ハワイ日記2001年8月



8月1日

昨日の雨が嘘の様に今日は晴れ渡り、多少湿度は残るものの清々しいお天気になった。

夜、WAI WAI HAWAIIの鍋会に久しぶりに出た。

ここで聞いた話し。

沖縄ではスパムの事を「ポーク」と言い、ゴーヤ・チャンプルには欠かせない食材で、チューリップと言う会社が販売しているらしい。

つくづく沖縄はハワイに最も近い日本なんだなぁと思った。

この鍋会では関西風の味噌鍋が出る事が多いのだが、最近はこれが結構好きになってきた気がする。

月が明るい。

8月2日

今日は中学校の恩師と奥様、それと小学生のお孫さんとマカプウのトレッキング。

この先生は私の中学校の時のバスケットボール部の顧問で、気さくな性格の為に人望が厚く、毎年の様にOB会が開かれている人生の大先輩だ。

前にもバスケ部の後輩を連れてハワイに遊びに来てくれた事もあるのだが、今回は奥様とお孫さんを連れていらしてくださった。

昨年古希を迎えた先生はインターネットを使ってメールもこなすハイカラなおじいちゃまなのだが、とにかく元気で、人材センターの福会長を務めながら私よりも若い彼女を作って飲み歩いていると言いうハイパーなお年寄りなのである。

山登りの後に一度解散して私は家事。

夕方またワイキキにお迎えに行ってマイランでベトナム料理を食べて、奥様とお孫さんをホテルにドロップして私の部屋で先生とサシで飲んだ。

とにかく色々な話しを聞かせていただき素晴らしい時間を過ごす事が出来た。

私が日本に戻ったら必ずOB会を開いてくれると言う事で、来年辺りには益々帰国をしてみたくなった。

月が明るい。

8月3日

今年のダイアモンドヘッドクラブは忙しい。

この個人サイトやKTファンサイト、WAI WAI HAWAII、Yahooやハワイの歩き方などで、私や会社を知ってツアーに参加してくださる方が少しづつ増えていったのと、私のツアーに参加してくださった方々の口コミやウェブコミの結果だと思う。

しかしゴールデン・ウィーク以降、残念ながらお申し込みをお断りするケースが増えている。

今月は既に5組ほどになる。

今月も既に19日までは一杯なのだが、そこに毎日ツアーを入れている訳ではない。

一人暮しなので最低限の家事は自分でこなさなければならないし、ツアー以外の仕事で動かなければならない日もある。
自分の為の時間や、当然休養も必要。

何しろストレスを解放しに日本からやってくるお客さんに、元気を与えられなければならない。

私が疲れていたら意味が無いのだ。

当然ツアーの忙しい時期にはツアーの日が多くなる。

しかし1週間の中で6日埋るとその週はSold Outにしている。

半年も前からインターネットでお申し込みをしてくださる方もいらっしゃるのだが、中にはハワイに来てから初めてお電話をいただくケースもある。

去年まではかなりの確立で翌日のツアーも可能だったのだが、すっかり忙しくなってしまった。

来年日本に帰省する為には、かなり前からスケジュールを立てないと難しくなる気がして来ている。

さらにこれからもっと忙しくなった場合、実際にツアーに参加出来ない方が増えてしまった時に、ダイアモンドヘッドクラブとして何が出来るかや、クウォリティを落とさずにDHC流の考え方のツアーを体験していただく事など、考える事がたくさんある。

さしたる宣伝もしていないのに、私の考え方やツアーが受け入れられている事には、今までの全てのお客さんにとても感謝しているのだが、このまま会社を大きくしてツアーを大量生産する気は無い。

単なるツアー会社では無く、ハワイをまさに第2の故郷と考える人達の為に、色々な角度で、また全く今までに無かったような方法で接して行けたら最高だと思っているのだ。

私もまだまだ勉強しなくてはならない。

雲間に上がった満月は、夜半過ぎに降り出したシャワーの為に見えなくなった。

8月4日

朝から飛び込んできたのはハワイ島でのバス事故の話しだった。

怪我人も出たと言うことで、事故に遭われた方々には本当にお見舞い申し上げます。

J○Bの日帰りツアーでボルケーノ見学に行く途中の事だったらしいが、別の車を避け切れなくて側溝に嵌ったらしい。

私も気が引き締まる。

さて今日はご家族連れのグループとノースショアツアー。

皆さんハワイは初めてと言う事で、まずはハワイのビーチでのマナーについて説明。

お母さん方は心配そうにしていたが、子供達はお構いなし。

ハレイワでは泳いでみたいという事で、私も子供用のシュノーケルまで用意して行ったが、小さいお子さん達には浮き輪を膨らますのをお手伝いしただけだった。

皆さん水際で楽しそうに遊ばれていて、お母さんや大きなお子さん達はスノーケルで魚の観察もしていた。

お天気も良く、風も涼しい一日で、一時間半ほどビーチにいた後、ハレイワ・タウンに移動した。

解散した後に私はL&Lに行ったのだが、今日は一杯で座るところが無く、再びビーチパークに戻るがここも空きが無く、結局ノースショア・マーケット・プレイスのパーキングでミニ・マヒを食べた。

ハレイワでもドールでもたくさんお買い物はされていたが、リクエストでこの後ワイケレ・アウトレットへのチャーター。

初めての海外でハイになっていると言うお子さん達もまだまだ元気。

南側はレインボーシャワーの小さな木に、皆たくさんの花が付いていた。

小さい方の小学校一年生のお子さんは双子の男の子で、そのうちの一人が帰りの車中で話しかけてきた。

「オジサンは大学生なの?」

「おいおい、随分質問に無理があるな。どっちかに統一してくれよ。(笑)」

「じゃ、お兄さんは大学生なの?」

「昔はね。」

「じゃ今は何年生?」

(一瞬考えて)「30年生くらいかな?」

「うわ〜、30年!凄い!」

「凄いだろ。(笑)」

「学級委員なった事ある?」

「あるよ。」

「お兄さん凄いジャン! じゃリレーで勝った事ある?」

「それも、あるよ。」

「スッゲー!」

「じゃ、***は?(意味不明)」

(お母さん)「昔の学芸会の事です。」

「そーだなー、一年生の頃は忘れちゃったけど、2年生の時にコブトリじいさんやったよ。」

「キャハハハハ!」(異常に受ける)

(お母さん)「それって小さなつづらと大きなつづらのでしたっけ?」

「(お母さん、ナイスボケ!)い、いやそれは『舌きりスズメ』です・・・。」

(車内爆笑!)

越中砺波の大門素麺を頂いてしまった。(Big Mahalo!)

今日はまた良い月。

8月5日

朝家を出るとダウンタウンの辺りに半分の虹が架かっていた。

今日はご家族4人とサークルアイランドツアー。

ホテルにお迎えに行くと、最初ナンだかきょとんとしたご様子だったのだが、メールで打ち合わせをしたお嬢さんがすっかり勘違いしていて、私の事を50代の男性だと思っていたようで、ご家族もそう思いこんでいたらしい。

実は私もご夫婦とご両親と言う構成と勝手に思い込んでいたのだが、美人姉妹と素敵なご両親と言うメンバーで、ほのぼのとしたツアーになった。

天気も良く、日曜と言う事もあってどこのビーチパークもローカルや観光客で賑わっていたが、お客さんはウィンドワード・サイドのドライブで次々と現れる美しい海に感激されていた。

ワイマナロでは白バイに先導された自転車ロードレースの先頭集団とすれ違った。

オロマナは今が満開のレインボーシャワーがたくさんある。

クアロア・パークではいつも説明用に使っているハラの木の実がはじけて散らばっていた。

丁度説明用の実が無くなってきていたので、早く乾いて欲しい。

ハレイワでは、ローカルばかりのアリイ・ビーチパークでピクニックテーブルを一つ見つけて、貿易風を浴びながらプレートランチを食べていただいた。

毎度の事ながら、「これは『ミニ』なんですよ。」と言うと必ず皆さん驚かれる。

そして周りのローカル達の体型を見てなんだか納得されている。

ハレイワ・タウンの散策時間中、ノースショア・マーケットプレイスに車を停めると、OIGのキースが出て来て、「今から家に帰るんだ。」と。

なんでも作業用の酸素ボンベが空になり、仕事の続行が不可能になったので、今日はお終いと言う事らしい。

日本人だけで無くアメリカ人観光客も多い今の時期、どの店も忙しいはずなのだが、ここは何故かガラガラだった・・・。

ドール・プランテーションは昨日に続きパーキングがほぼ満車の状態で、レンタカーが多い事を示していた。

ここに寄る前に写真撮影用としてよく停車するパイナップル畑のスポットがあるのだが、丁度今一番道路寄りにいくつかパイナップルの花が咲いている。

上から覗きこむと赤いトーチの様な花が見えるのだが、成長して株の上に出てくると膨らみ始めてパイナップルになる。

つまり花は横からは見る事が出来ないのだ。

でも写真撮ってる余裕は無かった・・・。

ワイキキに戻ると、人と車の多さでむっと暑くなった。

夜のマキキは気持ちの良い風が吹き、黄色い月が上がった。

8月6日

現在のダイアモンドヘッドクラブのTシャツのデザインは、1930年代の絵ハガキに使われていた作者不詳の絵を元に、デザイナーの「スラッキー田中」こと、田中丈晴氏と私の叔父による合同作品である。

このスラッキー田中氏(以降スラッキー)はKTを始め、矢沢永吉、柳ジョ−ジ、チャゲ&アスカ、ビギンなどのCDのジャケットやポスター、さらには本のデザインやロゴの作成までも手がけるビッグな人なのである。

そのスラッキーからメールが来た。

9月末に仕事を兼ねてハワイに行くので、その時にKTのファンツアーがあれば解説員として同乗しますよと言うのである。

なんとも凄い話しだが、このスラッキー、私も一緒に飲んだ事があるが、実はとても気さくな人なのだ。

企画中のKTファンツアーは、アルバムやポスターの撮影で使われたオアフ島の場所を巡るのだが、そのほとんどに立ち会われたと言うスラッキーが解説をしてくれるなんて夢のような話。

勿論オフの日とKTツアーが重なればの話しで、今から簡単には実現しそうに無い。

でも私は一緒に飲んで、色々話しを聞かせてもらいたいなぁと思っている。

スラッキーのオフィス「レフア」のウェブサイトは以下。

http://www.lehua.tv/

昼間は直射日光の下にいるとフラフラとしてしまう様なハワイの暑さも、夜は涼しい風が冷ましてくれる。

8月7日

夕方、家に戻ってからフロリダの友人Yoshiに電話をした。

彼はかつて4年ほどハワイに住んでいた事のある、日本人のプロ・スカイダイバーだ。

私が前にいたツアー会社で、お客さんをモクレイアのドロップゾーン(スカイダイビングをする場所)にお連れしだした7年ほど前には日本人のインストラクターは誰もいなかった。

既に私は数度のタンデムジャンプの経験はあり、イントラ達からは一人で飛べるようにスクールのコースに入ればどうかと言われていた。

初めて飛ぶまでは単なる度胸試しのような世界かと思ったのだが、フリーフォールの感覚は素晴らしく、パラシュートライドで見下ろすハワイの景色は、世界中のスカイダイバーがハワイに飛びに来る理由と言われる美しさだ。
ハワイの空を自由自在に飛んでみたいと言う欲望を叶える為に、私もスクールでちゃんと習ってみたかったのだ。

しかし既に日常会話には困らない英語のレベルではあったが、英語でスカイダイビングのスクールを受ける事にはかなり抵抗があった。

一つ曖昧な単語があっても、死に繋がりかねないと言うプレッシャーは大きかった。

そこへ現れたのがYoshiである。

彼は北カリフォルニアでジャンプ・マスターのライセンスを持ち、実際にアメリカ人にスカイダイブを教えていて、更にタンデム・マスターのライセンスも持っていると言う、私にとってはスーパースターだった。

タンデムジャンプのメッカとなっているハワイで、その多くのお客さんが日本人であると言うことを知り、ハワイにやってきたのだ。

私と年の近いYoshiはすぐに仲良くなった。

そしてスカイダイビングを教えてもらう事になった。

アメリカ人のインストラクターがアメリカ人に教えている様子を何度か見たことがあったが、その時のリラックスしたムードは無く、Yoshiは時には厳しく、しっかりと私にスカイダイビングを教えてくれた。

仕事をしながら講習に通ったのでかなり時間が掛かり、雨季にかかったので飛べない日も多かった。

卒業はしたものの、高額のパラシュートが買えず、というかこの時はあんまり遊んでいられる状態ではなかったので、この後しばらくジャンプする事は無かったのだが、Yoshiとはよく一緒に飲んだ。

彼は仕事場に近いノースに住み、私はタウンに住んでいたので、お互いに休みの前には泊りに行ったりして語り合ったものだ。

そんな彼がタンデムばかりのハワイでの仕事に疑問を感じて、北カリフォルニアに帰ってしまったのが2年程前。

一度冬場の出稼ぎでハワイに数ヶ月戻って来た事はあったが、スカイダイバーとしての技術を磨いていたYoshiは、先月とうとうイタリアで開かれた国際大会に日本代表フリーフライのチームの一員として参加した。

世界の壁には及ばなかったが、これからも上を目指す為に、レベルの高いスカイダイバーが集まるフロリダに最近引っ越したばかりだった。

ハワイにいた時に出会った彼女と少し前に結婚し、カリフォルニア、フロリダと二人での移動が続いている。

ちなみにフロリダは二人とも初めて。

先日引っ越し先の電話番号が決まったと言う連絡をもらった時、私はまだ仕事中だったので、家に帰って電話をしようと思ったのだが、フロリダとハワイの時差は夏時間の今、6時間あり、色々しているととても電話できるような時間では無くなってしまった。

そこで今日は帰るとすぐに電話をしたのだ。

夏場が雨季と言うフロリダは、風が無くてべたべたの暑さで、ハワイが恋しいと言っていた。

冬場は天気も良く過ごし易くなるらしいと言うことなので、取り敢えず一年はフロリダにいる事に決めているらしい。

スカイダイブをするのは街中では無く、田舎の事が多いのだが、住んでいるのもやっぱり田舎で、車で1時間ほどのところに、日本食の食材も売っている中華料理の食材やさんを見つけたそうで、奥さんも食事はちゃんと作れるらしい。

パソコンの不調でしばらくメールアドレスが無かったがこれも復活したそうで、またメールも送りたいと思うが、つぎにYoshiと会えるのはいつどこでだろう。

夜風が気持ち良い。

8月8日

お盆休みも近く、ワイキキには日本人が増えているが、今年はアメリカ人の割合も多い。

ブッシュ大統領が行なったタックス・リリーフ(減税)のおかげで、臨時収入があった人が多いのも原因らしい。

しかし、夜WAI WAI HAWAIIの鍋会に顔を出すと、観光の人はほとんどいなかった。

ココに集まる人は住んでいる人を除くと観光でもリピーターが多く、エアチケットの高い今の時期は外している様だ。

ダイアモンドヘッドクラブも昨年まではお盆の時期はやはり暇だった。

今年はチャーターで早くから予約が入っているので、人の少ない場所を探す日々になる事だろう。

チャーターは3時間以上の時間制で受付けているが、最近は一日丸々借り切ってエスコートチャーターをご希望される方が増えている。

大抵はDHCのリピーターでもあり、私の事も知った上で一緒に遊びましょうと言う方達なのだが、それでも私としては気を使う事が多い。

仕事である以上楽しい思い出を作って帰っていただけるように努力するのは当たり前の事なのだが、日本のペースでハワイに来ると、つい遊びすぎたり、忙しくなり過ぎたりしがちで、それを如何にハワイのペースにして、リラックスさせてあげられるかどうかと言うのが腕の見せ所だと思っている。

色々とオプショナルツアーに参加してみたいと言うご希望があっても、余裕の無いスケジュールの場合は敢えて拒否して、のんびりする事を勧めると言うのは、ツアー会社としては儲けを考えない悪い社長かもしれない。

しかし同じのんびりするにしても、ワイキキのビーチやホテルのプールでするつもりなら、外へ連れ出す事は忘れない。

たとえ一時間でも人のいないビーチで波の音を聞くのと、ワイキキの喧騒の中にいるのとでは、ハワイに来た意味その物を深く考えればおのずと違いがわかってくる。

そう言った時間の中で、五感でハワイを体験出来たお客さん達は、本当のハワイを知ってしまう。

人によってその後のアプローチは違うが、ハワイを自分の人生の一部にしてしまう人も少なくない。

ここで私がとても感謝されてしまう事もあるのだが、実際はハワイの持つ不思議なパワーが心に染み込んでいるだけなのだ。

家の近所のキング・ストリートにあるゴールデン・シャワー・ツリーの黄色い花びらが風に舞っていた。

8月9日

朝はホノルル・エアポートでのお迎えから始まった。

最近よく行くレイ・スタンドの店にレイを買いに行くと、ちょっと出来が悪いからと言って他のをオマケしてくれた。

こんな事も初めてで、私の事も覚えてくれたのだろうか?

飛行機が凄く揺れて全く寝られなかったと言うお客さんは、その疲れも見せず、すぐにハワイモードになりたいとリクエスト。

朝のホノルルは少し雲が多かったが、昼前には晴れ間が広がり、気持ちの良い風の中西へ向かう。

途中マカハ・ドライブインでランチを仕込み、ヨコハマ・ベイに行った。

アメリカ人観光客が何組かいたが、ショアブレイクのサーファーも5人ほど、ローカルのビーチ・ゴーアーは2組ほど、岩の少ないスイミング・ポイントは6人ほどしか人がいなかった。

吸い込まれるような海の青さと波の音、ほとんど雲の無くなった真っ青な空と照り付ける太陽。

同じ飛行機にいた人の中で最も早くリラックスしているのが自分達であると言う実感と、ハワイに帰ってきたと言う安らぎの中で、素晴らしい初日を過ごされていた。

サンセットには時間があったので夕方のラッシュを少しはずした頃には街に戻った。

その後ダウン・トゥー・アース、スター・マーケット、ロングス・ドラッグスなどで滞在中に必要な物のお買い物をされた。

ダウン・トゥー・アースとキンコスの裏のロイヤル・ポインシアナの木に鮮やかな赤い色の花がたくさん付いていた。

8月10日

今日もチャーター。

文房具の問屋さんに行ってみたいと言うことで、カカアコのフィッシャー・ハワイにお連れした。

問屋と言っても一般人も入れるし、ばら売りもしてくれるので、広い店内はいつも混雑しているのだが、値段は安い。

オフィス・デポと言った同じステイショナリーの店に比べたら、お世辞にも綺麗とは言えない店だが、幅広い品揃えで、こう言ったものが好きな人にはいつも喜ばれる。

今日もお客さんは2時間近く店内にいた。

夕方ファブリックマートに行った後、ワイキキ以外でラーメンが食べたいと言うのでキング・ストリートの「大龍」にお連れした。

実はここは私のアパートから歩いて行ける場所で、時々利用している。

日系人にも人気があり、混んでいる事が多いが今日は時間が少し早かったのですぐに座れた。

野菜たっぷりの味噌ラーメンとタンメンがお勧め。
餃子も美味しい。

今日は早めに終わったので、お客さんから頂いた土佐の日本酒「酔鯨」を飲もう。

山の方には雨雲がかかっている。
今夜も降るかもしれない。

8月11日

今日はKTファンのOLのお姉さんと、幼稚園で「もも組」の先生の妹さんと言うご姉妹でノースショアツアー。

リクエストで最初にサンセットビーチへ。

ワイキキとは全く違う砂の質と、透き通った海に感激されていた。

その後ワイメアの飛び込み岩をご覧になりたいと言うことで、カメハメハ・ハイウェイのルックアウトから、ローカルで賑わうビーチと飛び込みをしばらくご覧いただいた。

ハレイワに戻って散策の為解散。

知り合いのリムジンドライバーに会ったので少し話しをすると、忙しいのは良いがツアーデスクから送り込まれるお客さんは、リムジンに乗合で詰め込まれ可哀相だと言っていた。

今日はこの後にアリイ・ビーチパークでランチの希望が入っていたので、ハレイワ・ショッピング・プラザで休憩していると、裏の雑木林からニワトリの親子が賑やかに現れた。

そこへハレイワ・スーパーマーケットに配達を済ませたパン屋のトラックから、パンが3つほど投げ込まれた。

これを見て、辺りのゼブラ・ダーヴ、マイナ・バードやスズメ達が集まり、別のニワトリの親子も混ざって凄い状況になっていた。

よく見ると少し離れた所にネコがいたのだが、さすがにネコも呆れていた様だった。

プレートランチを買ってビーチパークに行く。

デート・パームのオレンジ色の実が弾けていくつも散らばっていた。

土曜と言うことで大きなパーティーがいくつも開かれていて、アリイ・ビーチパークはほとんどローカルばかりだったが、しっかり空いているピクニック・テーブルを見つけて貿易風を浴びながらの気持ちの良いランチタイムを取った。

ドール・プランテーションでは迷路に挑戦したいということで、少し早めにハレイワを出た。

途中パイナップル畑で写真を撮った。

たくさん花が付いていたので私も一緒に撮って来た。





ドールでは池のコイが、小さいながらも既にピラニアの様にエサに食いついていた。

夕方さっとシャワーが降った。

8月12日

しばらく連絡の無かった友人のスージーから電話があった。

彼女は日本好きのアメリカ人で、本土の出身。
ハワイでERのナースをしていた。

来年には日本に住みたいと言うので日本語を教えていたのだが、何回か教えた後連絡がなかった。

その彼女が今週サンフランシスコに引っ越しをすると言う。

日本熱は冷めたのかと思ったら、条件の良い仕事が見つかったので一年ほどサンフランで稼いでから日本に行く事にしたそうだ。

サンフランシスコのジャパン・タウン近くにアパートを見つけ、そこでの日本語の先生も既に決まっているとの事だ。

日本に移ったら渋谷か原宿に住むので遊びに来てねと言われた。

日本人と結婚して日本の永住権も取るらしい。

ちなみに彼女はレズビアン。

どこまで本気なのかもよくわからないが、取り敢えず頑張って欲しい。

風が少し涼しくなった。

8月13日

今日はまたチャーターで走り回った。

チャーターのお客さんはほとんどの場合ダイアモンドヘッドクラブのリピーターで、色々と動き回るのに一日借り切ってしまうと言うパターンが多い。

一緒に島を一周したり、ビーチピクニックなどで裏オアフを知っている方達でもやはりお買い物があり、行ってみたい場所がある。

そう言った方達をタクシーの様にただ移動させるのではなく、友達感覚で買い物に付き合ったり、食事や休憩を一緒にしたりしながら、一日過ごす中でハワイの話しをしたり、花を教えてあげたりするチャーターがこの所人気がある。

ホームページでは「その他」の中にあり、表だった宣伝をしている訳ではないが、実は問い合わせが多く、今の時期は一日7時間以上のチャーターを希望される方がほとんど。

ちなみに初日の空港スタートの7時間以上のチャーターの場合はレイをサービスしている。

お客さんからはパスタソースなどたくさん頂いてしまった。
最近の日本のパスタソースは本当に美味い・・・。

さて途中Comp USAに行った時、時間が長かったので私も中でブラブラした。

実はPCカメラが欲しかったので手頃な物を探して、丁度安売りをしていたのがあったので購入してしまった。

今年のクリスマスメールは動画になるかも知れない。

お客さんがダイエーで買い物をしている時に入り口の外で待っていると、やっぱり知り合いに会ってしまった。

最近ここでは誰にも会わない事の方が少ない。

と言うか、最近はどこに行っても知り合いに会ってしまう。

狭いハワイに住んでいる年数が長くなればなるほどこの確率は増えるのだが、お客さんも驚いていた。

朝晩の風が少しひんやりとする。

8月14日

今日はマカプウ岬へトレッキングツアーに行った。

ハワイは3回、5回、10回目のご家族で、お一人はダイアモンドヘッドクラブも3回目。
ノースショアに知り合いが住んでいらっしゃるそうだが、ここの山登りは初めてと言う事だった。

海は紺碧に輝き、空は青く澄渡り、風はしなやかに流れていた。

頂上の展望台からは300度近く水平線を見渡せて、地球が丸いのがよくわかる。

気持ち良く掻いた汗を貿易風で乾かしながら、眼下に青い海を見下ろしながら食べるスパムむすびは最高。

相変わらず人は少ないが、珍しく他に東洋人がいると思ったら、韓国人のグループだった。

夜はマイランでベトナム料理。

今日も生春巻きとエビチリ、シソが無かったのでシソ巻きではなくて牛肉のネギ巻きと、そして特別に魚を料理してもらった。

デザートも色々食べて、マンゴーのサービスも出た。

お腹一杯で幸せ。

8月15日

朝ダウンタウン方面に3分の1ほどの虹が見えた。

今日はスカイダイビングツアー。

大阪の女性3人組みで賑やかなツアーだった。

実は今日のお客さんも私の事を50代の男性だと思っていたそうで、朝から驚かれていた。

メールの文章がオヤジ臭いのかな?

スカイダイビングは皆さん初めてと言う事でドキドキがこちらにも伝わってくる様だったが、地上講習のビデオなど見終える頃には順番が来て、最高のスカイダイビング日和の中、空の散歩に出かけられた。

20分後、予想通りの最高の笑顔で戻られたお客さんは、また来年もやりたいとおっしゃっていた。

その後ハレイワに行き、一時解散。

私はL&Lドライブインでビーフ・テリ・サイミンを食べた。

帰りにドールプランテーションに寄った後は、リクエストでホノルルのダウンタウンにドロップオフだった。

ハラヴァのインターチェンジはレインボーシャワーが満開だった。

夜は日本から来ている友達と「山源」でエビ天丼を食べた。

とても美味しいのだが、エビも大きくご飯もたくさんで、友達は量が多いのにも驚いていた。

風が少し弱くなった。

8月16日

今日もチャーター。

ラニカイビーチで泳ぎたいと言う事だったのだが、ホノルルは朝から高い雲が出ていて、パリ・ハイウィを抜けても空の色は薄いグレーだった。

湿度も少し高く、蒸し暑い。

カイルア・ビーチでちょっと休憩して、ウィンドワード・サイドを北上することにした。

カネオヘの遥か沖には雲の切れ間から青空が見えていたが、陸地に陽が差す様子はなかった。

クアロア・パークでまた少し休憩して、PCC(ポリネシアン・カルチャー・センター)のあるライエを散策する事になった。

フードランドのあるライエ・ショッピングセンターの向かい側を海に向かって入って行くと、ライエ岬がある。

特に珍しい物があるわけではないのだが、小さな島がいくつか見え、溶岩の流れた跡のままに磯がある。

次に少し先のフキラウ・ビーチに行った。

PCCが出来る前に、観光客相手にポリネシアンショーをやっていた場所で、静かなビーチにローカルが遊んでいた。

目の前にあるゴート・アイランドは干潮時には歩いて渡れるそうだが、私はまだ行った事がない。

実はそう言ったツアーをやって欲しいと言うリクエストを受けた事がある。

干潮時のみと言うのがツアーには難しいが、一度は渡ってみたいと思う。

その後タートルベイ・ヒルトンで少し休憩後、ハレイワの「ピザ・ボブス」でランチを食べた。

のんびりし過ぎてサークルアイランドやノースツアーなどではあまり使わない店だが、なかなか美味しい物がある。

アヒ・カツ・バーガーはわさび風味のマヨネーズソースがかかったマグロの揚げ物のハンバーガーで、正直美味しい。

実は私はクアアイナのアボガドバーガーよりも好き。

食後にマツモト・シェイブアイスに行くと、2代目オーナーのスタン・マツモトがいたので立ち話。

今日のお客さんはスタンも、スタンの日本人の奥さんもご存知という事で驚いた。

パイナップル畑では花と小さな実をお見せした。
その愛くるしさにはとても喜ばれていた。

H-2フリーウェイからパールハーバーが見えてくる頃には、南側の雲も切れ始めていたので、ワイキキに戻る前にダイアモンドヘッド・ビーチのルックアウトに寄った。

今日はサーフィンよりもウィンド・サーファーばかりが見えた。

今日のお客さんもダイアモンドヘッドクラブは既に3度目で、気持ち良く吹いてきた貿易風の中、前回の時のお話しなどしながら夕方の時間をここで過ごした。

和歌山の「ごまどうふ」と言うのを頂いたのだが、これマジで美味しい。

風が上がってきた。

8月17日

朝はホノルル空港にお見送りだった。

常連さんで、今回もチャーターや手配のツアーなどをたくさん入れていただき、お土産もたくさん頂いてしまったので、サービス。

昨日の雲も無くなり爽やかな空が広がっていた。

このお客さんに頂いた物に、使い捨てライターがある。

実は大分慣れたお客さんには時々頼んでしまう事があるのだが、日本の使い捨てライターは使い易く、煙草の辞められない私としてはとても重宝する。

アメリカの使い捨てライターには「チャイルド・プルーフ」と言って、小さい子供がいたずらしても間違って火が点かないような仕掛けが付いている。

小さなスウィッチがあったり、強く押し込まないと石が擦れないようになっているのだ。

訴訟の国アメリカで、子供がライターで遊んだ事が火事の原因となり、ライター会社が訴えられてからこれが法律化されたのだろうと言う理由は簡単に察しがつくが、別名「ストューピッド・プルーフ」と言って、こんな物は要らないと言うのが大方の意見。

しかしアメリカで販売されるライターには(使い捨てのみ)こんなものが付いているので、風が吹いたりして火が点きにくいととても面倒臭い。

で、時々日本のお客さんとライターの交換をする事があった。

日本の方にとってみると、逆にアメリカのライターはこの仕掛けがちょっと珍しいので、日本に帰ってからお土産にもなってしまうのだ。

私にとってはとても使い易い。

アメリカの友達は、私がいつも使い易い日本のライターを持っている事を珍しがったが、更に別の現象が起きた。

いくら使い捨てのライターでも、買ったばかりのような物を交換していただくのは少し気が引けるので、景品のようなライターを持っているお客さんがいた時に頼む様にしていた。

パチンコ屋さんの新装開店とか、飲み屋さんの販売促進用のライターの事である。

日本から友達が来る時にも頼む事があるが、わざわざ買って来てもらうのも悪いので、もらい物が家にあったらと言う事でお願いすると、やはり販売促進用のライターが来ることが多い。

で、こう言うライターには必ず宣伝文句が書いてあるが、そこに書いてある漢字やいい加減な英語がアメリカ人に受けるのである。

さらにハワイ在住の日本人の友達からは、市外局番無しの電話番号に店の名前だけが印刷された使い捨てライターを「渋い」と言われる。

そんな話しを前回した為、今日のお客さんはそう言った販促用のライターを色々と持ってきて下さったのだ。

今回も「渋い」物が多い。

ただし一応飛行機には大量のライターを持ち込む事が出来ないので、時々空港で没収されてしまったなんて言う話しもある。

スーツケースに入れるとX線検査で出される事がある。

手荷物に、しかも複数の場合は別の場所にバラした方が良い??

トレードウィンドが強くなってきた。

8月18日

夕方、隣のUBUちゃんが遊びに来た。

前回大雑把にチェックしていたので、今日は隅々まで入り込んでチェックして行った。

写真を小出しにUPします。





8月19日

今日はサークルアイランドツアー。

WAI WAI HAWAIIのメーリングリストからのお客さんで、ハワイは昨年に続き2度目のご家族。

今までハワイには興味がなかったのだが、去年来てみて「結構楽しいな」と思われて、私のツアーに参加してくださった。

ワイキキを出る時は雲が多かったが、東側を北上するにつれて明るくなってきた。

日曜という事で、ワイマナロ、クアロア、ハレイワとローカルのパーティーのテントがあちこちで見られた。

H-2フリーウェイからパールハーバーが見える頃にはすっかりと晴れ渡った空が広がっていたが、海外経験の豊富な皆さんは喜んでいただけたであろうか?

一度戻って夕方出掛けるときに、つい足を止めてカメラを持ってきてしまった夕焼けが見れた。

UBUの写真と共にUPします。








8月20日

毎週配達されるフリーペーパーの「アイランド・ウィークリー」にこんな特集があった。

「ネット上で時間を無駄にする50のサイト」

下らないと思うか、時間潰しになると思うか、嵌ってしまうかはその人次第だが、上位の中からちょっと面白そうな物をご紹介。

http://fearthis.com

フェア・ディス・ドットコム
これは有名人の写真をイタズラするサイト。
マウスで引っ張る。
私がSportsのカテゴリーに行くと、レイカースのシャキール・オニールが出てきたが、最後には全く誰かわからなくなった・・・。
(人間でもなくなった・・・。)

http://www.soundamerica.com

サウンドアメリカ・ドットコム
これはテレビや映画の効果音やテーマソングなどを集めたサイト。
Star Warsには泣かされた。

http://solitairecentral.com

ソリティア・セントラル・ドットコム
どんなコンピュータをお持ちでも遊べますと言うのが歌い文句のゲームサイト。

http://www.hotornot.com

ホット・オア・ノット・ドットコム
新聞や雑誌に出た人物の写真を判定するサイト。
自分の写真も判定してもらえるらしい・・・。

http://flingthecow.com

フライング・カウ・ドットコム
牛を飛ばして的に当てるゲームサイト。
何故か嵌る・・・。

夕方UH方面に半分の虹が出ていた。
夜はシャワーが降った。

8月21日

今日はご家族をノースショアツアーにお連れした。

ワイキキを出る時にマノアの方から貿易風に乗ってシャワーがさっと降ったが、H-1フリーウェイに入るとノース方面の空は明るかった。

ハレイワ・アリイ・ビーチに着くと、スキューバダイバーが二人海に入っていこうとしていたが、ビーチにいたのは一人。

平日と言うこともあるが、先週までの賑わいは嘘の様に静か。

タウンに移動してもやはり観光客の姿は少なく、ちょっと驚いた。

ミニ・マヒをL&Lで食べた後、ノースショア・マーケットプレースのいつもの木陰に車を停める。

最初は風が強く、モンキーポッドの木が鳴る音を聞きながら読書がはかどった。

ローカルが話しかけてきて、お喋りをしていると風が弱くなってきた。

薄雲が出て来てとても気持ちの良い気温だった。

もう一度本を読もうと思っていたらいつのまにかうたた寝してた。

ガラス細工の店、オーシャンズ・イン・グラスのキースが話しかけてきて、閑散としたノースの雰囲気に、彼も仕事が乗らないと言っていた。

今日はカメをあと5つ作ったら帰ると言っていた。

ドール・プランテーションも暇そうだった。

ハワイアン・キルトのコーナーのコラちゃんとナオミちゃんは美味しいレストランの話しに夢中だった。

マウイ・ダイバース・ジュエリーのディーノは来月からワイキキのインターナショナル・マーケット・プレースで働くのだそうだ。

何やるの?と聞いて見ると、店は違うが今と同じように真珠を売る仕事なのだそうだ。

なんとUHに通う日本人の彼女がいるそうだ。

ワイキキに戻るとやはりまだ人は多かったが、今年のお盆は日本人が少なく、アメリカ人が多いというのが印象だった。

夜風も気持ちがイイ。

8月22日

夕方ノースショアのあっちゃんの家に遊びに行った。

パシフィック・スカイダイビング・センターではよく会うが、プライベートで会うのは久しぶりだった。

最近オーシャンフロントの家に引っ越しをしたと言うのでチェックしてみたかった。

家を出るとモイリイリには大きなダブルレインボーが架かっていて、風も気持ちが良かったが、H-1フリーウェイに入ると夕方の渋滞はまだ終わっておらず、モクレイアまで一時間半もかかってしまった。

職場であるディリンハム飛行場のゲートの斜め前で、裏にある庭の目の前が海と言う最高のロケーション。

家の中と言わず外と言わず、ゲッコーが時々ちょろちょろしてる。

家の前のファーリントン・ハイウェイは本当に時々車が通るだけで、波の音と椰子の木のざわめきが気持ちよかった。

この前に住んでいたアパートは、ハレイワから少しカエナ岬よりの海側にあるセメント・シティと言う場所で、実は私も前に同じアパートにいた事がある。

しかしそこはハワイのインターネットの最高速プロバイダであるオシアニック・ケーブルのロードランナーが入らず、パソコン好きのご夫婦は前から引っ越しを希望していた。

今度の家は一軒家で、表にはピンク・プルメリア、チャイニーズ・ファンパームとバナナの木が数本あり、裏の庭には芝生が敷かれ、ピカケの垣根とココナッツパームがある。

家の中は貿易風が吹きぬけ、冬場の波の強い日には、ノースの大波が直接家の屋根の上までかかると言う、まさにハワイのエネルギーを浴びまくっている羨ましい家だった。

ま、住んでいる当人達は窓ガラスにこびりついた塩が取れないとか、アリの行列が出るとか、色々不満もあるようなのだが、私はこんな良い場所は無いと思った。

そんな話しをしていると、突然エマージェンシー・ビークルのけたたましいサイレンが聞こえてきた。

私の住むマキキには病院が複数あるので、アンビュランスのサイレンは日常茶飯事。
しかし滅多にエマージェンシーなど無いモクレイアでは、あっちゃんも奥さんも何事かとそわそわし始めた。

車は消防車で、家のすぐ前で停車した。

慌てて外へ出ると、飛行場の中へ入っていく。

もしや火事!
という不安がよぎるが、スカイダイビングのオペレーション会社が並ぶ前を通りすぎ、更に先の林の方へ消防車は入って行った。

真っ黒な行く先にはパトカーの青いライトもいくつか見えた。

そして後を追う様に救急車がゲートから飛行場に入った。

この頃には近所の住民がぞろぞろ出てきた。

住民と言ってもこの辺りはスカイダイブ関係者が多い。

ローカルで、スカイダイブセンターのパッカー(パラシュートを畳む職人)のカマルがいつのまにか現れたほかのローカル達と車で中に入って行った。

これで後は彼が帰ってきたら話しを聞こうと言うことで皆家に引き揚げた。

明日は久しぶりに夫婦揃ってお休みだと言うあっちゃんが部屋を一つ提供してくれたので、私もノースショアでバケーションをとる事にして、波の音を聞きながら一泊した。

8月23日

朝のノースショアはとても良いお天気だった。

スカイダイブはお客サンが少ないのか、飛行機の音も少なかったが、モクレイアの海を眺めながらあっちゃん達と寛いだ朝を過ごした。

昼前には、仕事を終えたスカイダイブセンターのパッカーのケビンが顔を出した。

風が出てきたのでカイトサーフィンに出ると言う。

最近、モクレイアのスカイダイバー達の間ではカイトサーフィンが流行っているのだ。

あっちゃんも嵌っていて、家の目の前がポイント。

すると海の様子を見に来たケビンが何かを見付けた。

私には所々に白波が立っているのしか見えなかったが、ケビンはかなり遠くを指差して目を凝らしている。

ゴミが浮いている訳でも無く、人が潜っているのでもない。

地上から、1500メートルで開いたパラシュートの開き具合がはっきりと見えるハワイアンのケビンはそれがサメだと言う。

そう言えば、昨晩のテレビのローカルニュースでは西側のワイアナエからヨコハマベイにかけてサメが目撃されたと言っていた。

どうやらカエナ岬を回ってノースに現れたらしい。

ノースには元々サメがいるのだが、普段はもっと沖にいる。

これを見てビックリしたあっちゃんは、今日のカイトサーフィンを取り止めた。

昨晩ディリンハム飛行場で起きた事を確かめ様と、カマルの家に行くと、ハウスメイトでタンデムインストラクターのバンディがいて、話してくれた。

どうやら飛行場の奥にある直線道路で、ゲートが閉まる前にレースをしているローカルの若者連中がいるらしく、そこで事故が起きて一人が車から投げ出され、頭から血を流したので救急車が呼ばれたらしい。

カマルの知り合いだった様なのだが、病院に運ばれた怪我人がその後どうなっているのかはわからないそうだ。

無事を祈りたい。

私も色々とやる事があったので、お昼過ぎにはノースを出て家に向かった。

モクレイアからワヒアワのH-2フリーウェイに向かうには99号線:カメハメハ・ハイウェイを行くか、803号線:カウコナフア・ロードを使うかなのだが、ほとんどのツアーでは途中にドールプランテーションのあるカメハメハ・ハイウェイを利用している。

しかしスカイダイビングに行く場合は、少しだけ近道となる803号線、通称スネーク・ロードを降りて行く。

今日は久しぶりにこの道を逆方向に走った。

赤土で真っ赤になった道路の両側は試験農場があったり、収穫予定のない立ち枯れしたサトウキビ畑があったりと、田舎の風景。

パイナップル畑が見えてくると、空の青さと所々に浮かんだ雲の白さが目にまぶしかった。

H-2フリーウェイに入ると、すぐに両側の土手の上にピンクのハイビスカスが咲き乱れている。

まだ空いているフリーウェイを気持ち良く運転してホノルルに戻ると、街の気温は少し高かった。

帰って洗濯をした。

年末年始のご予約が3つも入ってきた。

8月24日

今日はノースショアツアー。

北海道からのお客さんで、甘いお菓子とお酒のおつまみのお土産を頂いてしまった。(Big Mahalo!)

ハワイは昨年に続き2度目で、やはり今までは「ハワイなんて・・・」と思っていたのが、前回で興味を持ってしまったらしい。

最初にハレイワ・アリイ・ビーチパークに行くと、日本人のスキューバダイビングの会社のバンが止まっていた。
ここはライセンスコースの実習で使われる事が多いのだ。

ビーチには他に人はなく、とても静かだった。

その後ハレイワ・タウンに移動して散策の時間。

今日もハレイワは閑散としていた。

ランチのリクエストがあったので、途中でプレートランチを仕込み、お客さんが戻ってきたところで再びビーチ・パークに戻る。

平日と言うこともあり、ビーチパークも人は無く、ちょっと寂しいくらいだった。

さっと霧のようなシャワーが通って行ったが、その後は芝生の匂いが貿易風に混ざって気持ち良かった。

お客さんにはランチの後にまたしばらくビーチでのんびりしていただいた。

パークサイドの民家にたくさん実をつけていたマンゴーは、ほとんど収穫されてしまった様だ。

ドールプランテーションに移動する頃には、ハレイワの街も観光客で少し賑わっていた。

ドールはまだアメリカ人観光客のレンタカーが目立った。

金曜と言うことで帰りのフリーウェイは少し渋滞したが、9月に入って学生が戻ってくるとこれが更に激しくなるのだろう。

さて、夜はマキキに住む友人のチルちゃんの家に下宿中のA君と、その友達B君、C君と会った。

ワイキキのコンドに部屋を借りているB君、C君の所にA君も一緒にいると言う事で迎えに行ったが、夏休みと金曜の夜の混雑のワイキキを抜け出してハワイカイに向かった。

数週間滞在しているB君、C君だけでなく、ハワイに1ヶ月以上いるA君まで、フリーウェイに乗ると、初めての観光客の様にはしゃいでいた。

足はバスばかりで、ほとんど遠出はしていないらしく、車に乗るのが久しぶりだったそうだ。

ハワイカイ・タウンセンターに行き、「BALE」でハウス・スペシャル・シーフード・フォーを食べた。

私はランチで時々食べるのだが、彼等は初めてのベトナム料理の味に驚いていた。

その後マキキに戻り、私の話しが聞きたいと言う若者達(21、21、20歳)を我が家に招待したのだが、途中で潰れる奴はいるわでナンだか大変だった。

最近の若い奴はだらしないなぁと言うのが正直な感想だった。

湿度が上がってきた。

8月25日

久しぶりに乗馬のツアー。

まだ夏休み中という事で、小さなお子さんを含む4組14名をワイキキの4つのホテルでピックアップ。

ダイアモンドヘッドクラブのオリジナルツアーではミニバンを使うので、ホテルは普段1つか2つ。

しかし前の会社で大きなバンを運転していた頃は、このように4つや5つのホテルを回る事は珍しくなかった。

最も効率よく時間通りにピックアップできるかが腕の見せ所。

勿論これは色々な条件によって多少時間がかかってしまう事もあるが、今日はとてもスムースに行った。

ただ、マリオットホテルの1階の工事が始まり階段を探すのにちょっと手間取った。

さて今日はまずハナウマ湾。

夏休みの混雑でハナウマ湾が一杯になり、時間が遅いとライセンスを持ったタクシーでも入れ無くなる事があるのだそうで、通常よりも早いピックアップだった。

お客さんをココマリーナにドロップオフした後、コレア牧場に向かう。

朝方シャワーが降り少し湿度の高かったワイキキや南側に比べ、ワイマナロは風が乾いていて海の色もとても美しかった。

ランチ・バーベキューの準備をするとハワイカイに戻り、早めのお昼をタコ・ベルで取って、ココマリーナで顔見知り達と駄弁った。

外が騒がしくなったので見に行くと、ココマリーナではキッズ・フェアが開かれていて、子供だらけだった。

ハナウマ湾から戻ってきたお客さん達をワイマナロにお連れして、本来はココでランチだが、戻ってきた時間が遅くなったのに対し、乗馬の時間はちょっと早目だと言う事で先に乗馬に行く事にした。

久しぶりに雌馬のモミちゃんに跨りインストラクション。

トレイルに出れない小さなお子さんを一人アリーナの中で馬に乗せて、その後はランチの準備。

猫のマカがやってきて、訴える様に「ミャー」と言って尻尾を絡ませてきたが、忙しい時間で構っていられず、しばらくするといなくなっていた。

それに引き換え犬のレアはお客さんが乗馬から戻ってくるのを待っていたかのように現れて、毎回私が「ココの動物にはエサは与えないで下さい」と言っているのだが、お客さんのすぐ横でヨダレを垂らしていた。

夕方のホノルルはとても蒸し暑かったが、夜遅くなって風が涼しくなった。

8月26日

朝からとっても良いお天気だった。

今日は新婚さんを連れてサークルアイランドツアー。

7年越しの恋を実らせたカップルは東京のAloha Cafeからのご紹介で(Big Mahalo!)、共にハワイは初めてだった。

昨晩はナイト・ヘリコプターに参加され、夜のワイキキを見下ろして気持ちが良かったそうだ。

サーフィンもすると言うご主人は波の様子が気になっていた様だが、ダイアモンドヘッドは2フィートほど。
しかしとても形が良かった。

ココヘッドを上がりハナウマ湾の入り口を過ぎると、水平線にモロカイ、マウイ島とビッグ・アイランドまではっきりと見えた。

サンディービーチは海も砂も眩しく、早速写真撮影。

幼稚園で「もも組み」の先生をしていると言う奥さんは、後ろの原っぱで上がっていたスキューバダイバーの形をしたカイトにウケていた。

マカプウの海は青く透き通っていて、海からの貿易風もとても気持ちが良かった。

ワイマナロでは足を水に付けて、日曜にしては空いていたビーチを楽しんでいた。

また、私がビーチで集めてきたククイの実に興味を持ち、ご自分でも探されていた。

スモウ・コネクションに行くと、曙の銅像が金ぴかになっていてビックリした。

ジャニスお母さんは最近小さな赤ちゃんの世話をしている事があるので聞いてみると、事情があるらしいが、育ての親なのだそうだ。

奥さんが子供を抱かせてもらうと、お母さんが笑顔で言ったのは、「ハネムーン・ベイビー作りなさい」だった。

その後の東海岸のドライブも気持ち良く、クアロア・パークで一度休憩。

タートルベイを回ってサンセットビーチでは、砂の美しさに感激されて記念に少し持ち帰っていた。

ノースにも2フィートほどの波が出ていて、ローカル・サーファー達がどこのビーチにもいた。

さて、カフクの屋台のエビが美味しいという情報を日本から持ってきていてリクエストされたのだが、実は屋台のエビはローカルはほとんど食べない。

タダでさえ周りにフルーツの木の多い場所はゴキブリ以外にも虫が多く、屋台の裏側がどうなっているか知っている為だ。

実際にお腹を壊す人も多く、私も同じ店で2度連続壊した事もある。

で、エビのリクエストがあるときには「シュリンプ・カレー」のプレートランチをハレイワで食べる事にしている。

プリプリの大きなエビが3匹、大きなニンジンとジャガイモの入ったシュリンプ・カレーにはやはりスクープのライスとマック・サラダが付く。

その後のハレイワ・タウンの散策も、ドール・プランテーションもまだまだ時間が欲しいと言う事だったが、サークルアイランドはダイジェスト的にオアフ島を見ていただくので、次回の参考になれば嬉しい。

ノースショアツアーやビーチピクニックなど、次回の話しも出て、ハワイを気に入って下さったようで安心した。

明日はスキューバダイビングでハナウマ湾沖に潜り、夜は再び私がナイトドライブにお連れする事になている。


夜、イギリスに住んでいる友人ケニーと電話をした。

ケニーと言ってもバリバリの日本人で、仕事関係で8年ほどのアメリカ生活の後、現在はイギリスに駐在している。

彼とは小・中・高に予備校まで一緒だった仲で、Eメールやインスタント・メッセージなども使って交流しているが、電話代の安くなってきた最近は勿論、私が最初にLAに行った17年前も手紙で近況を知らせあっていた。

実は我々の小学校のミニクラス会が週末に開かれ、昔はどちらかが幹事をやっていた集まりに対して、出席出来ない外国組みとして気にしていたのだ。

前回は私がクラス会の会場に電話をして様子を聞いたのだが、今回はケニーが電話をしてくれた。

そんな話しを聞きながら、来年はやっぱり久しぶりに日本に帰りたくなった。

家の前のピンクテコマが咲いた。

8月27日

今朝のホノルルは雲が多かった。

東の空には青色が見えるが、これから晴れる事を期待してサークルアイランド。

今日のお客さんはご家族で、日本にネコを3匹も飼っていらっしゃるそうだ。

ハワイは5度目なのだが、今までなかなかワイキキを出られなかったとの事で、裏オアフにはとても興味津々のご様子だった。

最初のサンディービーチではほとんど人がおらず、鳥の足跡だけが砂に残っていたが、雲が多く、しかも時々南の方から風が巻いて来ていた。

マカプウに回ると貿易風も感じられたが、湿度が高い。

ワイマナロに着くと晴れ間も出て来て、ベロウズ・ビーチの海は輝いていた。

いつもの様にラグを引いてグアバ・ジュースをサービスしていると、お天気雨が降ってきた。

上空は南寄の風があるらしく、後ろのコオラウ山脈に架かった雲からシャワーが流れてきた様だ。

さっと濡れたが、曙のお母さんのお店で5分もいると、空調のおかげですぐ乾いた。

ジャニスお母さんは来月日本に行く為に、切れていたパスポートの申請用紙を書いていた。

雨の多いはずのウィンドワード・サイドを北上している間は、晴れたり曇ったりで、トレードウィンドも吹いていた。

ノースに入るとワイパーをつけたり消したりが続き、ランチの事を心配し始めた。

ハレイワ・アリイビーチ・パークに到着した時はほんのパラパラ程度で、モンキーポッドの下なら問題無いと思っていたのだが、プレートランチを仕入れて戻るとかなり本降りになってしまって、結局L&Lドライブインに皆で戻った。

しかも全員ほぼずぶ濡れ状態だった。

実はワイマナロで濡れた時に、「ハワイの雨は美容にイイんですよ」という説明をしていたので、誰も気にせずそのまま食事。

実際に東京などで雨に濡れたら白いTシャツが黒くなってしまうが、ハワイでは匂いさえ付かない。

しかし8月にこんな雨が降るとは思わなかった。

食事が終わる頃には小降りになったので、傘をお貸ししてハレイワの町を散策していただいた。

すぐに雨は止み、晴れ間も覗いてきた。

お客さんが戻ってくる頃には皆さんの服も乾いていた。

パイナップル畑では再びシャワーに会ったが、ロール・プランテーションではまた晴れた。

その後はほとんど濡れる事は無く、ワイキキに近づくとシャワーの降った形跡さえ無かった。

日記を読んだと言うお客さんからライターを頂いてしまった(Big Mahalo!)。

その後車を洗って、タイムスのうなぎ弁当食べて、ナイトドライブツアー。

お天気を心配したが、雲も少なく、降る気配は無い。

しかし風が止まり物凄く蒸し暑い。

昼間、ハナウマ湾のスキューバダイブでカメを4匹も見たと言うお客さんも、滞在中で今日が一番蒸し暑いとおっしゃっていた。

パールシティの公園は半月に近い明るい月が出ていたが、星も多く見えた。

新婚さんに付き、説明の後は二人の時間を作ってあげた。

二人は流れ星を見付けたそうだ。

ハワイで作った素敵な思い出が、二人の中にずっと残って、またハワイに来てくれたら嬉しい。

8月28日

今日は朝から、溜まったペーパー・ワーク。

外は随分良いお天気になったが、風が弱く蒸し暑い。

昼過ぎに、ハレイワに用事があったので行き、帰りにモクレイアまで足を伸ばしてあっちゃんの家に遊びに行った。

ノースは風があって涼しかった。

カエナ岬の方に西日が落ちて行き、ファーリントン・ハイウェイをオレンジ色に染めていた。

小さなプルメリアが二つ咲いていた。



8月29日

マッカリー・ショッピングセンターにあったセブン・イレブンがいつのまにか無くなっていた。

7年ほど前にいた会社では、この上のチャイニーズ・レストランの「フーエン」にお客さんをお連れしてその後タンタラスの丘に行く「中華料理とタンタラス」というツアーでよく来ていたが、セブン・イレブンもワイキキに入る前にちょっと休憩する場所として使っていた。

しばらく行かないうちに無くなってしまったのだ。

セブン・イレブンと言えば、ハレイワのは、前はマクドナルドの隣にあったのが、今はウィード・サークルと呼ばれるジャンクションに近いガス・ステーションと一緒になってしまった。

ナンだか時間の止まった様なハワイでも、実はあちこちで微妙に変化している。

プナルウの道路工事はやる気があるんだか、いつも同じところを掘り返している様にしか見えないのだが、H-1フリーウェイ、ココヘッド・バウンドの23番:プナホウ出口の工事はほぼ終了して車線が増えてとても降り易くなった。

ワイキキはカラカウアの工事は終了したが、あのガタガタのクヒオ・アベニューを何とかして欲しい。

そう言えばカラニアナオレ・ハイウェイが拡張工事をしていた時の渋滞は半端じゃ無かった。

当時はココ・マリーナに行く事が多く、今なら20分で帰れるワイキキが1時間以上なんて事もあった。

マカハの工事も長かった。
サークルアイランドの2度目の客さんを、ノースショア経由でクニア・ロードを降りてヨコハマ・ベイに向かった時は、さすがに冷房入れちゃおうかと思うくらい、渋滞の中を西に傾きかけた太陽を浴びた。

綺麗な道路の方が走り易いのは事実なのだが、道路が綺麗になると全体のスピードが上がるのだ。

車線の多い通りなら良いが、渋滞の原因にはなりたく無いのでカレント・ストリームに合わせるが、実はハワイは法定速度ぎりぎりで走った方が楽しく運転できるのである。

レンタカーなど、時々かなり遅い速度でのろのろ走って渋滞を作っている事があるが、そんな時は一度路肩に停めて後ろを先にやり過ごして欲しい。

今日はナンだか取り留めが無かった。

風が弱くて暑い。

8月30日

2組のお客さんをサークルアイランドにお連れした。

どちらもご姉妹で、ハワイ歴は1回から5回以上とバラバラだが、皆さん裏オアフをご覧になるのは初めてと言う事だった。

トレードウィンドも気持ち良く、晴れ間も広がり良いお天気だった。

キラキラと砂の光るサンディビーチで既に皆さん感激されていたが、マカプウのルックアウトで透き通った海を見下ろしながら、「ここからは東側の海岸線のドライブです。」と言うと目を輝かせていらした。

ベローズビーチではアメリカ人のツアー客が相変わらず子供の様にはしゃいでいたが、他にほとんど人はおらず、白い砂が眩しかった。

クアロアパークも韓国と中国のツアーはいるが、日本のツアーは他に全く見えない。

お土産屋さんが無いからだ。

エメラルドブルーに輝く海はとても綺麗だった。

気温も上がってきてシラサギ達が木陰に集まっていた。

ノースに回り、サンセットビーチは白人が多く、ワイメアビーチはローカルが多いいつもの状況だった。

ハレイワでスキューバダイビングのグループが丁度シャワーを浴びていた。

友達のダニヤンとお客さんで、これからL&Lドライブインでランチだと言う。

私もお客さんをマツモト・シェイブアイスの駐車場でドロップしてL&Lに行った。

この所WAI WAIの鍋会に顔を出していないので様子を聞くと、昨日は10人ほどだったそうだ。

その後ドールプランテーションで少しのんびりしてしまって、帰りのフリーウェイの渋滞はいつもよりちょっと酷かった。

ワイキキに近くなってきた頃になって、お客さんから色々と質問が出た。

楽しそうに仕事をしている私がどうしてハワイに来て、どの様にこの仕事を始めたのかが気になったようだ。

実はお一人は昨年にナイトドライブに参加された事のある、ダイアモンドヘッドクラブのリピーターでもあったのだが、他の皆さんもまたいらしてくれるだろうか?

月が大分丸くなってきた。

8月31日

今週4度目のサークルアイランド。

朝からトレードウィンドが強い。

新婚旅行以来2度目のご両親と、ハワイは初めての娘さんと言うご家族。

コオラウ山脈には雨雲が架かっていたが、ハレイワまでシャワーには遭わなかった。

今日も特に東側の海が綺麗だった。

ノースの海は穏やかで、ワイメアビーチはローカルで賑わっていた。

ハレイワ・アリイ・ビーチパークでのランチタイムは風が少しきつかったが、ミニサイズのプレートランチの大きさに驚きながら、リラックスしていただいた。

ドール・プランテーションに向かう途中からシャーワーが降りだし、ワヒアワでH-2フリーウェイに乗ると一時はスコールになった。

パールハーバーが見えてくる頃には小降りになったが、H-1の空港からの合流前で渋滞に捕まった。

金曜という事でかなりのノロノロ。

「この木ナンの木」のモアナルア・ガーデンの横では完全に徐行になり、取り敢えず目に付いた物は全て説明をした。

最近はサークルアイランドの行程中にあるどこの信号で止まっても、付近の木や花を説明出来る様になってきた。

しかしフリーウェイで渋滞してしまうとネタが切れそうになるが、今日は綺麗な虹が見えて、皆さんとても嬉しそうだった。

ホテルに戻ったのは1時間もオーバーしてしまったのだが、チップを頂いてしまった。

私もさすがに疲れて食事を作る気が起きず、「Sanoya」で五目ヤキソバを買って帰った。

明日は少しゆっくりしたい。

夜風が気持ち良い


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