ハワイ日記2001年6月



6月1日

今日はトレッキングツアーの新しいコースの下見でマキキのトレイルに登った。

ループ状のコースを資料を見ながら進んだのだが(PIKIさんBig Mahalo!)途中で迷い、ようやく見つけたパスを進んで元の場所に戻ったのだが、迷った分のロスタイムがあったにもかかわらず時間通りに到着してしまったので、どうやら端折って来てしまったらしい。

多少の泥道はあったが全体的にはドライなトレイルで、歩き易かった。

ジンジャーの草むらはあったが花は無く、ちょっと色取りには乏しい感じがしたが、時期によっては花も多いかもしれない。

ウグイスを初め鳥は多くジャングルムードも満点で、ここはツアーのコースにしたいと思った。

沢が近くにあってせせらぎの音も気持ち良く、時期によってはグアバやマンゴーも食べられるかもしれない。

もう一度登ってみてツアーにしたい。

ところでマノアのトレッキングが日本の旅行雑誌で取り上げられるかもしれない。

昨今のトレッキングブームで、弱小のダイアモンドヘッドクラブももしかしたら脚光を浴びるかもしれない。

今年の夏は山登りの夏かな?

6月2日

6月1日のTUBE DAYのイベントとして、ワイキキのクヒオビーチでフリーコンサートが開かれている。

昨年はアロハ・スタジアムでコンサートを行なった日本のバンドTUBEもこれに参加している。

今日はツアーが無く、ワイキキには行かなかったので様子はわからないが、ローカルミュージシャンも多数出演するそうだが、人ゴミ嫌いの私は行かなかった。

今日はまたいくつかウェブサイトを御紹介したい。

トラディショナル系ハワイアンミュージックを聞けるKINEのウェブラジオに付いては先日記したが、いつのまにか同様のサービスを他のステーションでも始めている。

KCCN(100.3)はコンテンポラリー系ハワイアンミュージックを中心としたステーションだ。
アドレスは以下。

http://www.kccnfm100.com/

KKLV(98.5)はコンテンポラリーハワイアン、レゲエなどノリノリのステーション。

http://www.islandrhythm.fm/livebroadcast.htm

ただしここはまだ工事中。

ハワイ島のラジオステーションのサイトもある。
KWXX(94.7)のアドレスは以下。

http://www.kwxx.com/kwxx/index.shtml

また、Mele.com以外でハワイアンミュージックのCDが購入できるサイトも発見。
日本への発送もやっている様だ。

https://www.buyhawaiianmusic.com/index.shtml

ところでHonolulu's Traffic Camera Systemというのを御存知の方も多いと思う。

ホノルル市内の交通情報を、そのままカメラの画像でウェブ上で伝える物だが、リアルタイムでワイキキを始めとして、88ヶ所の様子が見れる。

カラカウア通りのカパフル交差点でしばらく立っていると、日本からインターネットで見れると言うので、これをやった友人がいたが、私の家のすぐ裏にもこのカメラがあって、日本からもお天気くらいはわかるかもしれない。

http://www.eng.hawaii.edu/Trafficam/index.html

ここの「Pick a Street to View」でBeretania St.を選ぶと、Punahouとの交差点で写っているのはうちのすぐ裏。

ちなみにMcCullyの交差点もすぐ近くで、よく通るのでタイミングが良ければ私の愛車「太郎くん」も見れるかも・・・。

6月3日

昨日のTUBE DAYイベントの関係か、若い女性のグループがワイキキには目立っていたが、昨年ほどではない。

今日はちょっと変則的なツアーで、マカプウ・トレッキングとサークルアイランドのコンビネーション。

マカプウの後にカイルアで泳いで、ハレイワ観光&サンセットという組み合わせは既に何度かやっていて、近くホームページにも「コンビネーション・ツアー」として載せる予定なのだが、今日のお客さんはディナーの予約があるので夕方には戻りたいと言う事でこうなった。

9時にワイキキを出発。
今日もとてもイイお天気だった。

実はおとといハワイで式を挙げたばかりの新婚さんと、式に参列したお友達のグループで、ハワイ歴は10回以上から初めてまでと幅広かった。

まずは山登り。
日曜にもかかわらずカラニアナオレ・ハイウェイの路肩に駐車している車は少なく、マカプウ岬ですれ違ったのも10組くらいだった。

貿易風も気持ち良く、仲の良いグループで、楽しく歩いた。

お客さん達は昨日ワイキキからアラモアナ・ショッピングセンターまで徒歩で往復したそうだが、その時の方が疲れたと言っていた。

下山後ワイマナロのKENEKE'Sでお弁当を仕入れ、ベローズビーチでランチタイム。

ここはローカルで賑わっていたが、上手い具合に一つだけ空いていたピクニック・テーブルを見つけた。

エメラルド・グリーンの海は今日も美しく、少ない時間だったがお客さんは海に飛び込んでいた。

さてここから東側を回り、まずクアロア・パーク。
日本人も含めて珍しくここは人が多かった。

その後はサンセット・ビーチ。
今日は3フィートほどの波が上がっていて、人が一杯だった。

ププケア、ワイメアは波はそれほどでもなかったが、人出は凄かった。
ワイメアの飛びこみ岩も満員状態だった。

やはり少し波の出ていたラニアケアを過ぎてハレイワへ。

ハレイワの街に入ると強いシャワーが降ってきたが、これはすぐに止んで、雨上がりの匂いのするノースショア・マーケット・プレースで休憩。

ポリネシアン・トレジャーズに顔を出すと、ちゃんと印刷したDaiamond Head Club用の割引券を作ってくれていて、それをもらって来た。

店長かオーナーかまだよくわからないのだが、バイロンと言う男がいて、とてもいい奴だ。

またシャワーが降り始めた頃、今度は最後のドール・プランテーションに移動。

今日もまだピラニアの池は見れなかったが、お約束の写真のコーナーでは皆さんよろこんで頂いた。

中のショップでは、新しいアロハシャツが入荷していたのをチェック。
次に行った時に買ってしまおう。

帰りのフリーウェイは週末で大した渋滞も無く、H-1からは虹も見えた。

お客さんをドロップした後、ガスステーションで洗車をして、タイムス・マーケットでうなぎ弁当を買って、家に帰って慌てて食べた。

夜はまたナイトドライブの予定だったのだが、お客さんから電話。

なんと昼間生牡蠣を食べて当たってしまったらしい。

実はハワイの生牡蠣で当たる話しは良く聞くのだ。
胃の丈夫な私は当たった事が無いのだが、デリケートな方は要注意。

とりあえずお客さんも私も後日に変更が可能だったので、今晩は無くなった。

昼間ビデオに撮っていた、NBAのイースタンカンファレンス・ファイナルのゲーム7をゆっくり見た。

6月4日

今日もまずまずのお天気。

マノア・フォールズにトレッキングに行こうと思ってバレーの方を見上げると、雨雲がかかっていた。

とりあえず車を走らせ、トレイルの入り口に到着したところで激しいシャワー。
雨具は持っているが、これでは道がぬかるんで危険。

で、タンタラスの丘の反対側になるマキキのトレイルに向かった。

ここも道は濡れていたが晴れ間も覗いているので、先日完結できなかったマノア・バレー・ループに挑んだ。

雨上がりでやはり多少のぬかるみはあったが、ここは岩や木の根が多く歩きやすい。







あちこちで鳥の鳴き声がするので、鳴き真似しながら歩いていたらシェイマという鳥が出てきた。

ワイキキではなかなか見かけないがとても歌の上手な鳥で、身体は濃紺色、胸の辺りが胡桃色で尻尾が白い。

むかし庭師の仕事をしていた時、レーキで落ち葉の掃除をしているとシェイマが時々出て来て、隠れていた虫を食べる為に、私のすぐ近くの木の上で鳴きながら待っていたのを思い出した。

今日は私の前を先導するかのように、ちょこちょこ出て来ては声を聞かせてくれた。

先日迷った所から更に先へ進む。

途中で何度かシャワーにあった。
ジャングルの中でのシャワーはまた違った趣がある。

小雨模様にもかかわらず6人の人とすれ違った。

今日はルートを完結させた。
ここは新しいトレッキングツアーのコースにしたい。

写真もたくさん撮って来た。
(Photos更新)

汗と雨で大分濡れたので、下山後アラモアナビーチに向かった。

トレイルの入り口から20分ほどで、よく晴れたビーチに着くとすぐに透き通るグリーンの海に飛び込んだ。

夜はイイ月が出た。

6月5日

朝のお天気はまずまずだった。

マノアバレーの上空もそれほど雲が無かったので、昨日登れなかったマノア・フォールズ・トレイルに向かった。

金曜には雑誌の取材が入っていて、またここに来る予定だが、最近トレッキングはマカプウばかりで、数ヶ月マノアには来ていなかったので下見の意味でもある。

駐車場の車も多く今日は問題なさそうだが、一応雨具を持って歩き始めた。







やはり少しぬかるんではいたが、25分ほどでマノアの滝に到着。

すれ違ったのは、アメリカ人観光客とハワイ在住米軍関係者の家族連れらしき人ばかり。

駐車場に引き帰して隣のハワイ大学リヨン樹木園に移動。

レセプションセンターでチェックインをして、トレイルに出ようとしたところでシャワー。

ま、このシャワーは大した事が無かったので、レインコートを着て出発した。

相変わらずここは花が多い。
アンセリウム、ハレコニア、ジンジャーなどの他にも色とりどりの花が目を楽しませてくれる。





20分ほど歩いてアイフアラマの滝に到着。
いつもはショボイ滝もこの数日の雨で水量が増えていた。



ここまでは良かったのだが、戻ってくる途中、今日は一人だったので、ちょっと寄り道して狭いパスに入って行くと、いつのまにか迷ってしまった。

そしてシャワーがレインとなり、とうとうスコールになってしまった。

しばらく大きな木の下で雨宿りをしたが、スコールが激しくなると、もうどこにいても雨は降ってくる。

歩いていたトレイルは川の様になり、一体どっちに行けば良いのかもわからなくなってかなり心細くなった。

しばらくしてもスコールは弱まる気配が無いので、思いきって再び歩き出した。

ジャングルの中で方角もわからず、来た道を戻ろうと思っていたのだが、見覚えの無い分かれ道に出てしまった。

足元を見ると左の方にティーの木が揺れていた。

神様の宿る木が道を教えてくれた。

ようやく見覚えのあるトレイルに出て、しばらく行くと本道に戻れた。

駐車場に戻ると、下半身は靴下からパンツまでずぶ濡れだった。
上半身はレインコートを着ていたが、汗でびっしょり。

そして雷鳴。

マノアの住宅街に降りてきても激しい雷雨が続いていた。

ラジオのウェザーリポートでは「雷雨洪水警報」と言っている。

こう言うのは朝から出して欲しい。

家に帰って熱いシャワーを浴びると、生き返った。

夕方、明日のツアーの仕込みの為にダイエーに行くが、雨はほとんど上がったものの、影響で道路は大渋滞だった。

普段5分で戻れるところを20分かかった。

ところが夜にはそんな渋滞もスコールも嘘の様に無くなり、満月が綺麗に顔を出した。

そしてナイトドライブツアー。

パールシティの公園は気持ちの良い風が吹き、いつもの様に西側にはオレンジ色の街灯が瞬いていた。

写真またまたUP

6月6日

昨日の豪雨はナンと1970年以来の凄いものだったらしい。

H-2フリーウェイでは死傷者が出る交通事故も起きていた。

ニュースでは、なぜ予想がつかなかったか、どうして突然雷雨が発生したかなどを解説していたが、よくもまあそんな時にジャングルで道に迷っていたなぁと自分にも呆れてしまった。

今日は新婚さんを連れてワイマナロへビーチピクニック。

南側に比べて少し雲が残っていたが、貿易風がそのうち雲を飛ばしてくれるだろう。

奥さんはあまり日焼けをしたくないと言う事だったし、木陰の多いベロウズビーチは最適だった。

朝はビーチに7〜8人だったが、途中アメリカ人のツアーが来て、また昼休みの高校生も遊びに来てはしゃいでいた。

BBQ付きのコースだったので、私は到着後から準備を始めた。
ここのビーチの常連の犬、メガとクマがやってきてすぐ近くで寛いでいた。





グリーンの海を背景に、真っ白な砂浜を仲良く散歩から帰ってきたお客さんを見て、BBQに火を起こす。

BBQを楽しみに朝食を抜いてきたと言う、お客さんの言葉にプレッシャーがかかったが、とても喜んでいただけた。



風が強くなってきたので、少し早めにビーチを切り上げて、帰りにカハラ・モールに寄ってシナボンを食べた。

新製品のピーカンボンもなかなか美味しかった。

さて、夜はWAI WAIの鍋会に行くと、また先日のツアーのお客さんとバッタリ会ってしまった。

最近ハワイに遊びに来るリピータはインターネットで色々調べてくるので、WAI WAI HAWAIIとダイアモンドヘッドクラブを全く別に知り、こうしたオフ会でバッタリなんて事が増えているのかもしれない。

6月7日

昼間、来年に日本からの移住を計画していると言う方を連れて、ハラヴァ・ハイツの動物検疫所に行った。

小さな島国のハワイでは、動植物の持ち込みは厳しく制限されていて、犬や猫の場合最低1ヶ月、長いと3ヶ月はここで隔離されるのだ。

自らを「犬バカ」と呼ぶその方は、検疫所の様子を見たり、いくつか質問をしたいという事で、日本で大切にかわいがっている2匹の犬がどんなところに入れられるのか心配していた。

通常一匹ずつ別々のケイジに入れられるのだが、同じ家で飼っていた犬に限って2匹同居が認められているそうだ。

しかしこの場合、毎日飼い主が自ら世話に来る事が義務付けられる。

この方は、普段この検疫所が休みの月曜日にも面会が出来ないかどうかと質問していたくらいで、毎日来る事には何の問題も無いそうだ。

一匹ずつの場合は検疫所の係員が世話をしてくれるので毎日来る必要は無いが、犬にもストレスの溜まるタイプと以外と平気なのがいるそうで、今日も何組かの買い主が面接に訪れていた。

移動が多いせいか、軍関係の家族が目立っていた。

夕方少しシャワーがあったが、夜にはあがり、ナイトドライブツアーに出た。

一昨日の雷雨以来、南西の空に停滞している雷雲が時より稲妻を光らせていたが、パールシティの公園からはこれもまた美しく見えた。

夜景が大好きだと言う新婚旅行の奥さんは、日本での挙式以来続いていた緊張がほぐされたと言って喜んでくださった。

6月8日

久しぶりに取材を受けた。

内容は「マノア・フォールズ・トレッキング」。

取材元はナンと「るるぶ」。

45万部毎年出ている旅行情報紙に、こんな小さな会社が取り上げられてしまうなんてとても光栄である。

朝一番から他の取材で走りまわっていたと言う、レポーターのTさんと、カメラマンのMさんをワイキキでピックアップしてマノアに向かう。

マノア・バレーのかなり奥には少し雲がかかっていたが、トレイルは問題無い。

色々とお話しをしながらトレイルを歩く。

鳥の鳴き声、ワイヒ・ストリームの水の音、竹やぶの竹が鳴る音、そして風の音。
どれもとても気持ちが良かった。

写真もたくさん撮っていた。

やはりすれ違うのはアメリカ人ばかりで、日本人は全く見なかった。

マノアの滝に到着。
「ここは泳げるンですか?」と質問されたが、今日に限って誰も泳いでいない。
「時々泳いでいる人はいますが、ここは水質的には泳がないほうがイイです。」と答えた先からローカルがやってきて、家族で滝壷に入っていた。

時間の関係でリヨン樹木園は入り口の撮影のみ。

来年号が出るのは11月と言う話しだが、果してどの位の記事になるのだろう。

ワイキキでお二人をドロップ・オフして、遅目の昼食をパオアカラニAveの「えぞ菊」で取った。

「えぞ菊」に入ると、ここのTomokoさんに「まぁ、お久しぶり!」と、声を掛けられた。

「えぞ菊」の「中華ラーメン」は好きなのだが、何しろワイキキは車を止めるのが大変なので、久しぶりだった。

カパフルの郵便局に寄ってから帰った。

6月9日

以前ハワイに留学されていた事もあり、ダイアモンドヘッドクラブのお得意様でもあり、こちらのサイトのご愛読者でもあるお客さんとサークルアイランドツアーに出た。

お得意様と言っても提携ツアーの手配ばかりで、オリジナルツアーで実際にお会いするのは初めてだった。

しかし実は数年前に、別のツアーで来ていたココマリーナでたまたま私と話しをして、お客さんは私の事を覚えていたのだが、私は他の会社のお客さんだったと言う事もあり、お顔は覚えが無かったのだ。

さてコオラウ山脈には全体的に雲がかかっていたが、気持ちのよい風が吹く中出発。

ウィンドワード・サイドに出ると、時よりシャワーのぱらつく曇り空になったが、タートルベイを回るとすっかり晴れてきた。

サンセットビーチには全く波は無かったが、カメハメハ・ハイウェイの反対側に新しいトイレとシャワーの施設が出来ていた。

普段は基本的にレンタカーで行動していると言うお客さんも、ツアーに参加して景色をよく見る事が出来、知らない場所も見れたし、色々と私の解説によって新しい知識が付いたと喜んでくださった。

日本で嫌な事があると、ダイアモンドヘッドクラブのホームページにあるフォトギャラリーの「タンタラスの丘から見たダイアモンドヘッド」をいつも見ると言うので、常連さんへのサービスで、今日は最後にタンタラスの丘にお連れした。

かつて留学中にはマキキに住んでいたと言うお客さんは、久しぶりに上がった昼間のタンタラスからの景色に感激されていた。

「絶対またオリジナルツアーに参加します!」と言うお客さんから、たくさんチップを頂いてしまった。

夜はマキキの友人のところでパーティーに参加した。
久しぶりにスコッチ飲み過ぎた。

6月10日

今日は乗馬のツアーの予定だったが、お客さんが無くキャンセル。

しかしコレア牧場からの情報で、ネコのマカが帰って来ていると言う話しだ。
マカ・ファンの皆さんご安心下さい。

さて、郵便局にメールをチェックしに行くと、なんとあの化粧品の「DHC」から試供品が来ていた。

私が請求した覚えは無く、どうして女性用化粧品のサンプルが私に届いたのかさっぱりわからない。

しかし「DHC」の文字があちこちに書いてあるサンプルや、会報を見るとナンだか気持ちがイイ。

うちは勿論Diamond Head Clubの略だが、こちらは一体何の略なのだろう?

この際同じ名前の好でスポンサーになってくれないかなぁ。

6月11日

コオラウ山脈には全体的に雲がかかっていたが、ワイキキは快晴。

今日はハワイ初めてと言うご家族を連れてサークルアイランド・ツアー。

他のハワイ系サイトで「ダイアモンドヘッドクラブの評判が良かったから」と言う事で、ご連絡ををいただいた。

誰かが書き込みをしてくれたらしいが、ウェブ・コミありがとうございます。

さて、サンディービーチは良いサイズの波が出ていた。
ショアブレイクのポイント前のビーチには遊泳禁止の赤旗がずらりと並んではためいていたが、カメハメハ・デーのホリデイの為ローカル・ブギーボーダー達がたくさん入っていた。

マカプウはサイズは小さかった物の、透明な波と戯れるボーダーの姿をルックアウトから見下ろして、正面からトレードウィンドを身体に受けるととても気持ちが良かった。

北西を見上げると、カネオヘやクアロア方面も晴れ渡り、雲は山の上にだけ集まっていた。

ワイマナロでは、ベローズビーチのビーチ・ナウパカも大分花が咲いてきた。
曙のお母さんも元気そうだった。

クアロア・パークは奥のキャンプ場に数多くのテントが見えた。
3連休でキャンプを楽しんでいる人が多いのだろう。

サンセットビーチの波は全く無く、アメリカ人海水浴客で大賑わいだった。

当然ワイメアも海は静かで、飛び込み岩も次々とジャンプする人達が見れた。

ランチはハレイワ・アリイ・ビーチパークのモンキーポッドの木陰のピクニックテーブルで取った。

隣のテーブルの横では大きなローカルのカップルが気持ち良さそうに昼寝をしていた。

ハレイワ・タウンのマツモト・シェイブアイスの前にある、リリウオカラニ・チャーチのゴールドツリーが兆度満開で、カメハメハ・ハイウェイは黄色に染まっていた。

ドールプランテーションでは、先日入荷したアロハシャツを買おうか迷っている所に、フィリピン人のコラがやってきて、「着てみれば?」と。
いつのまにかドレッシング・ルームが出来ていた。

結局2つ買ってしまった。



一日とても良いお天気の中の島一周で、お客さんもとても喜ばれていた。

仕事帰りの夕方、日本から仕事でハワイに来ているAloha Cafeのマスターとちょっとだけお会いした。
またお土産を頂いてしまった。(Big Mahalo!)

その後も家に帰るまでに何ヶ所も行かなければいけない所があり、夜もまた用事があったので、Yama'sでハワイアンフード・プレートを買って食べた。

ハウピア美味しい。

6月12日

今日はコンビネーションツアー。
お客さんはハワイ20回以上と言う大ベテランだった。

最初はマカプウ・トレッキング。
ワイキキを出るとハワイカイ方面に少し雲があったが、山登りには兆度イイ感じ。

連休明けという事でほとんど人は無く、頂上でスパムむすびを食べていると、カージナルが1羽やってきて、「何かくれ〜」とすぐ近くでさえずっていた。

展望台からブルーのマカプウの海を見下ろしていると、貿易風に吹き上げられてシーライフパークのショーの音がかすかに聞こえた。

下山後ワイマナロのKENEKE'Sでお弁当を仕込み、カイルアビーチに行って食べた。

ここは平日の割に人がいたが、いつもの木陰は空いていて、食後に一泳ぎしてから少し寛いだ。

日の陰ってきた3時頃移動開始。

景色の良いH-3からH-1、H-2と走ってワヒアワのドールプランテーションで休憩。

ここに店を出しているマウイ・ダイバース・ジュエリーのShizukoさんがとっても上機嫌だったので聞いてみると、もっと給料のイイ仕事が見つかってここを辞めるそうだ。

ちょっと寂しい。

さて続いてはハレイワ。

久しぶりのハレイワでゆっくり見たかったと言うお客さんが散策の間、私は車の中でちょっと昼寝。

モンキーポッドツリーが風に揺れる音が気持ち良かった。

7時前にサンセットビーチに移動。

日の沈む水平線には少し雲がかかり、残念ながら日没の瞬間は見れなかったが、刻一刻と色の変わる雲は美しく鮮やかだった。

今の時期は日没の時間が遅く、お腹も空いてきたので、ハレイワで軽く夕食をとってから街に戻った。

今回はオアフの前にマウイにステイしていたと言うお客さんも、帰りに見える夜景だけはオアフならではと喜んでくださった。

6月13日

平均年齢59歳というグループをクリオウオウ・リッジ・トレイルのトレッキングにお連れした。

Eメールでトレッキングツアーの照会をされたのは参加者の方のお子さんで、果して往復4時間近いトレッキングに参加しても大丈夫だろうかと、度々確認されていた。

日本だけで無く、ニュージーランドなどでもトレッキングを経験されていると言うグループだったので、シューズさえしっかりしていればまず問題ありませんという事で出発。

下から見上げると山の頂上付近には薄い雲が見えたが、シャワーの降り出しそうな気配は無い。

しかし先日のマノアでのスコールの事が頭にあり、私のバックパックにはスナックのスパムむすびやタオル、予備の水、救急セットなどの他にレインコートが詰まっていて肩にずっしりと来た。

皆さんとてもお元気で順調に歩き始めた。

途中で走りながら登ってくるローカルの女性が私達を追い越して行った。

これにはお客さん達もビックリしていたが、鉄人レースと呼ばれるトライアスロンの盛んなハワイでは、トレイルで走っている人は珍しくない。

中腹程まで登ってくると気持ちの良い風がバレーに吹きこんでくる。

鳥の鳴き声や風の音も涼しげで、日影の多いこのコースはとても歩きやすい。

途中何度か休憩はしたが、皆さんバテる様な気配は全く無く、順調に歩いた。

しばらく行くと先ほどの女性が再び山を駆け下りてきた。
結局登りで会ったのはこの一人だけ。

山小屋で息を整え、この先はちょっと急な坂道になるが、景色はどんどん良くなっていく。

頂上の直前で私の携帯電話が鳴った。
ホノルルに入られたお客さんからの確認の電話で、急遽バックパックを下ろしてオフィスに変身。

こんな所でも電波が届くのが凄い。

そして頂上。
結局1時間半で登ってしまった。

ワイマナロのマリンブルーの海も綺麗に見下ろせた。
頂上で食べるスパムむすびはまた格別。
海を渡ってきた貿易風がワイマナロでコオラウ山脈を一気に駆け上がり、すぐ目の上で次々と雲が出来ていた。

たくさん写真を撮って、元気に下山。

帰りもゴール寸前に一人すれ違っただけだった。

お客さんも大満足で、また今度は違う所に登りたいと言ってくださった。

6月14日

ハワイは卒業旅行以来2度目と言うご主人と、ハワイは初めての奥さんをサークルアイランドツアーにお連れした。

朝からホノルルは快晴で、気温も上がっていた。

ダイアモンドヘッド・ロードを走るジョギングの人達も暑そうだった。

最初のサンディービーチ。
2つ目のライフガードタワーの横のビーチは朝はいつもほとんど人がない。
赤いライフガードのタワーと黄色いレスキュー用サーフボード。
潮流注意と水泳禁止のサイン。
そしてショアブレイクのボディーボーダーたちとブローホール。
朝の陽射しを浴びたサンディービーチは写真撮影には最高。
フィルムカメラとデジタルカメラ、ビデオも用意して、お客さんの準備は万端だった。

私はツアーの日はほぼ毎日写真を撮っている。
せっかくだからイイ写真を撮ってあげたい。
構図や光にも多少気を使う。
今日もたくさん写真を撮った。

マカプウでは、ルックアウトから見下ろす海は透き通り、ボーダーたちのフィンがはっきり見えた。

ウィンドワード・サイドに入って湿度が上がる。

ワイマナロのスモウ・コネクションでは、お客さんが買ったTシャツに曙のお母さんがサインをしてくれるのだが、最近入った若い店員が「何を書いてるの?」と聞いた。
「「曙のお母さん」って書いてるんだよ」と、お母さん。
さらに「息子は一日500枚くらいは書いてるんだよ」と。
若い店員が「そんな事毎日出来るの?」と尋ねると、お母さんが言ったのは「だから弟子がサインの練習するんだよ」・・・。

カネオヘで信号待ちしていると、道路の中央の芝生を刈っていた。
その後をシラサギが付いて来て、私達の目の前でローン・バグをパクリと捕まえて食べた。

クアロア・パークでは、月曜のカメハメ・デーのホリデイにはたくさん並んでいた奥のキャンプ場のテントは一つも見えなかった。

ハウウラで、道路工事のため5分ほど足止めされたときにシャワーがきたが、ライエに入るともう止んでいた。

タートルベイを回って、サンセットビーチは快晴で、波打ち際では子供達が遊んでいた。

ハレイワでは、この所続いているのだが、アリイ・ビーチパークでプレートランチ。

ここのモンキーポッドツリーは今がほぼ満開で、その木陰でトレードウィンドを浴びながら食べるランチは格別だ。

お客さんは、ハレイワタウンではお買い物も楽しまれていたようだ。

ドール・プランテーションに行くと、ピラニアのコイの池は水を抜いて掃除をしていた。
コイ達はどこにいるのだろう?

中はハワイアン・キルトのコーナーが大きくなっていて驚いた。
ここはサークルアイランド以外でもノースショアツアーやスカイダイビングでも立ち寄る場所で、週に何度も来てナンでも知ってるつもりでいたが、ハワイの自然の様に少しづつ変化している気がした。

デルモンテのパイナップル畑を下ってきて、カマナヌイ・ドライブがウィリキナ・ドライブと合流する交差点が工事中で、ここは車線が増えるのかも知れない。

そう言えば5年ほど前までサトウキビ畑だった所はほとんどが別の畑に変わり、残っているのは収穫の予定のない雑草と化したシュガーケイン・フィールドで、時間の止まった様なハワイも確実に変化している事を感じた。

別にそれだからと言ってあせる気持ちはないのだが、まだまだハワイに付いて知らない事はたくさんあり、これからもずっと勉強だなぁと思った。

6月15日

今日はツアーはお休み。

朝電話で一度起こされたが、この所の山登り生活が効いているのか、再びベッドに潜り込み昼過ぎまでゆっくり寝た。

起きると今日も外は快晴で、10〜15マイルのさわやかなトレードウィンドがベッドルームの羽根窓から吹き込んでいる。

すっかりリフレッシュした軽い身体で郵便局に行くと、日本からいくつか小包が届いていた。
これは嬉しい。

タイムス・マーケットでビールを買って、テレビの前でスタンバイ。

NBAファイナルはLos Angeles Lakersが3−1でPhiladelphia 76ersに王手をかけていた。
敵地で迎えた第5戦はMVPのシャキール・オニール等の活躍で昨年に続いてのV2を達成した。

久しぶりに泣いた。

今日はとても嬉しい日だった。

6月16日

ハワイに住みたいと言う日本の人は多い。

中にはかなり真剣に考えている人もいるが、そこで引っ掛かるのがビザ。

アメリカではグリーンカードと呼ばれる、この永住ビザはそういった人達の憧れの的。

アメリカ合衆国は元々移民で出来た国。
その建国の精神を引き継いで、アメリカでは移民奨励政策を行なっている。

しかし誰でもいらっしゃいと言う訳ではなく、基本的には特殊能力を持つとか、お金がたくさんあってビジネスを始めて税金をたくさん納めてくれるとか、国に役立つかどうかに限られてくる。

しかしお金も特殊技術も無くても永住権を手にする方法が2つある。

一つはアメリカ人と結婚する事だ。

以前「グリーンカード」と言う映画があったのを覚えている方も多いと思うが、契約結婚と言うのまであり、それを暴く移民局の方も大変である。

ハワイでは、ロコ・ボーイを騙して結婚して、グリーンカードが取れたらさようならと言う日本人の話しはよく聞く。

しかしそんな倫理観の無い事をしなくても、「抽選」と言う手段がある。

アメリカ永住権抽選プログラムと言い、対象となる国の国民なら応募できる。

10年程前から始まったこのプログラムは、終わる終わると言われながら毎年続いている。

そしてこの数年日本人の当選者は、367名、408名、637名と増加しているのだ。

昨年はアジア地域ではパキスタンが対象国から外され、台湾が追加されたと言う経緯もある。

日本がいつ外されるかもわからないのだが、一応今年も10月中に応募が受付けられる。

5月に発表があり、当選していれば7月までに通知が送られてくる。

当選してから一年以内には渡米しなくてはならず、それまでに健康診断や警察証明など、揃えなくてはならない書類もたくさんあって、非常に面倒なのだが、これさえあればどこでも働く事が出きる。

しかし実際は当選してから色々考えて棄権してしまう人も多い。

ハワイは世界中で、日本人が一番住み易い外国の場所だと思う。

だが、旅行者がワイキキだけで過ごすのと、アメリカの一部で実際生活するのは意味が全然違う。

後は本人がどこまで頑張れるかなのだが、グリーンカードはハワイに住みたいと願う人達のキップとなる訳だ。

私もグリーンカードを持っていた時期があるが、未成年の私を引き取るという形で、既に永住件をもっていた父親から簡単に譲ってもらったので、逆に後からアメリカと言う国について色々考えた。

ハワイに来て、アメリカではなく、ハワイに住みたいと言う人が多いのに驚いた。

会社を興したり、スポンサーを見付けたりしてハワイに住んでいる日本人は多いが、それぞれ皆さん苦労している様だ。

私も毎年多くの相談を受けるが、基本的にそんな苦労を知らないので、私としては、「ハワイに住みたい」と言う人より、「ハワイに遊びに行くのが好き」と言う多くの人のお手伝いをしたいと思っている。

でもやっぱり住むチャンスもあったらイイなぁと言う人にはこんなサイトもある。

http://www.greencard.ne.jp/ordering.html


昼間は風が弱く蒸し暑かったが、夜風はとても気持ちがイイ。


6月17日

37歳になった。

まずは皆様、掲示板を始めメールやハガキ、小包などいろいろメッセージをいただきました事を感謝いたします。

本当に嬉しいです。

Lakersの優勝のすぐ後だけに、クリスマスとお正月がまたやって来た様です。

で、今日はお天気もよく、乗馬のツアーに出発。

コレア牧場に着くと、オフィスの横でマカが転がっていた。

「おお!マカ!久しぶり!」と呼んでも、全く我関せず。
さすがネコ。



お客さんへの同意書の説明の中で、マカをネタにしてちょっと笑いをとる。

今日はあんまりマカと遊んでいる暇はなかったが、帰り際に写真を撮ってきた。
ちょっと痩せたかな?



6月18日

今日はちょっと面白いものを見付けた。

現在の人口統計比(世界の)を正確に反映させて、全世界を人口100人の村に縮小するとしたら・・・。

57人のアジア人
21人のヨーロッパ人
14人の南北アメリカ人
8人のアフリカ人

52人が女性
48人が男性

70人が有色人種
30人が白人

70人がキリスト教徒以外
30人がキリスト教徒

89人が異性愛者
11人が同性愛者

6人が世界全体の富の59パーセントを所有し、その6人ともがアメリカ合衆国国籍

80人が標準以下の居住環境に住み
70人が文字が読めず
50人は栄養失調
ひとりは死にかかり、ひとりはもうじき生まれ、ひとり (そう、たったひとり) は大学での教育を受け、ひとりがコンピューターを所有している。

となるそうだ。

ハワイの人の構成も、日本人の構成も全く異なるが、世界を一つにすると実態はこのような物だ。

地球が癒される日はいつの事なのだろう。

夜、貿易風があがってきた。

6月19日

サンセットビーチに行った。

今日はここのビーチハウスで、バケーションレンタルとして貸している家の写真撮影。

冬場はサーファーで賑わうこの辺りの貸家も、夏場はさっぱりという所が多い。

そこでインターネットを使って宣伝をしたいと言う話しがあり、私が素材の写真を撮りに行った。

サンセットビーチのすぐ先のTed'sと言う店の前で、ビーチハウスの管理人をしているアーノルドと言う男と待ち合わせた。

気さくなそのローカルに案内されて、タウンハウス式のビーチハウスに着くと、イカイカと言う名前の犬が迎え出てくれた。

一階にはストゥディオタイプの部屋が2つあり、ここはどちらも今は人が入っていると言う事で中は見れなかったが、2階のワンベッドルームに階段を登って行くと、サーフィンの写真やポスターがたくさん飾ってあった。



そして「これは俺ナンだよ」と、アーノルド。
どうやら彼は凄いサーファーらしい。

しかし実際は現在建て替え中の隣の家の工事に携わっていて、靴はコーキング剤で汚れていた。

プロサーファーも波の無い時は大変らしい。

2階にはベッドルームの他にダイニング、キッチン、バスルーム、リビング、ラナイとロフトがあり、7名まで泊れるそうだ。

ラナイにはBBQグリルがあり、下には小さな庭、その先はすぐビーチ。
眺めは最高。

庭に下りてみると、またイカイカが寄ってきた。

ビーチに出るとすぐ右側はもうサンセットビーチではないか。



この最高のロケーションの家に夏場は人がいないなんてもったいない。



ダイアモンドヘッドクラブでもお客さんを紹介出来るようにしたいと思う。

風も気持ち良く、ドライブにも最高の一日だった。

6月20日

今日も朝からサンセットビーチ。

ノースショア・ツアーだが、お客さんのリクエストにより、ここで2時間ほどリラックス。

途中のワヒアワからハレイワ辺りはシャワーがあり、雲も多かったがサンセットは陽が抜けていた。

実はまたまたKT(ハワイ在住の日本人ミュージシャン)のファンサイトからの今日のお客さん達は、透き通るサンセットの海で楽しそうに遊ばれていた。

その後ハレイワタウンに移動すると、天気も良くなっていた。

お客さんが散策中、私がL&Lドライブインに入ると、友達のスキューバダイブのインストラクター、ダニヤンが、お客さんを連れて皆さんで食事中だった。

ハレイワでのライセンスコースの授業の後だったそうだ。

ドールでは裏の池にまた水が入っていた。
しかしエサの販売機はビニールがかかったままで、コイと遊ぶ事は出来なかった。

さて、夜はパシフィック・スカイダイブ・センターのあっちゃんと、パイロットのKENちゃんとでIMANAS-TEIで飲んだ。

実はKENちゃんが6月15日、あっちゃんが16日が誕生日という事で、17日の私と合同でバースデーパーティーをしようと言う事になったのだ。

久しぶりのIMANAS-TEIは混み合っていたが、初めてカウンターに座った。
実はここの板前さんには知り合いがいて、彼も忙しそうにしていた。

1時間半ほどでここを出て、WAI WAI HAWAIIの鍋会会場に向かった。

既に少し出来上がっていた3人だったが、先に10数名来ていた鍋会でも更に飲み、KENちゃんが実は6月生まれではなかった事もバレて(ナンじゃそれ!)、ここも1時間半ほどで切り上げた。

ナンだか訳のわからなくなってきたバースデーパーティーは3次会に突入する。

ワイキキのクラブ「G」に入り、飲めや歌えでボトルを一本空にして、気が付くとKENちゃんはいつのまにか一人でワイフの元に帰っていた。

その後あっちゃんを私の家に連れて来て、ナンだか難しい話、これからの日本についてだとか、ハワイの経済についてだとかを明け方まで語りあってしまった。

ハワイの夜風は酔っ払いにも優しいです。

6月21日

さすがにHang Over。

天気も良く、風も気持ち良いが、あまり出掛ける気はせず、部屋でネットサーフィンしていた。

朝も昼も食事は普通に食べたが、夜になって食欲が出ず、マンゴーを剥いて食べた。

一週間ほど前に買った時はちょっと硬めで、数日部屋の中の常温で放置し、冷蔵庫で2日ほど冷やした後のマンゴーはとっても贅沢な味がした。

6月22日

雲が多く、昼からシャワーも降った。

夕方少し薄日が差した時、家の前を観察した。
ドアを明けると西を向いているので午後眩しいのは当然なのだが、こちら側を向いている回りの建物の壁が皆白いので朝から眩しい事が多い。

北側のタンタラスからマキキバレーには雲が張り出して来ていた。

フリーウェイの手前のシュライナーズ病院には白い幹のロイヤル・パームツリーが並んでいる。

その斜め前、うちのすぐ裏手のセントラル・ユニオン・チャーチは今、ほとんど全てのモンキーポッドツリーがピンク色の花をたくさん付けている。

大聖堂と中聖堂の間のピンク・シャワー・ツリーも濃いピンク色の花びらを見せている。

ベルタニア沿いには小さなレインボーシャワー・ツリーが、両側のもっと大きなレインボーシャワーよりも早く満開に近づいている。

アパートの西側には、真宗ミッションの建物の前の濃い緑色のクックパイン、そして他のアパートの間にピンクプルメリアとホワイトプルメリア。

前の通り沿いにはマンゴーの木と紫のブーゲンビリアが見える。

先のキング・ストリートにはレインボー・シャワーやゴールデン・シャワーが満開に近づき、並んでいる。

カラカウア・アベニューの入り口にはココ・パームが何本か揺れている。

ワシントン中学校にも大きな木がいくつか見えているが、まだ名前わからない奴らだ。

ワイキキよりは静かな物の、もっと静かな田舎に住みたいと思ってはいるが、マキキからの眺めも満更ではないなぁと思った。

今が一番色の多い時期かもしれない。

6月23日

午前中は高い雲が残り、陽射しは弱かったが風も弱く少し蒸し暑かった。

昼間ダイエーに行くと土曜日で凄い人。

米も含めて色々買い物をして、カートを押してキャッシャーへ行く。

私には「列運」と言うのが無い。

スーパーマーケットだけで無く、銀行やファーストフードでも、列を選べばそこが一番遅い。

これは日本にいた時からそうだったのだが、昔は列の状況を観察して、速く進みそうな材料があるところへ並ぶのだが、必ず途中でつかえて遅くなる。

最近では速い列に並ぶと言う事は諦めている。

LAに行った時、どこでも列の進むスピードが遅くてとてもイライラした。
しかもどこも対応が悪い。

ハワイに来て列の進むスピードは更に遅くなった。
しかし対応はどこもとても良いのだ。

ハワイでは待つ時間をどう楽しむかと言うのがテーマである。

キャッシャーの近くには大抵お菓子と雑誌が置いてある。
基本的には立ち読みはマナー違反だが、買う本だったら読み始めても構わない。

お菓子も然り。
買うつもりのお菓子なら食べ始めても文句は言われない。

勿論バーコードのスキャンはちゃんとしなくてはならない。

実際はお菓子だけでは無く、惣菜のコーナーのサラダとかを、レジスターを待っている間にムシャムシャ食べてる人もいる。

アメリカでは列の前後の人に話し掛ける事は全然珍しくない。

スーパーでは籠の中身を見て、それ美味しいの?なんて話しが始まることもある。

私はハワイに来てから良くおばあちゃんに話し掛けられる。

しかし今日は違っていた。

一番近くのキャッシャーの列が短かったので、何も考えずに並んだ。

どこに並んでも同じだし、たまに速かったりするとラッキーな気持ちになれる。

ところが案の定「キャッシャー トレーニング中」のサイン。

やっぱり・・・。
と思ったら、よく見る顔の古株が中にいる。

私のすぐ前は、ワイキキ・トロリーのステッカーを付けた日本人観光客で、英語のサインがわからなかったのだと思うが、私の後から来る客はサインを見て他の列に移っていた。

でも実際はベテラン・キャッシャーであっという間。

「あんなサインが出てるけど、Youはずいぶん前からここにいるジャン。」

私が聞くと、さっきまでトレーニングで教えている方だったのだが、教わってる方が今は休憩中なのだそうだ。

午後から雲も切れ始めたが、今日は素晴らしい夕焼けが見えた。(UP)



昨日と今日でキング・カメハメハ・フラ・コンペティションがニールブレイズデル・ホールで開かれているのだが、これはテレビ放送が無いので見られない。

録画でやっているのかもしれないが、ちゃんと見た覚えが無い。

6月24日

ワイキキはまずまずの天気だったが、風が弱く、コオラウ山脈には雲が固まっていた。

今日は乗馬のツアー。

ウィンドワードサイドは薄曇りだった。

BBQを焼いていると、子犬のレアが近寄ってくる。
なにも食べられないとわかっていても、BBQの匂いにはとても素直。

マカも今日は尻尾を摺り寄せて甘えてきた。

さて、ワイキキには「鳥にエサを与えないで下さい」というサインが多い。

蛇などの天敵のいないハワイでは、鳥はどんどん増える。
フルーツの木や虫も多いので食べ物には困っていないのである。

人間がエサを与えると、鳥が増えて糞などの公害を引き起こす。

これは、ワイキキのホテルだけではなくて、パブリックの公園は基本的に全てそうなのだ。

コレア牧場でも色々な動物がいるが、最初に「エサはあげないで下さい」とお客さんには言う。

ココの動物はきちんと食事を与えられているので、ダイエットの為に余計な間食はさせていないのだ。

アメリカでは飼い主の許可無くペットに勝手にエサをあげると訴えられる事さえある。

日本でも日光の猿の事が問題になっている様だが、やっぱり自然との付き合い方を知らない人間が「親切心」でエサをあげてしまった結果なのだろう。

そろそろこういう事は日本でも社会的常識として身に付けて欲しい。

6月25日

ハワイではアメリカの国技(バスケット、野球、フットボール)がテレビで見れるのは勿論だが、日系放送で大相撲の生中継が見れる。

しかし私としては巨人戦が見れたらいいなと思っていたのだが、ナンと最近やり始めた。

これは一般のインターナショナルチャンネルでは無くて、有料チャンネルである。

一般のチャンネルとはKIKUの事で、有料チャンネルはNGNと言う。
ちなみにNGNとはNippon Golden Networkの略。

このチャンネルはKIKUに比べてドラマなども新しいものが多く、バラエティやNHK物も多い。

大相撲の生中継はハワイ時間の夜の9時半から11時頃でかなり良い時間なのだが、野球の場合は生だと11時過ぎから始まって夜中に試合が終わる事になる。

これだとせっかくやってても見れる時間ではない。

ところが上手い具合に前日の夜の試合を翌日の昼間やるようになった。

どの日にどの試合をやるのかスケジュールはまだ把握していないのだが、日本のテレビ中継の時間ではなくて、試合開始から終了までをちゃんと放送していた。

日本では、「ここで放送時間の終了です」なんて言って途中で終わってしまう事があるが、アメリカでそんな事をやったら、視聴者から苦情が凄いだろう。

この理屈はアメリカの日系放送にも生かされている様で安心した。

先日は清原がホームランを打って勝った試合を見た。
長嶋さんも嬉しそうだった。

シャワーが何度かあり、昼間は少し蒸し暑かった。

6月26日

ご家族連れでサークルアイランド。

実は当初は5名様での予定だったのだが、お子さんが一人体調を崩され、お母さんと一緒に残る事になり、お父さんと息子さん、そして息子さんのお友達と言う男性ばかりでの島一周となった。

ハワイについてすぐにサーフボード買ったという息子さん達は、ダイアモンドヘッドのサーファー達を見て身を乗り出していたので、急遽まずルックアウトで最初の停車。

今朝も一番でワイキキに入ったという二人は、ワイキキからここに来る手段を既に考え始めていた。

その後サンディーもマカプウも良いサイズの波が出ていて、ローカルサーファー達が波と戯れていた。

貿易風も上がってきて、ドライブも気持ちが良い。

テレサ・ブライトのファンだと言うお父さんは、私のオリジナルミックスのドライブ用ハワイアンミュージックのテープを大変気に入ってくださった。

サンセットビーチは平日だと言うのに海水浴客で大賑わいだった。

メインランドから来た、夏休みに入った学生風だった。

ワイメアの飛び込み岩は、休む間もなく誰かが飛び込んでいると言う状態で、息子さん達はワイキキから脱出すればこんなところがあるんだと言う事に感心されていた。

ハレイワは小学生のグループが、まっ黄色のスクールバス3台に分乗して遠足の移動をするところだった。

ランチはメキシカンフードのチョロスでタコスプレートを食べた。

全くシャワーにも遭わず、男性ばかりの島一周で、ほとんどずっと窓全開で、息子さんは一度メインランドにいらした事があると言うお話しだったが、お友達は海外旅行が初めてと言うことで、ナンだかとても面白いツアーになった。

皆さん一体どんな事を感じて頂けたのだろう。

家の前のピックテコマの木が、またピンクの花をたくさん付けてきた。

6月27日

ロスアンゼルス・レイカースが優勝したすぐ後にNBA.comで買った優勝記念キャップが届いた。

それを被って今日はWAI WAI HAWAIIの鍋会に行った。

日本からのカップルと、会社の旅行で来ていると言うグループ、それに長期旅行で滞在中の方や学生さんなど、20名ほどでかなり盛りあがった。

今日の鍋はスキヤキだった。

掲示板でもそうだが、ここ最近の日本からのメールには梅雨の日本の不快さを訴えるものが多い。

6月は私の場合は誕生日があるので決して嫌いではないが、日本に住む人で6月の梅雨時を嫌う人は多い。

私も決して梅雨時のジメジメは好きになれなかったが、特に日本でスーツを着てサラリーマンをやっていた時、満員電車に乗る時の不快さと言ったら、「これが先進国の状況なのか?」と思う程酷く感じたのを覚えている。

ハワイは基本的に一年中快適な気候なのだが、6月は特に花の多い時期で、8年住んで6月が一番好きになった。

キング・ストリートは6車線の一歩通行の両側にレインボーシャワーの並木があり、ほとんどの木が見事にレインボーの花びらをつけて、時よりパラパラとその花びらを風に散らし、道路の脇には散った花びらが車の通った後にひらひらと舞いあがっている。

マッキンレー・ハイスクールのあるピイコイ・ストリートは両側のロイヤル・ポインシアナの木に真っ赤な花がたくさん付いている。

カラニアナオレ・ハイウェイ沿いでは、アイナハイナのショッピングセンターには、いまだに春の花のゴールドツリーがまっ黄色の花を付けているのに、その先のニウ・バレーではレインボーシャワーが既にほぼ満開で、道路はピンク色に染まっている。

雨季が終わると陽に焼けて茶色くなってしまうダイアモンドヘッドやココ・ヘッドも先週の雨でまた少し緑色を取り戻してきた。

ココ数日の気温は最低が22度、最高が31度で、湿度は60〜70%。
トレード・ウィンドは15マイル(パーフェクト)。

4年も日本に帰っていないので、最近は、しばらくぶりに日本に戻って浦島太郎気分を味わおうかなと思っていたが、6月はハワイから出たいと思わない。

6月28日

今朝のホノルル・アドバタイザー紙によると、ハワイ州で最も危険な交差点に、キング・ストリートとプナホウ・ストリートの交差点がランクされた。

これは私の家のすぐそばで、とても驚いた。

この調査はステート・ファーム・インシュアランスと言うハワイ最大の自動車保険会社が出したもので、今年に入ってポリスリポートのある物が、9つのメジャーアクシデント、26のマイナーアクシデントだそうだ。

ちなみにメジャーアクシデントとは、対人対物の損害が$3000以上のものだそうだ。

ここで事故があれば音が聞こえるくらいの近所なのだが、そう言った騒ぎを聞いた事は無い。

実はアパートのすぐ前ではこの2年ほどで3度ほど事故があったのを知っている。

近所には大きな病院が2つあるので、救急車の音がするのは珍しくは無く、そう言った音にかき消されていたのかもしれない。

よく利用する交差点だし、ちょっとジャック・イン・ザ・ボックスに行く時は歩いてこの交差点を渡っているので、これからもっと気を付けたい。

ちょうどこの角が自動車修理工場と言うのも皮肉である。
ちなみにその裏はパーツ屋さん。

昼間の太陽は陽射しがキツク、じりじりと肌を刺す様だった。

6月29日

朝家を出ると、隣のハワイ大の学生のカップルとエレベーターで一緒になった。

ナンだか眠そうな顔をしていたので、「どうしたの?」と尋ねると、今日が最後の試験で昨晩は遅くまで勉強だったと言う。

アメリカの大学はほとんどが既に夏休みに入っているのだが、ハワイ大学は春先の教職員組合のストライキの影響を受けて授業のスケジュールが延び、今日が最後と言う事だった。

今日の私はご家族連れとサークルアイランドツアー。

ホテルにお迎えに行くと、お父さんはナンと私よりも背が高くてまずビックリ。

アメリカでは私より大きい人は珍しく無いのだが、日本の方だとかなりインパクトがある。

さて、風が弱く少し湿度が高かったが、快晴の中出発。

最初のサンディービーチに着くと数人の人だかりがあり、何かと思って見ると保護動物のハワイアン・モンク・シール(アザラシ)がビーチに上がってきていて、回りを柵で囲って人が近づけ無いようにしていた。



アザラシの方は我関せずで、身体をクネクネさせながらビーチの砂に顔を突っ込んで、こちらをチラッと見てお昼寝の姿勢。

なかなか愛嬌のある顔にお客サンも大喜びだった。

ワイマナロ・ベローズビーチやクアロア・パークでは、小学生の遠足の集団がいて、どちらも楽しそうにはしゃいでいた。

サンセット・ビーチやラニアケアでは少し波が出ていて、サーファーが久しぶりに出ていた。

ワイメアの波はそれほどでも無く、飛び込み岩から次々とブルーの海にダイブする人達が見えた。

ハレイワ・アリイ・ビーチパークのロイヤル・ポインシアナツリーは鮮やかな赤い花がそろそろ満開である。

お客さんがハレイワタウンを散策中に、ポリネシアン・トレジャーズに行くと、店長のクリスティが一人で店番をしていて、オーナーのバイロンは今日は街(ここで言う街とはホノルル)に出掛けていると言う事だった。

その後いつもの日影で本を読んでいると、すぐ前の「オーシャンズ・イン・グラス」というガラス細工の店から店員が一人出てきた。

彼は最近入った職人で、今までは女性ばかりだった店に初めての男性だ。

私はいつもすぐそばに車を止めているのだが、店の中にはほとんど入った事が無い。
実は割れ物系の店はとても苦手で、ナンだかぶつけて壊してしまう様な気がして怖くて入れない。

従って従業員とはほとんど口を聞いた事が無かったのだが、彼は出て来て休憩の様で、私を見付けると「ここでよく見かけるけど、この近くで働いているの?」と話しかけてきた。

ツアーガイドをやっている事などを話すと、キースと言う名の彼はここで働き始めて2週間半で、思ったよりも作業場は暑くて大変だと言うような事を話してくれた。

ドールプランテーションでは、マウイダイバーズ・ジュエリーに最近入ったこれまた男性の店員ディーノと話しをした。

彼は昨晩、カカアコのバーでビキニ・コンテストを見に行って、その事がいまだに頭から離れないなんて話していた。

帰りのフリーウェイでは、金曜と言う事もあって渋滞が激しかった。
ラジオでは事故の処理をしているなんて言う事も言っていた。

リクエストで今日は最後にタンタラスに上がった。
蒸し暑い渋滞のフリーウェイから解放されて、タンタラスの上は清々しい風が気持ち良かった。

夜になって風は更に弱まり、とても蒸し暑い。

ウェブページを作っていると言う友人が、わからない事があるので教えて欲しいと言って、ノートPCを持ってやって来た。

その後メールのチェック。

ツアーだけでは無いのだが、7月20日までは昼間のスケジュールはほぼ埋ってしまった。

実は今日もツアー中に予約の電話を2本いただき、どちらも都合がつかずにお断りしてしまった。

忙しくなってきたのは大変良い事だが、せっかくご連絡を下さった方のご希望に添えないと言うのはとても残念。

これからの課題でもある。

6月30日

今日の気温は最低が22度、最高が31度で、決して高くはないのだが、とうとう風が南に変わった。

貿易風が弱くなった時に南から吹き込む湿気の強い風をコナ・ウィンドと言う。

これが吹くと何しろ暑い。

先日、巨人戦がハワイでも見られるようになったと言う事を書いたが、ホテルでのペイ・パー・ビューでは東京ドームでの試合がほとんど放送されているのに対して、一般家庭のケーブルでは週末しかやっていない事がわかった。

で、昨晩は巨人対広島戦を放送していた。
なかなかの接戦でつい最後まで見てしまったのだが、湿度の高い暑い晩にビール片手で見るナイターに、日本を思い出した。

高橋由伸のホームランに興奮した。

今晩も暑い。


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