ハワイ日記2001年4月
4月1日
昼間は久しぶりに乗馬のツアー。
春休みと言う事でお子さん連れのご家族が多かった。
風が弱く少し蒸し暑かったが、ワイマナロの海はエメラルドグリーンに輝いていた。
お客さんが馬に乗っている間、久しぶりにネコのマカと遊んだ。
と言っても、マカがずかずかと私の膝の上に乗っかってくるだけ。
ナンだかまた少し重くなったみたいだ。
夜はナイトドライブとタンタラス。
タンタラスは大型のバンがたくさん停まっていて、私の説明を他の会社のお客さんも一緒になって聞いていた。
何しろかつては、「タンタラスで一番喋るガイド」とも言われた事があり、隅から隅まで説明する。
その後のオリジナルのナイトドライブでは、いつもの公園は完璧な貸し切り状態だった。
途中若いカップルが来て影でいちゃいちゃしていたが、彼らも時期にいなくなった。
薄雲が動かず星は見れなかったが、落ち着いた西側の夜景を堪能していただいた。
連れのお子さんも帰りたくないと言っていた。
4月2日
情報通のハワイアンミュージックファンなら既に知っているかもしれないが、トラディショナル系ハワイアンミュージックのFMステーションKINE(105)がウェブサイトを持った。
KINEは私が一日の大半聞いているラジオ局だ。
ラジオ曲がウェブサイトを持つのは珍しくはないが、このサイトは一度メアドを登録すると実際にウェブでラジオが聞けるのだ。
CMも入っていて、ハワイで実際に流れている放送より十数秒程ディレイしている様だが、日本でもちゃんと聞けるはずだ。
アドレスは
http://hawaiian105.com/
朝・昼・晩で番組が違うので、日本の時間で聞くと多少違和感があるかもしれないが、生のハワイは感じられると思う。
会社のHPも、このサイトもBGMを入れないのは重たくなるからだが、MIDIサウンドがどうも機械的な音過ぎてハワイアンに馴染まないと言うのが一番の理由だった。
本当は会社のホームページやハワイ日記を見てもらう時に、ハワイアンミュージックがかかっていたらイイなと思っている。
Napsterでコンテンポラリー系をダウンロードするより、KINEの方がイイかもしれない。
ただ、バッファの都合で時々止まる。
STOP→PLAYを繰り返せばまた始まる。
このサイトはコンサートなどの情報も満載で、これから重宝しそうだ。
今日はどんよりとした雲の多い天気だったが、昼間は乗馬の仕事でコレア牧場に行った。
またマカと遊んだ。
夜になると貿易風が上がってきた。
4月3日
4月の頭は日本では新年度で、旅行者が激減するシーズンである。
少ないながら新婚さんばかりが目立つのもこの時期。
貿易風が上がり、昼間は既に夏の空だった。
今日はカパフルの郵便局のP.O.Box(私書箱)をチェックしに行ったり、アラモアナのシアーズに頼まれ物を買いに行ったり(所要時間15分)、タイムス・マーケットに野菜を買いに行ったり、Comp-USAに行ったり、マキキの郵便局に発送に行ったり、ナンだか動き回っていたが、しばらくはツアーが暇。
新しいツアーの企画をしたり、他の仕事をやっつけたりなのだが、夕方には飲み始めてしまった。
シアトルではイチローが頑張っている様だが、最初にメジャーで、つまりアメリカで頑張った野茂が私には一時ヒーローだった。
同じアメリカで生活しているものとして共感を持てるのだが、私の方はどうもまだまだ納得のいく結果は感じていない。
一人で色々やる事に対する限界だけでは無く、自分の運命に焦れている様な気がする。
何か動きがあるのか、何か学ばなければ先に進めないのか・・・。
4月4日
調子よくトレードウィンドが吹き、夏が来たのかな?
ハワイでは明日から教職員組合がストに入る様で、公立の学校は週末までお休みらしい。
今日は自宅のパソコンのメモリーを増設しようと思って、Gatewayのカスタマーサービスに電話をした。
アメリカに住むと、英語を話さなければいけないのは勿論だが、時には顔の見えない全くの知らない人と電話で話しをしなければいけないような事もある。
今回は注文と言う比較的簡単な作業だったが、それでも後2〜3回はその担当者と話しをするだろう。
それでも友好的な掴みで、これは問題なさそう。
難しいのはクレームである。
アメリカでは、日本では考えられないような大チョンボがしょっちゅうある。
黙っていてはナンにもならないので、時には電話で抗議をする必要がある。
スマートな対応をする企業やオペレーターもいるが、やる気のないのが見え見えの疲れるケースもある。
私は数年前にクレジットカードの詐欺に遭い、使ってもいない$3000の請求が突然来てびっくりした事がある。
この時は全て解決するまでに一年半以上かかり、20回以上の電話で何度も同じ事を説明しなければならなかった。
ジョークが言えて、喧嘩が出来ればその言葉を習得したと言われるが、どちらもやはり大変である。
夜はWAI WAI HAWAIIの鍋会に行った。
今日も十数人集まったのだが、半年ほどハワイに滞在して明日日本に帰ると言う一名を除いて、日本からの観光の人は全くいなかった。
カナダに留学していてハワイにバケーションで来ている方や、マイアミに住んでいてハワイに移住してきた人など、こう言うパターンも珍しいと思った。
そう言えば昨日話題にした野茂がメジャーで2度目のノーヒット・ノーランを記録した。
イチローや新庄がちやほやされて、しばらく影になっていた野茂が再びやったと言う事で、私もとても嬉しかった。
週末はまたコナウィンドが吹く予報が出ている。
4月5日
今日はまたハワイ弁を少し。
私のようにアメリカ本土から来た日本人の事をコトンク(KOTONK)という。
頭が硬いと言うような意味らしい。
日本生まれの日本育ちで、初めてハワイに来た日本人の事はボブーラ(BOBURA)という。
意味は不明だが消して良い意味ではないようだ。
白人かぶれした日本人、又は東洋人の事をバナナ(BANANA)という。
これはわかり易い。
外側が黄色で、中身が白いからだ。
日本人全般に対してはブッダヘッド(ブーダヘッド:BUDDAHEAD)という言葉があるが、これもあまり使わない方が良い言葉である。
4月6日
今日は天気が悪い。
荒れている訳ではないのだが、何度もシャワーが降り、空は雲に覆われている。
ノースでは見る事が多い空だが、ホノルルは地形の関係でオアフ島の中でもドライな場所で、こう言う空にはなりにくい。
気温も上がらず薄ら寒い。
外に出る気もしなくなる。
写真載せます。

4月7日
昨晩はYahooの掲示板で知り合った留学生と飲んだ。
UH(ハワイ大)のプログラムに通っていて、来たばかりの頃に比べれば日常生活に必要な英語は使えるようになったが、なかなか会話が思うように行かないと言う事だった。
なかなか思うように上達しないのが言葉で、私もいまだに自己嫌悪に陥るような時がある。
ただ辞書を見る習慣だけは無くさない様にしている。
今日は朝から良いお天気だった。
雲は残るがホノルルは全般的に晴れていた。
一度ワイキキに出たが、日本人はとても少なく、まるで外国の様。
いや、ワイキキでは無いようだった。
会社のホームページを更新した。
今晩は満月で、イイ月が出ている。
明日は乗馬のツアーの為にスタンバっていたが、お客さんがいないそうで休み。
暇な時はあせっても仕方が無い。
4月8日
トレードウィンドが上がってきた。
会社のホームページをまた更新した。
サンセットビーチのサンセットツアーをとうとうメニューに入れた。
既に何度か行なっているが、これだけだとツアーとして成り立たないので、結局他のツアーとの組み合わせのみと言うことにした。
トレッキングもクリオウオウ・トレイルを追加した。
達成感と最後の景色が売りである。
マカプウはすっかり人気ツアーになったが、やはり手軽なトレイルももっと探さなくてはいけない。
このサイトもPhotosを少し修正した。
4月9日
陽射しは明るいが、トレードウィンドがキツイ。
にわかシャワーも多かった。
この「ハワイ日記」を始めて今日で丁度半年になる。
日本中のハワイ・ファンに、ハワイの風を少しでも感じてもらいたくて、ハワイ生活での日々の出来事を書いてきた。
ツアー中はお客さんに美しい自然を見てもらいたいので、咲いている花や鳥などを探すし、実際に風を感じているので、日記のネタを見つけるのも易しい。
しかしそればっかりでは面白くないので、7年間のハワイ生活で得た知識をネタにしたり、エピソードなどを折り込む。
20代に付けていた日記には、「仕事」とか、1行だけ(一言?)の日も多く、とても人に見せられるような物ではなかった。
しかし実際にはここの日記にも書けないような生々しい事実も当然記されていて、日記の形が違った。
「ハワイ日記」は読者を意識して書くために、表現力が求められると思うし、そう言った意味では文章力の良い勉強にもなっている。
いつのまにか一日80HITくらいのアクセスがあるが、増えていくに従ってこちらも調子が出て来た。
ただ、仕事が暇だったりして気分が乗らないとハワイを感じる能力も減退している様だ。
写真も、会社のサイトと違って日常性を写せるので面白いのだが、アップロードするエリアが苦しいのがちょっと悩み。
日記だけより写真があった方が面白いと思うので、この先はどうなるかな?
何しろまずは一年を目標にしてたから、とりあえずは半分。
これからもっといろんな事を書きたい。
部屋のアリカの鉢から新しい芽が出てきた。
4月10日
ダイアモンドヘッドの麓、ダイアモンドヘッド・ビーチが問題になっている。
ココはサーファー・ビーチだが、実は隠れたストリップ・ビーチとしても有名で、奥にはよく素っ裸のオジさんがいる。
素っ裸になることはココでは違法なのだが、上の展望台からは見えないし、ライフガードもいないので無法地帯になっているのだ。
また、最近はホームレスも増えていて、盗難事件も相次いでいるそうだ。
ポリスが頻繁に見まわりをする事に決めたそうだが、ココはかつては私も毎日ブギーボードに通った場所で、お客さんをレッスンに連れて来ることもあるので、治安だけは守って欲しい。
夕方カピオラニ公園を散歩した。
刈ったばかりの芝の匂いが気持ち良く、早咲きのレインボーシャワーがあちこちでピンク色の花を付けていた。

写真をアップするスペースが足りないと言う話しを昨日したら、いくつかご意見をいただき、調べてみると以外と無料のスペースが多いのに驚いた。
宣伝バナーなどが出てしまうのは仕方ないが、ポップアップなどは出したくないので、色々探して一番目立たないのを利用する事にした。
写真も増やして行きたい。
しばらくウィンディーな日が続く予報だ。
4月11日
注文していたパソコンの部品が届いたと言うメッセージがあったので、ホノルル空港近くのUPS(宅配便の会社)の倉庫までピックアップに行った。
本当は家まで持ってきてくれるのだが、私の住むアパートはセキュリティーが厳しく、配達が出来ないのだ。
H-1フリーウェイをホノルル空港方面に行き、途中ニミッツ・ハイウェイで降りる。
2つほど信号を進み左折すると、ラグーン・ドライブである。
右手にはホノルル空港の滑走路、左にはケエヒ・ラグーンが見える。
このラグーン、エメラルド・グリーンの素晴らしい色をしているのだが、よく見ると廃船が半分沈んでいたり、ゴミが浮かんでいたりしてちょっと汚いし、飛行機の音も耳に付く。
それでもこの色と、遠くに見えるダイアモンドヘッドの景色だけで、日本だったらデートスポットにでもなりそうな場所だ。
ところが歩いている人は誰もいない。
さて、ノースショアに住むスカイダイバーのY夫妻がダウンタウン・ホノルルの日本領事館に用事があったと言って、夕方私の家に遊びに来た。
またまた怖い話し、Y夫妻のパシフィック・スカイダイブセンター以外の2社では相変わらず事故が起きているなんて言う話しを聞かせてもらって、その後カパフルの居酒屋「のんべい」に行った。
お酒好きのY夫妻は、日本食系居酒屋の全く無いノースショアから出てくると、こう言った場所に行きたがるのだ。
身近な日本を感じるのかも知れない。
さらにその後、WAI WAI HAWAIIの鍋会に行くと、ナンと30人もの人で賑わっていた。
座る場所も無いような状態だったが、久ぶりに大勢の日本人を見たような気がした。
月の明るい晩だった。
4月12日
朝、家を出るとすぐドアの前でネコと目が合った。
このアパートは実はペット禁止なのだが、隠れて小さい猫や犬を買っているうちが何軒かいて、このネコは隣の部屋のが遊びに出ていたのだ。
このサイト、ハワイファンだけではなくて、何故かネコ好きの方も多くご覧になっていただいている。
コレア牧場のマカの影響だろうか?
ハワイで私は2度ネコを飼っていた事がある。
最初のは、ダイアモンドヘッドの麓の大きな家に住んでいた時に一緒に住んでいたハウス・メイトが飼っていたのを、引っ越しの際に譲り受けたチポリニと言う名のネコだった。
この時はラウラウと言う犬も飼っていて、私と犬とネコと言う組み合わせで、小さいコテージで生活していた事もあった。

実は離婚直後で、彼等には随分精神的に救ってもらった物だ。
やがてラウラウは元嫁が持って行ってしまい、チポリニと二人になった後、ノースショアに引っ越しをした。
ネコは家に付くと言うが、この引っ越しの時に新しいアパートのラナイから飛び出してしまい、それきり行方がわからなくなってしまった。
いくらなんでもノースからホノルルまで帰る事は出来ないと思い、あちこち探したが見つからなかった。
その後職場に迷い猫が現れた。
実際は同僚の家の庭先に迷い込んできたらしいのだが、小さな赤ちゃんがいるために引き取る訳には行かず、里親を探しに仕事場に連れて来たのだ。
生後約3ヶ月ほどの小さなネコは、必死に「ミ〜」と鳴いていた。
チポリニにも悪い事をしたと思っていたし、まだネコの道具もあったので、結局私が引き取りトラと名付けて飼っていた。

毎日の様に行動範囲を広げて、成長する様を見ているのはとても面白かった。
仕事場の仲間も毎日の様にやって来ては、トラと遊んでいた。
しかし私が3カ月の予定で帰国する事になり、その間に預かってもらう人を探したのだが、なかなか見つからず、何しろまだ子猫で、何度も飼い主を変えるのも可哀想だったので、仕方なく、引き取りたいと言う友人に譲ってしまった。
日本から戻ると、その友人のところにはトラはいなかった。
なんでも、友人のガールフレンドが実質的な世話係だったらしいのだが、その彼女と別れてしまい、トラも一緒に連れて出ていってしまったと言うのだ。
最終的にはトラにとって一番幸せな状況になったのだと思って、深追いはしなかった。
彼等は今頃どこで何をしているのだろう。
4月13日
朝、空港お迎えの仕事の為にホノルル・インターナショナル・エアポートに向かう。
トレードウィンドは少し弱まった様だが、時々シャワーがぱらついた。
レイ・スタンドでプルメリアのレイをピックアップして、個人の出口でお客さんを待つ。
娘さんとお母さんと言う組み合わせのご家族連れは、「ハワイの歩き方」でダイアモンドヘッドクラブを見つけられたそうだ。
しかも、どうやら私が直接書き込んだ掲示板をご覧になったらしい。
ハワイは8度目と言う娘さんと、3度目のお母さんは、今まではパックツアーを利用していて、初めての個人旅行なのだそうだ。
その一番最初のグリーティングに、私を使ってくださった事はとても嬉しかった。
パックであちこち連れまわされるのは嫌だし、いきなり全く知らないタクシーも嫌だと言うお話しだった。
パックツアーでも貝殻のレイでは無くて、花を使う所もあるが、大抵はオーキッドのレイなので、私のプルメリアのレイの香にもとても喜ばれていた。
特にその後のツアーの組み込みは無く、朝だけのサービスだったが、多めのチップをいただいてしまった。
その後郵便局に日本からの小包を取りに行った。
一つはKTファンツアーの資料。
これで写真とテープが揃った。(ブルームーンさん、Mayさん Big Mahalo!)
そしてもう一つは日本の母からだった。
パッケージの新しくなったクック・ドゥや、やっと年を越した「電波少年」のビデオなどの他に、ソメイヨシノの押し花と、3月から快速電車が停まる様になった実家の街「仙川駅」の時刻表が入っていた。
続々とゴールデンウィークの予約も入って来ている。
しばらく暇だった分を取り返したい。
4月14日
日本へ遊びに行っていたアメリカ人の友達と会った。
本気で日本に住みたいと考えている彼女は、東京で色々な日本語教材を買って来た。
教材には、日本の文化的特色に応じたシチュエイション毎の会話のパターンや態度の表現の仕方などが細かく書かれた物や、漢字の書き方の書き順の本など、見てるだけでも面白いものがあったが、今日は大きなノートの一番最初のページに「ひらがな」のチャートを作った。
彼女は本気で読み書きも習得したいと思っている。
まず最初は「ひらがな」だ。
次に会う時にどの程度覚えているでしょうか。
さて彼女から聞いた日本でのエピソード。
一緒に行ったハワイ在住の日本人と離れて、3日間ほど彼女一人で居なければならなかったことがあり、好奇心旺盛な彼女はあちこちに出て行ったらしい。
しかし困るのはまず食べ物。
メニューが読めない。
納豆大好きの日本食ファンの彼女は、デニーズなんかで写真見ながらオーダーするのも嫌なので、仕方なくセブン・イレブンとマクドナルドで食いつないでいたらしい。
しかしたまたま新宿辺りで昼間とうとう刺身が食べたくなった彼女は、寿司屋を探し始めた。
ところがやっぱり字が読めないのでどこがレストランなのかもわからなかったらしく、探し回って、駅ビルのようなところでラップのかかったディスプレイが店頭に置いてある店を見つけたのだそうだ。
早速彼女は店の中に入るが店の中で食べる勇気は無く、「テイク・アウト」にしてもらったらしい。
しばらく渋谷方面に歩き出したが昼間と言う事もあり、氷は多少入っていたらしいが刺身が悪くなりはしないかと心配しだした。
そして何よりもお腹が空いてきたのだ。
と、ガードレールに腰掛けて煙草を持ちながらマックのハンバーガーに食いついてる白人の男性を見つけたのだそうだ。
馴れ馴れしく「どこから来たの?」と話しかけるとアメリカ人で、コンピューター関係の仕事で日本に半年住んで居るのだそうだ。
なんとなく嫌な予感はしたが刺身を外のガードレールに座って食べる事は、日本では悪いマナーかな?と思い、日本滞在の先輩である彼に聞くと、では上に上がろうと言って目の前のマクドナルドの中に入って階段を登り始めたらしい。
平日の昼の新宿のマックである。
営業マン風の男性ばかりが50〜60人でほぼ満員のマックの二階で運良く4人掛けの席を見つけたらしい。
50〜60人が入る部屋でも日本のマックの狭さなら、彼女の刺身の臭いは全員に伝わる。
そして全員から白い眼で注目されながら、全く日本語はわからないただの観光客のフリをして(実際そうだが)、マグロ、イカ、ハマチの刺身をマックで食べたのだそうだ。
恐らくそこにいた全てのお父さん達の今晩の食卓のトピックになった話だろう。
半年滞在の彼は、全く日本の事を知らなかったそうだ。
レズビアンの彼女が出掛けた新宿2丁目のパーティーの話しなどは、ちょっと英語の話せる日本人の若いカップルと仲良くなったのだそうで、「ゲイはインテリが多いらしいからイイコネクションが出来たんじゃない?」と聞いたら、彼女達はNerd(オタク)だと言っていた。
今晩のホノルルはシャワー模様です。
4月15日
今日は、東京の大森にあるライオンコーヒーの専門店「Aloha Cafe」のマスターとお会いした。
16年前にハワイで結婚式を挙げられたそうで、実はこちらのサイトにもよく遊びに来られる奥様とは以前一度お会いした事がある。
今回はご主人だけで、仕事の旅行中と言うことだそうだ。
お会いしたマリオット・ホテルのロビーバーでは、ハワイアンミュージックの神様ギャビー・パヒヌイの息子の一人、マーチン・パヒヌイがバンドと共にハワイアンのスタンダードを歌っていた。
そんな中でインターネットでのビジネスのお話しなど、色々聞かせていただいた。
ダイアモンドヘッドクラブの10周年には、東京でパーティーをやってはどうかと言うご提案もいただいたが、それまでに常連さんをたくさん増やさなければならない。
まだまだ課題はあると思った。
東京名物の雷おこしをいただいた。
Aloha Cafeのホームページはこちら。
http://www.alpha-net.ne.jp/users2/oahu1
日本で唯一、ライオンコーヒーを飲めるお店なのだそうだ。
貿易風は少し弱まったが気温がそれほど上がらない。
週の半ばにはまた風が強くなる予報が出ている。
4月16日
昼間カピオラニのスーパーカットに行くと、いつも閉まっているドアが開けっぱなしだったので、どうしたのかと思って中に入ると、AC(クーラー)が故障しているらしい。
それ程気温も高くなかったので、気にせず名前を言ってベンチで待つが、他に待ち人はいなかった。
最初に前のお客さんと出てきたのがベトナム人のグウィニィーで、ナンだか疲れた顔してたので聞いてみると、もう4日間ACが壊れていて、扇風機だけで中は暑い!そうだ。
風の気持ち良いハワイでも、風が通らなければやはり暑い。
湿度が低いのが救い。
今日はグウィニィーにこれから始まるゴールデンウィークについて説明してあげて、カットは15分ほどで終了。
日本語の生徒のスージーから電話がかかってきて、日本語の勉強は順調だと言う事だ。
で、「うに」という字が読めたと言って喜んでいた。
マッカリーのゴールドツリーが満開に近づいている。
4月17日
午前中からビーチに行こうと思ったら、イギリスの友達から電話がかかってきた。
彼は最近イギリスに転勤になり、家族と共にウェールズにこれからしばらくはいるらしい。
彼は小中高に予備校まで一緒だった幼馴染で、イギリスに行く前はしばらくドイツにいて、その前はサンディエゴに5年以上いた外国暮らし仲間でもある。
今回の転勤前に一時日本に帰国した際、吉祥寺で小学校の仲間と飲んだそうで、その時の話しを聞かせてもらった。
イギリスとの時差は11時間あり、ハワイからはほぼ地球の裏になる。
雪は無いが、外出はコートが必要と言う向こうはそろそろ夜も遅いので電話を切って、私はアラモアナ・ビーチに行った。
教職員組合のストライキは依然続いていて、平日なのに学生風の人出が多くパーキングを探すのに苦労した。
さて泳ごうかと思ったらジェリーフィッシュ(クラゲ)注意のサイン。
そう言えば7日が満月だった。
丁度上がってきたサーファーに聞いても、ジェリーフィッシュは見なかったと言っていたが、泳いでいる人はほとんど無く、結局ビーチでゴロゴロしてシャワーを浴びて帰ってきた。
夕方テレビでレイカーズのシーズン最終戦を見た。
いよいよ日曜日からプレイオフが始まる。
仕事も忙しくなるが、ビデオ録画のバスケットのゲームを見るのも忙しくなる。
4月18日
ワイキキから見るとタンタラスの右側の谷間がマノア、そしてその右の丘がセントルイス・ハイツである。
今日はこのセントルイス・ハイツの奥にあるワアヒラ・リッジ・トレイルを歩いてきた。
カナダに留学していて、バケーションでハワイに来ていると言う留学生二人と出かけたのだが、見晴らしのよい住宅街を登って行き、いよいよトレイルの入り口と言うところで「CLOSE」の看板。
なんてこった。
と思ったが、よくよく見ると、水道工事の為にすぐ先のレクリエーショナル・エリアがCLOSEの様だ。

トレイルはどうだろうと思ったのだが、看板の付近に工事関係者の姿は見えず、とりあえず支度して中に入って行った。
少し行くと駐車場が見え、確かに水道局とHECO(ハワイの電気会社)の車。
しかし人がいないので気にせずトレイルに入って行くと、昨晩と今朝方降ったシャワーのせいで少しぬかるんでいた。

と、水道工事の現場があり作業員が数名いたので、トレイルには入っても構わないかと聞くと、「オレは見てなかった事にするからいいよ」と通してくれた。
何ヶ所かぬかるんでいる場所もあったが、グアバの原生林が多い繁るトレイルは比較的歩き易かった。
時より下にマノアの住宅街や、反対側のパロロ・バレーも見えた。
そして何より尾根を渡る風がとても気持ちよかった。

このコースはゴールが無く、ずっと行くとマノア側の別のトレイルに繋がっている。
1時間半ほど歩いたところで少し開けた場所があり、ダイアモンドヘッドの裏側からワイキキ、マノアまでの住宅街、アラモアナ、更に奥のホノルルエアポートの滑走路までが見渡せた。
ここが一応頂上だったが、もう少し先まで歩いてみた。
しかしそれほど景色にも変化は無く、道も細くなって獣道のようになった頃、かなりぬかるんだ斜面にぶつかり降参。
引き返して見晴らしの良いところでスパムむすびを食べた。
約3時間半の道のりは、先日のクリオウオウと変わらないが、ここはちょっとツアーにするには面白味が無いようだ。
山を降りて、汗を掻いたのでアラモアナビーチに行って一泳ぎ。
平日のアラモアナビーチにしては人が多いが、ワイキキの10分の1ほどだった。
今日はクラゲのサインも無く、やはりまだ少し混んではいたが、パーキングもすぐに見つかった。
例によって正面の岩まで泳いでちょっと休憩していると、すぐそこに亀が出てきて驚いた。
カナダからの2人はハワイに3週間もいるのにまともなサンセットを見た事が無いと言うので、トレッキングに付き合ってもらったお礼にヨコハマ・ベイまで走った。
少し早めに到着したので私はビーチでゴロゴロしていたが、ほとんど人のいないビーチでカニと遊んだりして、最後は素晴らしい夕陽が見られたので、きっと満足していただけた事だろう。

広いビーチでサンセットの時間までいたのは10名ほどで、サーファーが4〜5人波と戯れていた。
二人は帰りの夜景にも感激していた。
4月19日
フラダンスの世界一を決めるコンテスト、メリー・モナーク・フェスティバルが始まった。
今日から3日間に渡りハワイ島のヒロで開催されるのだが、今日がミス・アロハ・フラと言って女性のソロ、明日とあさっては男女団体戦である。
地元の人間でもチケットを取るのが難しく、私はいつもハワイ中に生放送されるテレビを見ている。
フラダンスをしている人なら是非見たい大会だが、ヒロのホテルは一年以上前からブッキングが入っていて、日本からのツアーもあるようだが、とても高級な物らしい。
そこで今年からはなんと、インターネットでも放送されるようになった。
アドレスは
http://www.thehawaiichannel.com/
KINEの放送の様に若干ディレイがあるが、これもバッファリングの為。
しかも映像まで見れるのでハワイ時間の6時PM(日本時間1時PM)から12時頃まではチェックして見てください。
4月20日
昨晩のメリーモナーク・フェスティバルで2001年度のミス・アロハ・フラに選ばれたのは、日系とハワイアン系のミックスのナターシャ・オダだった。
彼女は自分が選ばれるとは思わずに、帰りの支度をしていてステージに呼ばれた。
彼女の踊り、特にカヒコはフラダンスを超えたような舞だった。
今日ハワイアンの友達に昨日のメリーモナークの感想を聞いてみると、あんなフラダンス初めて見たと興奮して、彼女のフラを絶賛していた。
実際カヒコが終わった時には凄いスタンディング・オベーションで、中には涙を流している人もいたそうだ。
5歳からフラダンスを始めたと言う彼女は、けろっとして「楽しかった!」と言っていた。
さて今日はスカイダイビングツアーに出た。
ワイキキは快晴だったのだが、H-2フリーウェイに入りシャワーが降り出し、ワヒアワでも残っていたのでちょっと嫌な予感がしたが、現地モクレイアに着くとちょうどスカイダイバー達がランディングするところだった。
多少雲はあるが、ジャンプの出来るホールはあるという事で心配はしなかった。
一人を除いてスカイダイブは初めてと言うお客さんばかりだったので、緊張感が伝わってきた。
勿論これをほぐすのが私の役目。
40分ほどは待ち時間があったが無事全員飛び降り、ちょうどお昼にハレイワに行った。
ハレイワ・アリイ・ビーチをチェックするが、スキューバダイバーがいる静かな海で、サーフィンシーズンが終わった事を告げていた。
あちこちで満開のゴールドツリーがとても美しかった。

4月21日
日本語を教えに行った。
生徒のスージーは、ノートにびっしりと練習したひらがなと、自習した漢字を見せてくれた。
ひらがなの線に対するセンスが出てきたようだ。
漢字は数字や大中小右左なんて言う、やはり小学一年レベルだが、「女王」と言うのがあったのには?だった。
授業と言っても、飲みながら・食べながらの世界で、ほとんど料理はしない彼女が出してくれたのは、パンとチーズとダイエーで買って来た冷凍のうなぎだった。
実は今週彼女の誕生日があったので、プレゼントにケアモクの日系書店「文々堂」で小学一年生のひらがなの練習帖を買って来た。
表紙のアンパンマンをまず説明。
バイキンマンはとりあえず「Bad Guy」。
で、どれくらい読めるようになったのかと思ってテストしてみるが、50文字中10文字がいい所。
まだまだこれからだが、仕事中にも勉強道具を持って行っているそうで、かなり熱心。
夜ゲイバーに行かないかと誘われたが、私はゲイではない。
でもバーの話しを聞いてみると、なかなか面白そう。
ストレートもたくさんいると言うので、今度連れて行ってねという事で私は帰ってメリーモナーク・フェスティバルの最終日をテレビで見た。
4月22日
乗馬のツアーは3組6名のお客さん。
2組は新婚さんだった。
今日は先にハナウマ湾だったので、お客さんをココマリーナでリムジンタクシーに引き継いで、ワイマナロのコレア牧場に行く。
すぐに出て来たのは子犬のレア。
身体は大きいがやっぱりまだ子供であまり落ち着きが無い。
レアがいなくなって、私がランチの準備をしていると猫のマカが現れて、足元に尻尾をこすってきた。
するとレアがどこかから戻ってきた。
以前はレアの姿を見ると一目散に逃げ出していたマカが、私の足の後ろで様子を伺う。
レアもマカを気にしているが、もう追い掛けたりはしないようだ。
最近生まれたニワトリの子供達(前回見た時はひよこと言う感じだったが、今はそんなにかわいくない)は親鳥に守られてはいるが、子犬がいたり、子猫がいたり、豚がいたり、勿論馬もいたりで、時々動物たちのケンカは見られるのだが、自然に平和が訪れるのは凄いと思う。
動物たちも目の前に広がるエメラルドブルーの海を見ていると、穏やかになっていくのだろうか?
4月23日
私の住むマキキの近所には2つの洗車場がある。
一つはキングストリートとケアモクの角にある日系のYajima Gas Staionで、ここは日系と言うよりほとんど日本に近い。
全てやってくれるので、中には待合のラウンジがあり、コーヒーなどが用意してある。
日本の週刊誌も置いてある。
今日はもう一つの、ベルタニアとケアモクの角にあるDon's Makikiに行った。
ここもGas Stationだが、洗車のコーナーがあり、車に乗ったまま洗車機械の中を通って行き、横のバキュームで中は自分で掃除すると言うタイプの物。
勿論こちらの方がちょっと安い。
先にガソリンを入れている時に洗車コーナーに長い列ができているのが見えたが、後は帰りにスーパーに寄って野菜を買うだけだったので、洗車を待つ列に並ぶ。
風のあまり通らない場所だったので、日向で時々のろのろと進むだけの列の中で、車の中は結構暑くなった。
カラニアナオレ・ハイウェイのレインボーシャワーがそろそろ咲き始めてきた。
オアフ島に夏がやって来た様だ。
4月24日
今日は海外旅行が初めてと言う若いご夫婦とスカイダイビングツアーに出た。
こちらのサイトを見つけたことから、ダイアモンドヘッドクラブをご利用してくださった。
2月頭からメールを頂いていて、色々計画を練っていたのでお会いするのが楽しみだった。
ワイキキからノースショアまで天気は最高だった。
初めてのスカイダイブに少し緊張気味のお二人だったが、陽気なインストラクター達が雰囲気を和ませてくれる。
講習ビデオを見終わる頃には兆度順番が近づいて、すぐにギア・アップして飛行機に乗りこんだ。
15分ほどで、最高の笑顔と達成感で喜びに満ちた二人が戻ってきた。
すぐにビデオの編集が始まるが、予想通り今日の空では最高のビデオが出来た。
日本からスカイダイビングを習いに来て、スクールを卒業したばかりのスカイダイバーが一人合流して、ハレイワに向かう。
最初に寄ったハレイワ・アリイ・ビーチは、又少し波が上がって2〜3フィートあった。
サーファーのご主人は明日ワイキキで波乗りに挑戦するそうだ。
お二人がハレイワ・タウンの散策とお食事の自由時間の間、私もL&Lドライブインでスカイダイバーとランチ。
今日はテリ・サイミンを食べた。
その後ノースショア・マーケット・プレイスのいつもの日影で読書。
お客さんが戻ってきて、今度はドールプランテーション。
結構賑わっているようだったが、ハワイアン・キルトのコーナーのナオミちゃんが言うには、この所ずっと暇なのだそうだ。
さて、夜は同じご夫婦と女性二人のグループとでナイトドライブツアー。
昼間に晴れ男パワーを使い果たしてしまったのか、ちょっと小雨模様。
パールシティの公園は相変わらず貸し切り状態だったが、霧雨が降り続いていた。
ハワイの雨は美容に良いと言う事で、皆気にせず芝生の上に引いたラグの上で楽にしてもらったが、星の方は雲の切れ間から僅かに北斗七星が見えただけだった。
ちょっと早めに切り上げて、帰りにカイムキ側のダイアモンドヘッドの麓からワイキキの夜景も見ていただいた。
初海外のご夫婦は、明日以降もフリーマーケットに行ったりスキューバダイビングやディナークルーズなど楽しまれるご予定だが、日本とは違う文化を、そしてハワイをたくさん感じて帰っていただきたいと思う。
4月25日
WAI WAI HAWAIIの鍋会に行くと、昨日のナイトドライブツアーのお客さんと、明日のナイトドライブのお客さんがご一緒だった。
昨日のお客さんは元々この鍋会で知り合った方達だったのだが、明日のお客さんは全く別の、KTファンサイトからのお客さんだったので、まさか鍋会でいきなりお会いするとは思っていなかった。
やはりハワイリピーターで、基本的にはハワイが好きな方なので、この鍋会にも参加されていたようだ。
今日も20名程が集まって鍋を囲んだ。
将来的にハワイに移住を考えている方や、仕事でハワイにこれから数年は住む予定の方などもいて、まだまだハワイ8年足らずの私も少しはお役に立てればイイなと思った。
4月26日
夕方シャワーがあったが夜は雲も減り、風もとても気持ちの良い中ナイトドライブツアー。
KTのファンサイトのBBSに私が書き込みをしたのを見て、ダイアモンドヘッドクラブを知ったと言う今日のお客さんお二人は、共にかなりのベテラン・ハワイリピーターだった。
昨日はWAI WAI HAWAIIの鍋会でバッタリお会いしてしまってお互いにビックリしたのだが、鍋会は人数も多くて、私は別に日本から来ている方とお会いする事になっていたりもしたので、あまりお話しをする時間が無かった。
今日は改めて色々お話しをしたが、そうとは知らずになんと私の叔父とも面識があるそうで、日本でも会った事があるそうだ。
叔父はKTのハワイツアーなどの仕事をしていた事があるので、KTファンには叔父はちょっと有名なのだが、私が前に働いていたカイマナビーチ・ホテルのカイマナ・ギャラリーにも何度もいらした事があると言うので、もしかしたら随分前に私もお会いした事があるかもしれない。
さてかなりハワイには何度もいらしているお二人だったが、H-1フリーウェイでカメハメハ・ハイツの住宅街のオレンジ色の街灯が見えてきた頃から、既にワイキキ周辺とは違う事に気付かれてすっかり嬉しそうだった。
レッド・ヒルを越えてパール・ハーバーの夜景が見えると、とても感激されていた。
そしてパール・リッジの公園では、公民館は何かのミーティングをしていたが、芝生側は全く他に人はおらず、ラグの上に転がっていただくと、オレンジ色に染まる西側の夜景を見てグアバジュースを飲みながらうっとりしていた。
実はお土産を頂いてしまった。
銀座・銀のぶどうの「胡麻だれプリン」というのだが、いやこれが実に美味しかった。
4月27日
昼間時間が出来たので洗濯をした。
私の住むアパートにはコインランドリーがあるのだが、平日と言う事もあって他には誰もいなかった。
洗剤が切れていたのでタイムス・マーケットまで散歩がてら歩いて行き、ついでにクォーターを作る。
タイムスも混んではいなかったが、エクスプレス・レーンに並ぶと顔馴染みの店員が隣のレジを開けてくれて、こちらへどうぞ。
彼女のスマイルとアロハ・スピリットに、こちらも気分がとても良くなった。
夕方からシャワーが降った。
4月28日
朝ワイキキのホテルにお客さんを迎えに行くと、出発時間になっても現れない。
部屋に電話を入れてみるが返事は無い。
朝ご飯を食べに出られているのだろうと思ってもう少し待つが、やはり現れない。
寝坊と言う事も無いと思うが、電話でも起きない方もいるので、部屋まで上がってドアをノックするが反応は無し。
一体どうしてしまったのだろう?
顔見知りのツアー関係のドライバーが何人も声を掛けてきたが、皆「すっぽかされたんじゃないの?」と、酷い事を言う。
初めてのお客さんだったが、日本から何度もメールのやり取りをしていたので、そう言う事は無いはずだ。
むしろ急病で動けないとか、最悪の事態まで予想してしまった。
ホテルのロビーではベルデスクの連中も気にしてくれたが、ツアーのお迎えの為にセキュリティーは出せないと言う。
結局一時間ちょっと待ったのだが、部屋には何度かメッセージを残して諦めた。
もうこれは連絡を待つしかない。
電話があったのは夕方だった。
なんと曜日を間違えて、今日は金曜だと勘違いしていたらしい。
しかも私が「今日が土曜ですよ」と言って初めて気が付いたのだそうだ。
人間誰でも間違えはあるし、特にハワイに来てちょっとボ〜ッとなっていると、こうした事も起き易いかもしれない。
お客さんもとても恐縮されていたし、別の日に又違うツアーも入っているので、とりあえずは無事で良かった。
さて夜は違うお客さんとマイランにベトナム料理を食べに行った。
予約は簡単だったのでそれほど混んでいないのかなと思ったが、やはりゴールデンウィーク。
店内は満席で、ほとんどが日本人だった。
オーナーシェフのサムさんは、ちょっと疲れ気味の顔で走りまわっていた。
9回以上はハワイに来ていると言うお客さん達も、マイランの名前は知っていたが食べたのは初めてで、とても感激されていた。
4月29日
共にハワイは3度目で、これから奥を少しずつ見てみたいと言うお客さんを連れてサークルアイランドツアーに出た。
朝は虹が出ていたのだが、昨日までと変わってちょっと曇り気味だった。
カハルウ辺りでは少し強い雨にも会い、雲は結局切れなかった。
ウィンドワード・サイドは風もとてもきつかった。
しかしオロマナのアフリカンチューリップ、ハレイワのゴールドツリー、ワヒアワのジャカランタなど、雨に濡れた花はどこもとても綺麗だった。
ツアー中に車内でかけている、私のオリジナルミックスのハワイアンミュージックのテープにお客さんはとても興味を持たれ、気に入った曲のCDを買って帰りたいと言う事でアーティストの名前などを熱心にメモされていた。
ロビやナレオはやはりとても聞き易い様だ。
4月30日
おととい曜日を間違えて、ツアーに参加できなかったお客さんとノースショアツアー。
今日ホテルのロビーでお会いすると、間違えの件では大変恐縮されていたが、もう済んでしまった事で私はあまり気にしてはいない。
海外旅行が慣れていない方かと思ったのだが、ハワイもアメリカ本土も何度も訪れている方で、実はホノルル到着時に時計を直した時に曜日が狂ってしまったらしい。
何かアクシデントがあるのが「旅行」で、これをどう乗り越えるかは人生と一緒。
とても良い感じのご夫婦だった。
今日はカイルアのビーチピクニックツアーをご予約されていたのだが、本当は先日の予定だったノースショアの方が特に行きたかったらしい。
今日はこのお二人だけだったので、それを聞いて、ココマリーナまで来ていたのだが方向転換してノースに向かった。
小回りの効くDHC。
ハレイワでは2フィートくらいは出ていたと思うが、昨日と違ってビーチにも全く人がおらず、教職員組合のストも終わりやっと学校が始まったと言うことを実感した。
風は少し弱まったが、高い雲が残り、気温は上がらなかった。
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