくが、工事が始まっていて作業員以外に人はいない。

元々はパイナップル畑だったところで、今もその当時の名残で有料双眼鏡が2つ並んでいるのだが、バラエティー・ガーデンの裏手のこの土地を使って、更に大きなガーデンを作るらしい。

しばらくはピラニア君達にも会えないのだろうか?

帰りのH-1フリーウェイはかなり渋滞したが、ワイキキに戻るまでほぼ一日お天気は持ち、今日も新しいハワイ・ファンが誕生したようだ。

夜になって今日のお客さんたちから電話があった。

明日の晩、会社の仲間を誘ってナイトドライブに行ってみたいと言う事だった。

明日は夜景も堪能していただこう。

3月2日

今日は小さなお子さん二人を含めて6名のご家族をサークルアイランドにお連れした。

皆さんハワイは初めて。

朝のワイキキは良いお天気だった。

カラニアナオレ・ハイウェイを走りハナウマ湾を越えると、モロカイ、マウイ、ラナイ、そしてビッグ・アイランドまでがはっきりと見えた。

早速クジラを探すが、南の海はとても穏やかに静まり返っていた。

マカプウの波は今日も透き通っていて、2〜3フィートほど。

ワイマナロではこの週末にカーニバル(移動遊園地)が来ていて、規模は小さいながら、観覧車などが見えた。

エメラルドグリーンに輝くベロウズビーチは土曜の割には人出が少なかった。

クアロアパークまでは晴れていたのだが、ハウウラ辺りから北の空に雨雲が見えてきた。

サンセットビーチは昨日と一変して、また波が上がっていた。

沖には6フィート以上のセットが来ていて、ショアブレイクも白く濁った波が巻いていた。

シャワーから逃げるようにワイメア、ハレイワと移動して、アリイビーチパークに到着した時には青空も見えたので、とりあえず私はランチの仕込みの為にL&Lドライブインに走った。

しかしプレートランチが出来上がる前には降って来たので、一度ビーチパークに戻ってお客さんをピックアップして、再びL&Lに戻ってのランチタイムとなった。

食事が終わって散策の時間の前には止んだので、折りたたみの傘を一つお貸しして解散した。

しかし20分もするとまた振り出し、そのうちに雨足も強くなってきたので、トランクに積んだ雨合羽を出してお客さんを探しに行った。

上手い具合にすぐ見つかったので、合羽もお貸しして、私は車に戻って読書の続き。

集合時間には雨は上がったが、ドール・プランテーションに着くまでにはまた振り出し、寒くなってきた。

H−2フリーウェイからパールハーバーが見える頃には南の空にも雲が多かったが、H−1に入ると明るい虹が見えた。

ワイキキでお客さんをドロップしてからヤジマ・ガスステーションに行き洗車。

サービスのコーヒーで身体を温める。

家に戻ってシャワーを浴びて、冷凍庫の保存食を暖めて急いで食事を取り、今度はナイトドライブツアー。

昨日の2名に3名が加わり、皆さんハワイは初めてと言う事で、最初にタンタラスの丘に登った。

雨も無く、雲も無くなり、風も穏やかになって星も見えた。

展望台は相変わらず賑やかだったが、ツアーの車両は少なかった。

ケアモク・ストリートを下りてH−1フリーウェイに入る。

土曜なのでこの時間にしては車は多かった。

パールシティの公園は、公民館こそ使っていなかったが、夜景の見下ろせるパーキングには何台か車が止まっていて、どうやら皆さんデート中のようだった。

しかし、芝生の上はいつものように貸し切り。

ラグを引いて転がってもらうと、すぐ頭上にはオリオン座が見えた。

オリオンの剣、頭、弓までがはっきりと見え、小さな流れ星も見えた。

この二日は良く喋った。

3月3日

ようやくPhotosのページを再開した。

結局、会社のホームページスペースとして借りているエリアにアップロードした。

これからまた写真を増やしたいと思いますので、よろしくお願いします。

今日はお天気は良かったが、寒かった。

3月4日

マカプウ岬へのトレッキング。

今日は「Lightning(ライトニング):竢o版社」と言う雑誌の取材。

20代後半から30代前半向けの情報誌で、4月に出すハワイ特集の為に、2グループのスタッフが10日から2週間ほどハワイで取材をしているのだそうだ。

そのコーディネーターをしている友人のクロちゃんから連絡があり、私のツアーの事を話したらスタッフが興味を持ってくれたのだそうだ。

朝一番で「フェラーリ・レンタル」の取材をしてからと言う事で、11時頃にココ・マリーナで待ち合わせをした。

少し早く着いた私はびっくり。

ちょっと行かないうちにココ・マリーナは随分と変わっていた。

マクドナルドがなくなっていて、ドライブスルーがあった場所は奥のパーキングへの抜け道となり、一部建物も無くなってあちこちで工事をしていた。

知り合いの多い2階へ上がっていくと、パラセーリング屋のMちゃんがいて、久しぶりにこの辺りの様子を聞かせてもらった。

マクドナルドは入り江の反対側のハワイカイ・ショッピングセンターに移動してしまったようだ。

ココマリーナにはヤミー・コリアンBBQとかZippy’sなどはあるが、ベーグルの店も無くなって、ランチのチョイスが減ったと嘆いていた。

さて、クロちゃんと「Lightning」のスタッフが到着すると、早速マカプウ岬へ移動。

お天気はよくトレッキング日和。

トレイルのことだけではなく、会社の事なども色々説明しながら登る。

写真もたくさん撮っていた。

往復ですれ違ったのは20人ほど。

スパム結びも好評だったし、下りではクジラの尻尾も見えた。

下山後はサンディビーチに移動してグアヴァジュースをサービス。

ここでは私もたくさん写真を撮られた。

どんな記事が載るのかな?

3月5日

家の近くの交差点がクローズされて、工事をしている。

住民だけが入って来られることを示すサインが出ているのだが、間違えて入ってくる車が多くい。



午後アラモアナ・ビーチパークに行った。

風はまだ少し冷たかったが、天気は良かった。

パーキングは見つかったが、ビーチは普段より人が多く、のんびりしたかった私は停めた車の近くの芝生のベンチに座って本を読んだ。

じっとしているとテーブルの上にまで島バトが上がってくる。

車からラグを出してきてベンチのすぐ横に引き、今度は転がって読書。

人を恐れないハワイの鳥達は、私のすぐ目の前を歩いていく。

近くの木に赤い実がついていた。

普段は気にしないような木でも、花や実がついていると気になる。

最近はアラモアナ公園にも私の知らない木がたくさんあることを発見している。

さっそく家に帰ってから調べてみるが、私の持っている図鑑には載っていなかった。

また新しい図鑑が欲しくなってきた。

さて、夜は日本から遊びに来ている友人のKさんとマイランに食事に行った。

オーナーシェフのサムさんやウェイトレスも「久しぶり!」と声をかけてきたが、そういえばしばらく来ていなかった。

今日も予約で一杯だと言う事だったが、時間が早かったので店の中はまだ半分も埋まっておらず、既に定番となっているメニューをオーダー。

フライト・アテンダントらしきグループの後には、年配のグループも入って来た。

しかし日本人ばかり。

相変わらず繁盛しているようで結構。

我々は店が混みだす前に出て私の家に移動し、久しぶりに色々と語り合った。

風は弱くなってきた。

3月6日

天気は良かった。

このところ雑誌の取材があったり、ビジネスの提携の話があったり、スポンサーシップの話があったりと、今後のダイアモンドヘッドクラブの方向を決める事になるかもしれない話が多い。

人気が出るのは勿論嬉しい事なのだが、今は一人でやっているツアーの仕事に、毎日たくさんのお客さんを受けるわけにはいかない。

少人数制というスタンスは変えたくないが、これは確かに儲けが少ない。

しかしそれでも毎日、週6日も7日もツアーをしたいとは思っていない。

これは以前にも何度か書いたが、ハワイに癒しを求めてやってくるお客さんに対して、私は元気を分けて、癒しのサポートをするのが仕事だと思っている。

勿論同時にハワイの素晴らしさを伝えたいとも思っている。

そんな私が疲れた顔をして出て行ったのでは、意味が無い。

今年はトレッキングのツアーが忙しくなる予想をしているので、これについては信頼できる人にヘルプを頼みたいと思っている。

サークルアイランドは私がガイドをしたい。

そしてもっとオアフ島の研究をしたい。

ダイアモンドヘッドクラブのホームページは更に充実させて、日本のインターネット環境の高速化に伴い、写真を増やし動画なども取り入れたい。

Tシャツを含めて、新しいデザインのオリジナル・グッズも作成し、ネット上でも販売できるようにしたい。

私が少人数制にこだわる限り、こうしたグッズの販売は不可欠になってきているのだが、こればかりはどうなるかわからない。

しかし、これからは一人ではなく、二人でどれだけの力を出せるかが問題になる。

夢は色々と膨らんでくる。

3月7日

サークルアイランド。

今日の二組のお客さんはいずれもダイアモンドヘッドクラブのリピーターで、昨年トレッキングやナイトドライブなどに参加している。

柏の炭火焼き煎餅を頂いた。(Big Mahalo!)

ワイキキの天気は良かったが、風は弱く、コオラウ山脈には雲がかかっていた。

ココヘッドを超える時、ハナウマ湾の入り口にサインが出ていた。

「ボックスジェリーフィッシュの為にビーチクローズ」

クラゲが出たのだ。

そう言えばちょうど先月の満月から10日になる。

南の海は穏やかで、クジラが潮を噴けばすぐに見つけられそうだったが、気配は無かった。

サンディービーチに人は無く、砂の上には鳥の足跡だけが残っていた。

マカプウに回ると今日も海の色は明るくなった。

東側も海は穏やかだった。

ベロウズビーチに着くと少し風が出てきた。

パーキングではマングースが我々の前を横切った。

撤去されたピクニックテーブルの跡は、綺麗になっていた。

新しいのは来ないのだろうか?

スモウ・コネクションではアンティー・ジェンがいなかった。

奥の部屋でミーティング中と言う事だった。

お客さんは皆さんあまり相撲には興味が無いようで、すぐに出てきた。

クアロアに着くと、山の上の雲は更に厚くなっていたが、風も程よく気持ちよかった。

コーラルツリーの花もそろそろお終い。

東海岸のドライブはいつ走っても気持ちがイイ。

昨夜は雨が激しかったようで、川の水はどこも真っ赤で、河口の海沿いは波も赤く染まっていた。

サンセットビーチでは砂が湿っていた。

ここではつい先ほどまで雨が降っていたようだ。

カエナ岬はシャワーで煙っていたが、ハレイワ付近までは青空が見えていた。

ハレイワ・アリイビーチパークでは、皆さんでプレートランチを食べた。

モンキーポッドのピンクの花が増えていた。

ハレイワ・タウンでの散策時間もドール・プランテーションでの自由時間も、皆さん集合時間より少し早めに戻っていらして、テンポが良かった。

しかし、H-2フリーウェイに入ったとたんにスコールに襲われた。

雨粒が窓ガラスを激しくたたき、視界が悪くなり、車の流れは極端に遅くなった。

この辺りは元々雨が多いのだが、こんな激しいのに捕まったのは珍しい。

これがパールハーバーが見えてくる頃までずっと続いたのだが、H-1に合流すると嘘のように止み、蒸し暑くなった。

南側は風が無かった。

フリーウェイを下りたのはまだ3時半過ぎだったので、タンタラスの丘に登った。

皆さん昼間のタンタラスは初めてと言う事だったので、ダイアモンドヘッドの景色にも喜んでくださった。

さて夜は久しぶりにワイキキで飲み会があった。

この飲み会は昨年WAI WAI HAWAIIの鍋会で知り合ったハワイ在住の人たちを中心に、それぞれの知り合いやお客さんなどを連れて来て、月に一度程度開こうとしているのだが、全くの不定期。

それでも久しぶりに会う連中が多く、とても楽しかった。

3月8日

風が弱く蒸し暑い。

朝からアラモアナ・ショッピングセンター内のサテライト・シティーホール(市役所の出張所)に行く。

随分と長い列が出来ていたが、諦めて並ぶ。

アメリカ人、特にハワイの人は列の並び方が大きい。

前の人との間隔をたっぷり取る。

「もっと詰めろ」なんて野暮な事を言う人はいない。

列の長さの割には進むのが早くて、それでも30分ほどで私の番が回ってきた。

ここの職員はほとんど日系人の女性ばかりなのだが、さすがに皆動きが速い。

次から次へと、サッサと裁こうと言う気持ちが見える。

でもスマイルは勿論、ちゃんと冗談を言ったりもしてくれる。

私の手続きもすぐに終わり、会計で手数料を払って、今度は車の修理工場に行った。

「太郎」をちょっと修理したいと思って、相談した。

来週また来る事に決めて、今度はダイエーに買い物。

普段は第2駐車場に止める事が多いのだが、店のすぐ前の第1駐車場が結構空いていたので、さっと止める。

日用品や食料、ツアーで使う物も買い込むが、売り場の配置が変わっていてカートを押しながらダイエーの中を随分回り、思ったより時間がかかった。

屋根の無い第1駐車場に止めていた「太郎」の中はサウナのようになっていたが、汗をかきながら今度は洗車。

さっぱりした「太郎」に対して、私は更に汗だらけ。

家に帰ってまずシャワーを浴びる。

先日友人が持ってきてくれた、吉野屋の冷凍牛丼を2つボイルして、大盛りを一丁ディナーに食べた。

紅しょうがが無かった・・・。

3月9日

今日はカイルア出発のサークルアイランドツアー。

ワイキキのコンベンション・センターで開かれていた学会に出席されていたお医者さんとそのお仲間。

ランチの時間を考えて普段より一時間出発を遅らせたのだが、最後はワイキキでドロップして欲しいと言うリクエストが入った。

ハワイに到着した初日に、マカプウを回ってカイルアに行かれているので、代わりにタンタラスの丘やモアナルア・ガーデンに行く事を提案した。

しかしモアナルア・ガーデンも初日に行かれていたので、フキラウ・ビーチに寄る事にして出発した。

ワイキキ側は良く晴れていたが、ウィンドワード・サイドには雲が多かった。

しかし風も少しあったので、貿易風のはるか風上を見ると、青空が広がっていた。

普段とパターンが違うので、ちょっと戸惑ったが、ハイビスカスやブーゲンビリアなどを見つける度にすぐに説明していった。

カハルウでは少しシャワーに遭ったが、最初の休憩のクアロアパークに着くと上がった。

一通り解説した後にピクニックテーブルに座って頂いて、グアヴァジュースをサーヴした。

相変わらずここは鳥が多く、カージナルやシラサギがすぐ近くでこちらの様子を観察していた。

その後は雲も切れて明るくなり、海も色が出てきた。

風も気持ち良く車内に入っていた。

次はフキラウビーチ。

土曜と言う事でローカルのグループが数組いて、きらきらと輝く海で遊んでいた。

ノースに回って、サンセットビーチには6フィートほどの波が上がっていた。

白人に混ざって日本人の観光客も随分いた。

一方ワイメアの波は静かで、飛び込み岩には数人が登っていた。

ラニア・ケアには4〜5フィートの波があって、サーファーが多かった。

ハレイワ・アリイビーチではサーフィンの大会中だった。

お客さんに見学して頂いている間にランチの仕込み。

ビーチパークでは、今日はローカルのグループも何組かパーティーをしていた。

ハレイワの散策の後はドール・プランテーション。

裏の工事の様子を見に行くと、ドール従業員のジョンがいたので、ここがどうなるのか聞いてみた。

昔パイナップル畑だったドール・プランテーションの裏手が、大きなガーデンになり、ハイビスカス・セクションとか、熱帯植物セクション、キッズ・セクション、レイ・メイキング・セクションなどに分かれて、歩き回れるようになるそうだ。

そしてパイナップル・エキスプレスと言うトレインが走り、ワヒアワのウィルソン湖の裏まで行くそうだ。

ガーデンは来年1月、トレインは今年の10月に開通する予定だとか。

果たして実際はいつになるかは定かでないが、これらが出来たら、私のツアーもドール・プランテーションにいる時間を長く組む必要がありそうだ。

H-1フリーウェイをプナホウ・エグジットで下りると、タンタラスに向かった。

展望台はダイアモンドヘッドの頂上より高いので、気温も少し下がって、涼しい風がマノアの谷の奥から吹いている。

虹も架かっていた。

ワイキキに入るときに酷く渋滞した。

明日はパレードがあってカラカウアが通行止めになるとは聞いていたが、今日はその準備だろうかと思っていると、パトカーが数台止まっていて事故処理をしていた。

レンタカーと自転車の接触事故のようだった。

ワイキキの中心部は流れていたが、動物園の前は「サンセット・オン・ザ・ビーチ」の始まる前で、人が集まっていた。

随分イレギュラーなサークルアイランドだったが、喜んでいただけたようだ。

夜は蒸し暑かった。

3月10日

風が弱く蒸している。

暇だと思っていた3月も比較的順調に仕事が入り、既にゴールデンウィークも予約が入っている。

雑誌の取材やスポンサーの話もあって、全て上手く動いているようだが、良い事ばかりではない。

お腹は壊すし、火傷はするし、車の鍵を壊されたり、頭の痛い事も多い。

風邪こそ5年も引いていないのだが、今日はちょっと元気が無い。

今日は早く寝よう。

3月11日

元気を出して今月5回目のサークルアイランドツアー。

KTファンサイトからいらした方だったが、連れの義妹さんはあまり関心が無いと言う事で、ファンツアーではなくて普通のサークルアイランド。

今日もまだ風は弱く、湿度が高かった。

コオラウ山脈には雲が架かっていたが、南側は晴れ渡っていた。

きらきらと砂の光るサンディービーチを見学した後、マカプウ岬を回り、ビーチを見下ろすルックアウトへ。

岬の近くでクジラが遊んでいるのが見えた。

ワイマナロはエメラルド・グリーンの波が寄せ、すぐにでも飛び込みたい衝動に駆られた。

そう言えばしばらく泳いでいない。

東海岸を北上していると、プナルウの工事現場でしばらく足止めされた。

手前のカハナの工事は道路がガタガタのまま終わってしまったようだが、ここの工事もなんだかやる気が見えない。

ノースショアの波も今日は大人しかった。

サンセットとラニアケアでは4フィートほど、ワイメアはほとんどフラットで飛び込み岩に数人いた。

ハレイワ・アリイビーチパークのモンキーポッド・ツリーは、ピンクの花が満開に近付いている。

本当は5月と10月が花の時期だが、ここのは大分早いようだ。

ハレイワ・タウンの散策、ドール・プランテーションと順調に進んで、H-2フリーウェイに乗り、そろそろH-1との合流と言うところで、渋滞に巻き込まれた。

こんな所で渋滞する事は無く、事故の予想をした。

ラジオをつけると案の定、H-1との合流付近で事故があった様で、よく見るとヘリコプターが上空を飛んでいる。

現場の横を通ると、救急車はいなかったが、たくさんの警察車両がいて、ぺちゃんこに潰れた車が痛々しかった。

空港からの合流付近では、またいつものように渋滞があったが、本当にオアフ島の南側は車が多い。

夜は仕事の打ち合わせで「山源」に行き、「コンボ天丼」を食べた。

3月12日

風邪は引いていません。

どうやら読み違えて、私が風邪を引いたと思った方から幾つかメールを頂きました。

お腹は、ちょっと古い牛乳を飲んじゃった為で、一晩で直りました。

火傷は、朝ゴハン作っている時にフライパンにちょっと触っちゃっただけです。

ご心配おかけしました。

さて今日は愛車「太郎」のカギの修理で、ベレタニアのピイコイ近くの工場に持っていった。

2時間半ほどだと言うので、付近を散歩する事にした。

何か花でも咲いていないかなと思って住宅街を歩いたが、カアフマヌ小学校のゴールドツリーくらいしか見つからなかった。

天気は良かったので一時間も歩くと暑くなってきて、お腹も空いたのでバーガーキングに入った。

なんだか店内がもやっとしていたので見回すと、全てのドアが開け放されていて、どうやらエアコンが故障しているようだった。

涼を求めていただけにちょっとがっくりして、店の外に目を移すと、通りの反対側にマクドナルドがあった。

結局ワーパーを辞めて、ビッグマックにした。

風も弱く蒸し暑い今日のような日には、冷房の効いたマクドナルドでランチも悪くないと思った。

ポケットに入れてきた本を出して食後の読書。

しかし、反対側の席にいた日本人女性がやたら大声で友達と話していて、気が散って退店。

トーマス・スクエアまで歩き、大きなバニヤンツリーのある公園のベンチで続きを読んだ。

本も終わって、また歩いて戻り、工場の隣のタイムス・マーケットでちょっと買い物をして「太郎」を取りに行った。

見積もりで出ていた金額より少し安かったので嬉しかった。

夜も蒸し暑い。

3月13日

今日は普段イベント関係の仕事をしている友人からチャーターの仕事が入った。

その友人ご夫婦がメインランドに出張中で、私のところに話が来たのである。

内容は、家具屋さん巡り。

ある日本の会社がハワイ島に建てている家に入れる家具を探す為、その会社の担当の方がハワイに来ていて、ハワイでどのような家具が売っているかを知りたいのだそうだ。

一応3軒の家具屋さんを回る事になっていたのだが、最初に行ったベレタニアのホームワールドは既に来た事があるそうで、飛ばして次に移動。

2軒目はキングストリートのスキャンデザイン。

ここはヨーロッパ家具の店で、最初に私が店の人に来店の趣旨を伝え、カメラ撮影の許可を得ると、私は色々なソファに座ってゆっくりとしようとしていたのだが、担当の方はパチパチと数枚写真に収めただけでお終い。

あんまりあっさりしていたので驚いたのだが、今日はどう言ったイメージの物が売っているかわかれば良いのだそうだ。

で、3軒目はダウンタウンのラタン・マン。

籐製品の店で、ここが勿論一番ハワイらしい家具を置いている。

熱心にお買い得商品を説明してくれるクラークのおばちゃんに、私の方が欲しくなるような物ばかりだったが、ここでも10分ほどでお終い。

半日くらいの仕事のつもりだったので、他にどこか行きましょうかと聞いても、ホテルに戻りますと言う事で、3時間もかからずパウ・ハナ。

とりあえず一度帰宅して、夕方またワイキキに出た。

ダイアモンドヘッドクラブも、夏に向けて忙しくなる前に色々と手を打たなければならない。

この夏に忙しくなりそうなのがマノアを始めとするトレッキング。

実はダイアモンドヘッドクラブの仕事をしたいという人と面接をしてきた。

話が上手く進めば良いと思っている。

今日も蒸している。

3月14日

まだ雨季が明けたと言うような陽気ではないのだが、とりあえずここ数日はまとまった雨は無く、マノアのトレイルの様子を見に行く事にした。

実はこの雨季の間に崖崩れが起きたと言う話を新聞で読み、そこがどうなっているかも確かめたかった。

マキキは晴れていたが、マノアの谷の奥には少し雲が垂れていた。

マノア・マーケットプレイスの横を抜けて、マノア・ガーデンに入っていく頃から既に雨粒があたっていた。

とりあえず車を進めたが、マノア・トレイルの入り口で見たのは「Trail Closed Due To Landslide(崖崩れのためトレイルはクローズ)」のサイン。

既に復旧工事が終わっているものと思っていたが、ハワイはそれほど甘くは無かった。

おそらく工事のための調査は雨季が明けてからになるのだろう。

せっかく「るるぶ」にも紹介されたトレイルだが、入れない事には仕方ない。

しかし、ハワイ大のリヨン樹木園は新しい看板も出ていて、パーキングまでは問題無く行け、レジストレーションをして今から歩こうとしている人もいた。

夏にはオレンジ色の山百合が美しいが、今日は初めて見た真っ赤な花が印象的だった。

とりあえずマノアの滝トレッキングは、雨季が明け次第、ハワイ大リヨン樹木園のトレイルのみのコースで行く方針を考えた。

マキキの方にも近いうちに行ってみたい。

夜は久しぶりに友達の大ちゃんの家に呼ばれた。

彼はスキューバダイブのインストラクターライセンスを持っているのだが、仕事のチャンスを増やし、自分でビジネスを始める際に保険に入り易くするために、別のグループが発行しているインストラクターライセンスをも所得する事にした。

その為仕事が終わってから学校に通い、しばらくはとても忙しい日を過ごしていた。

ようやく試験も終わり早く家に戻ると言う事で、久しぶりに会いに行き、お好み焼きを作って食べた。

日本から帰って来る時に検疫に入れられていた猫のタマが戻ってきていて、一年ぶりくらいに再開した。

やたらでかくなっていて、動物は成長が早いなぁと思った。

しかし、風が弱い。

3月15日

ハワイに来てからの8年近い付き合いになる、Aちゃんという友達がいる。

日本人の女性で、一時は世界中を飛び回っていた行動派で、貿易の仕事や美術関係、モデル事務所など私が知っているだけでもかなり多くの経験をしていて、話を聞いているととても面白い。

数年前にマッサージの勉強をしていると聞いてはいたが、その後どうなっていたかも知らず、最近ではあまり連絡をする事が無かった。

先日急に電話がかかってきて、仕事を始めるのだけれど、お客さんを紹介してくれないかと言う事だった。

話を聞くのと、実は昔から借りっ放しになっていた本があったので、今日会う事にした。

妊娠中の彼女は大きなお腹をしてやって来たが、熱心に話をしてくれた。

彼女がやろうとしているのは、マッサージ師の派遣。

マッサージと言ってもいろいろある。

ハワイではロミロミと言う伝統のものもあるし、指圧やあんま、スポーツ・マッサージなどもある。

詳しく書くと、スウェーデン式とリフレクソロジーというのがある。

この6つの全てのテクニックを習得しているセラピストだけ、主に日本人女性ばかり50名ほどが登録していて、出張でワイキキのホテルに派遣すると言うものなのだが、お客さんとしては、これをやって欲しいと言うリクエストをする事もできるし、症状によって適切なテクニックを使って治療を受けると言う事も出来るのだそうだ。

実は私の会社でも既にロミロミの手配はしている。

そのセラピストは男性で、既に何度もお願いはしているのだが、女性のリクエストを受ける事もあり、ちょうどいい話だった。

値段も今頼んでいるところより安いし、日本語で治療してくれる方がリラックスできるかもしれない。

ちなみにAちゃん自身は、ヒルトンホテルのマンダラ・スパで今でも週に何日か働いているそうだ。

Aちゃんには、ホームページに詳しく載せて紹介するよと言ったのだが、彼女はメールも読むのが精一杯と言うレベルだそうで、何故か今度はコンピュータの話しになり、自分でホームページを作ったら?なんて言う話をしたら、どうもまた私が先生になってしまいそうだ。

そのうち私もロミロミやってもらおう。

風はまだなし。

3月16日

以前日本でネイル・アートの勉強をしていた時に知り合って、その後ダイアモンドヘッドクラブのお得意さんになってくれた人がいる。

ご姉妹で現在は新宿の歌舞伎町に深夜営業のネイルサロンを開いていて、主に夜のお姉さん達を相手に繁盛しているらしい。

時々ハワイにその材料などを買出しに来るのだが、今日はその買い物に付き合った。

ダウンタウンの美容関係の材料屋さんは、私も既に何度も行っているのだが、毎回大きな箱に幾つも買い物をする。

日本で買うよりも値段が安いと言う事なのだが、日本国内では製造しているところも無いそうで、どこの店も結局外国製品を使っていると言う事になる。

スカルプチャーと言う人口爪の材料は、パウダー状の物とリキッド状の物が必要で、どちらも化学薬品。

こちらで買っても、運ぶのは大変な物ばかりで、結局こうした負担分が価格に反映されるため、日本のネイルサロンは値段が高いのである。

ネイルに関心のある日本人女性もどんどん増えているし、これから大きくなる市場として、今なら初の国産ネイル用品メーカーになれる。

誰か始めないかな。

夜から風が出始めた。

3月17日

なんだか貿易風が急に強くなった。

先週までとは全く違う。
家の中でも寒く感じる。

さて、マウイ島のボランティア団体が調査した結果によると、この冬は前年に比べて75%程しかクジラが来なかったそうだ。

昨年は例年より少し多かったのだそうだが、そう言えばダイアモンドヘッドクラブのマカプウ・トレッキングでも、去年の1月、2月は100%クジラが見れたのに、今年は8割くらいの確立だったから当たっている。

日本でも大量のクジラが浜に打ち上げられたという話があったし、クジラにとっては厄年だったのかもしれない。

そろそろハワイのクジラもアラスカに帰る時期だ。

3月18日

昨晩は風が強くて寒かった。

ハワイの家屋は羽根窓など、密閉性がなく、隙間風が入り込みやすく、音もうるさかった。

空は晴れ渡っているが、今日も風が強く薄ら寒い。

さて今日はチャーターで、お母さんと娘さんをハワイ大学などにお連れした。

高校生の娘さんはアメリカの大学に行く事を希望していて、雰囲気を見る為にハワイ大学を見学したいと言うものだった。

朝一番の大学の駐車場は一杯で、路上も探したが見つからず、私は外で待つ事にした。

ブックストアなどを覗いて40分ほどでお客さんたちが戻ってくると、「バビーズ」に行きたいと言う娘さんのリクエスト。

ここはハワイ大に近いアイスクリーム屋さん。

しかし12時からの営業で、まだ開いていなかった。

気温も上がらないし、何か暖かくて甘いものと言う事で、カパフルのレナーズに行き、マラサダとコーヒーを買ってダイアモンドヘッドのルックアウトに行った。

ダイアモンドヘッドの陰になって風は少し弱く、石垣に腰掛けて海を見ながらマラサダを食べた。

下にはウインドサーファーが大勢いるかと思ったが、サーファーが二人いただけだった。

白波が多かったが、沖で親子のクジラがジャンプするのが見えた。

マラサダもプレーンと、カスタード、それにココナッツクリームの3種類を買ったが、どれも皆好評だった。

その後ダイアモンドヘッドのクレーターの中に行き、カハラの住宅街を抜けてワイアラエ・ビーチパークに行った。

平日の午前中で人は少なかった。

カハラ・マンダリンの話をしたら、ちょっと見学してみたいと言う話になって、ちょっと用事があるフリをして車を停めて、庭の池にいるイルカを見に行った。

最後はカハラモールでドロップオフした。

3月19日

今日も強い貿易風が吹き肌寒い。

ワードのスポーツ・オーソリティに買い物に行った後、カピオラニのスーパーカットに行った。

長くなってきて待てなかった。

随分たくさん待合室にいて、40分待ちだと言われた。

夏場には、エアコンが故障して店中が蒸し暑いなんてことがあったのに、今日はこの寒さなのにエアコンがギンギンで中はもっと寒かったので、駐車場の車の中に戻って本を読んだ。

30分くらいで様子を見に行くと、ちょうど次が私の番だった。

ベトナミーズのクゥィニーもいたが、コリアンのサンドラさんが切ってくれた。

帰りには店中で「Bye、Jun!」と合唱してくれた。

月が少しずつ大きくなっている。

3月20日

風は少し弱まり、気温も少し上がってきたので、昼前にマキキバレー・ループトレイルのチェックに行ってきた。

雨具はバックパックに入れたが、降る気配は無かった。

駐車場の先の、州の公園管理局は今日は静まり返っていた。

歩き始めると、このトレイルは最初はしばらく真っ直ぐな登りが続くので、すぐに汗ばんできた。









花は少ないが、すぐ横を流れるカネアロレ川のせせらぎの音や多くの鳥達の声、そしてタンタラスの丘から吹き降ろす貿易風によって森が揺れる音は、心を清々しくしてくれる。

ぬかるんでいる所はほとんど無く、森林浴をしながら1時間半ほどでループトレイルを回ってきたが、その間にすれ違ったのは14人だけだった。

駐車場に戻った時には大分汗をかいていて、このまま海に行こうかとも思ったが、一度家に戻って日本そばをランチに食べてから、アラモアナビーチに行った。

ビーチはまだ風が残り、砂を巻き上げているために人は少なかった。

それでもラグを引いて少し本を読んでから、海に入った。

水はまだ冷たかったが、100メートルも泳ぐとすっかり息が上がって、体が熱くなった。

今日はマキキのトレイルの写真を上げます。

3月21日

風は収まり、いつもの貿易風に戻った。

薄雲はあるが、天気は良い。

なんだか尻切れの様だが、これで雨季が終わってしまったのだろうか?

元々当たらないハワイの天気予報だが、先週末には今週は雨の予報が出ていた。

尤も、違うニュースを見れば晴れ続きだったりすることもある。

KIKUテレビの日系ニュースでは、東京の桜が観測史上一番早く満開になったと、お花見の様子を写していた。

これも地球の温暖化と関係がありそうで複雑な気持ち。

さて、4月後半からGWの予約も大分入ってきた。


先日KTに薦められて読んだ 「話を聞かない男、地図が読めない女(主婦の友社)」 はとても勉強になった。

男と女の違いを科学的に詳しく解説しているのだが、女はこう考えるのかぁと妙に感心してしまったり、男ってみんなこうだったの?と感じたこともあった。

この本を随分前に読んでいれば、過去の人間関係にも違いがあっただろうなぁと思った。

ただ、1980年代から90年代に研究された事が多く、2000年に初版が出ているので、最近の研究の成果なのだ。

自分が女性に近い考え方をする所があるのだと発見した。

ご夫婦で、恋人同士で読むのにお勧めです。

3月22日

ダイアモンドヘッドクラブの常連さんをラニカイのビーチピクニックにお連れした。

崎陽軒のシュウマイ、季節限定の桜餡入り生八橋、そして日本酒まで頂いてしまった。(Big Mahalo!)

風は弱まり天気は良い。

パリ・ハイウェイを抜けてカネオヘが見えても、薄い雲が所々にあるだけだった。

ラニカイにはシャワーなどの施設は無いので、カイルアの一番奥に一度停めてトイレ休憩。

タイド・チャートを見て、今日の昼間は潮が引いているのを確認していたので、ラニカイの奥の方、ビーチの幅が狭くて、上潮の時には無くなってしまうあたりに陣取った。

ラグを引いて荷物を置いてから、私はカイルアのジッピーズにランチのジップ・パックの仕込みに行った。

戻ってくるとお客さんはリラックスモードなので、私は一泳ぎさせてもらう事にして、久しぶりにラニカイの海に飛び込む。





まだ水は冷っとしたが、少し泳ぐと慣れた。

お客さんもランチの後には少し水に浸かっていたが、ほとんどの時間はベルベットリーフの木陰でリラックスされていた。

少し雲が出てきた3時頃ビーチを後にした。

帰りは東周りで海沿いをドライブしてきた。

ワイキキで一度お客さんを降ろし、同じお客さんと夜はマイランに行った。

凄い混雑で、オーナーシェフのサムさんも参ったと言う表情だった。

ほとんどが日本人のグループで、また雑誌にでも載ったのだろうか?

それでも私のいつもの注文はテンポ良く出てきて、最後にはベトナムの果物で、紫色の柿のようなものが出てきた。

ベトナムの言葉では「ミルク」と言うのだそうだが、日本には無いし、英語の名前もわからないという。

確かに紫色の果肉の間から白いミルクのような物がにじみ出てくる。

変わった味だった。

半分の月が夜空に浮かんでいた。

3月23日

今日はマキキ・バレー・ループ・トレイルへのトレッキングツアー。

風は弱いが天気は良かった。

今日はダイアモンドヘッドクラブの新人研修も兼ねて、トレーニング中のM君を連れて行った。

朝お客さんをワイキキにお迎えに行く時、ワイキキではまた何かのパレードをやっていて、カラカウア・アヴェニューが全車線クローズ。

大渋滞を抜けてホテルからは少し離れたところに車を停めて、M君を車に残してお迎えに行った。

町の喧騒を離れてマキキの山に入っていく。

駐車場で既に小川のせせらぎが気持ち良い。

歩き始めるとすぐにシェイマが出てきた。

背中が紺でお腹がくるみ色の、尾の長い鳥で、好奇心が強い。

トレイルを歩いている間ずっと、時々出てきては歌声を披露してくれた。

週末ということで、中学生くらいのグループもいたが、すれ違ったのは全部で20人ほどだっただろうか。

途中でスナックタイムや休憩は取ったが、テンポ良く歩き、森林浴を楽しみながら1時間半ほどでループを一周してきた。

気持ち良く汗をかいて、最後に駐車場に戻ってグアヴァジュース。

M君はアメリカ生まれの日系人だが、日本にいた期間が長く、日米両語は全く問題ない。

ツアー関係の仕事もしているので、お客さんの対応はばっちり。

しかしハワイにはまだ2年程なので、これからハワイの自然に着いて勉強して欲しい。

さて、夜はお客さんとハワイカイの「バレ」にベトナム風ラーメンを食べに行った。

最近よく行くので、デザートを一つおまけにくれた。

ここも常連化してきたらしい。

夕焼けが綺麗だったので写真を撮った。
「Photos」をUPします。




3月24日

今日はノースショアツアー。

薄雲が広がっているが、風が無く、少し蒸し暑かった。

コオラウ山脈には厚い雲も架かっていたのだが、H-2フリーウェイをワヒアワで降りると、ノースショアの天気もまずまずだった。

お客さんは、復活したWAI WAI HAWAII.NETを見てと言う方だった。

ノースは初めてで、リクエストで最初にサンセットビーチに行った。

3〜5フィートほどの波が出ていて、今シーズン最後のノースの波には、日曜と言う事もあって大勢のサーファーがいた。

途中ワイメアの沖にはほとんど波は無かったが、飛び込み岩周辺のショアブレイクは砂を巻き上げていた。

一番人が多かったのはラニアケアで、日本人サーファーらしきグループもいた。

サンセットビーチでしばらく寛いだ後、ハレイワに戻り、アリイビーチでも少しサーフィンを見た。

ここは手前の波で子供も遊んでいた。

その後はハレイワ・タウンで一時解散。

お客さんはクアアイナに行きたいと言う事で、私はいつものようにL&Lドライブインに行って、自分のランチだけを注文。
「今日は一つだけなの?」と聞かれた。

ランチの後はノースショア・マーケットプレースに行って、OIGの前のモンキーポッドの木陰で読書。
この3日で随分本を読んだ。

お客さんが戻ってきて、ドール・プランテーションに移動。

キルトのコーナーのナオミちゃんが久しぶりにいた。
最近は日曜しかここでは働いていないそうだ。

日本もアメリカも春休みと言う事で、駐車場も店内も混雑していた。

渋滞も無くスムーズにホノルルに戻ってきて、最後はマラサダを食べたいので「レナーズ」で降りたいという事で、カパフル・アヴェニューで終了。

夜は、昼間録画しておいたレイカースの試合を見た。

今日はビッグゲームだったのだが、期待通りの面白い試合を見る事が出来た。

プレイオフも近い。

3月25日

4月の頭は、日本の暦で動いている人達にとっては新しい年の始めで、普通は何かと忙しい。

つまり旅行などしている暇は無い。

よって私の仕事は暇になる。

日本の親戚に何件か久しぶりに電話をしてみた。

遠くにいても皆心配してくれる事に感謝した。

風が気持ちよい。

3月26日

少し雲はあったが、からっと暑い、良い天気だった。

4月後半から5月にかけての予約や問い合わせが多く、一日中メールを書いていた。

早い時間に夕食を済ませ、ゆっくりと本を読んだ。

今日は「五体不満足(乙武洋匡著)」を読んだ。

ハワイの日本人ルートから回ってくるビデオなどで、テレビに出ている彼を拝見した事はあったが、本を読むと彼が回りの人間に与えつづけている影響力と言うのは凄いと感じた。

花の鉢植えを2つ買ってきた。

明日は空港に友人を迎えに行く。

3月27日

風は弱く、ホノルルは薄曇りだった。

ホノルル・エアポートの駐車場はインターナショナルの出口の向い側が満車で、奥のターミナルに車を止めた。

レイ・スタンドで買った、ブルーのオーキッドのレイを持って個人出口に行くが、それほど人は多くなかった。

マッカリーのジャック・イン・ザ・ボックスで朝飯に”サワドウ・ジャック”を買って家に戻る。

お酒と食料品を中心に色々と日本から持って来てくれた。

明るいうちから酒盛りを始めた。

3月28日

晴れ間が広がり穏やかな日だった。

ダウンタウンのコンプUSAに買い物に行った。

続いてカピオラニのAT&Tに行って、随分年季が入って来たので、新しい携帯を買った。

次はアラモアナの旅行社にエアチケットを受け取りに行った。(MALIちゃん Big Mahalo!)

来週末にマウイ島に行く予定なのだ。

マキキで洗車に行って、最後にキングストリートのロングスに寄って、一度家に戻る。

夕方、デート・ストリートの大ちゃんの家に遊びに行った。







皆でジャクジーに入ったり、ラナイでディナーを食べたりして、賑やかに盛り上がった。

家に帰ってから、ワイアレス・ルーターとPCカードをインストールしてみた。

多少は難儀するかと思ったが、あっけなく繋がり、これで家中どこでもノートPCからインターネットにコネクト出来るようになった。

満月が明るい。

3月29日

昨晩はまるで日本の夏のような熱帯夜だった。

風が無く湿度が高かった。

今日は2組5名さまをサークルアイランドツアーにお連れした。

コオラウ山脈上には雲があったが、ワイキキは晴れ間が多かった。

東に向かうと少しずつ風が出てきたが、南からのコナウィンドだった。

ココヘッドを登ると、ハナウマ湾の入り口は駐車場に入れない車が列を作っていた。

アメリカでは春休みのイースターホリデーで、連休を取って遊びに来ている本土からの人が多い。

サンディービーチでは、コナウィンドによって出来た小さなうねりが海にあった。

それでも今日はお客さん皆さんがハワイ初めての方ばかりだったので、誰もいないビーチでは早速写真撮影大会が始まっていた。

マカプウに回ると雲が多くなったが、海は透明な厚い波を作っていた。

ワイマナロのベロウズビーチに着くと、ラグを引いてお客さんにグアヴァジュースをサーブする。

そして説明用に木の実を拾い集めるのだが、いつもはたくさん転がっているククイの実がとても少なかった。

カージナルやマイナバードは元気に飛び回っていた。

スモウ・コネクションの後はしばらくドライブ。

湿度の高い日でも、車内に吹き込む風は気持ちが良い。

カハルウではシャワーに遭ったが、クアロアパークに着くと止み、ここでもお客さん達は思い思いにビーチに降りたり写真を撮ったりして過ごされていた。

ライエの町に入る手前に、大きなティキが出現した。

ポリネシアン・カルチャーセンターの正面にも幾つか並んでいるので、宣伝用なのだろう。

タートルベイを過ぎて、ノースショアに入っても波は無かった。

サンセットビーチは白人観光客で賑わっていたが、我々が到着すると薄日が差してきた。

ワイメアの飛び込み岩には大勢のローカルが登っていて、次から次へと飛び込んでいるのが見えた。

ハレイワに出て、アリイ・ビーチパークでのランチタイムでは、西からカエナ岬を越えて吹いてくる風が気持ちよかった。

一時解散中は私は昨日買った携帯電話のメモリに、ワイキキのホテルの電話番号などを入れた。

ドール・プランテーションは日本人よりもアメリカ人の方が遥かに多く、パーキングもほぼ一杯だった。

今日はかなりスローペースだったので、ここを出る時には既に4時近く、帰りのフリーウェイを心配したが、春休み中ということもあってかとてもスムーズで、4時半過ぎにはワイキキに戻ってこれた。

夜になって何度もシャワーが降ったが、カラカウアの「吉祥」にミーティングに行った。
会社のアカウントをお願いしているOさんに会う為である。

Oさんはアカウンタントと言っても、その昔にはマリンスポーツの会社のドライバーもしていた事があり、私とは長い付き合いになる。

それでもここ数年は税金の季節にしか会う事は無く、話を聞いたら、ウィンドサーフィンやらカラオケ・コンテストなど、最近は随分色々とやっているそうで、私も全然知らなかった。

街の中のゴールドツリーがそろそろ咲き始めた。

3月30日

湿度が下がって過ごしやすくなった。

今日は朝から車のメンテナンス。

出張でうちまで来てもらって、「太郎」の天井を直した。

ルーフ・サッギングと言って、先日のラスト・クラック同様、ハワイの車に起こり易い、天井の生地(ヘッド・ライナー)が垂れ下がってくる現象があるのだが、太陽の熱で、生地と天井を接着しているノリがはがれるのが原因。

垂れ下がった生地の面積が小さい時にはステイプルで止めておいたのだが、ほとんどのノリがはがれて見苦しくなってきたので、前々から修理したかった。

ところがこれを直すには、専門の修理屋に頼まないとならない。

「ペニー・セーバー(無料の情報誌)」で見つけた修理会社に電話してみると、ハワイカイにあるそうで、出張して来て直してくれると言う。

ハワイカイまで車を持って行っても良いのだが、周りは住宅街で、作業中の2〜3時間退屈するから出張すると言うのが理由だった。

しかし、作業をするに当たってスペースと電源が必要だそうで、アパートの管理人に相談してみると、電源を取るのにはランドリー・ルームしかなく、そうなるとアパートの正面玄関にスペースを確保しなければならない。

そして正面玄関のスペースを使う許可は、週末だけしか出せないと言われた。

ここで問題だったのは修理屋が日曜定休で、私の土曜のスケジュールがほとんど開いていなかった事。

この為なかなか修理が出来なかったのだが、最初に「ペニー・セーバー」を見てから2ヶ月も経ってやっと直す事が出来た。

土曜は午前中だけと言う事で、朝9時前には大型のバンでやって来た。

電源などを説明して、「太郎」を持ってくると天井を触って、『これはいい天井だ』と言ってくれた・・・。

『終わったら電話するよ』と言って作業を始めたので、私は部屋に上がって朝食。

2時間半ほどで『インスペクションの準備が出来たよ』と電話があったので降りてみると、すっかり天井が綺麗になっていた。

しかし、天井の板を一度はずしたので車内はホコリだらけ。

電源を借りているついでに、午後は掃除機も使って中を掃除した。

洗車場の掃除機は、どうも大まかなのだが、今日は隅々まで徹底的に掃除機をかけた。

実際、サークルアイランド・ツアーに出れば一日で車内は砂だらけになるのだが、それでも綺麗にすると気持ちが良い。

風は弱い。

3月31日

最近荷物が増えたので、家の中を整理する事にした。

今日はまずクロゼットとリビングルームを徹底的に掃除してから、早い時間のレイカースのゲームを見ながら片付けをした。

一人だと余裕のある部屋だが、オフィスも兼ねているので狭い感じがしていた。

そのうちに2ベッドルームの部屋に引っ越したいと思ってはいるが、何しろ今の部屋は家賃が安いので、生活に余裕が出ないと難しい。

しばらくこの部屋で暮らす為には、効率良くオーガナイズしていかなければならない。

朝から夕方まで作業をしていたので、夕食は外で食べる事にして家を出たのだが、最初に行ったマキキのペッパースは休み、ケアモクの伊万里はちょうど終わったところ(7時半)。

マイランは空席が通りから見えたが、ホコリっぽいままで出てきたので、もっと簡単な物が食べたかった。

で、結局リケリケ・ドライブインに入って、ディナーセットを食べた。

ここではサイミンとロコモコしか食べた事が無かったが、やはりサイミンとロコモコの方が良い。

風が巻いている。


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